>>205
そうだね。だからフォークナー好きな人が羨ましいな。

>>206
やはりその作家が合う合わないというのは各人であるんだね。
カフカは10代の頃にそれこそむさぼるように無我夢中で読んで
なけなしの金で最初の新潮社版全集をすぐさま買ったなあ。

ムージル「特性のない男」も最初はたいしたことないなと思いながら、
読み進むうちにじわじわと入り込んでいけた。
特にウルリヒとアガーテの対話のあたりから。
「失われた時を求めて」のような一応の完成草稿がない未完作だから、
カタルシスのある読後感はなかったけれど。

>>208
短篇作家という点ではヘミングウェイの乾いた文体が好きだなあ。
ある意味ヘミングウェイにも「ハードボイルド性」はあると思うけど、
その言葉とは裏腹に「クールさ」が必要なんじゃないかと思った。