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ウィリアム・フォークナー 4
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0315吾輩は名無しである
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2011/11/02(水) 04:01:08.24
>>313
本当だよ、レベッカのわけがない。
その人ですね。日本生まれか。っていうか、まだ生きてるんかーい。
勉強になりました。
0316アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/02(水) 16:40:52.88
さすがキャディさんだなあ!
あと鈴木と俺については二人とも気兼ねせずにどうぞ。
短い合いの手ぐらいしかここでは入れられないのでw
0318アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/02(水) 17:44:58.15
>>317
ゴン、いい加減その電波書き込みもう飽きたよw 一緒に雑談スレ行こうか。

フォークナーは短篇だけでも70余あるんだね。
0319吾輩は名無しである
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2011/11/02(水) 18:45:25.22
謹んでGへ贈ります
ネット上で「義憤」を表明するときに使う4つの手法
ttp://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/10/4-c0d9.html
0321アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/02(水) 19:29:46.83
カツマーかよw 一応暇なときに読んでみるけどさ。
フォークナーにも義憤ってあったのかねえ。
0324吾輩は名無しである
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2011/11/02(水) 22:53:59.72
トウモロコシの穂軸って
食べ終わったあと残る芯のこと?
0327キャディ
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2011/11/03(木) 01:17:13.54
みなさん、こんばんは。
>>314
Gさん、これの読書会やりましょうか(ニター)。
>>315
ゆうべは乱入して、せっかくのお話の腰を折るようなことをしてすみませんでした。
ごめんなさい。
>>316
普通に読む分にはallと捉えてなんの問題もないでしょう。
ちょっと興奮してたので、前文否定する嫌味な感じになってしまいました。
ごめんなさい。
鈴木さんは最近はどうしてるのでしょうか?
>>317
うーん。
どのことなんだろ。。。
>>319
これってGさんを応援してるの?
よくわかりませんでした。
>>323
そうであったら嬉しいですね。
でも、さらに研究されるとこちらの勉強不足が露呈して困りますね。
>>324
corn-cobならわたしもそう理解してますが。。。
>>326
これって、勝間さんが自分で書いてるものなんですか?
0328◆vDcOqdC/aA
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2011/11/03(木) 05:26:49.45
>>319
すまん、誤解してた。勝間女史の記事は俺が雑談スレ24で書いて
いたことをさらに細かく分析したものだった。
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1317722446/884

>だから、私怨を公憤みたいに言うなって
 みんなのためみたいにさ
 最低の野郎だな

昨日までの攻撃が激しかったので疑心暗鬼に若干なっていたかも
しれない。謝る。

アンチのモチベーションは確かに「義憤」ないし「公憤」なんだよね。でも、
彼(ら)の正義って、独りよがりの正義、多くの場合、ルサンチマンの正義
への置き換えなんだ。
(ルサンチマンって言ってしまうと、相手が俺に嫉妬していると自惚れている
ように取られかねないので、私怨という表現を使ったが、ニーチェのアンチ
キリスト教論を念頭においていることを明示するためにはルサンチマンという
語彙の方がわかりやすい)

勝間女史にはネガティヴなイメージがあるが、俺ももしかして勝間女史に
ルサンチマンをある時期まで抱いていたのではないかと反省させられたよ
(ベストセラーにより入る年収等を想像してね。まえがき等にみられる彼女の米国流
の自己アピールが生理的に好きでないことと相俟って)

実は彼女の本を読んで、レッツノート買ってしまったw




0329◆vDcOqdC/aA
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2011/11/03(木) 06:07:12.51
>>327
急に、さげになったので誰かと思いましたw

>Gさん、これの読書会やりましょうか(ニター)。

  是非やりましょう。最近、アーサー・ウェイリイ訳入手しました。
  これを日本語に戻したのが平凡社ライブラリーから出てるんですよね。
  (今からみれば誤訳だらけとしても、モンゴメリーによるプルーストと
  同時代の訳で、2つの長編がセットで語られるようになったきっかけとして
  興味があります)
  ゼミの教授のおすすめで、粋がって買った湖月抄なんかもあることはあるw

>これってGさんを応援してるの?

  >>328に書いたように再読して応援ととりました。>>319さん、すまん。

>これって、勝間さんが自分で書いてるものなんですか?

  いや、当時ベストセラーを連発していた勝間さんをネタにした漱石夢十夜のパロディです。
  特に第一夜、「断る力」の表紙のきりりと口を結んだ彼女が手を前にかざし、
  左右に振っているポーズが映像として鮮やかに思い浮かび、しばらくは
  読むたびに 爆笑してました(ちょっと獅子舞を連想させることもありますね)。
  http://tinyurl.com/3pjw88x



0330◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 06:08:19.61
>>312
>本当はThe Sound and the FuryやAs I Lay DyingやLight in Augustにつぃて書きたいのですが、
 Barn Burningが未読で、たぶん、ちゃんととっちめられるのに、残念です。。。

読んだ作品について、読書会のテーマに拘らず気楽に書き込んでもらってもおもしろいかと。
 「納屋が燃える」の際は、結構、村上春樹に言及しましたが、「野生の棕櫚」の趣向が
 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に似ているようで気になってます。
 フォークナーの場合、2つの話は最後まで交わらないらしいですね。
 
0331◆vDcOqdC/aA
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2011/11/03(木) 07:24:00.76
>>319
気がついたが、同じ雑談スレ24での870の指摘も勝間女史と全く同じなんだよな。
868はあまりに勝間女史の分析どおりw
このくらいにしとくが
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1317722446/868-870

 868 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2011/10/10(月) 16:36:54.82
 Gは自分の気にいる話しかしない。しかし、自分は自分が興味あることを
 長々書き平気。それを、指摘する人たちのことを

 >trashが湧いてくる

 などと、自分がどうしてそんな風に書かれるかをまるで考えない
 碌でもない人間だ


 870 名前: G ◆vDcOqdC/aA [sage] 投稿日: 2011/10/10(月) 16:44:17.21
 ×人たち
 ○人

 だと思うよ。自分だけの意見を「みんなそう思ってるよ」と言いたがる
 典型的なタイプだな。ボダ等に多い。
 まあ、前から言っているとおり、実際は複数でも同じことだが。
0332◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 07:36:18.72
trashという語彙は、Washの次の箇所を意識して使った。
白人であっても、サトペンの黒人奴隷たちにすら、陰で屑と呼ばれ、嘲笑されるワッシ。
持てる者の所有物である奴隷であってもちゃんと安定した地位・居場所がある方が、
持たざる者・確たる居場所のない者よりましって価値観なんだろうなあ。

The Sutpen slaves themselves heard of his statement. They
laughed. It was not the first time they had laughed at him,
calling him white trash behind his back.
0334◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 08:24:10.85
そろそろ、新潮文庫のラスト「乾燥の九月」に行きますか。
リンチものだな

アブサロムで、クウェンティンがミス・コールドフィールドのオフィスで昔語りを
聞かされるのも9月。篠田一士訳より。

>残酷な不動の九月の太陽に照りつけられてかさかさに乾ききった外壁を
背景として、二度咲きのウィスタリアの花の、甘い、あまりにも甘い香りに
むせかえる薄暗い屍棺の匂いのする木陰があり、そこへときおり雀の群れ
がやってきては懶惰な子供がありふれたしなやかな棒切れを鞭打つような
大きな羽搏きの音をたてて埃を舞いあげていた。
0337◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/03(木) 09:07:44.70
冒頭

Through the bloody September twilight, aftermath of sixty-two rainless days,
it had gone like a fire in dry grass---the rumor, the story, whatever it was.


新潮文庫収録の短編では、もっとも暴力の匂いがするはじまりだな。
血。火と乾燥のコンビは火事・放火を連想させないでもない。
0338キャディ
垢版 |
2011/11/04(金) 01:07:26.48
みなさん、こんばんは。
>>329
謳い文句によろと日本人がいつか読んでみたい本No.1だそうです。
楽しくやりましょう。
>>330
わたしは190-199の放火魔に関するやりとりをみて少し引っかかるところがあったので、
念のためにarchiveでBarn Burningを読んでみました。
(しかし、フォークナーの短篇って、やはり凄い。ついついDry Septemberまで読んでしまいました!)
以下、それぞれの放火事件の簡単なメモです(不正確な部分については具体的にご指摘いただけたら感謝です)。
クライティ(Absalom, Absalom!):巻末のchronology1909年12月Clytie sets fire to the house.の記載あり。
9章でJim Bondに灯油を用意させていたとシュリーヴが推定している。三人称の叙述中のダイレクト・コーテーション。
炎に包まれた屋敷の窓に現れている姿をローサ以下3人に目撃されているシーンをクエンティンが幻視。これは三人称の叙述。
アブナー・スノープス(Barn Burning):三人称の叙述。のっけから放火事件裁判の被告席に。複数の息子に手伝いをさせている。
しかも口止めまでしている。ワゴンに使う油を準備させde Spainの納屋へ向かう。
ダール・バンドレン(As I Lay Dying):弟=ヴァーダマンは何かを見たが、姉=デューウイ・デルに口止めされる。
だが、ギレスピー=納屋の所有者がダールの仕業だと知り訴えるつもりだということを兄=キャッシュは把握している。
それぞれ一人称の叙述。
ルーカス・バーチ(Light in August):13章シェリフの尋問に答える火事の第一発見者によると、
白人が二階から降りてきて、この証人が二階へ行こうとしたのを阻んだ上、戻ってきたときにはどこか行ってしまっていた。
(ジョー・クリスマスはその時間には現場にいないと思われる)
同章後半ではバイロンがハイタワーにリーナとのやり取りを話している際に、黒人が白人女性を殺したと話したまではよかったが、
ついうっかり、そのあとそいつが家に火をつけた、と言う。証言とバイロンの話は三人称の叙述の中のダイレクト・コーテーション。
ベンジー・コンプソン(The Sound and the Fury):1928年4月7日の章で、火のあったところに手を伸ばしてデルシーに抑えられる。
一人称の叙述。
0339キャディ
垢版 |
2011/11/04(金) 01:23:43.55
>>330
The Wild Palms(新しい版ではIf I ForgetThee, Jerusalemというのだそうですが)は、
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」と同じように、違う話が交互に来ますが、
後者が2つの話が内と外のような関係にあるとは違い、別の方向にそれぞれ進んでいく、といった感じです。
自由への逃走(逃走)と自由からの逃走みたいな。
Old Manでの河の描写が結構よかったです。
0341◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/04(金) 03:32:50.89
>>338
こんばんは

>日本人がいつか読んでみたい本No.1だそうです。

多分、その「いつか」が永遠に来ない本のNo.1でもあるw
朝日の企画は週刊誌形式のようで、ペースとしてはうってつけかと。
高3の頃、国語の教師に、与謝野源氏を週1帖ずつ読まされました。
「若菜」の上か下あたりで、本格受験期になり終わってしまったのが今から思えば残念。

>それぞれの放火事件の簡単なメモです

すばらしい!

昨日、新幹線で福島(一種、被災地だなあ)に行く用事があり、でがけにずっと見つからな
かった高橋正雄訳のアブサロムが出てきました。
その代わりに今、新潮短編集、フォークナー事典が一時的に行方不明です。
岩波文庫のアブサロム上も相変わらず、消えたまま。
0342◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/04(金) 03:46:44.11
高橋訳アブサロムの解説より
>そもそも南部は、奴隷制度の上に、大農場を中心とする封建的社会を確立し、
18世紀以降、独自の貴族的文化の花を咲かせたといわれる。だがその実、南部
に咲いた文化の花は、イギリス、フランスといった先進国の文化を皮相的に模倣
したもので、表面的にはいたずらに華美や繊細を追い求める一方、内面的には
騎士道とかノブレス・オブリージ(貴族的義務感)といったきわめて保守的な精神に
しばられたものだった。しかも、頑迷で保守的な南部人は、南北戦争によって古い
社会秩序が根底からひっくり返されたあとも、近代人として生まれかわることをいさ
ぎよしとせず、ただ過去の栄華を愛惜し、古い精神伝統に執着しようとした。

「赤い葉」「エミリーに薔薇を」等の読書会でしきりに自分が書いていたことが、コンパ
クトに書かれている。
この箇所、付箋が貼られていたので昨年読んでいることは間違いないのだけど、こん
な記述があることはすっかり忘れていた。
記憶の作用、理解の過程ってのは不思議なものだ。
0344◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/04(金) 05:32:16.14
>>338
>ついついDry Septemberまで読んでしまいました!

もしよかったら、何か書いてもらえるとありがたいです
0346キャディ
垢版 |
2011/11/04(金) 23:29:21.98
みなさん、こんばんは。
>>304
なんか意外。勝手に大きい人だと思ってた。
>>344
お言葉に甘えて思いついたことを。
間をおかずに納屋と九月を読んだせいか、ditch(溝)がどちらもいい感じで人間を隠してくれてるのが面白かったです。
ditchについては夕日のときにGさんが詳しく確認してましたね。
響きでもそうですが、ditchはフォークナーさんの重要アイテムのようですね。
九月については製氷工場がいい仕掛けだなーと思いました。
毎度のことながら、月もいい動きしてるし、楽しく読めました。
0347吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/04(金) 23:50:07.33
『野生の棕櫚』は読んでから16年経つが、鮮烈な印象は今なお薄れない。
今、翻訳は手に入るのだろうか?
0348キャディ
垢版 |
2011/11/05(土) 00:32:09.93
>>347
野生の棕櫚、いいですよねー。
翻訳は全集で読めるのではないでしょうか?
0349キャディ
垢版 |
2011/11/05(土) 01:00:59.95
野生の棕櫚といえば、ゴダールの勝手にしやがれ。
ジーン・セバーグ、よかったなー。
きょうは風邪気味なので、そろそれねまーす。
0350◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 03:31:25.98
>>346
「赤い夕陽」では、ditch(溝)が、白人と黒人の世界の境を示す非常に象徴的な使われ方をしてましたね。

「納屋は燃える」
サーティ少年も父の共犯者としてド・スペインに捕まりそうになり、屋敷から道路に飛び出す。
権力の担い手たる男の象徴としての疾駆する馬(the galloping mare)。
道路脇の雑草weedの生い茂った溝に飛び込んで身を隠し、それをやり過ごす。
waiting until the ultimate instant to hurl himself aside and into
the weed-choked roadside ditch as the horse thundered past and on,

ド・スペインの馬は雷鳴のように駆け去り、そのまま、炎上する納屋に向かう。
放火魔である少年の父アブはおそらく射殺される。2発の銃声。
and he springing up and into the road again, running again, knowing it was too
late yet still running even after he heard the shot and, an instant later, two shots,

「乾燥の九月」
当初より、レイプは老嬢ミニーの妄想であり、ウィル・メイズはシロに決まっている
と考えている理髪師のホークショー(ヘンリー)だったが、マクレンドンらに拉致され、
手錠をかけられたウィルが抵抗し自分も殴られるとつい殴り返してしまう。
しかし、やはりリンチには加わりたくなく、郊外に向かう車から飛び降り、
砂埃を被った雑草weedsの中を転がり、溝に落ち込む。
The impetus hurled him crashing through dust-sheathed weeds, into the ditch.

彼は溝に横になり息を潜ませ、後続の車もやり過ごし、びっこをひいて町に戻る。
he lay choking and retching until the second car passed and died away.Then
he rose and limped on until he reached the highroad and turned toward town,

彼が町にびっこをひいて戻る途中、すでにウィル・メイズを殺害したマクレンドンらが
引き返してくる。床屋は、再び、雑草の中に隠れ、彼らの車をやり過ごす。
リンチに加担しなければ、白人である床屋も巻き添えを喰いかねない風潮があったのだろう。

いずれの作品も少年や床屋の抵抗むなしくカタストロフは起きてしまう。
0351◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 04:34:29.03
>>346
>九月については製氷工場がいい仕掛けだなーと思いました

メイズが夜警をしている製氷工場ですね。
The dark bulk of the ice plant, where the Negro Mayes was night watchman,
rose against the sky.

0352◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 04:56:16.46
第3章
Below the cast the wan hemorrhage of the moon increased. It heaved above the
ridge, silvering the air, the dust, so that they seemed to breathe, live, in
a bowl of molten lead.

wan 青ざめた、血の気のない
hemorrhage (不意の)大出血

新潮訳だとこうなっている。
>青白い血のほとばしりのような月の光が東の空にひろがった。月が山の上に出て、
砂ぼこりの立ち込めた空中を銀色に照らしだした。そのため、彼らの姿は、溶けた
鉛の鉢のなかで息吹きながら生きている人間のようだった。


青い血なんて、イカかデビルマンかエヴァンゲリオンの使徒だ。
大出血の結果青ざめたような、ととった方がよいような気がするのだけど。
でも、全集でも「月の蒼白い血のような光」なんだよなあ。
0353◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 05:23:38.75
床屋の店先にある、あのくるくる回る看板、サインポールというらしいけど、
赤は動脈、青は静脈を表すという説がある。理由は昔、床屋が外科医を兼ねて
いたから(異説もあるらしい)
ただ、静脈が青く見えるのはあくまで皮膚を通してであって、実際に採血すれば
出てくるのは赤い血。

床屋は江戸時代の日本と同じく社交の場として使われている。
テレビ・新聞などのメディアの乏しかった時代、情報交換の場でもあった。
この作品にあるように、遠くの地から来たよそ者も髭をあたりにやってくる。
仕事を終えての夕方、それも安息日である日曜日の前、土曜日が賑わうのだろう。
ただ、男ばかりなので、情報のウラを取ることもなく、黒人差別もあり、リンチへ
と駆り立てられていく。
マクレンドンの場合、最終章をみると、家庭等に不満があるようで、ストレス解消の
はけ口として、ミニーのためを口実にリンチを率先して行ったのではないか。
週末に酒を飲んでクダを巻くのと同レベルで、憂さ晴らしのため、いとも簡単に人命
が奪われていく。
0355◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 11:47:04.83
>>346
製氷工場のほか、仕掛け・小道具として気になるのは、
おそらく、そこでウィル・メイズがリンチにより殺されたであろう
今はうち捨てられた煉瓦工場an abandoned brick kiln
(そういえば、フロベールのサランボーで、なぶり殺しの刑ってのが
でてくるけど、これはいやだなー)

ミニーが、失われた若さ、過去にちやほやされた栄光に虚しくすがる
悲しい性(さが)を象徴する小道具のいくつか

交際相手の銀行員の運転する赤い小型のオープン車 自動車はまだ当時
珍しかった(作品の舞台のさらに12年前。作品は1931年発表だから
現代ものと仮定して、第1次大戦終了後、まもなくか)。

清涼飲料水店the soda fountain  
彼女はそこでウィスキー・酒に逃避するわけですが、男たちはもはや彼女
の方をちらみすらしない。
彼女は若い男女が出入りする場所が好きだ。感情移入し、昔の甘美な栄光に
逃避しているのかもしれない。
0356◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/05(土) 11:55:28.52
映画館the picture show 

It was like a miniature fairyland with its lighted lobby and colored
lithographs of life caught in its terrible and beautiful mutations.
>そこでは、ロビーに明るく灯りがともり、おそろしくも美しい人生の浮き沈み
のありさまをえがいた色つきの石版画がつらねてあって、小さなおとぎの国のよう
だった。

彼女と近所の女たちを含めた4人はここに行きつけているようだ。
いつもの席に座るとある(they took their accustomed places)。

ヒロインに感情移入し、現実逃避する手段として映画を見ているのだろう。
それどころか、一種の回春のためだろうか、週末に訪れる若いカップル達を
眺めやすい席に陣取っているのだ。
0357キャディ
垢版 |
2011/11/07(月) 00:18:46.36
みなさん、こんばんは。
>>352
ここ面白いですよね。東の空(Below the east)ってところが。
わたしはエヴェンゲリオンって知らないのですが、聖書がらみでいうとEast of Eden連想しました。
>>353
床屋さんでのやり取り、上手いですよね。
>>355
エミリーでもそうでしたが、町の人たちの目って女に厳しいですね。
あと、>>334、この部分、高橋訳ではどんな感じなんでしょうか?特にsavage。
篠田先生、wistariaを藤とかにしないのは見識だと思いました。
0358◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/07(月) 01:42:38.71
>>357
こんばんは
連投規制が専用ブラウザにまで及んできて、中途半端な書き込みになっていました。

とりあえず、アブサロムの高橋訳の該当部分紹介しておきます。藤になってますね。
今回,手元の原書が見つからないのですが、どうやら「残酷な」はsavageでエリオットの
「荒地」のcruelではないようですね(フォークナーはエリオット好きだったみたいですが)。

>残酷な静かな九月の太陽によって外側の壁に浸み込まされて、
なん度となく蒸留されでもしたような、二度咲きの藤に甘すぎる
甘い匂いの立ち込めた、薄暗い柩の匂いのする木陰があり、そこへ
時おりすずめが、まるでぶらぶらしている男の子が平たいたいした
しなやかな棒切れでも振り回しているように、うるさく羽ばたきながら
雲みたいにもつれてやってくる。

あと、>>352の引用、そのままアーカイブからひっぱってきたのですが、
やはりBelow the castのcastはeastの誤植なんでしょうね。

0359G ◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/07(月) 07:02:50.11
映画館(続き)

近所の女性たちと4人連れで映画館に行ったミニーだが。

彼女の神経はかなりいかれていて、上映中、突然、けたたましく笑い始める。
一緒にきていた女たちは彼女を連れ帰り、氷嚢で頭を冷やしてやる。
氷が溶けるまでの間だけ、しばし笑いの発作は収まる。
この氷嚢につめられる氷は、リンチにより殺された黒人ウィル・メイズが夜警を
していた製氷工場でつくられたものなのだろう。
当時は、まだ冷蔵庫は普及しておらず、氷は氷屋から買っていたと思われる。

セブンイレブンって、1927年にアメリカ南部の氷小売店が、顧客サービスのため
17時間営業をはじめ、やがて、パンや牛乳を置くようになったのがはじまりらしい。
http://tinyurl.com/2zqdt9
氷がいつでも手にはいる至便さは大きかったのだろう。

上映中の映画館から帰ってきたのだから、結構、遅い時間だったはず。
セブンイレブンの前身のような店がここジェファソンにもすでに存在していた?
0360キャディ
垢版 |
2011/11/07(月) 22:02:48.38
みなさん、こんばんは。
>>359
ここ面白いですね。床屋の会話で、こんなひどい天気じゃ変な気にもなるよ、なんて発言があって、
こんなひどい天気ってどんなのかというと、熱くて乾きまくってる。熱を冷まして潤いを回復させる何かが必要。
本当は雨が欲しいところだけど、ジェファーソンには製氷工場がある。
水や水蒸気と違い、氷は偏在してくれず(凝結した水)ある特定の場所にしかない。
それを土曜の夜だっていうのに守ってくれていたのがWill。けれども連中が彼をそこから拉致ってしまう。。。
セブンイレブンの元になった商売を始めた人はSouthland Ice Co.に勤めていたJ.C.Thompsonって人のようで、
このSouthland Ice Co.っていう製氷会社の当時のオーナーさんってのがJohn Jefferson Green。
ああ、ジェファーソンだ!Gさん、ビンゴです。
0362キャディ
垢版 |
2011/11/08(火) 23:54:52.13
みなさん、こんばんは。
>>361
600ページ!
博士になるひとって、ほんと、すごいですね。
いまのわたしにはこういった専門的な難しい論文を理解する頭がないので、
ちゃんとフォークナーさんの本を一通り読んでから、いつか拝読したいです。
さて、それがいつのことになるのやら。。。
0363吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/09(水) 00:01:39.17
サンクチュアリのテンプルってまじ糞だな
ポパイが興奮したのもテンプルがひどい言葉を発したせいであれがなければ殺人も起こらなかったんじゃないか?
裁判で偽証するのもさいてえ
0364キャディ
垢版 |
2011/11/09(水) 01:07:13.14
>>363
Red殺しのところですか?
偽証はひどいですけど、テンプルちゃんもかなり可哀想だったかも。
0365◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/09(水) 03:13:15.91
映画館(続き)

おニュー(古い言い方だなあ)の服に身を包み、映画館に近所の女達と向かうミニー。
ウィル・メイズがマクレンドンにより町の外に拉致された話はすでに広まっており、
その理由が彼女がメイズにレイプされたとの被害申告であることももちろん、みな
知っており、ホテルを通ると旅商人たちが、ドラッグ・ストアの前を通ると若い
青年達まで彼女に視線をやり、彼女の腰や足の動きを眼で追う。
こうして彼女は久々に性的存在として注目される存在となったというのも皮肉が利いている。
旅の人はともかく、町の人たちはみな、床屋のヘンリー・ホークショー(ホーク)同様、
それが老嬢の性的被害妄想であることは実は勘づいていた。
マクレンドンら、黒人をリンチにより殺した連中だって、自分のストレス・欲求不満解消のため、
彼女の訴えをリンチの口実として利用しただけ。
>>360
それもこれもこんなひどい天気のせい、"It's this durn weather." "It's enough to make a
man do anything."なんでしょうね。
作品冒頭のaftermath of sixty-two rainless days (雨の降らない日が62日も続いた結果)

4年11カ月と2日、雨が降り続け、ようやく、雨が上がったと思ったら、それは10年間の旱魃
の始まりだったというあのマコンドに比べればまだかわいいものか。
あっちはまさにマジック・リアリズムの世界。

彼女は、多分かまってちゃんといったところだったのだろうなあ。
でも
0366◆vDcOqdC/aA
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2011/11/09(水) 03:16:19.50
>>357
エミリーでもそうでしたが、町の人たちの目って女に厳しいですね。

誰某の娘、父亡きあとは、誰某の妻というアイデンティティを獲得しないと女性が生きにくい社会。
「バーベナ」のドルーシラは男勝りで南北戦争でも活躍したけど、敗戦後、無理矢理、随分年上の
ジョン・サートリスと結婚させられてしまう。でも居心地が悪そう。
エミリー、ミニーは若い頃ちやほやされることに甘んじ、年とってしまった面もあるけど、それも
そのような価値観の社会で生きていたから仕方ないという見方もできる。
フェミニズム批評といった観点からの研究も多分なされているのだろうなあ。
ジェンダー研究的視点をも射程にいれている諏訪部浩一「ウィリアム・フォークナーの世界」をとり
あえず読んでみようかと思います。

>>364
>偽証はひどいですけど、テンプルちゃんもかなり可哀想だったかも。

テンプルちゃんも、「すっかり混乱していて、どのように振る舞えばいいのか、わからなくなっている」
かわいそうな存在として描かれる。
>家父長的な「世界」がテンプルにとって「意味」を成さないものになっていようとも、それでも彼女
は共同体の「娘」としての役割を果たさねばならず、法廷にいる「父」達(法廷にいるのは男性だけで
ある)の期待する言葉を、鸚鵡のように口にしなくてはならない。彼女は共同体の「父」達を満足させ
ねばならないのだ――たとえ彼女が、「父なき世界」においてどうしてそんなことをしなくてはならな
いのか理解できないにしても、である。
 その「イノセント」な自己が「世界」との繋がりを完全に失ったテンプルは、いまや「無意味」に凌辱
された少女でしかない。ブレイカスタンは、裁判シーンにおける彼女の姿がレイプの場面での姿とほとんど
同じであると指摘する。実際、彼女が「主体」として振る舞うことが許されないこの不条理な裁判場面は、
レイプ場面のグロテスクな反復であるといっていいだろう。159−160頁。

0367◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/09(水) 03:24:00.09
>>349
「勝手にしやがれ」(1959)
気になって、DVD注文しちゃいました。

昔見た際はフォークナー全く読んでなかったし、「野生の棕櫚」という作品のあることも知らなかった
ので、全く覚えていないけど、調べてみたらこんな会話があったのですね。
パトリシアはアメリカ人留学生という設定。もともと、フォークナーは、サルトルの評論もあり、フランス
では人気作家だったのでしょうけど。


>パトリシア(以下P)「何してるの?」。ミシェル(以下M)「脱がしている」。P「ダメよ、今は」。
 M「まったく頭にくるぜ」。P「フォークナー知ってる?」。Mル「いや、誰だ? 寝た男か?」。
 P「違うわ、バカね」。M「なら興味ない。脱げよ」。P「好きな作家なの。『野生の棕櫚』読ん
 だ?」。M「読んでない。脱ぎな」。P「最後の文章、素敵よ。“傷心と虚無では、私は傷心を
 選ぶ。”どっちを選ぶ?」。M「足の指を見せろ。女は足の指が大切だ」。P「どっちを選ぶの?」。
 M「傷心はバカげてる。虚無を選ぶね。傷心は一つの妥協だ。全てか無かだ。今それが判った」。
http://tinyurl.com/3udk9qq
0368◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/09(水) 03:43:35.92
>>361
T.S.エリオットの名前も出てきますね。
おもしろそう。
0369アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/09(水) 22:55:51.35
ゴダールの映画にはよく本が登場するけど
「野生の棕櫚」は「勝手にしやがれ」に印象的に出てきたよね。
Between grief and nothing, I will take grief.のところ。

パトリシアに対するミシェルの返事をちょっとだけアレンジ。
「哀しみはバカげてるよ。俺だったら虚無を選ぶね。
どっちもどっちだが、哀しみっていうのは妥協だからな。
要は、全てか無かだ。今わかったことだけど。」
0370◆vDcOqdC/aA
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2011/11/10(木) 04:05:50.65
>>366で挙げた本
諏訪部浩一「ウィリアム・フォークナーの詩学 1930-1936」(松柏社、2008)
でした。前スレ956,993でちょこっと紹介してる。
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/book/1284105733/956-993
彼の評価では三大傑作は「響きと怒り」「八月の光」「アブサロム、アブサロム!」でうち、
アブサロムは「最高傑作にして、あるいは20世紀文学における最高傑作かもしれない」
とされている。
ただ、「サンクチュアリ」の初稿(オリジナル)版、改稿版を比較しながらの記載も非常に
面白いし、あまり論じられない「標識塔(パイロン)」も読んでみようという気にさせられた。

>>369
プルーストスレでの「気狂いピエロ」のランボーに続き、ここでもゴダールの登場ですね。
モラヴィア原作の「軽蔑」、買ったまま、もう5、6年も封を切ってないのを思い出した。
目の前にこれまた読む気のしないブリジッド・バルドーの自伝が転がっている。

0372吾輩は名無しである
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2011/11/10(木) 11:44:06.21
新潮文庫の野生の棕櫚だと、ラストは「悔恨と無の間にあって…」になってる
ちょっと意味が変わってるけど、こっちのほうがかっこいい
0373アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/10(木) 20:46:09.13
新潮文庫の「野生の棕櫚」は大久保康雄訳かあ。
griefは「悲嘆」と訳す場合が多いのかな。
グリーフケアとかグリーフワークとかよく見聞きするけど、
おそらく喪失というか、「喪」に関係する文脈で使われる言葉かな。
傷心でも悔恨でも大きな隔たりはないんだろうけど。
0374アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/10(木) 21:09:40.71
そういえば、グリーフワーク(喪の作業)の研究ではフロイトが有名だけど、
独語ではTrauerarbeitになるのかな。
0375キャディ
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2011/11/10(木) 22:51:41.91
みなさん、こんばんは。
翻訳って難しいですね。
ちょっと面白いなーとおもうのは、
Dry SeptemberからThe Wild Palmsを経由して、
勝手にしやがれに話が進んだこと。
製氷工場にご一行が乗り付けてライトを消すと、
The “breathless” dark rushed down. (“ ”キャディ)という一文が来るんですね。
勝手にしやがれってわけでしょうかね(違うって)。
リンチされるほうはたまりません。。。
0376アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/11(金) 13:47:47.62
でまた「Dry September」に回帰するとw

A bout de souffle(勝手にしやがれ)の英訳は「Breathless」ですね。
The breathless dark rushed down.の少し後にも
then they got out and waited tensely in the breathless dark.
があるけど、breathless darkという言葉は一般的な表現としてあるのだろうか…

そのdarkな世界も最後には月と星のもとで…
There was no movement, no sound, not even an insect.
The dark world seemed to lie stricken beneath the cold moon and the lidless stars.
0377キャディ
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2011/11/11(金) 23:47:28.93
みなさん、こんばんは。
>>376
breathless darkって表現、わたしはこのテキストではじめてみました。
強烈!
最後のところもビシッと決まってますね。
0378アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/12(土) 22:29:03.62
>>377
やはりbreathless darkはフォークナー独特の表現なのかな…
手元に翻訳がないので確認できずorz
Gさんは出張かな?

それにしても「勝手にしやがれ(A bout de souffle)」って意訳なんだろうなあ。
「息を切らせて」あるいは「息継ぐ間もなく」あたり?
0379吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/13(日) 02:26:44.66
フォークナー論の定番ってある?
ドストエフスキーならミハイル・バフチン、
夏目漱石なら江藤淳みたいな。
0380◆vDcOqdC/aA
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2011/11/13(日) 04:14:51.53
the breathless dark(本文中、2回登場する)の訳は「静まりかえった暗闇」ですね。
鳥の声も虫の声もせず、音と言えば、マクレンドンらの肺腑(lungs)から出てくる「息遣い」
(breathing,breath)と足音、車のたてるかすかな金属音のみという対比。

"Cut the lights off!" McLendon said. The breathless dark rushed down. There was no sound in it
save their lungs as they sought air in the parched dust in which for two months they had lived;
「灯りっを消せ!」とマクレンドンがいった。静まりかえった暗闇がおしよせてきた。
その闇のなかで聞えてくるもの音といえば、二か月ものあいだ、とりかこまれてきた乾ききった
砂ぼこりのなかに、空気を捜しもとめている彼らの肺臓の音だけだった。

There was no sound of nightbird nor insect, no sound save their breathing and a faint ticking of
contracting metal about the cars.
夜泣き鳥の声も虫の声もせず、ただ彼らの息遣いと、自動車の、熱がさめて収縮する金属のカチカチ
というかすかな音がしているだけだった。

But they didn't move until vague noises began to grow out of the darkness ahead; then they got out
and waited tensely in the breathless dark. There was another sound: a blow, a hissing expulsion of
breath and McLendon cursing in undertone.
しかし彼らは、前方の暗闇のなかから、かすかな音が聞えはじめてくるまで、じっとしていた。それから、
車をおりて、静まりかえった暗闇のなかで、緊張のうちに待っていた。別の音が聞えてきた。殴打する音
と、フーフーいうはげしい息遣いと、低声(こごえ)でののしるマクレンドンの声だった。
0381◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/13(日) 04:20:12.61
息といえば、

"Goddamn, he stinks!" the soldier said.
"We'll fix that," the drummer in front beside McLendon said.
>「チェ、この野郎はくせえよ!」と兵隊だった男はいった。
 「すぐにくさくないようにしてやるさ」と前方の、マクレンドンのとなりに
 すわっている旅商人がいった。

「のだめカンタービレ」の英訳コミック版で、4日間洗っていないのだめの
髪を千秋がくさいと指摘するシーンでもこのstinkが使われていた。

fixは固定する、修理する、うまく処理する等の訳が辞書に載っている。
殺して、皮膚呼吸・肺呼吸の機能をとめれば、臭い匂いも元から断たれ、
片付くいうことだろう。

drummerは、「主に米略式」で(地方回りの)セールスマン。
drumに「主に米」、鳴り物入りで(太鼓を鳴らしたりして派手に)宣伝するという
意味がある。

石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」を思い出すなw
http://www.youtube.com/watch?v=LSkjbbF6kZA
http://www.youtube.com/watch?v=dfAFr7E78Ec#t=0m41s(日本のブルースバンド
憂歌団のテーマはこの替え歌。)
0383アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/13(日) 14:17:45.17
>>380-382
>「静まりかえった暗闇」
なるほど。the breathless darkには聴覚も視覚も表現されていると。

>「のだめカンタービレ」の英訳コミック版
えっ、どうして英訳コミック版を?

>石原裕次郎
おいらはドラマ〜♪ってやつねw
0384◆vDcOqdC/aA
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2011/11/13(日) 20:52:04.12
>>383
クラシックは好きだけど、のだめにはコミック、ドラマとも興味がわかなかった。
ピアニストの青柳いづみこに、のだめを扱った新書があり、当時、英語の勉強欲が
多少あったことから妥協点として青柳の新書理解のためコミック版を3冊ほど買うこ
ととなりました。
おねえ系のパーカッショニストのキャラなどまあ、おもしろかったかな。

のだめ読んでみようと思ったもう一つの理由は、許光俊が下品な尻振り指揮者とくそみそ
にけなしている人が、ドラマに巨匠として登場しているらしいことから。スデネク・マカール
という人。
http://yaplog.jp/pastel201/archive/104

裕次郎の歌、錆びたジャックナイフ(>>43)といい、フォークナーに劣らず暴力の匂い
が濃厚ですね。
0387アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/14(月) 21:19:02.50
>>379
そうか!
フォークナーに親しむためにはフォークナー論を読んでみるって手があったか!
今度図書館で何か探してこよう。

>>386
手元に「シチュアシオンT」があったので引っ張り出してきた。
「フォークナーにおける時間性」「フォークナーの『サートリス』」の2篇あるね。
失念していたけど、2篇とも目次に読んだ印が付けてある…
ああ、我が記憶力の何たる貧しきことよ…
0388アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/14(月) 21:25:21.60
「シチュアシオンT」で印象に残ってたのはカミュ、ブランショ、バタイユについての論。
プルーストの訳者鈴木道彦が訳したニザン論、ポンジュ論も覚えていたのに、
フォークナー論はまったく記憶から飛んでしまっていたなあ。

>>384
「のだめ」なぜか全巻持ってますよw
0391アセンション ◆0b7ldXjmmh58
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2011/11/16(水) 18:54:26.62
サルトルのフォークナー論を改めてちょっと読んでみた。
読みやすいしこれはなかなか面白いなあ。
フォークナー小説の複雑な時間構造は「このようにしか語れなかった」からだとして、
フォークナーの形而上学が時間についてのそれだと言う。
で、時間に隔てられて苦悶する人間を描いた作家として、
フォークナーの傍らにプルーストを置き、
プルーストはフォークナーと同じ手法で書く「べきであっただろう」とも。
0392吾輩は名無しである
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2011/11/16(水) 20:37:37.05
>>391
>フォークナーの傍らにプルーストを置き、
プルーストはフォークナーと同じ手法で書く「べきであっただろう」とも。

そこが、サルトルの足りないところ。そんなことをいうまえに
自分の未完の作品を仕上げることをすればよかった。
0393吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/18(金) 11:27:24.25
アブサロムアブサロム読み切った
マラソン完走したみたいに自分を褒めたいと思った
0395アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
垢版 |
2011/11/20(日) 17:48:42.98
今日図書館に行ってフォークナー論を探してみたけど、
あまり数多くはなかった。
評論社の高田邦男「ウィリアム・フォークナーの世界」
中公新書の大橋健三郎「フォークナー」の2冊のみ借りてきた。
前者は巻末の参考文献が充実してるけどちょっと多すぎる…w
0396◆vDcOqdC/aA
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2011/11/20(日) 18:47:21.63
>>395
過去スレやwikiみると日本人では大橋健三郎と平石貴樹の2人が代表的なようなので
私も大橋の中公新書、それに平石の「メランコリック・デザイン」(南雲堂)昨日読みました。

後者は、副題が「フォークナー初期作品の構想」で、詩人として出発し「響きと怒り」
に至るまでが扱われています。いい本でした。この人、小説も書いてるみたい。
(大橋の3冊の研究書をまとめた1000頁以上の大著も入手したけど、これは後回し)

松柏社事典をみると、Criticismの項だけでも、年代別に項目をわけて20頁もあった。
さらにバフティン、ニュークリティシズム、ディコンストラクション、精神分析、
フェミニズム批評、ニュー・ヒストリシズム、物語論、ポストモダニズム、人種と批評
といった項目もあり、さらにその関連項目もいくつも出ている。
大橋の新書の序にもあるが、アメリカのアカデミズムは1960年代頃から「フォークナー産業」
といった様相を呈しているようだ。

日本人の最近のものでは何回か言及した諏訪部浩一「ウィリアム・フォークナーの詩学 
1930−1936」(2008)はよかった。
「響きと怒り」は詳しい考察の対象とせず、それ以降、「アブサロム」に至る中期の作品
(主に長編)をとりあげている。

その理由として諏訪部は、「響きと怒り」のモダニスト小説としての完璧さあるいは美しさは、
ブレイカスタン「最も壮大な失敗」、ジョン・T・マシューズ「『響きと怒り』――フォークナーと
失われた大義」それに平石「メランコリック・デザイン」などのすぐれた先行研究ですでにか
なり詳しく論証されてきたので、それらの知見は常識という前提で論をすすめられるからと
書いている。
ブレイカスタンはラカンの理論に親しんでおり、マシューズは脱構築家とのこと。
「響きと怒り」については、この3冊が定番とみてよいのかなと感じた。

0397アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/20(日) 20:36:21.43
>>396
さすがGさんだなあ。とりあえず大橋の中公新書からいこうかと。
それにしても、ラカン寄りの批評家と脱構築主義的批評家が
「響きと怒り」を読むとどういうことになるのだろう…。
ブレイカスタンの書名「最も壮大な失敗」はおそらく、
フォークナー自身の言葉から取ったものなんだろうなあ。
0398アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
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2011/11/21(月) 22:30:12.12
中公新書の大橋健三郎「フォークナー」の最初のほうで
サルトルの「シチュアシオンT」のことが出てくるね。
フォークナー評価のきっかけを作ったエポックメイキングなものとして。
それからC・E・マニーの「アメリカ小説時代」。
0399◆vDcOqdC/aA
垢版 |
2011/11/22(火) 04:17:09.58
>>398
シチュアシオン。全集の中の1冊ですか。
もし、そうだったら第何巻か教えてもらえれば。
0402吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/22(火) 08:14:25.95
>>401うるせえよゴミが
0403吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/22(火) 08:15:05.20
ゴキブリ
0405吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/22(火) 19:21:16.27
>>402>>403は、ある周期で現れるお方。
ちなみに別スレにもご来店してます。
かまって欲しい寂しい方のようですwww
0406吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/24(木) 14:21:29.76
熊も第二刷出たな。岩波のフォークナー押しが始まったか
0407吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/27(日) 17:59:25.51
フォークナー入門として「サンクチュアリ」を読んでいるが、
とても読みにくい小説で閉口している。
こういうハードボイルドな作品は、湿潤な日本人の感性と異質だと思う。
他の作品も同じようなのだろうか。
0409吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/30(水) 15:33:11.69
サンクチュアリは100ページ以降急に面白くなる
基本的にポパイとテンプルの筋は退屈でベンボウの筋が面白い
0410吾輩は名無しである
垢版 |
2011/11/30(水) 23:23:15.81
>>408,409
ありがとう。「サンクチュアリ」もう少し我慢して読んでみるわ。
0413吾輩は名無しである
垢版 |
2011/12/02(金) 01:32:40.59

川上さん、荒らすのやめてください。
アル中なんですか?早めに治療した方がいいですよ。
他人に迷惑をかけるのはやめてくださいね。
0414吾輩は名無しである
垢版 |
2011/12/03(土) 01:46:34.20
今岩波の響きと怒り読んでるんだけどさ、
この本って訳注自体がネタバレになってない?
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