ウィリアム・フォークナー 4
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グリッサンの「フォークナー、ミシシッピ」翻訳されてたんだな。
おいらの立てたクレオール文学スレが残っていればなあ。。 >>506
短篇だけでも新潮のヘミングウェイ全短編みたいに文庫で出してくればなあ。。。
冨山房が翻訳出版権はあるのに新訳する金も再販する金もないというなら、とりあえず現行訳を電子出版してほしい。
現物の全集の再版出すより負担軽くで済むでしょう??で、元手貯めたらちゃんと新訳の全集出してくれ。 アブサロムアブサロムから読みはじめたが、順番失敗ですかね
ヨナバクトサーガとか言われても初対面なんで、色々おいてけぼり
この人の人種感もよく分からんので
黒人の血が混じってるごときそれが何だって思ってしまった お前みたいな馬鹿は何読んでもだめ
ラノベでも読んどけ >>510に少し同感!
アブサロムの大きさ、フォークナーの才能には圧倒されたが
近親相姦は許せても人種意識(黒人の血)は許せない!っていうのは…
知識としては理解できても、実感として理解できなかった。
現代(という時代)に生きる日本人(という民族)には、なかなか実感できないのではないだろうか…
(だからと言ってフォークナーの価値は少しも減ずるものではないが) 人種や宗教をテーマにした海外の小説ではそういうのよくある >>512
お前みたいなやつに限ってチョンだの在日だの人種差別してんだよな 「フォークナーのミシシッピ」なら大学時代に廃棄図書を貰った
「フォークナー、ミシシッピ」も読みたい 響きと怒りの翻訳は、講談社と岩波どちらがいいですか? 岩波は親切すぎるくらい親切
自分で登頂する楽しみは講談社版 >>517
ありがとうございます。
岩波さんにします。 フォークナーがトウェインを最初の真のアメリカ人作家なんちゃらって書いたのって何の本だっけ? >>450
お前の言ってるやくざ映画はフォークナーじゃなくて、
ダシール・ハメットの「血の収穫」のパクリだ。 >>522
加島祥造さんによると(岩波文庫別冊12/世界文学のすすめ・166頁)
1953年の来日時、長野市でのセミナー席上での発言。
「私の考えではマーク・トウェインは最初の真のアメリカ作家でした。
我々はみな彼の跡継ぎであり、私たちは彼から出てきている……
私は彼をアメリカ文学の父と呼びたい」(William Faulkner: Faulkner at Nagano,1953.)
(主に「ハックルベリー・フィンの冒険」のことみたいだけど) 別に珍しい見解じゃない。
ヘミングウェイも同じようなこと言ってる。
マークトウェインは日本で言うと夏目漱石みたいな作家らしい。 >>524
おお!ありがとう!
発言を書き起こしたものだったのね
昔どっかで読んだ気がして調べたんだけど発言の内容はあちこち出て来るのに引用元だけ見つからなくて >>524
He was lauded as the "greatest American humorist of his age,"[3]
and William Faulkner called Twain "the father of American literature."[4]
http://en.wikipedia.org/wiki/Mark_Twain
その wikipedia の記事の 注釈の [4]
References
4. ^ Jelliffe, Robert A. (1956). Faulkner at Nagano. Tokyo: Kenkyusha, Ltd.
http://en.wikipedia.org/wiki/Mark_Twain 「アブサロム、アブサロム」ですが、岩波文庫と講談社文庫。
どちらが訳読みやすいですか? >>530
ありがとうございます。
岩波にしてみます。
「ウィリアム」とは、「神武」の英語読み?
http://ichiba.geocities.jp/gbsg0309/0204/49/316.html
古代の発音では、「神武」と「ウィリアム」はかなり近い。
それだけではない。 『アブサロム、アブサロム』はフォークナー全集か荒地出版社の大橋吉之輔訳がお勧め。 兵士の報酬改訳キタ━━ヽ(゚∀゚)人(゚∀゚)ノ━━ アメリカのフォークナー全集は全部で何冊ありますか?
日本のは27冊ですよね 新潮文庫の『フォークナー短編集』ですが改版されて活字が大きくなりましたね。
どうやら新訳で出すという話はポシャったようです。 毎年夏にフォークナーを一冊読むってのを最近やってて、
一昨々年が『八月の光』、一昨年は『響きと怒り』、んで去年は『アブサロム、アブサロム!』を読んできた
今、『戦争と平和』読んでて、読み終わったら『サンクチュアリ』を読み始める予定でいまから楽しみ 入門に熊・他3篇を読んだら
文章にどはまりしたんだが(今まで読んだ作家で一番かもしれん)
この後、フォークナーを読むなら、どんな風に読み進めていけばいい?
原書は読めないから、訳が複数あるなら出版社も指定してくれると助かる 最初に読む長編ならやはり八月の光かな
サンクチュアリもそこまで手こずる事はないと思う
響きと怒り、寓話辺りはかなりしんどい読書になると思う 「アブサロム、アブサロム!」読み終わったけどいまだにわからないことがいくつか。(ネタバレ含む)
チャールズ・ボンの弁護士は結局何がしたかったの?
ボンの母がサトペンから金を取るつもりがなさそうだから、ボンを接近させてサトペンの財産を相続させ成功報酬を得るつもりだった?
巻末の年表にあるチャールズ・ボンの息子の物語はどこに出てくるの?読んだ記憶が無いんだけど。
ボンがサトペンのことを父だと気づいたのって、同じ顔をしてるとかの直感だけなの? >>542
八月の光
あの暴力的な雰囲気がたまらん
サンクチュアリも中盤以降は気になってどんどん読める 響きと怒り、八月の光と読んで、今講談社のアブサロムを読んでる。
上記2つと比べてもとても読みづらく何度も挫折したけど、無理して読み進めたらいつの間にか独特の語りに引き込まれてた。
でもやっぱり読みづらい。
岩波?とかのほかの訳の方が読みやすいのかな。
それかアブサロムを読み進めるコツとかありますか? >>546
コツといえるかどうかわからんが、
徹夜してでも一気に読み切ってしまうこと、かな。 >>546
今度の空いた休みの日に、市内で一番大きい図書館に行くんだ。ノートと鉛筆を持って。
そして、フォークナー事典の675ページにある作品クロノロジーを手繰って「コピーするのではなく」手で書き写すんだ。
一文字一文字。その上で、本編を読みながら、ノートを取る。
そして読みながらノートをとるのだが、貼ってはがせる付箋を用いると実によい。
付箋を大中小と揃えて、つまり大きい付箋の上に中くらいの付箋を貼って、その上に更に小さい付箋を貼ることが出来るようにしておければベスト。 >>547
確かに一気に読むのは重要だね
章の途中でも少し間が空くとわけ分からなくなる
>>548
研究者レベルだろそれw
卒論書くんじゃないんだぞ
でも読み終わったら岩波でまた読み返そうと思ってる
今日中に上巻は読み切れそうだ 「集英社ギャラリー」の篠田訳で読んだけど巻頭に登場人物表があるからすんなり読めたけどなあ。 >>549はどうやら挫折したようだな
>>551
おもろかった? >>552
最高でしたよ。
篠田訳は河出の全集にも入ってるけどいい訳だと思います。 >>553
そうだよね、最高だよね^^
フォークナー天才!
ところで篠田訳はどの辺がいいと思った? 篠田訳は集英社文庫版もあるんだな
これと岩波の藤平ってどっちがいい? ところで響きと怒り、キャディの一人称が「あたい」になってると萎えるよな >>556
集英社は世界文学全集の一冊ですね。
藤平訳は当然篠田訳を踏まえてるから。下ぐらいのこなれ方の違いはある。
○もし彼の方で、彼女を見捨てたのだったら、あのひとはそのことを誰にも話したくないだろうとぼくは思うんです、とクウェンティンはいった。
○もし彼がミス・ローザを見捨てたのだったら、そのことを彼女が人に話したがるなどとはぼくには考えらえない、とクウェンティンはいった。
まあ好みの問題じゃない?あとは訳注や付録系の充実具合か。
あと岩波は原文斜体部分がゴシックじゃなくて丸文字っぽい。 そもそも藤平は篠田が都立大の助教授やってた時代の院生ですしね。
アブサロム、アブサロム!の篠田初訳刊行時には同じ研究室にいたわけですよ。
藤平 育子 1969年、東京都立大学大学院修了。
篠田 一士 1960年、東京都立大学助教授、1973年、教授。
『アブサロム、アブサロム!』世界文学全集 集英社, 1966年
そんで大橋吉之輔訳が1958年 >>552
挫折してないよw
むしろ読めば読むほど引き込まれて行く
ちょっと読めなくてまだ下巻の初めだけど、フォークナーの文体ってそこまで読みにくいものじゃない気がしてきた
没頭すればするほど流れるように頭に入ってくる
語り部も時代も次々変わる話の構成は、自分が物語を俯瞰する第三者の立場にあって、それぞれの語り部の話をヒントにパズルのように物語の隙間を埋めて行く、ゲームのような面白さもあるね。
今読んでるのは講談社文芸文庫の高橋正雄訳だけど、他にも岩波以外にたくさん訳があるんだね。 >>560
そうかそうか
がんばって読了してね
文体はそれが書かれた言語(フォークナーの場合は英語)で読まないと
分からないものだよ
翻訳読み終わったら原書に挑戦するのもいいんじゃないかな 南部白人の口調は訳改まるたびにだんだん良くなってるが、
黒人の口調はどうにかならんのか
進歩ないぞ、あんな口調のはずがない
せめてボビーオロゴンくらいにせえや 報告遅くなったけどアブサロム、アブサロム読み終わった。
読み始めた時はなんちゅう読みにくい文章だと思ったけど、読み進めるうちにそれが癖になり、下巻はもう怒涛の勢いで一日で一気に読み切った。
ローザの語りから始まり、いろんな登場人物の聞き語りやクエンティンの思考を通して霧が晴れるように少しずつサトペンの姿が見えてくるこの複雑な構成は感動的なほどすごいと思った。
特に最後の章は、ものすごい緊張感の中で、この本を読みすすめながらこれまで見て聞いて感じてきたもの全てが報われるような素晴らしいまとめ方で本当に感動した。
ひとつ気になったのが、サトペンが近親相姦よりも黒人の血が流れているという理由でチャールズ・ボンとジューディスの結婚をきらったのは分かるけど、ヘンリーもそれを父から聞いて父と同じように感じたんだろうか。
ボンを殺したのはやっぱりそこが引き金になったのかな、そこのところがどうもすんなり受け入れられない。
南部の黒人に対する気持ちというのはそれほど根強いものだったということなのかな。 響きと怒り、八月の光と読んで、ついにアブサロムを読んだわけだけど、次はなに読むかまような。
それぞれを違う訳でも読んで見たいけど、まずはサンクチュアリや死の床に横たわりてといった残りの長編と短編集を読んでみようかな。
フォークナーはガルシアマルケスの心の師匠だという事を知って読んで見たわけだけど、それ以上に個性的で独特の魅力のある作家だった。
特に臭いや触感、その記憶といった感覚に訴える表現が多くて、小説を読んでいるというより一つの体験として自分の中に刻みつけられるものがあった。
本当に出会えて良かった。 >>567-568
祝読了!
ヘンリーのチャールズ・ボン殺しの動機・引き金については要再読
まさに謎として提示されている >>569
ありがとう!
そう聞いてますます別の訳で再読する楽しみが湧いてきた。
次は解説付きで分かり易そうな岩波に行ってみようかな。
ヘンリーはクエンティンに通じる魅力があるな。
一番好きなのは八月の光のバイロン・バンチさんだけどね! 熊も味わい深くて悲しくて良かった。
フォークナーの自然や動物、人間への愛情を感じた。 岩波の「熊、他三編」素晴らしかった
世界観がつながっていて、少年の成長とそれを見つめるフォークナー自身の優しい眼差しが感じられた
自然や動物、インディアン、黒人と言った人間に対する尊厳に満ちた描写が良かった。 同じですw
因みに>>567です。
次サンクチュアリにするか死のとこに横たわりてにするか迷う 1968年発行の講談社世界文学全集の佐伯彰一訳を読んでるんだけど、響きと怒りも、死の床に横たわりても意識の流れ(原文イタリック体)がカタカナなんだよね
これ初めは読みにくいなと思ったけど、その読みにくさがフィルターになって他の文とは違う特別な思いで読むことができて意外といいと思った。
ゴシック体とかだとあまり意識しないでそのまま読み進めてしまいがちだから。 岩波の熊に感動したんですがもう一つの長いバージョンも読むべきですか? >>584
うん、新潮の短編集読んでみたが面白かった
フォークナーは独特の不気味さがあると思った >>580
でも南部女の一人称が「あたい」とかなんでしょ >>586
死の床に横たわりてのデューイデルがあたいだけど雰囲気出てていいと思うよ ★マインドコントロールの手法★
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に理がないことをわかっているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
... 死の床に横たわりてって現行版ないんだ
絶版で高騰してる講談社文芸文庫か収録されてる古い全集買うしかないんだな 『熊』 長い方も読んだ
今は短い岩波の方が好き
ただもう少しフォークナー読み馴れると変わるかもしれん 熊いいよな
岩波はあの短編の構成も最高だ、熊、昔の人々と読んで熊狩りでアイクが老人として出てくるところが感慨深い
ところでコンプソン将軍の孫というのはクエンティンなのかな
この文庫ではないけどあの夕日という短編がクエンティン兄弟の幼い日の話で妙に嬉しかった。 寓話も復刊すべし 新訳でもええで 失敗作と言われるがフォークナーがたっぷり詰まっとる 初期の『兵士の報酬』『蚊』を読んだ人いませんか?
感想をお願いします 新潮版サンクチュアリ読んだけどすごく分かり難かった
役者あとがきを読んでやっと筋を理解した
他の主要な長編に比べて文章が少し拙い気がしたけどこれは訳が悪いのか?大橋訳の方がいいのかな?
筋として一番分からないのはテンプルがどうして偽証したのかって事 大分前に読んだからあんまり覚えてない
ポパイらの仲間のなかではテンプルに優しくしてくれてた人を犯人だと偽証したんだっけ
ああいう人間性のおそろしさみたいなのはフォークナーの十八番じゃん
暴力の空気感ってのがすごいわ 八月の光の高橋正雄訳ゲット
どうせ読み返すならいろんな訳で読みたい
いつか原著を読むのが夢 俺も、Amazonやヤフオクにちらほらあるけど高すぎ 南部の南北戦争敗北・奴隷制廃止・やめられない人種差別…
そのあたりのことを予備知識として頭に入れて読むと、
フォークナーが描く南部人の暗部が、より一層生々しく伝わってくる。 フォークナーって絶版ばかりで一般的に全然読まれてない割に研究書は多いよね
中公新書の大橋健三郎のはコンパクトで読みやすかった。
若い時の恋愛事情なんかが知れたのが良かったな
背が小さくてもてなかったけど好きになるたびにオリジナル詩集贈ったり健気なんだよなw 八月の光とアブサロム、アブサロム!なら、どっち先に読んだほうがいい? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています