>>121
「なよ竹の心地して、さすがに折るべくもあらず」のあと、
「まことに心やましくて、あながちなる御心ばへを、言ふ方なしと思ひて、
泣くさまなどいとあはれなり。心苦しくはあれど、見ざらましかば口惜し
からましと思す。」と続く。

折る、は、花を手折るという言い方があるように女性を犯す暗喩。
竹のようにしなやかだけど強靭でなかなか手折りにくい。
そのあと、泣いている空蝉の姿が映し出される。「見る」はここでは
ヤルです。「あながち」だから無理矢理ですね。
凌辱(レイプ)シーンが省略されているわけです。