『ドグラ・マグラ』夢野久作
「ドグラ・マグラ」は、昭和10年1月、一五〇〇枚の書き下ろし作品として松柏館書店から自費出版された。
〈日本一幻魔怪奇の本格探偵小説〉〈日本探偵小説界の最高峰〉〈幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極〉と歌った宣伝文句は、読書界の大きな話題を読んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が相半ばし、今日にいたるも変わらない
〈これを書くために生きてきた〉と著者みずから語り、十余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、狂人の書いた推理小説という、異常な状況設定の中に、著者の思想、知識を集大成する。
これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。(角川文庫版背表紙紹介文) >>659
>>652が思いついた真相とやらを書いたら
嘲笑の的になるからねぇ 5年ほど前、Yahoo!知恵袋の回答を上手くまとめて整理した"Yahoo!知恵ノート"
と言うサービスがあったけど、今は廃止になってしまった。
そのなかに回答を再現ドラマの動画を作って説明しているものがあった。
質問「息子が『ドグラ・マグラ』という本を持ってます」に、この動画付きの
回答があったが、今は視ることができない。
https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/624/2624289/ 主な登場人物
○呉一郎
○呉モヨ子
○若林鏡太郎
●呉千世子
●呉八代子
●呉源吉(八代子夫)
●正木敬之
●斎藤寿八
●は死亡者です、何かありそうだとは思いませんか
いや、きっと何かあるはずです 時系列に並べるとこうなります
呉源吉-呉千世子-斎藤寿八-正木敬之-呉八代子
分かりますか、この事件の「最初の犠牲者」が呉源吉である可能性が極めて高いという事が
仮に呉源吉が殺害されたとして、誰が何の為にやったのでしょう、推理してみてください 1988年の映画「ドグラ・マグラ」は良くできていた。2時間ないぐらいでちゃんと作ってた。
>>653
あれ、ダメじゃん。昔ツタヤで借りて観たけどなんか怒りが湧いたわ。 >>668
へーと思って調べてみたら1988年のやつDVDとBlu-rayが販売されてたから買ってみたよ
届くの楽しみ >>641
「斬られたさに」読んでみた。なんと初読。30年以上前から三一の全集持ってたのにまだ読んでなかった。
年がばれるな。昔、教養文庫5冊や角川文庫9冊(米倉さんのカバー絵が素晴らしかった)で代表作ほぼ読んだ気になってたから。
珍しい時代小説だけど「ドグラマグラ」とは構造とかもあまり似てないような。でも読めて良かった。読んでなかっただけだけど。
>>669
レスサンクス!何年ぶりかでミステリ板にきてみたんだわ。桂枝雀の怪演を愉しんで呉。チャカポコチャカポコ・・・ やったああああああ!ありがとうございます!!!!!!!! 「斬られたさに」と「ドグラマグラ」は同じ手法で書かれているんですが、それが分かる人は「ドグラマグラ」の解明も出来ます
もっとも、「ドグラマグラ」は長編かつ極めて複雑、難易度的には4~5倍は高いです
また、この両作品はプロット(骨子)もよく似ています、気づきましたでしょうか
「斬られたさに」では最後に石月平馬という侍が切腹します、「ドグラマグラ」では最後に正木敬之が自死
します、こういう所が同じなんですね
石月平馬と正木敬之の「死の理由」には共通点がありますが、これは謎を解いた人にしか分からない ドグラマグラは没入できさえすればわかりやすい小説だろ。長いから読むのに時間がかかるだけで 読者の目は、呉一郎事件に釘付けにされています、他の事は見えなくなっているわけですが、よく考えてみてください」
呉一郎事件は一つの結果であって、原因では有りません
この事件の原因の全ては過去にあります、過去に何があったのか、これを解明しない限り事件の真相は分かりません
登場する人物は、この六人
呉千世子 呉八代子 呉源吉(八代子夫) 正木敬之 若林鏡太郎 斎藤寿八
この六人には全員罪があります、彼らによって後の呉一郎事件は引き起こされたのです
中でもj注目すべき人物は、「呉源吉」と「斎藤寿八」
読者が完全にノーマークの二人ですが、彼らはこの事件の中心人物と言っても過言ではありません
呉源吉は何をしたのでしょうか、斎藤寿八は何をしたのでしょうか
まずはこの辺りから推理を始めるのが良いかと思います
呉一郎事件は起こるべきして起こった事件なのです おれはこの小説は本では読まず
Youtubeで朗読しているのを聴いた
ちなみに合計約27時間だった >>677
27時間はかかりすぎだろう。
読むだけなら6〜8時間くらいなのに。 朗読なら27時間ぐらいかかるだろ。読み取る時間の3〜4倍かかるから。
「ブウウウン」「ちゃかぽこ」とか【暗転】とかはそのまま読んでるのかなあ 正木博士の論文と殺人鬼モードが発現する条件だけ確認すればトリックはわかる
「胎児よ 退治、何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか」を突き詰めるだけでもトリックはわかる ドグラマグラとよく似てると感じたのは芥川龍之介の河童、藪の中
どちらも実は合理的な推理小説のハズ この問題作ってさ、埴谷雄高さんのノリに近いものを感じないわけでもない。 これが初めて読んだ夢野久作の小説だったんだけど、これドグラマグラで見たことあるなって流れが他のにも出てきて面白い ちょい前からもうこの表紙じゃなかったっけ?
でも天野の表紙が一番いいだろ
小学生の頃にあの表紙本屋で見ていつのまにかタイトルすり込まれていたわ あの股間丸出し絵って天野か
FF信者なのに気づかんかった REV's blog
2021-02-17
エロゲのテキストサイズ:2009年頃の記事の再掲
タイトル 原稿用紙(枚) テキスト量(KB)
姑獲鳥の夏 860 670
魍魎の匣 1360 1060
狂骨の夢 1160 910
鉄鼠の檻 1630 1270
絡新婦の理 1630 1270
塗仏の宴(支度) 1230 960
同上(始末) 1270 990
陰摩羅鬼の瑕 1500 1170
百鬼夜行-陰 740 580
百器徒然袋-雨 960 750
ルーガルー 1000(?) 800(?) 夢野久作の『ドグラ・マグラ』は、まさに「奇書」の名にふさわしい作品でした。独特な文体と幻想的な世界観に圧倒され、最後まで目が離せませんでした。
物語は、精神病院の7号室で目覚めた記憶喪失の青年から始まります。彼は、自分が「呉一郎」という人物であることを徐々に思い出していくのですが、その過程で次々と奇妙な事件に遭遇していきます。
この作品の魅力は、なんといってもその圧倒的な世界観です。現実と夢が入り混じり、何が本当で何が嘘なのか分からなくなるような感覚に陥ります。また、登場するキャラクターたちも個性豊かで、読者を飽きさせません。
特に印象に残っているのは、精神科医の「坂井博士」です。彼は、天才的な頭脳を持ちながら、どこか狂気に満ちた人物です。彼の言動は、読者に深い思索を与えてくれます。
『ドグラ・マグラ』は、一度読んだら忘れられない作品です。推理小説ファンはもちろん、SFファンやホラーファンにもおすすめしたいです。
ただ、難解な部分も多く、万人向けではないかもしれません。人によっては、途中で挫折してしまうこともあるでしょう。しかし、最後まで読み通した人には、きっと忘れられない読書体験となるはずです。 ドグラ・マグラ / 昭和10年1月15日、松柏館書店
『魍魎の匣』(1995年1月)講談社 鬼滅の刃はドグラ・マグラ 〈1〉 ドグラ・マグラの謎を解く・・・
の巻
梅乃木彬夫
不知火書房(2024/05発売)