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ウィリアム・フォークナー 4
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0260吾輩は名無しである
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2011/10/31(月) 09:37:55.30
>>259
ベンジーが家燃やしたってとこに引っかかったんじゃないかと思うんだよな
あれ、フォークナーが後になって付け足したみたいだし、ベンジーって火が好きだったじゃん
0261G ◆vDcOqdC/aA
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2011/10/31(月) 10:24:08.89
>>260

>>192>>194>>196>>198は、はじめから一貫して挑発的で揶揄的だった。
多分、あてずっぽうで不正確と言ってみたかっただけだとおもう。
だから、>>190>>193>>195>>197>>199さんが、「ベンジーのとこだろ? 」と水を
向けても、話をそらして、回答を避けた。
「響きと怒り」はおろかフォークナーなど一編たりとも読んでない人の可能性が
6割ってところ。

でも、こんな屑の書き込みからも、反省の機会を与えられることはあるんだよね。
俺も「響きと怒り」丁寧にまた読んでみようと思う。
0262吾輩は名無しである
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2011/10/31(月) 11:48:28.22
>>261
>こんな屑の書き込みからも

そう思うんだったら、わざわざ書かなきゃいいのに。
そういう性格が嫌う人がただいるだけの話。
月曜の朝10時にこんなとこで、書いてるだけで、自分だって
普通じゃないよ。
0263G ◆vDcOqdC/aA
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2011/10/31(月) 13:11:58.15
>>262
別に自分が普通だと思ってない。特別とも思ってないが。
いちゃもんのつけ方が屑だと言っているだけだよ
屑=性根が腐っている、という意味

たまに屑にはっきりと屑と言いたいときがあるんだ
無意味に攻撃してくる屑と違って、ふりかかる火の粉を払うついでにしか
しないけどね
0264吾輩は名無しである
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2011/10/31(月) 15:35:23.09
>>263
間違いを指摘されたのをいちゃもんとかいってるから
嫌われるんだよ
屑だとか直ぐいうあんたは自分が屑だって認めちゃってるね
0267吾輩は名無しである
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2011/10/31(月) 18:23:04.91
>>266
>俺ももういいわw

同意。でも、屑は性根が腐ってるというのは、あなたの立場からだよ。
それぞれ、思い思いの人が自由に集まるメディアで、自分の書いてる
ことは、正当で、それを訳もなくケチをつける輩は屑だというのは
言いすぎだと思う。
なぜなら、

>>263
>別に自分が普通だと思ってない。

というなら、どこまでいってもあなたが正で屑のようなことで
いちゃもんをつける輩があなたから邪といわれる筋合いの事では
ないからね。
0268吾輩は名無しである
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2011/10/31(月) 19:06:20.51
ジェファソンの由来ってトマス・ジェファソンだったよな、どこに書いてたっけ?
0271◆vDcOqdC/aA
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2011/10/31(月) 21:52:21.59
>>267
問題はある種の口調なんだよね。価値相対主義に還元できない単なる悪意。
それを邪悪と表現している。
(間違いと言いながら、どこが間違いかを説明しない、あるいはできないというとこで
それが単なる価値感の相違でなく、理由なき悪意そのものの権化に過ぎないことを明らかにした)

例えば
>こいつはちゃんと読んでねー恥ラだな

>なんだ、英語がわかってないのか


売り言葉に買い言葉なら、ともかく、通り魔のようにいきなり、このような言葉をあびせるのは
やはり、おかしく、邪悪と呼ぶ理由はあると自分は考えている。



0272◆vDcOqdC/aA
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2011/10/31(月) 22:04:03.50
>>268
前スレで松柏社事典を引用してますね
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1284105733/819

>町の名は、合衆国第3代大統領に因んだ名前を持つ郵便配達夫Thomas Jefferson Pettigrew
に由来する。彼から借りた連邦政府の鍵を紛失した代償として、彼のミドルネームを採って「ジェファソン」
という名が町につけられたいきさつは『尼僧への鎮魂歌』(Requiem for a Nun)の「郡役所」(“The Courthouse)
に詳しい

0273吾輩は名無しである
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2011/10/31(月) 22:30:52.53
>>272
今確認した。尼僧への鎮魂歌 第一幕 郡役所(市名由来)ってそのまま書いてたわ。ども
0274吾輩は名無しである
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2011/10/31(月) 22:33:28.10
どうでもいいけどさ、レスの終わりの無意味なスペースやめてくれよな
邪悪とかいってる段階でこいつはダメ
0277◆vDcOqdC/aA
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2011/11/01(火) 02:38:30.67
特に専ブラだとうっかりしてしまうんですよね
できるだけ気をつけてはいるんだけど
0278◆vDcOqdC/aA
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2011/11/01(火) 02:48:46.12
今度はスペースはいらなかったかな
テスト

いろいろ書いた揚句、「でも、どうでもいい」と否定してしまうのはいい。
でも、「どうでもいいけど」と言いながら、なんだかんだいうようなヤツはダメw
0279アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/01(火) 02:54:29.28
まあ反動的でネガティブな書き込みは2ちゃんではよく見るね。

トマス・ジェファソン由来のジェファソンや
ワッシュ(ワッシ)もワシントンに由来させてるとすれば、
単に南部の歴史を物語の舞台に設定する以上の歴史の取り込みみたいなものも
フォークナーは意識していたのかなあ。
0280◆vDcOqdC/aA
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2011/11/01(火) 04:22:02.99
昨年、ワシントンDCで最高裁判所の内部を見学する機会を持ったのだけど、
創設時代の最高裁長官・判事の像がギリシャ・ローマ時代の神々や支配者たち
の大理石像のように並んでいた。
フェイクな感じもあるのだけど、とにかく壮麗で、USAという国は歴史のない
国とも言われているが、ヨーロッパ諸国の歴史の縮図のようにして、建国以来の
歴史を神話時代から作り上げているような感を受けた。
(ダン・ブラウンの「ロスト・シンボル」じゃないが、フリーメイソン的なものもあるのかな)
神や聖書を信じており、進化論を否定しようとする人がヨーロッパ以上に多いのもこの国らしい。

ワシントンやジェファソンというのは、ローマで言えば、ロムルス、カエサルといった
存在に匹敵するのだと思う。
歴史が浅いため、プアホワイトから一代で広大な土地を有する南部貴族に成りあがった
サトペンもうまくすると一躍神話的存在となり得る。
サトペンを英雄視し続けていたワッシは忽然と、南部貴族たちの絶望と悲哀を悟り、自分も
彼らも生まれてこなきゃよかった(イエスがユダに放つ言葉とかぶる)と内的独白する。

自分は「赤い葉」の時点から、フォークナーに歴史意識が薄いと思ったことは実はない。
それは福田恒存>>203が訳したアポカリプス論の著者ロレンスのような英国人のそれとは
随分違うものではあるけど
USAでギリシャ・ローマに連なる歴史感覚を持てと言われれば、USAの歴史はグレート
ブリテン史の一支流に堕しかねない。本当はケルト人ないしピクト人に連なる長い歴史を有し
ながら、グレートブリテンの周縁的一部に甘んじてきたスコットランド人の末裔であるフォー
クナーとしては受け入れがたいのではないか。

来日したフォークナーは、自分も敗戦国の国民であると語ったというが、北部に対する南部という
視点も見落とせない。

0281◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/01(火) 05:22:43.39
ワッシの述懐で妙にひっかかるのは次の箇所

"Women. Hit's a mystry to me. They seem to want em, and yit when they
git em they cry about hit. Hit's a mystry to me. To ara man."

>>223の引用でも登場したgetの視覚方言gitがここでも出てくるからでは決してないw  

フォークナー自身の自らの結婚生活を通しての女性観が反映されている?

子どもを欲しがっておきながら、いざ「手に入れる」と泣く。
絶望この世に生を受けること自体の悲哀?
その後のワッシの自分のような持たざる者もサトペン、ド・スペインら持てる者も
みな生まれてこなきゃよかったという述懐とつながるのか。

hit itの視覚方言
yit yet 〃
em=her,it,him

araは辞書・ネットで検索したが出てこない。
allかourの視覚方言あたりのような気はするのだが。

ちなみに、To ara manの訳
高橋:いや、おればかしか、どんな男にもわかんねえだ
龍口:どんな男にもわかんねえだとも







誰か知っている人がいれば、お願いします。
0282◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/01(火) 05:24:50.98
最後の1行削るはずだったのだが。
道理で改行が長すぎますと出たわけだ。

いずれにしても、araについて誰か英語のわかる人いたらお願いします。
0283吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 05:36:41.77
鈴木もアセンションも原文はわからないから、Gは孤立しちゃうんだと思うよ。
0284◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/01(火) 05:40:31.77
>>281訂正

×絶望この世に生を受けること自体の悲哀?

○絶望しかないこの世に生を受けること自体の悲哀?

仏教の四苦、すなわち生老病死、あるいは、プアホワイト階級の子どもに待ち受け
ている絶望的で悲惨な人生(ワッシの娘は父なし子のミリーを産み、娼婦としてメン
フィスの淫売宿で死んだらしい)を想定した。
0285◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/01(火) 05:49:37.82
>>283
いや、俺だって、実はそんなにわからない
キャディさんが原文のテキストのみで読書会に参加してきたので
当初はやむなく付き合った面がある。
誰かが、原文と新潮文庫訳を架橋しないことにはどうにもならなかったのでw

しかし、訳をみてあれこれ言うより、原文をみると氷解してしまうケースがあまりに
多いことがわかり、その後、すすんで疑問点は原文にあたるようになった。
その意味でもこの読書会には感謝だな
0287吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 18:52:10.35
それは君の頭が悪いからです。何も自演せず、そのまま書けばいいんだし。ソクラテスじゃないんだから。
0288吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 19:05:47.55
G ◆vDcOqdC/aAが言っておきながら
いつまでたっても新訳のレビューをしない
口だけ野郎だったので
書店でアブサロムの新訳立ち読みしてきたけど
表現が簡易でいいね。
でもゆとり向けっぽい内容かもしれないので
とりあえず下巻の発売までは様子見するか。
0289吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 19:17:21.75
Gは英語が特異なようだから、下記の英文を訳してみてくれ
Ain't it just like the night to play tricks when you're tryin' to be so quiet ?
We sit here stranded, though we're all doin our best to deny it
And Louise holds a handfull of rain, tempting you to defy it
Lights flicker from the opposite loft
In this room the heat pipes just cough
The country music station plays soft
But there's nothing really nothing to turn of
Just Louise and her lover so entwined
And these visions of Johanna that conquer my mind.

0290吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 19:19:04.38
>>289続き
In the empty lot where the ladies play blindman's bluff with the key chain
And the all-night girls they whisper of escapades out on the D-train
We can hear the night watcman click his flashlight
Ask himself if it's him or them that's really insane
Louise she's all right she's just near
She's delicate and seems like the mirror
But she just makes it all too concise and too clear
That Johanna's not here
The ghost of electricity howls in the bones of her face
Where these visions of Johanna have now taken my place.

0291吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 19:20:15.24
>>290続き
Now, little boy lost, he takes himself so seriously
He brags of his misery, he likes to live dangerously
And when bringing her name up
He speaks of a farewell kiss to me
He's sure got a lotta gall to be so useless and all
Muttering small talk at the wall while I'm in the hall
Oh, how can I explain ?
It's so hard to get on
And these visions of Johanna they kept me up past the dawn.
0292吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 19:21:53.62
>>291続き
Inside the museums, Infinity goes up on trial
Voices echo this is what salvation must be like after a while
But Mona Lisa musta had the highway blues
You can tell by the way she smiles
See the primitive wallflower freeze
When the jelly-faced women all sneeze
Hear the one with the mustache say, "Jeeze
I can't find my knees"
Oh, jewels and binoculars hang from the head of the mule
But these visions of Johanna, they make it all seem so cruel.
0293吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 19:22:37.89
>>292続き
The peddler now speaks to the countess who's pretending to care for him
Saying, "Name me someone that's not a parasite and I'll go out and say a prayer for him"
But like Louise always says
"Ya can't look at much, can ya man "

As she, herself prepares for him
And Madonna, she still has not showed
We see this empty cage now corrode
Where her cape of the stage once had flowed
The fiddler, he now steps to the road
He writes ev'rything's been returned which was owed
On the back of the fish truck that loads
While my conscience explodes
The harmonicas play the skeleton keys and the rain
And these visions of Johanna are now all that remain.
0296◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/01(火) 20:30:49.12
>>288
レビューする約束したっけか
何度か引用・言及はしたけど、まだ上巻だけだからなあ
0299◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/01(火) 21:48:45.89
>>286
君、頭悪いね

なんか手持ち無沙汰だから、一応、言っとくか
0302アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/01(火) 22:31:23.14
>>297
新手には見えないけれどw

>>301
新実南吉ねw だいたいゴンの正体はわかってたけどw

>>280
へー、ワシントン行ったんだね。いいなぁ。
偉大なる2人の大統領は北部のシンボルで
マイノリティ南部にとっては反対の意味合いを持ちそう。
アメリカ作家共通の歴史意識の希薄性はさておき、
フォークナーはその中にあって歴史意識の高い作家だなあと思うね。
スコットランド人の末裔とは知らなかったなあ。

>>281
araの意味はぜんぜんわからないけれど、
音や文脈からすると「all」かなあと。
0304吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/01(火) 23:57:41.82
youtubeにノーベル文学賞とった時の
フォークナーの映像があがってるけど、
本当に小柄だったんだな
0305キャディ
垢版 |
2011/11/02(水) 00:22:51.85
みなさん、こんばんは。
読書会をお休みしてるので、余計な口出しをする資格はないのですが、
ちょっとあんまりだと思いましたので、書きます。
いろんな人の意見があっていいと思いますが、もうちょっと建設的な楽しい話のほうがよくありませんか?
こういうことを書くと、またGさんの自演とかいう人がいるでしょうが、
いくらなんでもこれではGさんが気の毒です。
また、読書会で原文を用いたことでGさんはじめアセンションさんや鈴木さんに、
ご負担というかお気遣いをさせてしまっていてたのに、
ノウノウトやっていた自分が今更ながら恥ずかしく思われてきます。
それでも嫌なこと言わずに付き合ってくれたみなさん、
特にGさんには本当に感謝してます。
いまちょっと他のものを読み終わってから、またきます。
あと、お詫びのしるしに、
>>281
わたしの理解ではara=anyです。
0307キャディ
垢版 |
2011/11/02(水) 01:05:33.67
>>306
すみませんが、どういう意味でしょうか?
理解が遅いので、もう少し具体的に言っていただけるとありがたいです。
0308◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/02(水) 01:09:13.10
>>305
こんばんは

To ara manのara確かにanyが一番ぴたりと来る。

allだと複数形のmenになるはずし、ourも、to us menと同格で代名詞、名詞を連ねるんなら、
まだわかるんだけどなど悩んでいたのです。
自分の乏しい英語力だとanyは否定の際に使われるという頭があり、出てこなかったのです。
辞書みると、確かに、肯定文で強制を置く形で「だれでも」の意味で使われてますね
ありがとうございます。

自演だなどと言っている人は狂っているので気にするだけ無駄でしょうね

だって、私の電子辞書を駆使しての書き込みをみれば、キャディさんに比べて
英語力がかなり落ちることは一目瞭然ですしね
どうみても全力投球しているようにしか見えないし

私レベルの英語力の持ち主とキャディさんレベルの英語力の持ち主2人を造形して
キャラを使い分けることができたとしたら、まさに超人です
私を買いかぶり過ぎているw

今後とも気が向いたらよろしくです。
0309キャディ
垢版 |
2011/11/02(水) 01:35:05.03
>>308
とにかく素人なものですから、こういう風になるということが判らず、
大変ご不快な思いをさせてしまったこと、申し訳なく思っています。
(恐らくこういう文言は2ちゃんではものすごく恥ずかしいものなのでしょうけど)
正直にいいますと、わたしは全く文学の素養のない人間なのですが、
知り合いのアメリカの人と話をしていたときにフォークナーさんの話になり、
たまたまGさんに導かれる形で読み進めただけです。
ただ、国外にいる折には谷崎などを暇つぶしに読んでいて、
あれこれと自分なりの妄説が浮かんだので、2ちゃんデヴュしたというのが本当のところです。
(Rebeccaの洞察は凄い。細雪で雪子が読んでるのはこれです。不在者の支配)
しかし、もの狂おしいものですね、2ちゃんというのは。
わたしなどは、やはり怖いです。
でも、静かに自分なりのことをやっていけたらとは思っています。
いま、全然違うものを読んでいるので、フォークナーさんについてはサボっているのですが、なんとかSnopes3部作まではいきたいと思っているので、
その折はどうぞよろしくお願いいたします。
0310◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/02(水) 02:11:01.70
>>309
谷崎が、デュ・モーリアのレベッカについて書いているのですね。

私もこのスレで「不在者の支配」が人の形をとって具象化したような存在、ダンヴァース夫人
に2回ほど言及しました。
本スレ>>189  屋敷に火を放ち、サトペン家に炎上する屋敷とともに殉じていくクライティの
          最期との類似
前スレ825 http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1284105733/825
(屋敷の窓越しに浮かぶエミリーのシルエット)

どちらかといえば、屋敷が炎上するラストのある1940年のヒッチコックによる
映画版の方を意識してですが。

谷崎、結構読んでいるのですが実は「細雪」はまだです。
いつになるかわからないけど(2ちゃんで読むと宣言した本がすでに5、6冊になっているw
おまけに最近、SFの翻訳本にハマってきているし)読んでみようと思います。

源氏物語スレでもお見かけしましたね(私は書き込んでいませんが、学生時代、
源氏のゼミ・講義で単位も取っているのです。日本の大学の文学部なんて勉強
しなくても単位もらえてしまうので、恥ずかしながら完読していませんが。
現在は全然違う道にすすんでいるし)
0311吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/02(水) 02:36:25.81
レベッカってヒッチコックの映画のか。レベッカ役の人、綺麗だよね。
0312キャディ
垢版 |
2011/11/02(水) 02:37:11.68
>>310
ohazukashii
実は朝日のものを購読しようと思っています(絵が好きなので)。
わたしは読むのが遅いので、ちょっと違う作者のものにかかると目端が利かなくなり、
書けるようなことが何もなくなってしまうのですが(この辺が文学的な素養のない悲しいところです)、
本当はThe Sound and the FuryやAs I Lay DyingやLight in Augustにつぃて書きたいのですが、
Barn Burningが未読で、たぶん、ちゃんととっちめられるのに、残念です。。。
しかし、世の中にはいろいろな人がいますね。
勉強になります。
余計なことばかり書きました。
これからはもうちょっと勉強します(でも介入するよりはぼーっと本を読んでいたい)。
きょうはほんとうに失礼しました。
ありがと。
おやすみなさい。
0313◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/02(水) 03:34:36.07
>>311
ジョーン・フォンテインという女優、姉も女優で、2人とも父親が
東京帝大教授だった関係で日本で生まれているようです。
http://tinyurl.com/3j9mheb

レベッカ役って書いてるけど、レベッカは登場するはずないな
後妻役の人だな

夫は稀代のシェイクスピア役者ローレンス・オリヴィエなのだけど、
どうもダンヴァース夫人の無表情な顔(鼻筋が妙に通っている)
と立ち姿の不気味さそれに侵入路も含めた屋敷の映像ばかりが印象に残っている。

原作だと、広大な敷地内の小屋に棲んでいる(ワッシを思わせる)ちょっと
おかしな人も印象に残っている。

DVDはワンコインで買えるけど、一応、名シーン集
炎上シーンは出てこないけど
http://tinyurl.com/3t4wbtj
0315吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/02(水) 04:01:08.24
>>313
本当だよ、レベッカのわけがない。
その人ですね。日本生まれか。っていうか、まだ生きてるんかーい。
勉強になりました。
0316アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/02(水) 16:40:52.88
さすがキャディさんだなあ!
あと鈴木と俺については二人とも気兼ねせずにどうぞ。
短い合いの手ぐらいしかここでは入れられないのでw
0318アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/02(水) 17:44:58.15
>>317
ゴン、いい加減その電波書き込みもう飽きたよw 一緒に雑談スレ行こうか。

フォークナーは短篇だけでも70余あるんだね。
0319吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/02(水) 18:45:25.22
謹んでGへ贈ります
ネット上で「義憤」を表明するときに使う4つの手法
ttp://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/10/4-c0d9.html
0321アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/02(水) 19:29:46.83
カツマーかよw 一応暇なときに読んでみるけどさ。
フォークナーにも義憤ってあったのかねえ。
0324吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/02(水) 22:53:59.72
トウモロコシの穂軸って
食べ終わったあと残る芯のこと?
0327キャディ
垢版 |
2011/11/03(木) 01:17:13.54
みなさん、こんばんは。
>>314
Gさん、これの読書会やりましょうか(ニター)。
>>315
ゆうべは乱入して、せっかくのお話の腰を折るようなことをしてすみませんでした。
ごめんなさい。
>>316
普通に読む分にはallと捉えてなんの問題もないでしょう。
ちょっと興奮してたので、前文否定する嫌味な感じになってしまいました。
ごめんなさい。
鈴木さんは最近はどうしてるのでしょうか?
>>317
うーん。
どのことなんだろ。。。
>>319
これってGさんを応援してるの?
よくわかりませんでした。
>>323
そうであったら嬉しいですね。
でも、さらに研究されるとこちらの勉強不足が露呈して困りますね。
>>324
corn-cobならわたしもそう理解してますが。。。
>>326
これって、勝間さんが自分で書いてるものなんですか?
0328◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 05:26:49.45
>>319
すまん、誤解してた。勝間女史の記事は俺が雑談スレ24で書いて
いたことをさらに細かく分析したものだった。
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1317722446/884

>だから、私怨を公憤みたいに言うなって
 みんなのためみたいにさ
 最低の野郎だな

昨日までの攻撃が激しかったので疑心暗鬼に若干なっていたかも
しれない。謝る。

アンチのモチベーションは確かに「義憤」ないし「公憤」なんだよね。でも、
彼(ら)の正義って、独りよがりの正義、多くの場合、ルサンチマンの正義
への置き換えなんだ。
(ルサンチマンって言ってしまうと、相手が俺に嫉妬していると自惚れている
ように取られかねないので、私怨という表現を使ったが、ニーチェのアンチ
キリスト教論を念頭においていることを明示するためにはルサンチマンという
語彙の方がわかりやすい)

勝間女史にはネガティヴなイメージがあるが、俺ももしかして勝間女史に
ルサンチマンをある時期まで抱いていたのではないかと反省させられたよ
(ベストセラーにより入る年収等を想像してね。まえがき等にみられる彼女の米国流
の自己アピールが生理的に好きでないことと相俟って)

実は彼女の本を読んで、レッツノート買ってしまったw




0329◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 06:07:12.51
>>327
急に、さげになったので誰かと思いましたw

>Gさん、これの読書会やりましょうか(ニター)。

  是非やりましょう。最近、アーサー・ウェイリイ訳入手しました。
  これを日本語に戻したのが平凡社ライブラリーから出てるんですよね。
  (今からみれば誤訳だらけとしても、モンゴメリーによるプルーストと
  同時代の訳で、2つの長編がセットで語られるようになったきっかけとして
  興味があります)
  ゼミの教授のおすすめで、粋がって買った湖月抄なんかもあることはあるw

>これってGさんを応援してるの?

  >>328に書いたように再読して応援ととりました。>>319さん、すまん。

>これって、勝間さんが自分で書いてるものなんですか?

  いや、当時ベストセラーを連発していた勝間さんをネタにした漱石夢十夜のパロディです。
  特に第一夜、「断る力」の表紙のきりりと口を結んだ彼女が手を前にかざし、
  左右に振っているポーズが映像として鮮やかに思い浮かび、しばらくは
  読むたびに 爆笑してました(ちょっと獅子舞を連想させることもありますね)。
  http://tinyurl.com/3pjw88x



0330◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 06:08:19.61
>>312
>本当はThe Sound and the FuryやAs I Lay DyingやLight in Augustにつぃて書きたいのですが、
 Barn Burningが未読で、たぶん、ちゃんととっちめられるのに、残念です。。。

読んだ作品について、読書会のテーマに拘らず気楽に書き込んでもらってもおもしろいかと。
 「納屋が燃える」の際は、結構、村上春樹に言及しましたが、「野生の棕櫚」の趣向が
 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に似ているようで気になってます。
 フォークナーの場合、2つの話は最後まで交わらないらしいですね。
 
0331◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 07:24:00.76
>>319
気がついたが、同じ雑談スレ24での870の指摘も勝間女史と全く同じなんだよな。
868はあまりに勝間女史の分析どおりw
このくらいにしとくが
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1317722446/868-870

 868 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2011/10/10(月) 16:36:54.82
 Gは自分の気にいる話しかしない。しかし、自分は自分が興味あることを
 長々書き平気。それを、指摘する人たちのことを

 >trashが湧いてくる

 などと、自分がどうしてそんな風に書かれるかをまるで考えない
 碌でもない人間だ


 870 名前: G ◆vDcOqdC/aA [sage] 投稿日: 2011/10/10(月) 16:44:17.21
 ×人たち
 ○人

 だと思うよ。自分だけの意見を「みんなそう思ってるよ」と言いたがる
 典型的なタイプだな。ボダ等に多い。
 まあ、前から言っているとおり、実際は複数でも同じことだが。
0332◆vDcOqdC/aA
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2011/11/03(木) 07:36:18.72
trashという語彙は、Washの次の箇所を意識して使った。
白人であっても、サトペンの黒人奴隷たちにすら、陰で屑と呼ばれ、嘲笑されるワッシ。
持てる者の所有物である奴隷であってもちゃんと安定した地位・居場所がある方が、
持たざる者・確たる居場所のない者よりましって価値観なんだろうなあ。

The Sutpen slaves themselves heard of his statement. They
laughed. It was not the first time they had laughed at him,
calling him white trash behind his back.
0334◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 08:24:10.85
そろそろ、新潮文庫のラスト「乾燥の九月」に行きますか。
リンチものだな

アブサロムで、クウェンティンがミス・コールドフィールドのオフィスで昔語りを
聞かされるのも9月。篠田一士訳より。

>残酷な不動の九月の太陽に照りつけられてかさかさに乾ききった外壁を
背景として、二度咲きのウィスタリアの花の、甘い、あまりにも甘い香りに
むせかえる薄暗い屍棺の匂いのする木陰があり、そこへときおり雀の群れ
がやってきては懶惰な子供がありふれたしなやかな棒切れを鞭打つような
大きな羽搏きの音をたてて埃を舞いあげていた。
0337◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 09:07:44.70
冒頭

Through the bloody September twilight, aftermath of sixty-two rainless days,
it had gone like a fire in dry grass---the rumor, the story, whatever it was.


新潮文庫収録の短編では、もっとも暴力の匂いがするはじまりだな。
血。火と乾燥のコンビは火事・放火を連想させないでもない。
0338キャディ
垢版 |
2011/11/04(金) 01:07:26.48
みなさん、こんばんは。
>>329
謳い文句によろと日本人がいつか読んでみたい本No.1だそうです。
楽しくやりましょう。
>>330
わたしは190-199の放火魔に関するやりとりをみて少し引っかかるところがあったので、
念のためにarchiveでBarn Burningを読んでみました。
(しかし、フォークナーの短篇って、やはり凄い。ついついDry Septemberまで読んでしまいました!)
以下、それぞれの放火事件の簡単なメモです(不正確な部分については具体的にご指摘いただけたら感謝です)。
クライティ(Absalom, Absalom!):巻末のchronology1909年12月Clytie sets fire to the house.の記載あり。
9章でJim Bondに灯油を用意させていたとシュリーヴが推定している。三人称の叙述中のダイレクト・コーテーション。
炎に包まれた屋敷の窓に現れている姿をローサ以下3人に目撃されているシーンをクエンティンが幻視。これは三人称の叙述。
アブナー・スノープス(Barn Burning):三人称の叙述。のっけから放火事件裁判の被告席に。複数の息子に手伝いをさせている。
しかも口止めまでしている。ワゴンに使う油を準備させde Spainの納屋へ向かう。
ダール・バンドレン(As I Lay Dying):弟=ヴァーダマンは何かを見たが、姉=デューウイ・デルに口止めされる。
だが、ギレスピー=納屋の所有者がダールの仕業だと知り訴えるつもりだということを兄=キャッシュは把握している。
それぞれ一人称の叙述。
ルーカス・バーチ(Light in August):13章シェリフの尋問に答える火事の第一発見者によると、
白人が二階から降りてきて、この証人が二階へ行こうとしたのを阻んだ上、戻ってきたときにはどこか行ってしまっていた。
(ジョー・クリスマスはその時間には現場にいないと思われる)
同章後半ではバイロンがハイタワーにリーナとのやり取りを話している際に、黒人が白人女性を殺したと話したまではよかったが、
ついうっかり、そのあとそいつが家に火をつけた、と言う。証言とバイロンの話は三人称の叙述の中のダイレクト・コーテーション。
ベンジー・コンプソン(The Sound and the Fury):1928年4月7日の章で、火のあったところに手を伸ばしてデルシーに抑えられる。
一人称の叙述。
0339キャディ
垢版 |
2011/11/04(金) 01:23:43.55
>>330
The Wild Palms(新しい版ではIf I ForgetThee, Jerusalemというのだそうですが)は、
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」と同じように、違う話が交互に来ますが、
後者が2つの話が内と外のような関係にあるとは違い、別の方向にそれぞれ進んでいく、といった感じです。
自由への逃走(逃走)と自由からの逃走みたいな。
Old Manでの河の描写が結構よかったです。
0341◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/04(金) 03:32:50.89
>>338
こんばんは

>日本人がいつか読んでみたい本No.1だそうです。

多分、その「いつか」が永遠に来ない本のNo.1でもあるw
朝日の企画は週刊誌形式のようで、ペースとしてはうってつけかと。
高3の頃、国語の教師に、与謝野源氏を週1帖ずつ読まされました。
「若菜」の上か下あたりで、本格受験期になり終わってしまったのが今から思えば残念。

>それぞれの放火事件の簡単なメモです

すばらしい!

昨日、新幹線で福島(一種、被災地だなあ)に行く用事があり、でがけにずっと見つからな
かった高橋正雄訳のアブサロムが出てきました。
その代わりに今、新潮短編集、フォークナー事典が一時的に行方不明です。
岩波文庫のアブサロム上も相変わらず、消えたまま。
0342◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/04(金) 03:46:44.11
高橋訳アブサロムの解説より
>そもそも南部は、奴隷制度の上に、大農場を中心とする封建的社会を確立し、
18世紀以降、独自の貴族的文化の花を咲かせたといわれる。だがその実、南部
に咲いた文化の花は、イギリス、フランスといった先進国の文化を皮相的に模倣
したもので、表面的にはいたずらに華美や繊細を追い求める一方、内面的には
騎士道とかノブレス・オブリージ(貴族的義務感)といったきわめて保守的な精神に
しばられたものだった。しかも、頑迷で保守的な南部人は、南北戦争によって古い
社会秩序が根底からひっくり返されたあとも、近代人として生まれかわることをいさ
ぎよしとせず、ただ過去の栄華を愛惜し、古い精神伝統に執着しようとした。

「赤い葉」「エミリーに薔薇を」等の読書会でしきりに自分が書いていたことが、コンパ
クトに書かれている。
この箇所、付箋が貼られていたので昨年読んでいることは間違いないのだけど、こん
な記述があることはすっかり忘れていた。
記憶の作用、理解の過程ってのは不思議なものだ。
0344◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/04(金) 05:32:16.14
>>338
>ついついDry Septemberまで読んでしまいました!

もしよかったら、何か書いてもらえるとありがたいです
0346キャディ
垢版 |
2011/11/04(金) 23:29:21.98
みなさん、こんばんは。
>>304
なんか意外。勝手に大きい人だと思ってた。
>>344
お言葉に甘えて思いついたことを。
間をおかずに納屋と九月を読んだせいか、ditch(溝)がどちらもいい感じで人間を隠してくれてるのが面白かったです。
ditchについては夕日のときにGさんが詳しく確認してましたね。
響きでもそうですが、ditchはフォークナーさんの重要アイテムのようですね。
九月については製氷工場がいい仕掛けだなーと思いました。
毎度のことながら、月もいい動きしてるし、楽しく読めました。
0347吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/04(金) 23:50:07.33
『野生の棕櫚』は読んでから16年経つが、鮮烈な印象は今なお薄れない。
今、翻訳は手に入るのだろうか?
0348キャディ
垢版 |
2011/11/05(土) 00:32:09.93
>>347
野生の棕櫚、いいですよねー。
翻訳は全集で読めるのではないでしょうか?
0349キャディ
垢版 |
2011/11/05(土) 01:00:59.95
野生の棕櫚といえば、ゴダールの勝手にしやがれ。
ジーン・セバーグ、よかったなー。
きょうは風邪気味なので、そろそれねまーす。
0350◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 03:31:25.98
>>346
「赤い夕陽」では、ditch(溝)が、白人と黒人の世界の境を示す非常に象徴的な使われ方をしてましたね。

「納屋は燃える」
サーティ少年も父の共犯者としてド・スペインに捕まりそうになり、屋敷から道路に飛び出す。
権力の担い手たる男の象徴としての疾駆する馬(the galloping mare)。
道路脇の雑草weedの生い茂った溝に飛び込んで身を隠し、それをやり過ごす。
waiting until the ultimate instant to hurl himself aside and into
the weed-choked roadside ditch as the horse thundered past and on,

ド・スペインの馬は雷鳴のように駆け去り、そのまま、炎上する納屋に向かう。
放火魔である少年の父アブはおそらく射殺される。2発の銃声。
and he springing up and into the road again, running again, knowing it was too
late yet still running even after he heard the shot and, an instant later, two shots,

「乾燥の九月」
当初より、レイプは老嬢ミニーの妄想であり、ウィル・メイズはシロに決まっている
と考えている理髪師のホークショー(ヘンリー)だったが、マクレンドンらに拉致され、
手錠をかけられたウィルが抵抗し自分も殴られるとつい殴り返してしまう。
しかし、やはりリンチには加わりたくなく、郊外に向かう車から飛び降り、
砂埃を被った雑草weedsの中を転がり、溝に落ち込む。
The impetus hurled him crashing through dust-sheathed weeds, into the ditch.

彼は溝に横になり息を潜ませ、後続の車もやり過ごし、びっこをひいて町に戻る。
he lay choking and retching until the second car passed and died away.Then
he rose and limped on until he reached the highroad and turned toward town,

彼が町にびっこをひいて戻る途中、すでにウィル・メイズを殺害したマクレンドンらが
引き返してくる。床屋は、再び、雑草の中に隠れ、彼らの車をやり過ごす。
リンチに加担しなければ、白人である床屋も巻き添えを喰いかねない風潮があったのだろう。

いずれの作品も少年や床屋の抵抗むなしくカタストロフは起きてしまう。
0351◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 04:34:29.03
>>346
>九月については製氷工場がいい仕掛けだなーと思いました

メイズが夜警をしている製氷工場ですね。
The dark bulk of the ice plant, where the Negro Mayes was night watchman,
rose against the sky.

0352◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 04:56:16.46
第3章
Below the cast the wan hemorrhage of the moon increased. It heaved above the
ridge, silvering the air, the dust, so that they seemed to breathe, live, in
a bowl of molten lead.

wan 青ざめた、血の気のない
hemorrhage (不意の)大出血

新潮訳だとこうなっている。
>青白い血のほとばしりのような月の光が東の空にひろがった。月が山の上に出て、
砂ぼこりの立ち込めた空中を銀色に照らしだした。そのため、彼らの姿は、溶けた
鉛の鉢のなかで息吹きながら生きている人間のようだった。


青い血なんて、イカかデビルマンかエヴァンゲリオンの使徒だ。
大出血の結果青ざめたような、ととった方がよいような気がするのだけど。
でも、全集でも「月の蒼白い血のような光」なんだよなあ。
0353◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 05:23:38.75
床屋の店先にある、あのくるくる回る看板、サインポールというらしいけど、
赤は動脈、青は静脈を表すという説がある。理由は昔、床屋が外科医を兼ねて
いたから(異説もあるらしい)
ただ、静脈が青く見えるのはあくまで皮膚を通してであって、実際に採血すれば
出てくるのは赤い血。

床屋は江戸時代の日本と同じく社交の場として使われている。
テレビ・新聞などのメディアの乏しかった時代、情報交換の場でもあった。
この作品にあるように、遠くの地から来たよそ者も髭をあたりにやってくる。
仕事を終えての夕方、それも安息日である日曜日の前、土曜日が賑わうのだろう。
ただ、男ばかりなので、情報のウラを取ることもなく、黒人差別もあり、リンチへ
と駆り立てられていく。
マクレンドンの場合、最終章をみると、家庭等に不満があるようで、ストレス解消の
はけ口として、ミニーのためを口実にリンチを率先して行ったのではないか。
週末に酒を飲んでクダを巻くのと同レベルで、憂さ晴らしのため、いとも簡単に人命
が奪われていく。
0355◆vDcOqdC/aA
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2011/11/05(土) 11:47:04.83
>>346
製氷工場のほか、仕掛け・小道具として気になるのは、
おそらく、そこでウィル・メイズがリンチにより殺されたであろう
今はうち捨てられた煉瓦工場an abandoned brick kiln
(そういえば、フロベールのサランボーで、なぶり殺しの刑ってのが
でてくるけど、これはいやだなー)

ミニーが、失われた若さ、過去にちやほやされた栄光に虚しくすがる
悲しい性(さが)を象徴する小道具のいくつか

交際相手の銀行員の運転する赤い小型のオープン車 自動車はまだ当時
珍しかった(作品の舞台のさらに12年前。作品は1931年発表だから
現代ものと仮定して、第1次大戦終了後、まもなくか)。

清涼飲料水店the soda fountain  
彼女はそこでウィスキー・酒に逃避するわけですが、男たちはもはや彼女
の方をちらみすらしない。
彼女は若い男女が出入りする場所が好きだ。感情移入し、昔の甘美な栄光に
逃避しているのかもしれない。
0356◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 11:55:28.52
映画館the picture show 

It was like a miniature fairyland with its lighted lobby and colored
lithographs of life caught in its terrible and beautiful mutations.
>そこでは、ロビーに明るく灯りがともり、おそろしくも美しい人生の浮き沈み
のありさまをえがいた色つきの石版画がつらねてあって、小さなおとぎの国のよう
だった。

彼女と近所の女たちを含めた4人はここに行きつけているようだ。
いつもの席に座るとある(they took their accustomed places)。

ヒロインに感情移入し、現実逃避する手段として映画を見ているのだろう。
それどころか、一種の回春のためだろうか、週末に訪れる若いカップル達を
眺めやすい席に陣取っているのだ。
0357キャディ
垢版 |
2011/11/07(月) 00:18:46.36
みなさん、こんばんは。
>>352
ここ面白いですよね。東の空(Below the east)ってところが。
わたしはエヴェンゲリオンって知らないのですが、聖書がらみでいうとEast of Eden連想しました。
>>353
床屋さんでのやり取り、上手いですよね。
>>355
エミリーでもそうでしたが、町の人たちの目って女に厳しいですね。
あと、>>334、この部分、高橋訳ではどんな感じなんでしょうか?特にsavage。
篠田先生、wistariaを藤とかにしないのは見識だと思いました。
0358◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/07(月) 01:42:38.71
>>357
こんばんは
連投規制が専用ブラウザにまで及んできて、中途半端な書き込みになっていました。

とりあえず、アブサロムの高橋訳の該当部分紹介しておきます。藤になってますね。
今回,手元の原書が見つからないのですが、どうやら「残酷な」はsavageでエリオットの
「荒地」のcruelではないようですね(フォークナーはエリオット好きだったみたいですが)。

>残酷な静かな九月の太陽によって外側の壁に浸み込まされて、
なん度となく蒸留されでもしたような、二度咲きの藤に甘すぎる
甘い匂いの立ち込めた、薄暗い柩の匂いのする木陰があり、そこへ
時おりすずめが、まるでぶらぶらしている男の子が平たいたいした
しなやかな棒切れでも振り回しているように、うるさく羽ばたきながら
雲みたいにもつれてやってくる。

あと、>>352の引用、そのままアーカイブからひっぱってきたのですが、
やはりBelow the castのcastはeastの誤植なんでしょうね。

0359G ◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/07(月) 07:02:50.11
映画館(続き)

近所の女性たちと4人連れで映画館に行ったミニーだが。

彼女の神経はかなりいかれていて、上映中、突然、けたたましく笑い始める。
一緒にきていた女たちは彼女を連れ帰り、氷嚢で頭を冷やしてやる。
氷が溶けるまでの間だけ、しばし笑いの発作は収まる。
この氷嚢につめられる氷は、リンチにより殺された黒人ウィル・メイズが夜警を
していた製氷工場でつくられたものなのだろう。
当時は、まだ冷蔵庫は普及しておらず、氷は氷屋から買っていたと思われる。

セブンイレブンって、1927年にアメリカ南部の氷小売店が、顧客サービスのため
17時間営業をはじめ、やがて、パンや牛乳を置くようになったのがはじまりらしい。
http://tinyurl.com/2zqdt9
氷がいつでも手にはいる至便さは大きかったのだろう。

上映中の映画館から帰ってきたのだから、結構、遅い時間だったはず。
セブンイレブンの前身のような店がここジェファソンにもすでに存在していた?
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