明石入道が明石を根拠地にして巨万の富を築いたって設定考え付くあたり、
かなり政治的センスのあった人だと思うよ。
明石海峡は西国の物資を畿内に運ぶ時に必ず通る要衝だから、あそこを
押さえれば西日本の物流の首根っこを押さえたようなもの。
瀬戸内は海賊の巣窟だから、それに対抗するための武力も持ってる。

で、須磨に退去していた源氏がそこに迎えられたとなれば、朝廷や右大臣一派は
恐くて仕方なかっただろうな。