>>144の続き

ただ、原文を読むのに比べ、味気なく感じることは否定できない。

いきなり秋山虔らの小学館版で原文と現代語訳と併行して読んでもいいように
思うけど、もちろん、現代語訳のみを読むのに比べて数倍時間がかかってしまう。
ある程度の読書スピードを確保しないと中途で挫折する危険が高くなるので、
まず、現代語訳で通読した方が多分いい。

自分も10代の頃、与謝野訳で「若菜」までは読んでいるし、その後、瀬戸内の女人
源氏物語や田辺聖子の新源氏物語も読んでいる。

林望、橋本治、円地文子などもこのスレですすめられていましたが(これらは
いずれもかなり特色があり単なる原文へのステップにとどまらなさそうなので、機会
があったら見てみたいと思っている)、瀬戸内訳で通読しても全然かまわないと思う。

秋山らの現代語訳でまず通読するのはどうか。自分がそうやって試したわけでないの
だが、いい訳だと思う。でも、どうしても原文や注に目がいってしまい、読書スピード
が鈍ることになり、挫折する危険は瀬戸内訳を読むのに比べて高くなるのではないか。