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中国文学総合スレ
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0001吾輩は名無しである
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2012/01/05(木) 17:28:27.77
たててみた
0702吾輩は名無しである
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2022/06/26(日) 11:31:57.89ID:M30PX+bI
毎日出版文化賞
石光真清
明治元年に生まれ、日清・日露戦争に従軍し、満洲やシベリアで諜報活動に従事した陸軍将校の手記四部作。新発見史料と共に新たな装いで復活。
(一) 西南戦争・日清戦争故郷熊本で西南戦争に遭遇した後、陸軍士官学校に入り、日清戦争に従軍するまでを綴る。未公開だった手記『思い出の記(抄)』及び小説『木苺の花』を併せて収録する。
(二) 義和団事件明治三十二年、諜報活動に従事すべく、
ロシアの進出著しい満洲に入った石光陸軍大尉。そこは、中国人、ロシア人、韓国人、コサック、そして日本人など多彩な民族の坩堝であり、日本人娼婦を妻とする中国人馬賊が疾駆する大地だった。未公開手記『得体の知らぬ日本人』『因果物語ほか』等を収録。
(三) 日露戦争/長編小説・曹長の妻日露開戦。陸軍少佐となった石光は第二軍司令部付副官として出征する。終戦後も大陸への夢醒めず、幾度かの事業失敗を経て、
ついに海賊稼業へ。やがて明治という時代は終焉を迎える......。新編刊行に際し、未公開の手記『思い出の記 放浪生活時代』、短編小説『惨劇の夜の思い出』や秘蔵写真多数、そして電子版のみ、著者唯一の長編小説『曹長の妻』を収録。
(四) ロシア革命世田谷で三等郵便局長を務めていた
石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する
0703吾輩は名無しである
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2022/06/27(月) 22:06:19.53ID:UV18FKLR
満洲国グランドホテル 単行本 – 2022/4/22平山周吉 (著)
「二キ三スケ」(東条英機、星野直樹、松岡洋右、岸信介、鮎川義介)だけで満州は語れない。
「一ヒコ一サク」(甘粕正彦、河本大作)が隠然たる影響力を行使する、
再チャレンジ、前歴ロンダリングも許される自由の天地。「五族協和」の理想を信じた人たちの生と死。
既存の満州国のイメージをくつがえす、満州へ渡った日本人の奇妙にして、真剣なる「昭和史」物語。
装幀画は安彦良和氏が担当した。

【主なる登場人物】
「新しき土」原節子/「殉職警官」笠智衆/「新京不倫」小暮実千代/「越境将軍」林銑十郎/
「童貞将軍」植田謙吉/「満蒙放棄論者」石橋湛山/「朝日新聞の関東軍司令官」武内文彬/
「満洲の印象」小林秀雄/「満洲紀行」島木健作/「満洲事変の謀略者」板垣征四郎/「満洲経営の事務総長」小磯国昭/
「植民地の大番頭」駒井徳三/「関東軍と喧嘩した官史」大達茂雄/「少年大陸浪人」内村剛介/
「小澤征爾の母」小澤さくら/「焦土外交」内田康哉/「阿片専売」難波経一/「獄中十八年」古海忠之
0704吾輩は名無しである
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2022/06/29(水) 12:55:56.62ID:mwlW4N8O
第七回大佛次郎論壇賞
和解のために−教科書・慰安婦・靖国・独島
朴 裕河 パク・ユハ (著)
日本と韓国の間に横たわる深刻な四つの問題を取り上げ、双方の主張がぶつかる根源にある「不信の本質主義」を抉り出し、和解への道筋を示す
日韓の歴史問題はなぜ解決の糸口さえ見出せないのだろうか。本書は、日韓・左右の間に横たわる「不信と怒りの連鎖」を読み解き、「和解」の「土台」を示すことで多くの読者の共感を集め

第27回アジア・太平洋賞特別賞、第15回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞
帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い
朴 裕河 (著
性奴隷か売春婦か、強制連行か自発的か、異なるイメージで真っ向から対立する慰安婦問題は、解決の糸口が見えないままだ。
大日本帝国植民地の女性として帝国軍人を慰安し続けた高齢の元朝鮮人慰安婦たちのために、日韓はいまどうすべきか。
元慰安婦たちの証言を丹念に拾い、慰安婦問題で対立する両者の主張の矛盾を突くいっぽう、「帝国」下の女性という普遍的な論点を指摘する。

韓国検察が朴裕河を起訴した事に対して抗議する声明を発表した。
声明では、韓国検察の判断を「予断と誤解に基づいて下された」と指摘し、「公権力が特定の歴史観をもとに学問や言論の自由を封圧する挙に出た」と批判した
0705吾輩は名無しである
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2022/06/29(水) 13:00:34.35ID:mwlW4N8O
幻想と絶望~漫文漫画で読み解く日本統治時代の京城 単行本
申 明直 (著)

――蓄音機から流れるフランス映画「モンパリ」の主題歌に合わせて歌い、華麗な西洋のドレスを身にまとい、ワイングラスを傾けるモダンガールたち。三越や丁字屋のショーウィンドウには華やかな商品が並んでいる。――
 同書は、韓国人なら誰でも知っている、祖国統一を願う歌「我々の願いは統一」の作詞者・安夕影が日本統治時代の新聞に掲載した「漫文漫画」から、当時の京城のありのままの風景を読み解こうとしたものです。
 1930年代の京城は、これまで暗黒の側面ばかりが語られてきたためか、暗いイメージばかりが思い浮かびますが、当時の人々の日常が、現代の風景とあまり変わらないことに驚かされます。
 ただ、同書では華やかな側面だけをクローズアップしているものではなく、その影に隠れた面にも視線を伸ばしています。その当時を生きた安夕影が、京城の姿を「薬の空きビンに挿した一輪の花」にたとえた感性には感服されます。
 韓国で刊行された原書『モダンボーイ京城を闊歩す』は、韓国の主要マスコミで話題になり、『朝鮮日報』の2003年度「今年の本10冊」にも選ばれた良書です。
0706吾輩は名無しである
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2022/07/04(月) 16:57:20.72ID:dLKDmynl
僕の見た「大日本帝国」 単行本 2005/2/1
西牟田 靖 (著)
第4回新潮ドキュメント賞候補作。
[世界観なき時代の大した膂力]戦争遺跡を訪ねながら
ありがちな「観」や「論」に陥らない軽やかさこそがこの書き物の持ち味のように思える。
――選考委員 藤原新也氏評
ニュートラルな視点で「反日と親日」のリアルを鮮やかに描き出し、
戦後60年間埋もれていたアジアの中の日本の姿を明らかにする。

十字架と共存する鳥居、青い日の丸、ロシアの鳥居、見せしめにされた記念碑、落書きだらけの慰霊塔……かつて日本の領土だった国々に残る、その不可思議な光景の理由は?
 知られざる反日と親日のリアルとは?―忘却なのか、禁忌なのか? 埋もれてしまった「あの時代」を、戦争を知らないからこそまるごと見つめ直してみたい。だから僕は「大日本帝国」を踏破してみた。
0707吾輩は名無しである
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2022/07/06(水) 00:37:02.05ID:2DoIe0eC
赤い夕陽の満州野が原に―鬼才河本大作の生涯 (光人社NF文庫) 相良 俊輔 (著)

過去は語られなければならないし、現代はそれに耳を傾けねばならない―昭和動乱の引鉄、張作霖氏の爆殺を画して、日本陸軍を逐われ、
暗黒昭和史の一ページに悲劇の刻印を捺した世紀の風雲児・河本大作の知られざる生涯を描いた感動作。広漠たる原野にくりひろげられた雄渾なる昭和の舞台の序幕を綴る一千枚

。墓標なき八万の死者―満蒙開拓団の壊滅 (中公文庫 M 14-2) 角田 房子 (著)
0708吾輩は名無しである
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2022/07/06(水) 01:01:07.51ID:2DoIe0eC
諜報憲兵―満州首都憲兵隊防諜班の極秘捜査記録 (光人社NF文庫)
新京憲兵隊特高課「工藤室」。満州国の首都・新京で活動する敵性国のスパイ網を殲滅すべく、一九三七年九月、工藤胖憲兵軍曹を長として
室員わずか七名で編成された特命防諜班―任務秘匿のため防諜班の呼称は部内でも禁じられ、室員は制服を着用せず、軍の服務規程の一切が免除された―知られざる戦いの記録。

関東軍特殊部隊―闇に屠られた対ソ精鋭部隊 (光人社NF文庫)
兵器弾薬、糧秣ほか重量三十キロ以上を身につけて一昼夜八十キロを脚力機動し、決死の挺進奇襲を任務とした秘匿部隊。無敵を誇る関東軍の中で選りすぐられた対ソ戦用
の“超人的日本兵集団”の実態を初めて描いた話題のノンフィクション。満州第五〇二部隊の誇り高き兵士たちの想像を絶する精強訓練の日々を伝える

日中戦争 日本人諜報員の闘い (光人社NF文庫)
二つの国にかける橋──諜報の闇と外交の光の世界を行き交った男。近衛文麿の特使として、日本と中国の間に和平交渉の橋をかけようと尽瘁した風雲児が語る衝撃の秘史!

長沙作戦 緒戦の栄光に隠された敗北 (光人社NF文庫)
昭和16年12月、太平洋戦争開戦とともに香港要塞攻略のため、中国大陸における陽動作戦として長沙作戦が発動された。補給のない
日本軍第一線部隊は弾薬・食糧がことごとく尽き果て、犠牲者が続出。「無敵皇軍」に酔いしれ、中国軍をあなどり、ついに反転退却にいたった──
0709吾輩は名無しである
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2022/07/06(水) 01:10:51.20ID:2DoIe0eC
華中作戦―最前線下級指揮官の見た泥沼の中国戦線 (光人社NF文庫)
若き指揮官が日中戦争の最前線においてつぶさに見た果てしなき大陸戦の実体。個々の戦闘で、将校、兵士は何を考えて砲火に身を曝したか、在りのままに綴る。
昭和十五年、見習士官として配属されて六年間―小隊長、連隊旗手、中隊長、歩兵砲隊長、大隊長の重責を担いながら転戦し、辛酸を嘗めた将校の悪戦苦闘記。

湖南戦記―知られざる日中戦争のインパール戦 (光人社NF文庫)
直木賞作家伊藤桂一氏が推薦する戦場の真実を描いた感動の体験記録。武器弾薬、食糧の補給もなく、幾万余の将兵たちが犠牲となった知られざる中国戦線の戦い、
〓(し)江作戦の実情―熾烈なる戦闘の中で一兵士は何を考えたのか―山紫水明の湖南の風物の中で、正義感あふれる古参下士官の心意気と心情を綴った話題作

B29基地を占領せよ―10個師団36万人を動員した桂林作戦の戦い (光人社NF文庫
日本本土空襲阻止と南方輸送ルートの安全を確保するために、中国奥地のB29飛行場群の撃破・占領を目的に10個師団36万人の兵力を動員させた桂林作戦―
太平洋戦争末期、フィリピンに米軍が進攻したのと同じ時期に展開された、日本陸軍屈指の大作戦の全容を描いた大陸戦記。米式装備の強力な中国軍との凄絶な戦いを描く感動作。

中国大陸徒歩四六〇〇キロの戦場体験―兵士たちの日中戦争 (光人社NF文庫
陸上輸送路の確保とB29航空基地を覆滅すべく、華北から漢口、長沙、桂林、南寧、仏印、バンコク、マレー半島と、果てしなき山野に苦闘した
兵隊たちの行軍の日々!命ぜられるままに、転戦につぐ転戦をかさねた名もなき兵士たちは、いかにして苦難に耐え、任務を全うしたのか。歩け歩けの日中戦争を描く感動作。
0710吾輩は名無しである
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2022/07/06(水) 01:46:13.43ID:2DoIe0eC
大陸打通作戦―日本陸軍最後の大作戦 (光人社NF文庫)
B29を擁する在支米空軍を大陸奥地に追い払い、南方との鉄道による連絡網を確保するための日本陸軍最後の大作戦―日本本土に押し寄せる連合軍の圧力軽減に
寄与することをめざした百万人におよんだ日本軍将兵の東奔西走を描く。五年にわたる著者の中国転戦の果てに訪れた国共内戦下の武装解除の混乱と復員に至るまでの労役の日々を綴った感動の陸戦記。

ソ満国境1945 満州が凍りついた夏 (光人社NF文庫)
ソ満国境が戦闘状態になった当時、満州北緯三十八度線以北の朝鮮半島、樺太、千島列島には、軍人を含めて二百五十万人以上の日本人がいたとされる。戦前、戦中における立場から一転して、飢餓、極寒、疲労、伝染病、殺人、暴行、
強姦、略奪、重労働、屈辱、孤独、絶望―が襲った。わずか1門の重砲の奮戦、対戦車爆雷攻撃で全滅した学徒兵、最後まで鉄路を死守した満鉄マン、戦闘での死者6万5000人、停戦後の死者18万人―生存者の声を集めた感動のドキュメント。

脱出!―元日本軍兵士の朝鮮半島彷徨 (光人社NF文庫)
昭和二十年八月十五日、終戦。瞬く間に朝鮮半島北半分を占領したソ連軍の中を十数名の脱出兵士は米軍管轄下の南部をめざす―日本人「難民」の群れに襲いくるソ連兵の暴虐の嵐と保安隊の執拗な
敗残兵狩りに遭遇しながらも、からくも故郷に生還するまでの三ヵ月間の過酷な逃避行を描いた感動のノンフィクション

日中戦争一兵士の証言―生存率3/1000からの生還 (光人社NF文庫)
苛酷な初年兵訓練に耐えて大陸の戦場に送り込まれ、想像を絶する悪条件下での戦いを生き抜いた一人の下級兵士の見た日中戦争の一断面―敵弾雨飛の山野で
歩兵として軽機関銃を手に凄惨な死闘を繰り返し、また衛生兵としてヨーチンを片手に看護にも当たった激務の最前線の日々を綴った感動のノンフィクション
0711吾輩は名無しである
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2022/07/06(水) 02:29:47.03ID:2DoIe0eC
太平洋戦争に導いた華南作戦―南進への布石となった第五師団の戦い (光人社NF文庫)
日本陸軍に師団多しといえども、この師団ほど遠慮なく使われた師団は、他に、その類例がない―第五師団の編成は、各歩兵二個連隊をもつ歩兵旅団が二個と
特科“騎・野砲・工・輜重”兵の各第五連隊を基幹として、通信・衛生・野戦病院その他直轄部隊があり、戦時編成は常に二万人以上。最大規模の編成であった

ノモンハンの地平―草原紀行 ホロンバイルの過去と現在 (光人社NF文庫)
『ノモンハンの夏』の半藤一利氏が推薦する話題作。いま日本人はノモンハンから何を学ぶべきなのか―現在も草原で暮らす
モンゴル人や中国人の生活や文化を、深い洞察力と鋭い観察眼で描き、草原で惹起した幾多の戦いを証言と現地の写真、収集した当時の地図で再現、一〇年間にわたる現地調査にもとづいて検証する

。僕は八路軍の少年兵だった―中国人民解放軍での十年間 (光人社NF文庫)
昭和十九年春、満蒙開拓青少年義勇軍に参加した一人の日本人の数奇な運命―敗戦。多くの在満邦人が辛酸をなめる中、思わぬことから「八路軍兵士」となる…国民政府軍と戦い、
そして朝鮮戦争にも参加した波瀾の体験を描く。長年の大陸生活の中でつぶさに観察した中国人気質。戦後中国を知ることができる話題の一冊。
0712吾輩は名無しである
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2022/07/07(木) 18:22:45.58ID:Hr6rXTtK
100歳の台湾人革命家・史明 自伝 理想はいつだって煌めいて、敗北はどこか懐かしい

台湾、日本、中国を股にかけ、革命の戦いに人生を懸けた男、史明。中国共産党と台湾国民党を相手に戦い続け、理想を追い続けたその波乱に満ちた日々を振り返る冒険譚には、血沸き肉躍ること必至。
100歳を超えてなお、現役の革命家として躍動する「台湾独立のゴッドファーザー」を描き出すノンフィクションが登場
刊行に寄せて 中華民国第14代総統・蔡英文からのメッセージ

台湾独立運動家、教育家、歴史学者。1918年台湾台北出身。早稲田大学政治経済学部在学中、社会主義思想に目覚め、1942年の卒業と同時に中国へ。中国共産党の情報工作員としてスパイ活動に従事し、1946年以降、党幹部養成校の華北連合大学、華北軍政大学で学ぶ。
ケ小平の命で捕虜の台湾人兵部隊「台湾隊」を組織。1949年、党の実態に絶望し脱走、台湾へ帰国。1950年に「台湾独立革命武装隊」を立ち上げ蒋介石暗殺を計画するが失敗し、1952年に日本へ亡命。以後40年間、東京池袋で中華料理店「新珍味」を
営みながら「独立台湾会」を統率し、台湾独立のための地下工作を物心両面で支援。1962年に台湾市民の視点で書かれた初の台湾通史『台湾人四百年史』を上梓。国民党政権のブラックリストに載る最後の台湾人となるが、1993年帰国。
台湾全域で精力的に独立のための啓蒙活動を行い、2001年「史明教育基金会」設立。過去の総統選では民主進歩党の陳水扁や蔡英文を支援し、2016年、総統府資政(総統上級顧問)に就任。
0713吾輩は名無しである
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2022/07/09(土) 11:39:04.03ID:FdfL+lVP
天安門ファイル-極秘記録から読み解く日本外交の「失敗」 (単行本) 2022/7/7
城山 英巳 (著)
1989年6月4日―。強権独裁「習近平中国」のルーツはここにある。日本の外交官たちはその日、「人民の流血」をいとわない
中国共産党の本質を見抜くべきだった。「今孤立させると排外的になる。いずれ民主化する」。計3・6兆円の援助を注ぎ込んだ
日本政府は皮肉にも中国を排外的な「モンスター」に変えてしまった。 建国以来最大の危機だった天安門事件を通じて「強国」となった中国。その背景には、中国共産党と裏で手を握る
米国、実利優先の欧州、常に米中の「呪縛」から逃れられない日本の存在があった。ウクライナ戦争・台湾有事で中国はどう動くか。その答えは、33年前の極秘記録にある。
日本はどうすべきか。歴史の教訓を読み解く。 日中国交正常化50年の節目に一石を投じる渾身のドキュメント。
■序章 「歴史の分かれ目」の対中外交 ■第一章 北京戒厳令の極秘記録 ■第二章「六四」は必然だった ■第三章 外務省の「無策」 ■第四章 北京「内戦」下の日本人
■第五章 日本にとって「望ましい中国像 ■第六章 米中は裏でつながっていた ■第七章 日本の「敵」は米欧

『中国共産党「天皇工作」秘録』(文春新書)でアジア・太平洋賞特別賞(2010年)、戦後日中外交史の調査報道などで、
優れた国際報道に与えられるボーン・上田記念国際記者賞(2013年度)を受賞。著書に『中国臓器市場』(新潮社)、『中国人一億人電脳調査』(文春新書)、『中国 消し去られた記録』(白水社)、『マオとミカド』(同)がある。
0714吾輩は名無しである
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2022/07/09(土) 12:24:24.79ID:FdfL+lVP
台湾の少年 1統治時代生まれ
岩波書店)
脚本 游珮芸、漫画 周見信

一九三〇年、日本統治時代の台湾に生まれた蔡焜霖(さいこんりん)は、読書が好きな少年で、教育者になることを夢見て育った。戦争の色濃い時代は日本の敗戦で終わったが、
戦後は国民党政権による新たな支配が始まり、ある日、町役場で働く焜霖のもとへ憲兵が訪ねてきて……。白色テロの深い傷を描いた台湾の傑作歴史コミック、第一巻。

2収容所島の十年
一九五〇年、無実の罪で逮捕された蔡焜霖は激しい拷問に遭い、政治犯として離島に送られる。長くつらい十年の始まりだった。

3 戒厳令下の編集者 
4 民主化の時代へ
0715吾輩は名無しである
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2022/07/09(土) 22:29:14.77ID:FdfL+lVP
もうひとつのジェノサイド 長春の惨劇「チャーズ」 単行本 遠藤 誉 (著)
中国革命戦の裏で葬り去られた惨劇「チャーズ」の真実を人類史に刻む――。
作家・佐藤愛子氏、推薦!「これは、もうひとつのウクライナだ」
いま、世界中が注目するウクライナ侵攻。ロシアによるジェノサイドともいうべき残虐な場面の報道を見るたび、
中国研究家の遠藤誉氏は幾重にも重なる餓死体の上で野宿した幼少期の恐怖体験を思い起こす――。
1947年、中国共産党は国民党軍と激しい内戦を繰り広げていた。「長春を死城たらしめよ」
この毛沢東の指令により、国民党が占拠する長春市は食糧封鎖され、市民数十万人が餓死する事態へ追い込まれたのである。
かつて長春で「もうひとつのジェノサイド」=「チャーズ」があったことを知る人は少ない。
チャーズ生存者も、もうそう多くはいない。その数少ない生き証人の一人が著者・遠藤誉氏である。
「私には『もうひとつのジェノサイド』を人類の歴史に刻み込む使命がある。亡くなられた方たちはゴミくずのように捨てられ、
『チャーズ』の事実そのものが葬られていったからだ」中国共産党が封印し続ける惨劇「チャーズ」。
0716吾輩は名無しである
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2022/07/16(土) 11:08:58.23ID:iXCqWZq/
尹海東ユン・ヘドン

植民地がつくった近代
怪物としての民族主義を越えて!
あらゆる近代は、すべからく植民地近代である。韓国歴史学における、親日か反日かの閉鎖回路からの脱出をはかり、植民地収奪論/近代化論の対立をのりこえ、東アジアにおけるトランスナショナル・ヒストリーの可能性をさぐる。
――韓国の民族主義に批判の一石を投じ、「韓国歴史学界の異端児」と恐れられる尹海東の本邦初の単著。

植民地朝鮮と宗教.帝国史・国家神道・固有信仰
天皇制国家のもと、植民地と宗主国を往還する宗教諸政策。西洋的な宗教概念が日本経由で移入され、人々の日常生活が分節化されていく。キリスト教と仏教、国家神道とシャーマニズム。
ポストコロニアル研究を東アジアの近代経験から捉え直した、日韓の研究者による共同研究の成果。
0717吾輩は名無しである
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2022/07/17(日) 00:59:38.58ID:BljTMGpb
趙紫陽 極秘回想録(上)
1989年、北京市内では民主化を求める市民がデモを繰り返していた。李鵬首相ら守旧派が戒厳令布告を求める一方。民主派の趙紫陽総書記はそれを拒否し、市民との直接対話を試みる。
だが政府は趙を意思決定の場から外して武力鎮圧の乗り出し、結果多くの死者が出ることに(天安門事件)。趙紫陽は追放され、2005年に亡くなるまで16年も自宅に軟禁されるが、その間彼は事件の経緯や自らの思いを多くのテープに秘かに録音していたのだった
毛沢東時代以来の自給自足経済を改め、人民公社を解体するなど農村改革で頭角を現した趙紫陽。胡耀邦総書記のもとで首相として経済の舵取りにあたり、のちに総書記となるが、
自由化や民主化に傾く趙紫陽や胡耀邦に対し、守旧派はあの手この手で改革の妨害を試みる。そして悲劇が起こるのだった。80年代の中国要人たちの理想と思想、そして生々しい人間関係や感情までをつぶさに語り伝える、世紀の「遺言」
0718吾輩は名無しである
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2022/07/20(水) 14:43:11.21ID:p+rg5hm8
オランダ東インド会社 (講談社学術文庫
17世紀前半、オランダは葡・西・英と東インド香料貿易の覇を競い、これを制した。その核となったのがオランダ東インド会社である。同社はジャワ土着君主の王位継承戦争に暗躍して図版を広げ、
コーヒー等の栽培により栄華の時代を築き上げた。しかしそれも束の間、やがて衰退へと向かい18世紀末には消滅する。インドネシア史を背景に描くオランダ東インド会社200年の興亡。
0719吾輩は名無しである
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2022/07/20(水) 14:44:12.97ID:p+rg5hm8
興亡の世界史 東インド会社とアジアの海 (講談社学術文庫)

17世紀のイギリス、オランダ、フランスに相次いで誕生した東インド会社。この「史上初の株式会社」の興亡を通して、世界が大きく変貌した200年を描きだす異色作。喜望峰からインド、中国、長崎にいたる海域は、
この時代に「商品」で結ばれ、世界の中心となり、人々の交流の舞台となっていた。そして、綿織物や茶、胡椒などがヨーロッパの市場を刺激して近代の扉を開き、現代に続くグローバル社会の先駆けとなったのだった。
講談社創業100周年記念企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第3期の3冊目。
近年ますます進展する世界の「グローバル化」は、いつ始まったのか。ひとつの大きな転機をもたらしたのが、17世紀のヨーロッパに相次いで誕生した「東インド会社」である。本書は、この「史上初の株式会社」の興亡を通して、
世界が近代に向かって大きく変貌した200年を描きだす異色作である。
ヴァスコ・ダ・ガマの「インド発見」に始まった「ポルトガル海上帝国」に代わって、16世紀末から東インド航海で大きな富を得たのが、オランダとイギリスだった。喜望峰からインド、東南アジア、中国、長崎にいたる海域、すなわち「アジアの海」が、この時、世界の中心となり、人々の交流の舞台となったのである。
イェール大学の設立に大きく寄与したイギリス東インド会社マドラス総督、エリフ・イェールや、平戸の日蘭混血児で後にオランダ東インド会社バダヴィア首席商務員の妻となったコルネリアなど、数奇な運命をたどった人びと。綿織物や茶、胡椒など、ヨーロッパの市場を刺激し、近代の扉を開いたアジアの商品。そして、東インド会社がその歴史的役割を終えた時、世界はどのように変貌していたのか。
0720吾輩は名無しである
垢版 |
2022/07/20(水) 17:42:19.11ID:p+rg5hm8
麻田 雅文

満蒙 日露中の「最前線」講談社選書メチエ
二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、
「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、
ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決……。鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。
第一章 『坂の上の雲』の先へ――小村寿太郎とウィッテ
第二章 日露協約時代の「満蒙問題」――伊藤博文とココフツォフ
第三章 「北満洲」における大戦・革命・内戦――田中義一とホルヴァート
第四章 ソ連と奉天派の対決――張作霖、張学良親子とカラハン
第五章 満洲国という難問――昭和天皇、蒋介石とスターリン

第8回(2013年度)「樫山純三賞」第4回(2013年度)「鉄道史学会住田奨励賞」
中東鉄道(東清鉄道)経営史―ロシアと「満洲」 1896-1935単行本 – 2012/11/15
シベリアから「満洲」へ――。東清ないし東支鉄道ともよばれ、「満洲」を通るロシアの「植民地化会社」として、露・中・日・仏・米が角逐する国際政治の焦点となった中東鉄道。海運とも連動する鉄道事業経営と、
収用地や警備隊による植民地経営が一体となった、その全体像を初めて実証的に解明。西洋史・東洋史・日本史を横断する跨境的な東北アジア近現代史を描きだす。
0721吾輩は名無しである
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2022/07/20(水) 17:42:46.00ID:p+rg5hm8
蔣介石の書簡外交 上巻: 日中戦争、もう一つの戦場 単行本 – 2021/1/29

シベリア出兵 - 近代日本の忘れられた七年戦争 (中公新書
1917年11月に勃発したロシア革命。共産主義勢力の拡大に対して翌年8月、反革命軍救出を名目に、日本は極東ロシアへ派兵、シベリア中部のバイカル湖畔まで占領する。だがロシア人の傀儡政権は機能せず、
パルチザンや赤軍に敗退を重ねる。日本人虐殺事件の代償を求め、北サハリンを占領するなど、単独で出兵を続行するが…。本書は、増派と撤兵に揺れる内政、酷寒の地での7年間にわたる戦争の全貌を描く。

日露近代史 戦争と平和の百年 (講談社現代新書)
幕末期以来、米英協調を基軸とする主流派に対し、ロシアに目を向ける一つの潮流があった。
ロシア皇室との信頼関係を樹立しようとした伊藤博文。
満洲経営のため、ロシア革命後のソ連との国交樹立に腐心する後藤新平。
満洲国建国後、孤立を深めるなか独ソとの提携に望みを託す松岡洋右……
彼らはなぜ、ロシアに接近していったのか?
0722吾輩は名無しである
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2022/07/20(水) 18:08:52.48ID:p+rg5hm8
鉄道史学会住田奨励賞
華北交通の日中戦争史    林 采成 (著)
戦前の国民党政権の国有鉄道が日本の占領鉄道運営を経て、戦後の中国共産党政権の国有鉄道に再編されたことに着目し、戦前期、戦時期、戦後期に分けて華北交通を検証する。

東アジアのなかの満鉄―鉄道帝国のフロンティア― 単行本 – 2021/1/20
帝国拡大の原動力となり、世界でも最高水準を誇った満鉄の鉄道技術はいかにして伝播していったのか。見過ごされてきた本業・鉄道業の姿をはじめて解明、
その経済的・技術的インパクトを数量的に位置づけるとともに、東アジア鉄道システムの形成から、戦後再編の新たな全体像を描き出す。

飲食朝鮮―帝国の中の「食」経済史
牛肉、明太子、ビールなど、帝国による「食」の再編は日韓の食文化を大きく変えた。収奪論をこえて、帝国のフードシステムの歴史的意義をはじめてトータルに解明、
生産・流通から植民地住民の身体に与えた影響まで、帝国の統治にはたした「食」の決定的な役割を浮かび上がらせる。

…… 本書に新知見が見出せるのは、著者が7つの飲食物を「食料産業」という視点から分析することで、経営史、経済史の強みを遺憾なく発揮しているからである。様々な統計分析の厚みのうえに史料読解を重ね、それを大局的な視点、
すなわち帝国、東アジア、市場、日韓関係史と絶えず交差させながら進められる議論には手堅い説得力がある。……

“…… 私みたいに、かつて植民地だったという関係の国々を見たら、誰もが抱く印象論を遙かに越えて、体系的にその関係史を見せてくれた。大変な労作というしかない。植民地となった朝鮮が、大日本帝国という枠組みの中で
、再編された食の経済史という視点で多くのことを教えてくれている。…… 常々、食文化という視点から物事を見てきたが、経済史という視点がこれほど見事に文化を照らしてくれるものだとは思わなかった。目から鱗がぼろぼろと落ちるような話ばかり。……"(『週刊読書人』
0723吾輩は名無しである
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2022/07/20(水) 18:15:14.70ID:p+rg5hm8
鉄道史学会住田奨励賞
帝国日本と鉄道輸送: 変容する帝国内分業と朝鮮経済 単行本 – 2020/11/30
竹内 祐介 (著)
19世紀末以来、台湾・朝鮮、満洲を実質的に植民地化した日本は、鉄道による効率的な物流網を築こうとした。創出された朝鮮内の市場がどのような特質を持って成長し、
各地域間で分業体制を築いたのか。帝国内の米・粟・石炭や綿織物などの工業製品の生産・流通・消費の実態を鉄道統計資料から分析。日本帝国下の朝鮮経済の実像を解き明かす

。序章 朝鮮/日本帝国経済史研究/鉄道敷設と貨物輸送の朝鮮的特質―台湾との比較史的接近(鉄道敷設と沿線市場の形成〈鉄道敷設の展開過程/鉄道敷設と沿線人口/局私鉄別にみた鉄道敷設と沿線人口〉
/鉄道貨物輸送からみる域内分業・消費市場〈鉄道貨物輸送額推計の意義と方法/検証と分析―域内分業・消費市場の構造と変容〉
以下細目略/都市化・域内分業・帝国内分業の朝鮮的特質―台湾との比較)/帝国内分業の変容と朝鮮市場―日本・満洲との関係史的接近(米の「飢餓輸出」と穀物の帝国内分業/輸入代替工業化と消費市場の地域的拡大/鉱業化と燃料多消費社会の形成)
/鉄道輸送と地域経済一次産品経済社会と域内分業(朝鮮鉄道黄海線と沿線地域経済/北鮮鉄道と朝鮮経済―羅津を中心に)/終章 消費市場の成長とその地域性
0724吾輩は名無しである
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2022/07/21(木) 23:44:00.85ID:fqOH+44o
清代回疆社会経済史研究 単行本 – 2022/1/25堀 直 (著)

18〜19世紀に「回疆」と呼ばれた新疆ウイグル自治区南部のオアシス社会。ユーラシア大陸の最奥地に生きた人々の暮らしや経済を解き明かす。
17世紀後半以降の政治・経済のグローバル化の進展は、西欧・ロシア列強と東方の清朝中国の覇権拡大をもたらした。かつては国際通商路「シルクロード」の大動脈が走っていたユーラシア大陸の内奥部分=中央アジアは、西からロシア帝国、
東から清帝国の進出・侵略をうけ、18~19世紀に両帝国によって分割支配され、中央アジア地域の多様な民族集団もまた近代的な国境によって分断された。
天山山脈の南北地域は、18世紀後半以降、清の支配下で「新疆」すなわち「新たな領域」として特別な位置づけを与えられた。新疆の南部、タリム盆地周縁のオアシス地域で人口の大多数を占めていたトルコ系イスラーム教徒(現在のウイグル族)も、言語・宗教や支配理念・政治・社会構造を異にする清帝国の支配に服し、彼らの居住地域は「回疆」と総称されるようになった。
本書は、漢文史書類のみならず、テュルク語・満洲語などの多様な一次史料や現地調査の成果を中心に据えて、清朝支配下の「回疆」の社会・経済の実像を精緻に描き出す。中国政府の新疆ウイグル自治区統治政策が国際的に注視されている今日、
その前史としての清朝支配下の社会を理解することで、単なる民族/宗教の対立あるいは多民族国家の成立といった表層的な理解を超え、現代に直結する当地の歴史展開を本質的に把握しようとするものである。
0725吾輩は名無しである
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2022/07/23(土) 20:13:00.08ID:aFBBcMan
中国任侠列伝―天子恐るるに足らず! 単行本

中国史上、朝廷人士たちの世界=官界に対して、無位無官の庶民の世界を「江湖の世界」という。この世界で尊ばれたのは、義や侠の精神である。そして、その精神を身をもって示した者――これらを任侠の徒、義侠の士などと呼ぶ。
任侠の徒はしばしば無法者と同義に扱われ、朝廷からは好ましからざる存在として忌避された。しかし、彼らにはしばしば庶民からの多大な人望が集まったのである。なぜか?
本書は、中国史上で今なお名を残す「江湖の世界」の英雄たちの生き様を生き生きと描こうとするものである。戦国時代の刺客、遊侠、新興宗教の教祖、塩賊、海賊、秘密結社、匪賊、青幇など、
正史から見ればアウトサイダーにすぎない彼らの生き方をたどることによって、中国の歴史がより厚みをまし、面白く感じられるにちがいない。

利になびかず、権力に媚びず、他人の苦難に我が身を投げ出した“はみだし者”たち―その魅力ある生きざまを描く
0726吾輩は名無しである
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2022/07/25(月) 02:03:13.58ID:Z+Van9IN
第63回(2020年度)「日経・経済図書文化賞受賞」受賞
朝貢・海禁・互市―近世東アジアの貿易と秩序― 単行本 – 2020/3/10
岩井 茂樹 (著)

朝貢体制論を超えて――。「天下を統べる皇帝と朝貢する蕃夷諸国」という美しい理念の外形を
辛うじて保っていた明代の通商外交体制も、海と陸の辺縁からの衝撃で転換を迫られ、やがて清代には互市が広がっていく。西洋とは異なる「もう一つの自由貿易」への構造変動を、日本の役割も含めて跡づけ、新たな歴史像を実証する労作

杉原薫氏による書評“……:本書は、14世紀後半から19世紀前半における朝貢(外交儀礼)、海禁(航海制限・居住制限)、互市(管理貿易)の関係を高い実証水準で論じ、
これまで「朝貢貿易体制」として静態的に理解されてきた東アジアの通商・外交システムについて、互市の役割に焦点を当てることで新しい解釈を示したものである。すなわち、16世紀中葉以降に発展した互市を、
「儀礼を必要としない貿易」を可能にした、朝貢とは異なる制度だとし、「朝貢から互市へ」という通商外交体制の変化があったとしている。叙述の明快さもあって、論争誘発力は十分である。…
0727吾輩は名無しである
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2022/07/25(月) 11:32:24.61ID:Z+Van9IN
古山高麗雄 - 兵卒として龍陵会戦に参加。自伝の『龍陵会戦』で菊池寛賞
戦争は私から何を奪ったのだろう。軍隊に入り、私は屈辱を受けることに鈍感になり、たちまち誇りを失った。下級兵士は無意味な死を覚悟することに馴れ、
それではあまりにみじめだから、お国のためだと自分に言いきかせる。兵士は死シテ神トナルなどと本当に考えていたのか?戦争を日常として生きた人間の貴重な文章である

壮烈拉孟守備隊―玉砕に殉じた日本軍将兵の記録 (光人社NF文庫)
死守命令―ビルマ戦線「菊兵団」死闘の記録 (光人社NF文庫)
回想ビルマ作戦―第三十三軍参謀痛恨の手記 (光人社NF文庫

拉孟・騰越の戦い(らもう・とうえつのたたかい)は、1944年6月2日から1944年9月14日まで中国・雲南省とビルマ(現ミャンマー)との国境付近にある
拉孟(保山市竜陵県)・騰越(同市騰衝市)地区で行われた、日本軍と中国国民党軍・アメリカ軍(雲南遠征軍)の陸上戦闘のことを言う。すでに南部を占領していた
日本の部隊は援蔣ルートの遮断のために派遣された小規模なもので、進出した当初の1942年頃は中国軍に対して優位に立っていたが、
援蔣ルート遮断後もアメリカ軍の空輸によって中国軍への支援が継続されたため、連合軍の指導によって近代的な装備を身につけた中国軍が1944年より反撃に転じ、
日本軍は補給路を断たれ孤立し、拉孟守備隊および騰越守備隊は最終的に玉砕した。硫黄島などの孤島において玉砕したケースは多いが、
この戦いは大陸において玉砕した珍しいケースとして知られる。しかし、中国軍も陣地に立てこもる日本軍の防御戦闘により部隊比では日本より死傷者を出した。
この時期、中国本土では豫湘桂会戦によって中国軍は大敗北を重ねており、よって拉孟・騰越の戦いとミイトキーナの戦いは中国軍にとって貴重な勝利となった
0728吾輩は名無しである
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2022/07/25(月) 11:58:54.12ID:Z+Van9IN
辻政信
ノモンハン事件、マレー作戦、シンガポール華僑粛清事件、バターンの偽命令、ポートモレスビー作戦、ガダルカナル島の戦い
拉孟・騰越の戦い
などを参謀として指導した。 軍事作戦指導では「作戦の神様」「軍の神様」と讃えられた
その一方で、非人道的残虐事件を巻き起こした指揮系統を無視した現場での独善的な指導、部下への責任押し付け、
自決の強要、戦後の戦犯追及からの逃亡などについて批判がある

辻政信と七人の僧―奇才参謀と部下たちの潜行三千里 (光人社NF文庫)
シンガポール攻略戦の神速果敢な采配で世界の耳目を集め、陸軍の宝と謳われた参謀・辻政信―。敗戦とともに占領軍の執拗な探索の手を逃れて、バンコクから中国、
そして日本に雌伏すること五年。にわか僧侶に化けた元高級参謀と彼を陰で支えた七人の若者たちのスリリングな潜行の歳月を描いた感動のドキュメント

西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)
高野秀行 (著
中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ――幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、
圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、
これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。
0729吾輩は名無しである
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2022/07/25(月) 12:13:23.01ID:Z+Van9IN
陽はメコンに沈む 著:伴野朗
1961年、ラオスの僧に変身した参議院議員・辻政信は、動乱のインドシナで消息を絶つ。死亡説・生存説が入りみだれる中で、1970年、日本人記者・結城は、
辻政信の消息を知るという元パテト・ラオの通訳に会い、記事を書いた。しかし、それは結城を、得体の知れぬ勢力からつけ狙わせる端緒となった! 迫真の、男のサスペンス
推理候補
伴野朗氏『陽はメコンに沈む』。現役の新聞記者らしく、臨場感のある描写はすばらしく、わくわくされられたが、辻政信の「うっかりしたミス」が、キー・ポイントになっているなど、ストーリーに無理がある。
また小説らしい文章を書こうとした部分が浮いている。結城昌司氏、三好徹氏の作品など、もっと研究してみて下さい。次作を期待します
0730吾輩は名無しである
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2022/07/28(木) 17:58:06.16ID:muPGFPOz
ハルビン駅へ 日露中・交錯するロシア満洲の近代史 単行本 2014/10/7

満洲の中心都市・ハルビン。多くの日本人にとっては、伊藤博文が暗殺された都市として記憶されますが、それだけではありません。日本、ロシア、中国を中心に、波瀾の近代史を繰り広げた舞台でもあります。
始まりは、ロシアのアジア進出にあります。ロシアは東清鉄道を建設し、アジアの不凍港まで鉄道を開通させねばならなかった。その調査の過程で発見されたハルビンは、やがて東清鉄道建設の基地となり、ロシアの植民地となります。
ロシアの名物蔵相ウイッテの思惑、軍と鉄道会社の利害対立など、ハルビンの発見から植民、そして繁栄と混乱の社会と歴史が綿密に描き出されます。いわば、ヨーロッパとアジアの思惑、国際関係のるつぼとして、ハルビンはあったのです。
そこでは、中国人、日本人のみならず、ユダヤ人のコミュニティも形成され、「最も自由な国際都市」という側面もそなえてゆきます。
しかしながら、歴史は、このリベラルな都市を、そのまま許すことはありません。やがて日露戦争に突入。そして、中国による奪還と歴史はうねっていきます。
そうでありながら、では、鉄道建設で栄えたハルビンはなぜ、リベラルな国際都市の可能性を持つことができたのか。
本書は、ロシア側の未公開資料など、貴重な史料を広汎に発掘し、壮大なスケールで描く、満洲の近代史です。

加藤陽子(東大教授)さんが、「ロシアにとっての『坂の上の雲』が今ここに」と大絶讃
0731吾輩は名無しである
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2022/07/29(金) 22:48:52.10ID:i7WxB7p0
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論〔小学館文庫〕 単行本 –
小林 よしのり (著)
2000年、長い一党支配が終わり、初めて民主的選挙で政権交代した台湾。徹底取材によって、この「国産み神話」誕生の瞬間を記した本書は日本、
台湾でベストセラーになったが、潜在していたタブーも炙りだしてしまい、中国統一派によるバッシングや入境禁止処分
などの騒動を巻き起こした。だが、2008年、台湾は再び国民党政権に逆戻りしてしまった。目先の経済的利益を優先した彼らが直面しているのは
国家のアイデンティティ崩壊と急速な「中華化」だ。国家とは何か。ナショナリズムとは何か。台湾を見守り続ける著者の衝撃作を今、加筆して文庫化。

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 沖縄論
『戦争論』『台湾論』から5年。構想、執筆1年。戦後60年の節目に、大幅書き下ろし、怒濤の400枚で問う問題作。これはゴーマニストから日本人への新しい挑戦状だ!
第1部…沖縄を考える(米軍ヘリ墜落と基地問題)、第2部…琉球王朝とは何か?(海の王国の物語)、
第3部…沖縄戦後史(これが封印された祖国復帰の歴史だ)、最終章(歴史とクニガラ)。真夏の紫外線の中、恐る恐る沖縄に降り立ったゴーマニストは、沖縄の基地、現状を目の当たりにし、やがてその深層に潜む沖縄のアイデンティティと歴史へ足を踏み入れていく。
沖縄の戦後史を救ったある政治家の一生、最後に降り立った「神の島」で捧げた祈り…これまでの対立軸に凝り固まったイデオロギーではとうてい立ち向かうことのできない思想的挑戦! しょくん!受けて立てるか!?
「沖縄こそが中心であり、本土こそが辺境なのだ」―現代の無関心の獄から、かくて開け放たれたパンドラの匣。イデオロギーを超えて格闘せよ!『戦争論』から7年、『台湾論』から5年。構想・執筆1年。戦後60年の節目に怒濤の400枚で問う衝撃作。
0732吾輩は名無しである
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2022/07/30(土) 15:25:55.01ID:jwp3wkMw
第5回大藪春彦賞
ハルビン・カフェ (角川文庫) 文庫 – 2005/7/23
打海 文三 (著)
福井県西端の新興港湾都市・海市。大陸の動乱を逃れて大量の難民が押し寄せ、海市は中・韓・露のマフィアが覇を競う無法地帯と化した。相次ぐ現場警官の
殉職に業を煮やした市警の一部が地下組織を作り、警官殺しに報復するテロ組織が誕生した。警官の警官による警官のための自警団。彼らは「P」と呼ばれた―。

第十三回横溝正史賞優秀作
灰姫 鏡の国のスパイ
ロシアの極東の地ウラジオストクで、日本の情報調査会社社員が瀕死の状態で発見され、数日後に息を引き取った。その身体には拷問のあとが残されていた――。事件を調べる使命を帯びた同僚は、調査の結果謎の人物〈灰姫〉にたどりつく。
北朝鮮の地下に潜り、日本に高度な情報を提供しているという灰姫をめぐり展開する、ロシアKGBやアメリカCIAも絡んだ果てなき謀略の数々――。高度に繰り広げられる諜報戦の先にある真実とは? 渾身のポリティカル・スパイ・サスペンス
0733吾輩は名無しである
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2022/07/31(日) 12:54:12.05ID:gXxoc85M
椰子が笑う汽車は行く (文春文庫) 1988/4/1
宮脇 俊三 (著)
汽車の旅はその国の土着の臭いが車内に充満して、その国が見えてくる。
ただ鉄道に乗るという、いわば無意味な動機に立っているだけに、ごく普通の眼でアジアを眺めることができ、
本書をフィリピン、タイ、マレーシア、インドネシア、台湾を知る最良の案内書にしています。

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫
ついにロシア号と対面‐ワイン・レッドの車体に白帯を巻き、横腹に「モスクワ=ウラジヴォストク】の標示板。いよいよ列車は、氷雪と白樺のシベリアを、一路モスクワへ…。

インド鉄道紀行 (角川文庫)
知られざる鉄道王国、インド。悠久の大地をゆく鉄道の旅は、静と動、無と有、秩序と混沌、静寂と喧騒、富と貧困など、インドの無数の素顔を見せてくれる。
インドは、知られざる鉄道王国である。その歴史はアジアでもっとも古く、鉄道営業キロは六万キロを超えている。人工都市ニューデリー、デリーの旧市街、先進地カルカッタからベナレスの聖地へ。
ムガール帝国の旧都アグラ、大都市ボンベイ、デカン高原の大草原を経てインド南端のコモリン岬―。悠久の大地をゆく鉄道の旅は、静と動、無と有、秩序と混沌、静寂と喧騒、富と貧因など、
インドの無数の素顔を見せてくれる。誰も語れなかった、とっておきのインド紀行。

ヨーロッパ鉄道紀行 (新潮文庫)
ヨーロッパの超特急を乗り尽くせ!著者率いる日本人観光団は、英仏海峡をユーロスターで渡り、ハンブルクからミュンヘンまではドイツが誇るICE、ユーロシティでイタリア、
そしてスペインへと駆け巡る。さらにローカル線を乗り継ぐ夫婦旅、元編集者氏との珍道中など、欧州大陸を縦横無尽に移動し、列車に揺られ車窓から風景を見る楽しみを、ユーモラスに語る紀行エッセイ。
0734吾輩は名無しである
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2022/07/31(日) 17:30:47.36ID:gXxoc85M
韓国・サハリン鉄道紀行 (文春文庫)
宮脇 俊三 (著)
ソウル、公州、扶余、慶州の史跡を訪ね、
看板特急セマウル号に乗って韓国をひとめぐり。汽車に乗らなければ見えない韓国が見える。それにソ連崩壊で可能となった樺太鉄道紀行収録。
0735吾輩は名無しである
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2022/08/01(月) 14:40:08.24ID:M1Cruq3o
氷結の森 (集英社文庫) 文庫 2010/1/20熊谷 達也 (著)
日露戦争に従軍した猟師の矢一郎は故郷を離れ、樺太で過去を背負い流浪の生活を続けていた。そんな彼を探し回る男が一人。矢一郎の死んだ妻の弟、辰治だ。
執拗に追われ矢一郎はついに国境を越える。樺太から氷結の間宮海峡を越え革命に揺れる極東ロシアへ。時代の波に翻弄されながらも
過酷な運命に立ち向かう男を描く長編冒険小説。直木賞・山本賞ダブル受賞の『邂逅の森』に連なる“森”三部作完結編

天北原野(下) (新潮文庫) 三浦 綾子
北海道ハマベツ。貧しいこの土地で生まれ育った美しい少女貴乃と、小学校校長の息子孝介は、互いに愛し合い、結婚の約束を結んでいた。しかし製材所の息子完治の恐ろしい
たくらみによって、孝介は遠い樺太へと旅立ち、残された貴乃には完治の執拗な求愛が続く……。北の果ての原野で、苛酷な苦難と運命に耐え抜く人々の姿を通じ、生きることの尊厳と意味を問いかける大河小説。
激しい運命の嵐に翻弄される貴乃と孝介。二人の仲が引き裂かれるほど、心の奥で愛は静かに燃え上がる。完治はあくどい方法で財をなし
、その妹あき子はロシア人の青年イワンとの不倫の恋に苦しむ。平和に見えた樺太にも戦争の影は近づき、やがてソ連軍が侵入して来る――。厳しい樺太の大自然と激動の時代を背景に、
心に罪の十字架を背負った人間たちが織りなす、愛と憎しみのドラマ。
0736吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/01(月) 14:50:36.59ID:M1Cruq3o
吉川英治文学賞受賞(2002年)第37回
海霧(上) (講談社文庫) 原田康子 (著)
幕末の佐賀に生まれた幸吉は、米問屋に奉公に出るが、「新しい時代の産物」石炭に魅せられ、坑夫となってエゾ地へと渡る。広大な未開の地にあって、
己の力と才覚で新しい人生を切り開いていくのだった・・・。幕末から明治、昭和へと、激動の時代をひたむきに生きた著者の血族を描いた物語。
新しい家と新しい家族、幸せな日々に戦争の影が……。結婚した幸吉は、商売にも手腕を発揮し、当時の北海道ではめずらしい本建築の家や店を建てた。
北洋商会から独立し、「平出(ひらいで)商店」の看板を掲げた、忙しくも輝かしい日々を支えたのは、妻のおさよはじめ、多くの周囲の人々のはたらきだった。やがて、待望の子を授かり、その成長に希望を託す一家だったが……
隆盛をきわめた平出商店の悩みの種は、跡継ぎの娘リツと婿の修二郎の不仲であった。が、無事に孫も生まれ、順調に思えた一族にも、容赦のない時代の波は、押し寄せてきた。
日露戦争、震災、愛する人の死、そして老い・・・。昭和を孫の千鶴(ちづ)と生きるおさよの胸には、いつも、あの北の海の、「深い霧」があった

第8回女流文学者賞
挽歌 (新潮文庫) 文庫 – 1961/12原田 康子 (著)
北海道の霧の街に生いたち、ロマンにあこがれる兵藤怜子は、知り合った中年建築家桂木の落着きと、かすかな陰影に好奇心を抱く。美貌の桂木夫人と未知の青年との密会を、偶然目撃した彼女は、急速に夫妻の心の深みにふみこんでゆく。阿寒の温泉で二夜を過し、
出張した彼を追って札幌に会いにゆく怜子、そして悲劇的な破局―若さのもつ脆さ、奔放さ、残酷さを見事に描いた傑作。
0737吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/01(月) 17:08:18.66ID:M1Cruq3o
風の砦(下) (講談社文庫) 原田康子 (著
幕末の北海道に生きた若き武士たち。ロシアの樺太進出を恐れ、江戸幕府は、東北諸藩に蝦夷地の警固を命じた。厳寒の地で歴史の荒波に翻弄されながらも、土地を愛し人を愛して、
まっすぐ生き抜こうとする男と女を描く、感動の歴史長篇。人妻との運命的な出会いは、侍の道を超え、純粋な愛の旋律を奏で始める。厳寒の地・北海道の警固を志願した若き侍たちの運命は?
愛も無力となるほどに苛酷な、蝦夷の大地。厳しい寒さと水腫病が、警備の藩士たちの生命を次々に奪った。和人たちの横暴を憎みながらも、
心を開き始めるアイヌの若き女。人妻への思慕を断ち切れぬ、青年武士。苦悩の愛を抱えながら男たちは、寡黙に、生命を賭けて北の守りを固める。自然と歴史に立ち向う愛の群像。許されぬ愛の苦悩を背負い、歴史に立ち向かう、侍たちの姿!

泥流地帯 (新潮文庫) 文庫 – 1982/8/27三浦 綾子 (著)
大正15年5月、十勝岳大噴火。突然の火山爆発で、家も学校も恋も夢も泥流が一気に押し流してゆく……。上富良野の市街からさらに一里以上も奥に入った日進部落で、貧しさにも親の不在にも耐えて明るく誠実に生きている拓一、
耕作兄弟の上にも、泥流は容赦なく襲いかかる。真面目に生きても無意味なのか? 懸命に生きる彼らの姿を通して、人生の試練の意味を問いかける感動の長編。
突然爆発した十勝岳の泥流は開拓部落に襲いかかり、一瞬にして、家族の命を奪い、田畠を石河原に変えた。地獄と化した泥流の地から離散していく人々もいるなかで、拓一・耕作兄弟は、祖父・父の苦労の沁み込んだ土地を、
もう一度稲の実る美田にしたいと、再び鍬を手にする。そんな彼らに、さらに苦難が襲いかかる。苦闘の青春を描き、人生の報いとは何かを問う感動の完結編。
0738吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/02(火) 19:21:04.89ID:UWkFLx25
第4回(1993年 伊藤整文学賞受賞作
十勝平野 上西晴治
自然との和合の中で豊か暮らしを続けてきたきたアイヌたちが、和人とともにやってきた近代化の大波の中で翻弄されながらも、
毅然として生き抜いていくさまを、親子三代の生活を通して描いた大河ロマン。伊藤整文学賞受賞作。本巻では大正、昭和から現代にいたる激動の中、多くの差別にさらされながらも、
自己を取り返したアイヌが、やがて復権への道を歩みはじめる。
ウツナイ原野に自然と共に生きるコタンの生活に和人たちの開拓の槌音が迫る
明治という新しい時代の中で、政府の同化政策によって次第に追いつめられていく姿が語られる

1977年「オコシップの遺品」で芥川賞候補、「ニシパの歌」で直木賞候補、1980年『コシャマインの末裔』で北海道新聞文学賞受賞、1993年『十勝平野』で伊藤整文学賞受賞。
アイヌ民族をテーマにした作品が多く、寡作な作家であった。
ニシパとは、旦那様(お金持ちの)恋人とかいう意味

氷海からの生還 著:長尾 三郎 
カモメを食い、死の恐怖と闘った16日間。極限状況の中でどう戦い抜いたのか? ーー北洋漁業船「第71日東丸」は、
サハリン東海域で操業中に突然沈没し、船長以下16人の乗組員全員の死亡が伝えられた。
しかし、絶望的な死の漂流を続けた、3人の生還者がいた。苛酷な自然の中で闘い抜いた男たちの、強靱な精神力と驚嘆すべき生命力を感動的に描く。
0739吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/02(火) 21:13:15.60ID:UWkFLx25
北門の狼 重蔵始末 (講談社文庫)1−8 2012/10/16
逢坂 剛 (著)

寛政の奇傑登場!著者初の本格時代小説
火盗改(かとうあらため)・近藤重蔵、21歳。強者揃いの御先手鉄砲組でも際立つ偉丈夫。傍若無人の言動で毀誉褒貶(きよほうへん)半ばする。
ロシアの謎の大男、美女のかたき討ち、茶屋の狂歌殺人事件……。寛政の世を揺るがす怪事件を型破りの手法で重蔵が解く。後に北方探検家として名を馳せた奇才を主人公に描く、著者初の本格時代小説。

長崎での勤めを果たして江戸に戻った重蔵は、かねてより念願の蝦夷地巡見隊に加わることになった。
日の本ならざる最果ての北の大地で一行を待ち受けるのは、信じ難いほどの自然の猛威と公儀を脅かす内憂外患
エトロフの地に江戸幕府の役人として初めて-大日本惠登呂府-の木標を立てた近藤重蔵は、勘定職への昇進を果たし、再び蝦夷地巡見の命を受ける。
渡海の地獄の瀬戸で高田屋嘉兵衛の助力を得るも、遙か北の海では薩摩藩が暗躍し、宿命の敵である女賊りよが待ち受けていた

八歳で四書五経をそらんじ、十四歳で十三経に達した俊英でありながら、普段は傍若無人で傲岸不遜な近藤重蔵。五度にわたる蝦夷地巡見を終えた後は大坂弓奉行
となって大塩平八郎の知己を得るなどするが、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、ついに役なしの小普請入りとなる。
学識豊かな学者であり、あくなき探検家でもあった重蔵の、あまりにも意外なその後の道行きは。そして、生涯の宿敵となった女賊りよとの最後の対決は
0740吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/02(火) 21:28:40.65ID:UWkFLx25
第14回アジア・太平洋賞大賞
遠い隣国―ロシアと日本 単行本 – 2002/6/1
木村 汎 (著)
ロシアと日本は、なぜ「遠い隣国」に止まっているのか?その真因は、何か?停滞の日ロ関係に突破口を開く道
はあるのか?国際政治学の知識を駆使して、これらの難問解明にいどむ著者渾身のライフワーク。日ソ/日ロ関係研究の金字塔

。新版 日露国境交渉史 北方領土返還への道 (角川選書)
江戸時代から始まり、紆余曲折をへて未だ解決をみない日本とロシアのあいだの国境問題。1992年に刊行され、2001年に補充された、日露両外務省共同作成による
「領土問題の歴史に関する資料集」を軸に、北方領土問題についてのすべてを明らかにし、提言する名著の改訂・完全新版

プーチンとロシア人 (産経NF文庫) 文庫 – 2020/9/25
木村 汎 (著)
ロシア研究の第一人者が遺したプーチン論の決定版!「勝利をもたらす小さな戦争」の愛好者、その闘争哲学を人間学的アプローチで読み解く
0741吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/03(水) 16:00:08.69ID:NvXW2Gxx
ロビンソンの末裔
開高 健 (著)
敗戦直後、食うに食えず、ペテンにかけられたみたいに北海道に渡り、運命のいたずらにほんろうされる“ロビンソンの末裔”たちの苛酷な自然との苦闘を、
作者は、いささかの感傷をもまじえずに
乾いた文体で描く。この底なし沼にすりへらす、人間の貴重な労働力に、本書はいやおうなしに世間の目をむけさせる。

作家開高健は、1959(昭和34)年頃から翌年にかけて、大雪山の麓にある開拓村へ季節ごとに取材に行き長期間滞在した。
付近には戦後、東京、大阪などからかなりの入植者が入ったが、この取材のとき開高は村の生活の厳しさに度肝をぬかれたという

終戦前後にも、多数の都市罹災者や海外からの引揚者の受け皿となった。彼らは「拓北農兵隊」(終戦後は「拓北農兵団」)と呼ばれ、原野開拓に挑んだが、そこは寒さや酸性土のため
、なんの作物も実らない不毛の地だった。加えて終戦直後のどさくさの中、応募条件とは全く違う現実が待ち受けていて、ほとんどが離農に追いやられていく。
開高はこの作品で、シラミのような開拓民の存在を戯画的に、かつ軽妙な皮肉を含ませる一方で、その原始生活を生命力豊かに描き出している。
0742吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/04(木) 12:10:40.93ID:fl69s0Ss
武漢コンフィデンシャル
著/手嶋龍一
新型コロナウイルスの「発生源」として世界を震え上がらせた武漢は、中国革命の地にして、国共内戦の要衝でもあった。十歳でこの地に流れ着いた李志傑は、己の才覚を頼りに動乱の時代を駆け抜けたが、文革の嵐に見舞われ、家族は国を追われてしまう――。
それから五十年後、李一族の「業」は、MI6の異端児スティーブン・ブラッドレーと相棒マイケル・コリンズを巻きこみ、“謀略の香港”に沸き立った。感染爆発は、なぜ武漢から始まったのか? インテリジェンス小説の巨匠が満を持して放つ衝撃作にして、シリーズ最高傑作!

転生 満州国皇帝・愛新覚羅家と天皇家の昭和
著/牧 久
もうひとつの昭和を描く超弩級歴史大作
――歴史に「IF」はない。しかし、戦争が終わったあのとき満州国皇帝・溥儀が日本に亡命していたら…。
 作家・浅田次郎の「蒼穹の昴」の時間と空間を舞台に、清朝のラストエンペラー・愛新覚羅溥儀と溥傑兄弟の数奇な運命を余すことなく辿る完全版評伝。
日本と天皇家の「昭和」を裏側から照射する。
 『昭和解体』『暴君』という大著で知られざる歴史のディテールを描く第一人者の牧久が、”もう一つの昭和史”に挑む。
0743吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/04(木) 13:28:04.30ID:fl69s0Ss
サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する 単行本 2020/4/24梯 久美子 (著)

その島は、歴史の狭間に漂っていた。近現代史の縮図を征く珠玉の紀行ルポ!各紙誌で絶賛! 新たな「宮沢賢治論」の誕生!!
(『産経新聞』2020年5月10日 評者・江上剛氏、『河北新報』2020年5月10日 評者・土方正志氏、『毎日新聞』2020年5月30日 評者・池澤夏樹氏)ほか
「『廃線紀行』に代表される鉄道紀行と『狂うひと』に代表される作家研究が融合しあい、比類のない作品が生まれたことを心から喜びたい」原武史氏(2020年4月23日『カドブン』)
かつて、この国には“国境線観光”があった。
樺太/サハリン、旧名サガレン。何度も国境線が引き直された境界の島だ。
大日本帝国時代には、陸の“国境線“を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。
また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残している。
他にもチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。いったい何が彼らを惹きつけたのか?
多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。
文学、歴史、鉄道、そして作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!
0744吾輩は名無しである
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2022/08/04(木) 14:05:34.15ID:fl69s0Ss
第2回城山三郎経済小説大賞
ピコラエヴィッチ紙幣―日本人が発行したルーブル札の謎 単行本 2009/10/1
熊谷 敬太郎 (著)
島田商会が極東ロシアの小都市で発行していた紙幣「ピコラエヴィッチ」は人々から歓迎され、ロシア人社会に深く浸透していた。
しかし、永遠にも続くように思われたそのシステムは、当地の鮭鱒漁の不漁と共産革命の嵐によって大きな悲劇へと発展する。
「通貨とは何か?」「経済とは何か?」を問う問題作
一九一九年秋、印刷工の黒川収蔵は紙幣印刷のため極東ロシア領の小都市尼港(ニコラエフスク・ナ・アムーレ)にある島田商会に派遣される。
当地最大の日本企業・島田商会の発行する紙幣「ピコラエヴィッチ」は、下落の激しいルーブル札を補完し、町の産業を支える紙幣として当地の人々の生活に深く根付いていた
新紙幣の印刷は、美しいロシア娘オリガの協力で進められ、いつしか二人には恋愛感情が芽生えていった。ようやく紙幣の印刷が完成に近づいた頃、
町には四〇〇〇人を超える赤軍過激派が押し寄せる。ロシア人有力者たちは次々に処刑され、やがてその魔手は日本人にも向けられる。外界からの援軍を得られない厳寒の尼港で、およそ七五〇人の日本軍民は悲壮な覚悟で徹底抗戦を試みる。
幸田真音氏
テーマを発掘する目の確かさと、一途なほど真摯な姿勢が伝わってくる。歴史経済小説の大きなチャレンジといえる作品。
佐高信氏
城山三郎が存命だったらこの作品を熱烈に推薦したのではないか。この作品を推すことのできる充実感、満足感をじっくり噛みしめた。
高杉良氏
興趣尽きないストーリーの見事さに感服。経済小説が時代を切り取り、時代を超えて読み継がれていくことを、本作品は実証するに相違ない。
0745吾輩は名無しである
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2022/08/04(木) 14:06:04.50ID:fl69s0Ss
シベリア出兵 - 近代日本の忘れられた七年戦争 (中公新書) 新書 2016/9/16麻田 雅文 (著)
1917年11月に勃発したロシア革命。共産主義勢力の拡大に対して翌年8月、反革命軍救出を名目に、日本は極東ロシアへ派兵、シベリア中部のバイカル湖畔まで占領する。
だがロシア人の傀儡政権は機能せず、パルチザンや赤軍に敗退を重ねる。日本人虐殺事件の代償を求め、北サハリンを占領するなど、単独で出兵を続行するが…
。本書は、増派と撤兵に揺れる内政、酷寒の地での7年間にわたる戦争の全貌を描く。

シベリア出兵の史的研究 (岩波現代文庫) 2005/1/18細谷 千博 (著)
「無名の師」(名分なき戦い)。そう呼ばれた軍事行動が歴史の転換点となった。革命下のロシアをめぐり列強の策謀が渦巻く。
義を標榜する日本の侵攻は、やがて来るアメリカとの破局の淵源をなすにいたった。派兵がもたらすもの。その示唆に富む例証がここにある。名著の誉れ高き書がよみがえる
0746吾輩は名無しである
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2022/08/05(金) 00:36:40.02ID:heRqpLxw
北方領土奪還作戦〈1〉 (C・NOVELS) 2008/1/1大石 英司 (著)
天然資源の利権争いに端を発したサハリンの「内戦」から半年。日本では、支持率低迷に悩む内閣がある決断を下した。防衛省内で噂されてきた「KE作戦」が、ついに現実のものとなったのだ。
サハリン市長による突然の「独立宣言」と「北方領土返還調印式」。日本からは護衛艦“ひゅうが”を中心とした北方領土奪還艦隊がオホーツク海を目指す。
国後水道を挟んで待ち受けるロシア空軍は総力戦の構え。自衛隊創設以来の壮絶な戦いが始まる。
国後・択捉無血占領―オホーツク海で日露激突。
第一次オホーツク海戦で勝利を収めた日本。しかし、鉄壁のはずだった防空網を突破したロシアの戦略爆撃機が、イーグル戦闘機部隊をも振り切って北海道に侵入、戦火はついに国内へ。同じころ、サハリンへ
空自パイロットの救出に向かっていた海自の潜水艦に、ロシア海軍反攻作戦の鍵を握る駆遂艦を撃沈せよとの命令が。しかし相手艦長は極東艦隊屈指の優秀な士官!対決の舞台は大陸棚付近。遠浅の危険なエリアで手の内を読み合う二人の艦長。海の男のプライドを賭けた心理戦が幕を開けた―
北海道に侵入したロシア軍爆撃機を空自イーグルが辛うじて撃墜。だが、札幌近郊の市街地が被害を受け、北方四島の実効支配を目論む日本政府は世論の逆風に曝される。一方、択捉島にはロシア連邦保安庁の特殊部隊が潜入。
RPGで小型核ミサイルを発射し、日本の防空指揮所が潰滅した!ついに戦術核弾頭を投入し反攻に転じたロシア軍に対し、日本側主力は後退を余儀なくされ、陸自サイレント・コアを含む精鋭が空港を死守すべく最前線に陣取るが…
0747吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/05(金) 00:41:29.16ID:heRqpLxw
1ー7
択捉島東岸に布陣する日本の守備隊指揮所に空襲警報が鳴り響く。夜空を埋めるロシア軍の爆撃機から降下したのは、精鋭の親衛空挺師団と、復讐に燃えるスペツナズだった。橋頭堡を築いた彼らは、自衛隊の陣地へと攻め寄せる。
迎え撃つ音無は最新式のグレネードを活用してこれを撃退。だがロシア軍は、日本の拓捉防衛の要である迫撃砲部隊へと矛先を転じ、さらにロシア海軍歩兵が決死の上陸作戦を敢行!陸海空の総力戦を挑むロシアの攻勢を凌げるか
北方領土を巡って対立する日露。特殊部隊サイレント・コアの音無らは、限られた戦力ながらも老獪な戦術を駆使し、択捉島に押し寄せるロシア兵を迎え撃つ。損耗激しく窮地に陥ったスペツナズは苦渋の決断を迫られていた。
一方、膠着状態を打破すべくロシア軍は択捉島の東にある得撫島に部隊を投入。手薄な地域を取られた自衛隊はサイレント・コアの一個小隊を潜入させる。率いるは部隊の紅一点にして最強のコマンド・司馬光。精鋭揃いの戦闘集団を相手に、ミッションは順調かと思われたが―
日露の戦力がせめぎ合う北方領土。択捉島から海峡一つ隔てた得撫島に展開する陸自特殊部隊サイレント・コアと迫撃砲部隊。沖合からの艦砲射撃に加え、編隊を組んだ輸送機から続々と降下する海軍歩兵を相手取り、
土門は即席の混成部隊を鮮やかに指揮する。じり貧の戦況に焦ったロシア軍は日本に一矢報いようと、なりふり構わぬ示威行動に出た―。降り注ぐ黒い雨の中、音無と土門は八九式AFV改に乗り込み、死地を征く!国後・択捉島を舞台に繰り広げられる領土争奪戦、ついに決着
0748吾輩は名無しである
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2022/08/05(金) 00:50:09.47ID:heRqpLxw
サハリン争奪戦 1−2 サイレント・コア (C★NOVELS)
大石英司 (著)
サハリン北部の資源採掘現場。外務省嘱託職員として労働者のための巨大施設「サークル・シティ」を視察に来ていた音無と部下の姉小路は、日本で病床にある母のため現場で働く父を捜す少年と行動を共にすることとなる。
しかしその頃、利権を独占しようとたくらむロシア政府は「訓練」の名目でサークル・シティに軍隊を派遣していた。職員が対応に追われる中、油田・採掘施設の五カ所で正体不明の民族主義者集団による襲撃事件が発生。
事態鎮圧に向けて動く音無らに立ちはだかったのは「カイバル峠の守護神」。陸自特殊部隊隊長と伝説の指揮官、熟練の兵士の真剣勝負の火蓋が今、切って落とされた。
サハリンの試掘鉱を襲撃した集団を率いていたのは、かつてソ連陸軍が誇った最強の兵士だった。陸自特殊部隊「サイレント・コア」隊長音無は労働者を束ねて迎え撃つ。靄の渓谷で展開する歴戦のコマンドの攻防。
一方、天然ガス事業を独占する大企業「ガスプロム」が建設中のワーカー・タウン「サークル・シティ」はロシア海軍に制圧されていた。株価への影響を恐れるガスプロム側は秘密裏に事を収めようとするが、サハリンの警備を管轄するイゴーリ将軍は激怒、日露両政府の思惑をよそに徹底抗戦を宣言。ベクストラ装輪装甲車の隊列がサークル・シティを目指し北上する!国境を超えた利権争いの行方は
0749吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/05(金) 01:08:51.50ID:heRqpLxw
漂砂の塔 上 (集英社文庫) 文庫 – 2021/6/18
大沢 在昌 (著)
超弩級の展開 北方領土の離島 目を抉られた変死体
たった一人で潜入捜査を命じられた石上の運命は!?
雪と氷に閉ざされた北方領土の離島・春勇留島、ロシア名はオロボ島。日中露合弁のレアアース生産会社の日本人技術者が、両目を抉り取られた死体となって発見された。
国際問題に発展しかねない重要事件として、捜査権が及ばないこの島に送られたのは、ロシア系クォーターで語学が堪能な警視庁の石上だった。
極限状態で信じられるのは誰なのか。三ヵ国の思惑が交錯し、果てしなき欲望が渦巻く!
冒険小説の真骨頂がここに。日本 中国 ロシア 入り乱れる果てしなき欲望 ラストに待ち受ける闇深き真相とは──。
北方領土の春勇留島で、石上は決死の潜入捜査を続けていた。島の最高責任者パキージン、美人女医タチアナ、ナイトクラブのボス・ギルシュ、
中国人の警備主任ヤン……九十年前の大量殺人事件との奇妙な関連を糸口に、事件関係者にあたるが、謎は深まるばかり
。エネルギー戦略上、重要な離島で、ロシア・中国・日本それぞれの陰謀が蠢く。果たして、闇深き真相とは。一気読み必至の超弩級冒険小説!
0750吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/05(金) 16:29:38.44ID:heRqpLxw
地図と拳 単行本 2022/6/24
小川 哲 (著)
「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」
日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。
地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。
ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。

ゲームの王国』(2017年)が第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。『嘘と正典』(2019年)で第162回直木三十五賞候補となる。
0751吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/05(金) 20:16:22.19ID:heRqpLxw
サハリン脱走列車 単行本 – 1997/8/1
辻 真先 (著)

昭和20年8月。戦乱の樺太(サハリン)。運命に翻弄されながらも勁(つよ)く生きる人々の、破天荒な脱出行! 痛快冒険小説。
オォオォと陳メはウメく。イィイィと陳メは唸る。
なぜこの冒険小説がかくも激しく美しいのか。
終戦寸前の一方的なソ連の侵略による樺太と日本を舞台に、時代に翻弄された男と女の冒険行。物語も見せ場読ませ場山また山場、危機また死地の大脱走!だが、だがただオモシロの冒険小説である訳ないのが我らが辻真先。一読二読、背景に情感のスジがビシッと一本通っているのだ。
特筆は役者陣(キャラクタータチ)。一寸の虫にも五分の魂、それぞれひとりはちっぽけな人間でも、意地と気位を通す切ない愛が陳メの目頭を熱くする。
そう、この語り口の歯切れの良いサスペンスフルな物語は〈愛〉。
辻さんの優しさと情感に充ち溢れているのですぞ。──内藤陳
0752吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/05(金) 20:35:10.17ID:heRqpLxw
幹線鉄道の西村京太郎、ローカル線の辻真先

あじあ号、吼えろ
辻 真先 (著)
ソ連参戦が噂される満州。国策映画撮影のため、満鉄が誇る超特急あじあ号がハルピンを出発した。得体の知れぬきな臭さを纏う軍人乗客と謎の積み荷。
旅程に秘された任務とは?ソ連軍、中国ゲリラの執拗な攻撃が迫る。感動の鉄道冒険巨篇。

急行エトロフ殺人事件

暗殺列車―山本五十六大将抹殺指令
日米が戦うことなく、時は昭和三十年に至った。この年のある日、海軍大将・山本五十六は、東京と満州の新京を結ぶ弾丸列車『日の出』号の車上にあった。ソ連が虎視眈々と狙う極東の安定のため、蒋介石と周恩来の国共合作画策の訪満である。
だが、山本の使命を邪魔せんものと、五十六殺害の命を受けたテロリストたちも列車に乗り込んだ。五十六を守る護衛役は、探偵・帆村荘六、腕利きの刑事、ふたりの女刑事たち。驀進する『日の出』号。
やがて車内で起こった奇怪な殺人事件を皮切りに、刺客たちの摩手が殺到。危うし山本五十六!刺客たちの意外な正体。そして、あっと驚く大ドンデン返し。
0753吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/06(土) 23:45:04.49ID:pqI41tmc
六つの村を越えて髭をなびかせる者 単行本 – 2022/1/12西條 奈加 (著)
直木賞作家の新たな到達点! 江戸時代に九度蝦夷地に渡った実在の冒険家・最上徳内を描いた、壮大な歴史小説。
本当のアイヌの姿を、世に知らしめたい―― 時は江戸中期、老中・田沼意次が実権を握り、改革を進めていた頃。幕府ではロシアの南下に対する備えや交易の促進などを目的に、蝦夷地開発が計画されていた。 出羽国の貧しい農家に生まれながら、算学の才能に恵まれた最上徳内は、師の本多利明の計らいで蝦夷地見分隊に随行する。
そこで徳内が目にしたのは厳しくも美しい北の大地と、和人とは異なる文化の中で逞しく生きるアイヌの姿だった。イタクニップ、少年フルウらとの出会いを通して、いつしか徳内の胸にはアイヌへの尊敬と友愛が生まれていく……。 松前藩との確執、幕府の思惑、自然の脅威、様々な困難にぶつかりながら、それでも北の大地へと向かった男を描いた著者渾身の長編小説!

第25回歴史文学賞受賞作
北夷の海 単行本 – 2002/1乾 浩 (著)
樺太は半島か島か―。極寒の地・樺太の探検に情熱を注ぐ松田伝十郎と間宮林蔵。二人の苫難の行程と葛藤を描き、両者の人間像を活写する力作!表題作のほか「東韃靼への海路」「遙かなる氷雪の島」を収録

。北冥の白虹―小説・最上徳内 単行本 – 2003/4/1乾 浩 (著)
天命6年(1786)、日本人として初めて択捉島・得撫島に足跡を印した北方探検家・最上徳内。出羽国楯岡村の貧農の子に生まれた徳内の北方探検に賭けた夢と生き様を描く長編歴史小説
0754吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/08(月) 17:56:18.25ID:+iu6g6u6
小隊 単行本 – 2021/2/12
砂川 文次 (著)
第164回芥川賞候補作。
元自衛官の新鋭作家が、日本人のいまだ知らない「戦場」のリアルを描き切った衝撃作。
北海道にロシア軍が上陸、日本は第二次大戦後初の「地上戦」を経験することになった。自衛隊の3尉・安達は、自らの小隊を率い、静かに忍び寄ってくるロシア軍と対峙する。そして、ついに戦端が開かれた――。

小林源文傑作集 バトルオーバー北海道
20世紀末の冷戦下、ソ連軍が突然北海道を攻めてきた。歴史の「if」を戦争劇画の第一人者・小林源文がリアルに描き上げる!
ソ連のクーデーターを契機に第三次世界大戦が勃発!極東地域の米軍が欧州戦域に向かうのを阻止するためソ連極東軍は北海道上陸作戦を決行する。そしてソ連機甲師団と自衛隊の壮絶バトルが始まった!
0755吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/08(月) 19:19:52.59ID:+iu6g6u6
エゾの歴史 (講談社学術文庫) 文庫 – 2006/2/11
海保 嶺夫 (著)
大陸と壮大な交易を展開した北方の民
北の地に繰り広げられたもう一つの「日本史」
北樺太から黒竜江を遡りアジア大陸へ。北方の民はかつて大陸と壮大な交易を展開していた。エゾとは、エミシとは何者なのか――。日の本・唐子・渡党。記録の間に垣間見える彼らの姿を浮かび上がらせ、
そしてついには東北・北海道へと北上拡大する「日本」に組み込まれてゆく過程を活写する。北の地に繰り広げられた、もうひとつの「日本史」の探究。
0756吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/08(月) 20:37:43.73ID:+iu6g6u6
エネルギー(下) (講談社文庫) 文庫 – 2010/9/15
黒木 亮 (著)
国際経済小説の旗手による資源ビジネスの最前線
石油の一滴は、血の一滴か、それとも市場の玩具なのか!
大手商社・五井商事の金沢明彦は、イラクで原油取引の交渉中、サハリンの巨大ガス田開発へ異動を命じられる。
下位商社トーニチ役員の亀岡吾郎は、通産官僚と結託してイランの「日の丸油田」をブチ上げ、米系投資銀の秋月修二はエネルギー・デリバティブで中国企業をカモろうと企む。国際資源ビジネス最前線。

誰が日本のエネルギーを確保するのか?
商社マンたちが挑む、サハリンLNGと中東原油
サハリン巨大ガス田開発のパイプライン入札が始まった。しかし、プロジェクトは、環境保護団体やロシア国民の反対運動に直面する。原油価格は天井知らずに高騰し、秋月の術中に嵌った中国系燃料商社の損失は雪だるま式に膨らむ。一方、イランの「日の丸油田」は、米国の対イラン制裁の荒波に直撃される。

高騰する石油市場で蠢く投資銀行とヘッジファンド
エネルギー・デリバティブで中国企業をカモれ!
プーチンが、サハリン巨大ガス田開発の予算超過に激怒。クレムリンの攻撃犬と呼ばれるロシア人官僚や石油メジャーに恨みを抱く英国人父子の介在で、
プロジェクトは窮地に。トーニチを辞した亀岡はイランの「日の丸油田」を救おうと奔走する。政治と市場に翻弄される男たちの野望と挫折を描く、大河経済小説。
0757吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/09(火) 10:12:03.26ID:5zyWqO4U
街道をゆく 15 北海道の諸道 (朝日文庫)
函館を出発点に札幌、旭川、陸別へ──古代から幕末維新までの長い道のりをたずね歩く旅。
原野を切り開いた開拓使や劣悪な環境で労働を強いられた囚人、屯田兵の時代を振り返り、アイヌとの抗争から台頭した松前氏の京風文化を思う

函館から札幌、陸別へ至る道のりが今回の「街道」です。稲作が根付かなかった―すなわち「中央」と
文化的根源を共有しなかったために(「おかげで」と言うべきか)、本州と一線を画して歴史を歩んだ北海道。その足取りを、時に軽やかに、時に丹念にたどっていきます。
近代の開発にあたり、米国の農務長官を招聘するという荒業に及んだ、開拓史次官黒田清隆。一夜にして住処を嵐の中に失い、新天地に懸けざるを得なかった新十津川の人々。70歳を過ぎて、
未開の陸別に夢を託した関寛斎。文字通りに風雪に耐え抜いた彼らの気概が強く強く伝わります。一方で、開発にあたって人を「モノ」同然に投下した、明治政府高官たちへの筆者の激しい憤りもまた心を揺さぶります。。
0758吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/09(火) 10:12:58.72ID:5zyWqO4U
街道をゆく 38 オホーツク街道 (朝日文庫) 文庫 – 2009/5/7
司馬 遼太郎 (著)
日本人の先祖の一派で、5~10世紀に北海道を拠点に活躍したオホーツク人。幻の海洋民族の痕跡をたずね、著者は稚内、枝幸、常呂、網走などを歩いた。少年時代からの考古学ファンで、さらに雄大な北海道考古学の世界に魅せらせる。「雪の季節に北海道に行ってみたかった」という一行そのままに、ゴム長姿で雪を蹴散らし、地元に溶け込んでいく。

すぐ隣のカラフトはロシア(ユーラシア大陸)と近く、流氷の時季は氷上交通も可能だった。
そういう点でも北海道と大陸との交流の古さが想像できるし、北から人も物も入ってきていただろう。
網走のモヨロ貝塚や常呂町(現北見市)の常呂遺跡は代表的なオホーツク文化遺産である。
オホーツク文化が終わると、アイヌ文化がスタートする。

この地域にはかつて「オホーツク人」が活動していたという。アイヌ民族ではなく、樺太の民族とも微妙に違う、独特の民族らしい。著者の「オホーツク人」へのあこがれは強く、その情報を追い求めてさまざまに考察をめぐらせている。
「オホーツク人」の遺跡であるモヨロ貝塚を発見したのは、米村喜男衛氏
0759吾輩は名無しである
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2022/08/09(火) 10:27:44.29ID:5zyWqO4U
静かな大地
岩波現代文庫 > 花崎皋平 著
幕末の蝦夷地を十数年間も探検・調査し,アイヌ民族の風俗・文化を記録する中で和人による虐待を告発した松浦武四郎.大地に根を張り,
固有の習俗を育んできたアイヌ民衆の輝きとは何か.なぜ彼らは抑圧の下で呻吟することを強いられているのか.
記録者として自己変革を遂げていく松浦を描き出す入魂の力作評伝.池澤夏樹解説.

静かな大地 (朝日文庫 い 38-5) 文庫 2007/6/7
池澤 夏樹 (著)
短い繁栄の後で没落した先祖たちのことを小説にするのは、彼らの物語を聞いて育ったぼくの夢だった--明治初年、淡路島から北海道の静内に入植した宗形三郎と四郎。
牧場を開いた宗形兄弟と、アイヌの人々の努力と敗退をえがく壮大な叙事詩。著者自身の先祖の物語であり、同時に日本の近代が捨てた価値観を複眼でみつめる、
構想10年の歴史小説。第3回親鸞賞受賞作

新田次郎文学賞
北の海明け (新潮文庫) 佐江 衆一 1996/8/1
文化元年、幕府は対露政策の一環として蝦夷地に官寺建立を決定。命を受けた文翁、智弁らは、アイヌ教化のためにアッケシに赴任した。
文翁の布教は困難を窮め、若い智弁はアイヌを虐待する和人に慣りを募らせていく、やがて、文翁は幕命を果せぬまま横死、智弁は苛烈な運命に呑まれてゆく
。二つの文化の間で苦悩する二人の僧を通して歴史の暗闇に光を当てる
0760吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/09(火) 11:52:07.91ID:5zyWqO4U
オホーツクの古代史 (平凡社新書
菊池 俊彦 (著)
北海道の北東部、千島列島、サハリン、カムチャツカ半島などに囲まれた環オホーツク海地域。紀元三世紀から一三世紀ころまで、
豊饒の海からもたらされる恵みを糧とし、大陸との交流・交易を活発におこなっていた、さまざまな人々が存在した。謎に満ちた環オホーツク海。古代文化の輪郭を初めて描く
97年北方文化の研究で濱田青陵賞
0761吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/09(火) 16:54:00.79ID:5zyWqO4U
アイヌ民族 (朝日文庫) 文庫 – 2001/11/1本多 勝一 (著)
硬骨のジャーナリスト・本多勝一が、20代の若きかけだし記者のころより深い関心をもって追い続けてきたアイヌ民族問題の集大成。
アイヌ民族の暮らしを北海道の歴史や自然から説き起こし、アイヌの一生を壮大な伝承物語形式で綴る。

先住民族アイヌの現在 (朝日文庫) 文庫 – 1993/7/1本多 勝一 (著)

北海道探検記 (集英社文庫) 文庫 – 1985/11/10本多 勝一 (著)
未だ大いなる冒険心を失っていない人へ―。観光ガイドや案内書にはのっていない北海道の秘境、
見過ごされてきた部分に光をあてて知られざる自然や風習、歴史を語る。「幻のルポ」と称された名著

。きたぐにの動物たち (1982年) (集英社文庫) | 本多 勝一
本多氏は本州に生れ本州に育ち、突然北海道に来て、フレッシュな感覚でまず風物の異様に眼を投じ、
身につけた生物に関する専門的知識から一々これを正確に取材して記録し、数々の興味ある事実を披瀝した。
この報告は…人類発展の歴史の一面を語る興味ある資料ともなった。
0762吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/09(火) 17:16:12.46ID:5zyWqO4U
蝦夷地別件 著/船戸与一  日本冒険小説協会大賞受賞
18世紀末、蝦夷と呼ばれるアイヌ民族は和人の横暴に喘いでいた。蝦夷地での交易権を松前藩から買い取った商人たちによる苛烈な搾取、
問答無用の暴力、日常茶飯に繰り返される女たちへの陵辱。アイヌの怒りと悲しみは沸点に達しようとしていた。北の大地から和人を追い払うための戦いを決意した
国後の脇長人ツキノエが、密かに手配した鉄砲300挺。120年前に決起した英雄シャクシャインも、和人に負けない武器を持っていたら、戦いに勝利していたはずだった。鉄砲調達の算段は、択捉で出会ったロシア人船長との間でまとまった。
しかし、その裏側には、ロシアの地で祖国奪還のために奔走するポーランド貴族マホウスキの策略があった。ロシアの南下政策を阻止すべく、極東に関心を向けさせるための紛争の創出。300挺の鉄砲がその引き金となるはずだった。
一方、和人のあいだでも、老中・松平定信のもと蝦夷地を直轄地にしようと目論む幕府と、権益を死守しようとする松前藩の思惑が入り乱れていた。それぞれの思いを巻き込んで蝦夷地に渦巻く歴史のうねり。
アイヌ民族最後の蜂起「国後・目梨の乱」を壮大なスケールで描きだす超大作。
0763吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/09(火) 17:17:11.18ID:5zyWqO4U
惣長人サンキチが和人の薬を飲んだ直後に急死し、国後の蝦夷の間には和人との戦いを望む声が一気に高まる。鉄砲なしでは戦えないとする脇長人ツキノエの主張も空しく……。
同じころ、フランス革命の余波に震えるペテルブルグで暗躍していたポーランド貴族マホウスキは、ロシア皇帝の情報組織に拘束される。彼の鉄砲三百挺は、果して無事に蝦夷地まで届けられるのか?

ついに国後で始まった和人との戦い。蝦夷地全土に渦巻く不満、すべてのアイヌが抱える悲憤――。自分たちが立ち上がれば、厚岸、忠類、野付嶋など各地のアイヌが
次々に後に続くと信じて起こした戦いだった。しかし、アイヌ民族の一斉蜂起という願いは叶わず、叛乱に立ち上がったのは、
国後と忠類のほか目梨地方のわずかな地点にとどまった。そこへ新井田孫三郎率いる松前藩の鎮撫軍が、大砲さえ擁する圧倒的な装備で鎮圧に迫る。さらには厚岸の惣長人イコトイが、
自分の地位の安泰を図って鎮撫軍に擦り寄る動きさえ見せはじめた。
もはや勝ち目はなくなった。負けを覚悟で徹底抗戦を続けても、それは厚岸をはじめ鎮撫軍に与する同胞と戦うことを意味するのだ。松前藩から示された降伏の条件は、恭順の徴に貢ぎ物と人質を差し出し、首謀者を樺太送りにすること。
しかし、この戦いを終わらせるために、国後の人々はさらに大きな犠牲を払わなければならなかった……。民族の誇りのために命を賭したアイヌの思いは報われたのか。
一つの「国家」に生まれ変わろうとする日本。松平定信の描いたこの国の未来図とは何だったのか
0764吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/11(木) 20:39:01.20ID:qBvXLMG3
JRA賞馬事文化賞 三浦綾子文学賞
颶風の王 単行本 – 2015/8/1
河崎 秋子 (著)
力が及ばぬ厳しい自然の中で馬が、人が、懸命に生きている―。明治の世。捨造は東北から新天地・北海道へ向かっていた。道中、捨造は童女のように生きる母からもらった紙切れを開く。それはいつもの、幼子が書いたようなものではなかった。
雪崩で馬と遭難しながらも、その馬を食べて生き延び、腹の中の捨造の命を守りきった、母の壮絶な人生の記録だった。北海道の大地で羊を飼い、乳牛を育てながら小説を書き続ける、新人・河崎秋子が圧倒的なスケールでおくる

第21回大藪春彦賞受賞作。
肉弾 (角川文庫)
大学を休学中の貴美也は、父親に反発しながらもその庇護下から抜け出せずにいた。北海道での鹿狩りに連れ出され、山深く分け入ったその時、父子は突如熊の襲撃を受ける。息子の眼前でなすすべなく腹を裂かれ、食われていく父。
どこからか現れた野犬の群れに紛れ1人逃げのびた貴美也は、絶望の中、生きるために戦うことを決意する。圧倒的なスケールで人間と動物の生と死を描
0765吾輩は名無しである
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2022/08/11(木) 20:49:18.16ID:qBvXLMG3
第39回新田次郎文学賞受賞、第33回三島由紀夫賞候補第36回織田作之助賞候補| 第11回山田風太郎賞候補
土に贖う 単行本 – 2019/9/5
河崎 秋子 (著)
明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)
昭和初期、北見ではハッカ栽培が盛んだった。リツ子の夫は出征したまま帰らぬ人となり、日本産ハッカも衰退していく。「全く無くなるわけでない。形を変えて、また生きられる」(「翠に蔓延る」)
昭和三十五年、江別市。装鉄屋の父を持つ雄一は、自身の通う小学校の畑が馬によって耕される様子を固唾を飲んで見つめていた。木が折れるような不吉な音を立てて、馬が倒れ、もがき、死んでいくまでをも。「俺ら人間はみな阿呆です。馬ばかりが偉えんです」(「うまねむる」)
昭和26年、最年少の頭目である吉正が担当している組員のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺してといてこれか」(「土に贖う」)など北海道を舞台に描かれた全7編。
これは今なお続く、産業への悼みだ――。

第167回直木賞候補
絞め殺しの樹 2021/12/1河崎 秋子 (著)
あなたは、哀れでも可哀相でもないんですよ
北海道根室で生まれ、新潟で育ったミサエは、両親の顔を知らない。昭和十年、十歳で元屯田兵の吉岡家に引き取られる形で根室に舞い戻ったミサエは、ボロ雑巾のようにこき使われた。しかし、吉岡家出入りの薬売りに見込まれて、札幌の薬問屋で奉公することに。
戦後、ミサエは保健婦となり、再び根室に暮らすようになる。幸せとは言えない結婚生活、そして長女の幼すぎる死。数々の苦難に遭いながら、ひっそりと生を全うしたミサエは幸せだったのか。養子に出された息子の雄介は、
ミサエの人生の道のりを辿ろうとする。数々の文学賞に輝いた俊英が圧倒的筆力で贈る、北の女の一代記。
0766吾輩は名無しである
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2022/08/11(木) 20:50:10.76ID:qBvXLMG3
鯨の岬 (集英社文庫)河崎 秋子 (著)
札幌に暮らす奈津子は、鯨が腐敗爆発する動画を見て臭いを思い出す。後日、釧路の母を訪ねる途中、捕鯨の町にいた幼い頃の記憶が蘇ってくる……。
老境の主婦の置かれた生活環境と家族関係を描きながら、その生い立ちと忘れていた過去を掘り起こした彼女は(「鯨の岬」)
。江戸後期の蝦夷地野付に資源調査のため赴任した平左衛門。死と隣り合わせの過酷な自然の中で、下働きの家族と親しくなり……(「東陬遺事」/北海道新聞文学賞受賞作)
0767吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/11(木) 21:30:04.00ID:qBvXLMG3
オホーツク諜報船
著者 西木正明
〈レポ船〉の真実を明らかにした衝撃のノンフィクション
レポ船――それはソ連国境警備隊に日本の情報を流し、見返りに豊富な漁獲を黙認してもらう漁船のことである。つまり極端にいえば、
スパイ行為によって金を得る売国奴なのだ。日本の公安の執拗な探索を巧みにかわし、レポ活動に走る船は絶えない。なぜ危険を冒し
、彼らはオホーツクの海へ乗り出して行くのか? それには、止むを得ない事情がある。専管水域があるため、彼らは常に不漁に悩み、無理をすればソ連の警備艇に拿捕されて何年も抑留されることになる。
切羽つまった彼らには、売国行為に逡巡している余裕などないのだ。現実に、レポ活動で莫大な富を築き、“帝王”の異名で呼ばれているものさえいる。うまくやれば儲る。
彼らは、第2、第3の帝王を目ざして、危険を顧みずレポに走る。これはその中の1隻、第十二北斗丸の波乱に満ちた活動の顛末を描いた物語である。綿密な取材でレポ船の実態に迫る、衝撃のノンフィクション・ノベル!
0768吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/14(日) 13:29:21.23ID:5Yz5HSvg
五稜郭残党伝 (集英社文庫) 1994/2/18佐々木 譲 (著)
戊辰戦争もあと二日を残し、五稜郭で幕を閉じようとしていた。「降伏はせぬ。」と、陥落前夜、自由を求めて脱出した旧幕府軍の凄腕狙撃兵、蘇武と名木野。
逃げのびる二人は、アイヌの土地を蹂躪する新政府の画策を知り義憤に燃えた。だがその背後に迫る、新政府軍残党狩り部隊の足音。
酷薄で執拗な追撃戦が開始された…。広大な北海道を血にそめて追われる者と追う者が、男の誇りを賭けて戦う冒険小説

雪よ 荒野よ (集英社文庫) 1997/11/20佐々木 譲 (著)。
明治二十年代から三十年代にかけての北海道は黎明期、ひと山当てようとする男、流れてきた女など、さまざまな人間たちが流れ込んでいた。

帰らざる荒野 (集英社文庫) 文庫 – 2006/4/20
友近克也は父・善次郎が築いた馬牧場を出た。兄嫁となる女性に想いを残して…。行くあても帰る場所もない、ただ生きるための流浪の旅だった。
町々にはびこる悪徒に、容赦なくとどめを刺す克也。暴力と策謀が渦巻く荒野の果てに、安住の地はあるのか?北海道開拓期。過酷な運命に立ち向かう家族、そして男女を描く連作短編集。

北辰群盗録 (徳間文庫)
五稜郭開城から五年、開拓が進みつつある北海道各地で、共和国騎兵隊を名乗る盗賊団が跋扈していた。明治政府に対して「戦争は続いている」と主張する頭目は兵頭俊作
。討伐隊に元幕臣の矢島従太郎が送り込まれた。兵頭と矢島は五稜郭で闘った同志だった。原野に銃声が響く。時代の転換期に翻った共和国の旗は幻だったのか。
もともとの住民たちであるアイヌの人たちもいた。そのなかで支配する者とされる者との構図が出来あがっていった。そしてついに虐げられた男たちが立ち上がり、復讐の銃弾がうなる。
0769吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/14(日) 17:03:01.53ID:+muQFeR8
中国人観光客や留学生?たちのクチャクチャ汚い食い方、バッカでかい声

桜の枝はやたらに揺すって花を散らし、枝をバキバキ折る
ゴミは路上に捨てほうだい
マナー ゼロ、
日本を小バカにしているのが、はっきり見えるよ
0770吾輩は名無しである
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2022/08/14(日) 20:04:09.71ID:5Yz5HSvg
第41回新田次郎文学賞受賞!
帆神: 北前船を馳せた男・工楽松右衛門
玉岡 かおる (著)
「夢の帆」は俺が作る――。江戸海運に革命を起こした男の堂々たる航跡! 播州高砂の漁師から身を起こし、豪胆な船乗りとして名を揚げ、
時代を先取りする海商となった松右衛門。やがて千石船の弱点だった帆の改良に自ら取り組み、苦難の末に画期的な「松右衛門帆」を完成させて、
江戸海運に一大革命をもたらすこととなる

南下政策から領土保全をはかる目的であった
箱館にドックを築造。その後、択捉開発や蝦夷地交易に使った函館の地所を、高田屋嘉兵衛に譲る

第17回日本文芸大賞
銭五の海〈上〉 (新潮文庫) 南原 幹雄 (著)
加賀宮腰の小さな古着屋の若き主人、五兵衛は質流れの百二十石の小さな中古船を手に入れた。
持ち前の前向きな明るさと商売度胸のよさで初の大坂渡航は大きな儲けを生んだ。以降、数々の海難を乗り越え、交易先を広げ、
三百七十石、千石と船も買い換え、破竹の勢いに見えたが。幕末期、日本一の豪商としてその名を轟かせた銭屋五兵衛の怒涛の生涯を描く
因習、旧弊を打ち破る先見の明、鋭敏な商感覚、そして豪胆な決断力。海運業にとどまらず、新田開発にも乗り出しながら、加賀藩の謀略にあって、
最期は無残な死を遂げた、銭五の後半生。時代よりも、はやく生まれ過ぎた男の姿をドラマチックに描く

蝦夷地の樺太ではアイヌを通じて山丹交易を(礼文島には「銭屋五兵衛貿易の地」の碑が建てられている)、国後場所や択捉場所に属した択捉島近海ではロシアと抜荷取引し

波上の館―加賀の豪商・銭屋五兵衛の生涯 (中公文庫) 津本 陽 (著)
幕末期、海外諸国と大胆に交易を行ない、巨大な富を築きながら、政争に巻き込まれ獄中で死を迎えた男

日本海繁盛記 (岩波新書) 高田 宏 (著)
近世から近代にかけて,日本海には北海道から佐渡・能登をへて大阪へ至る海上の道があった.鰊〆粕,米,木材
などを運ぶこの大動脈の主役「北前船」は,人びとの勇気や気概ものせ,沿岸各地を繋いでいた.海商や船乗りたちの足跡を出身地や寄港地にたどり,
海に結び付いた暮らし,その豊かでのびやかな文化を再発見する歴史エッセイ.
0771吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/15(月) 00:37:07.60ID:VN/aO47V
北海道人―松浦武四郎 (講談社文庫)
佐江 衆一 (著)
幕末、迫りくる列強の魔手を憂え、海防献策のため蝦夷地に渡った青年、松浦武四郎。彼の目に映じたのは、
松前藩の圧政に呻吟するアイヌの姿だった。水戸の志士や吉田松陰との交遊を重ねながら、彼は時代の怒涛に呑み込まれてゆく。
北に一生を捧げ、「北海道」の名付け親として今に知られる探検家の雄渾な生涯。
0772吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/25(木) 00:57:03.34ID:GY8rmhEs
台湾鉄路千公里-完全版 (中公文庫 み 54-1) 文庫 2022/8/23
宮脇 俊三 (著)
一九八〇年、『時刻表2万キロ』の著者は全線乗りつぶしのため台湾へと向かった。戒厳令下で日本人観光客は団体ツアーばかりの当時、
阿里山鉄道を筆頭とする狭々軌鉄道や、開通したばかりの超特急、砂糖会社線などを八日間で乗り尽くす。
八三年、九四年の全島一周達成の紀行を増補した著者台湾紀行の完全版。
〈解説〉関川夏央
0773吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/26(金) 17:24:24.53ID:Twzd6zRC
https://www.youtube.com/watch?v=Tbtc6vn1Lt8
シルクロード浪漫

2004年1月11日(日)フジテレビ系列にて放映
俳優吉岡秀隆が広大なタクラマカン砂漠を旅しながら
行き交う人々との心の交流を、
豊かな自然をバックに描いたドキュメンタリー
ハイビジョン撮影による「シルクロード紀行」
0774吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/28(日) 09:58:27.03ID:Me/DhGx3
コロナウイルスによる公衆衛生の危機が原因で、メディアやSNS上で人種差別的
な言葉が発せられるようになった。続々と出てくる言葉は、“アジア系とレッテルを
貼られた人”つまり、フランス人の集合的無意識の中で“中国人”とみなされた人に
向けられている。

“アジア系”と言うべきところで、多くの人が区別せずに“中国人”という言葉を使う。
アジア大陸を構成するさまざまな国籍や文化・民族の多様性は考慮されていない」
0775吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/28(日) 16:33:35.13ID:R5XUuD7F
馬賊戦記〈上〉―小日向白朗 蘇るヒーロー

馬賊―日中戦争史の側面 (中公新書

馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国 (講談社学術文庫
日露の脅威がせまる清朝末期の混沌に、馬賊は生まれた。混乱の中、軍閥の長となり中原への進出をうかがい、覇権を目指した「東北王」張作霖もそんな一人だった。
虚飾にとらわれた従来の張作霖像を解体し、中国社会が包含する多様性にねざす地域政権の上に馬賊を位置づけ、近代へと変貌する激動の中国と日中関係史を鮮やかに描き出した意欲的な試み。
0776吾輩は名無しである
垢版 |
2022/08/30(火) 17:48:59.16ID:/FqZpPh1
謝花昇・集
沖縄にとって日本とはいったい何なのか、国家とはいったい何なのか。謝花昇(じゃはな・のぼる)は、そう問わずにはいられなかった最初の一人である。沖縄の矛盾の構造を一身に生きていた彼が突然の狂気におそわれてから一世紀近い歳月、そして山林行政官の職を辞し、
民権運動を始めてからだとちょうど1OO年の時間が流れた。その間も、謝花は沖縄の民衆の意識の中に生きつづけた。研究の対象としても、沖縄の置かれたそれぞれの時代状況を反映しつつ、たえず思想的な問いを投げかけてきた。

にもかかわらず、謝花の肉声をあらわす著作物は極めて少なく、しかも目にし難い。ここに「東京留学日記」から、卒業論文、講演記録、行政文書、新聞投書、唯一の著書『沖縄業論』、病気全快の広告に至るまで28点、いま知られる限りの全てが集成された。
それとともに、彼に関連する人物、なかんずく「沖縄倶楽部」で苦楽をともにした人々の行動を克明に追った年譜も収められる。そしてこれらの収集資料と調査に基づく編者渾身の力作「謝花昇——近代日本を駈け抜けた抵抗」も併載する。
謝花像を一新する本書は、沖縄に対して、そして近代日本に対して、我々に新たな目を開かせずにはいないであろう。
0777吾輩は名無しである
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2022/09/02(金) 02:21:51.95ID:Os7RP311
第6回金車・島田荘司推理小説賞受賞作。
台北野球倶楽部の殺人
唐嘉邦
時刻表を駆使したアリバイ崩しと台湾現代史に刻まれた悲劇をめぐる人間ドラマが松本清張を彷彿とさせる傑作ミステリー

昭和十三年、日本統治下の台湾・台北市。台北駅からほど近い喫茶店「グランドスラム」では野球愛好家の集まり「球見会」の定例会が開かれていた。
日本でプロ野球が発足してまだ三年目。当時もっとも注目されていたのは東京六大学野球で、この夜も話題の中心は早慶戦ともう一つ、台湾の高雄商業学校のエース兼四番バッター大下弘だった。球見会には六大学のOBが参加していて、彼らは大下を自分たちの出身大学にスカウトすべく鍔迫り合いを演じていた。
そんな折、球見会の会員二人が別々の列車内で不審な死を遂げた。この会の唯一の本島人(台湾人)会員・陳水金は台北の北鉄新店線萬華駅で、慶應OBの藤島慶三郎は高雄駅で台北から乗車した寝台列車の中で発見された。
台北南署の刑事・李山海とその相棒の北澤英隆は高雄署とも協力し事件の謎を追う。果たして二人の死には、「明日の球界を背負う逸材」大下弘のスカウト合戦が関係しているのか、それとも……
0778吾輩は名無しである
垢版 |
2022/09/02(金) 10:39:39.03ID:Os7RP311
チャイナタウン発楽園行き―イースト・ミーツ・ウエスト物語 (講談社文庫)
林 巧 (著)
チャイナタウンという迷宮を、さ迷う悦楽!
ロンドン、神戸、ニューヨーク、香港、クアラルンプール……東洋と西洋の路上で旅人は楽園への夢を追いつづけた。
雪降る真冬のNYをさまよい、カーネギー・ホールに出くわした日。マレー鉄道の食堂車でビールを飲みつつ、車窓を眺める愉悦。
ふと瞼(まぶた)に浮かぶのは、神戸、ロンドン、マカオ、台北、フィレンツェ、香港……
そして甘酸っぱい夢をいっぱいみた、熱帯アジアのチャイナタウン。東洋と西洋が自在にクロスする、ときめきの旅物語。

マカオ発楽園行き 香港・マカオ・台北物語 (講談社文庫)
ときめきの異空間、チャイナ・ワールド――台北の下町のストリップ劇場で出会った不思議な老人、カラオケボックスで歌った「青い山脈」のメロディー。
喧騒の香港を離れ、とびきりの〈緑ワイン〉に酔いしれて、地の涯(は)てを夢見たマカオの夜……。高飛びするのに、こんな素敵な所はない! 東南アジアの中華世界(チャイナ・ワールド)

アジア夜想曲〜旅で出合った忘れられない風景〜 (光文社知恵の森文庫)
「旅はどこか夜に似ている。そこには見知らぬ町があり、見知らぬ道がつづいている。
(中略)夜がなければ夢もない。旅がなければ、見ることのない夢がある」

アジアもののけ島めぐり〜妖怪と暮らす人々を訪ねて〜 (光文社知恵の森文庫)
「おばけは恐ろしい。だが、その恐ろしさに心を耕されなければ、しあわせは舞い降りては来ない。
北京のおんぼろバスの中で、台湾の安宿で、香港のプールで、マラッカのバーで……。ちょっとした日常から垣間見たアジアの世界
0779吾輩は名無しである
垢版 |
2022/09/04(日) 16:46:27.21ID:PrUIRLwn
橇・豚群 (講談社文芸文庫) 文庫
黒島 伝治 (著)
昭和初期に隆盛したプロレタリア文学運動の潮流の中で、写真的な文章と複眼的想像力による傑作短篇を立て続けに発表して一躍脚光を浴びながらも、肺病による喀血から郷里・小豆島での療養生活を余儀なくされた黒島伝治。
官憲の横暴に対する農民の知恵がドラマを生む「豚群」、戦争の悲惨さと裏腹の滑稽な現実を鮮やかに描いた「橇」、「渦巻ける烏の群」など時代を超えた輝きを放つ代表作集。

黒島伝治作品集 (岩波文庫
黒島伝治(1898-1943)は、兵士、農民、労働者の哀しさ、戦争の惨さを、抑制された文体により短篇小説、随筆にまとめた。戦争(シベリア,中国)、農民、郷土に関わる作品を精選する。
地を這う者達の静かにして必死なる抗議と抵抗の叫び声を見事な言葉に転換したのは、黒島文学の稀有なる達成である。

『渦巻ける烏の群』 日本軍が雪のシベリアに駐屯している。地元の娘をめぐる嫉妬から大隊長が下した命令は、一個中隊全員の凍死という悲劇的な結果をもたらす。
著者自らのシベリア出兵の経験をもとに書かれた反戦小説の傑作

『橇』
0780吾輩は名無しである
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2022/09/06(火) 13:15:44.51ID:xAFzl0zG
第23回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回新潮学芸賞受賞作。
日本の陰謀―ハワイオアフ島大ストライキの光と影
ドウス 昌代【著】
1920年、ハワイできび畑労働に従事していた日本移民が一斉に立ち上った増給ストライキと、その渦中で起きた会社側通訳・坂巻銃三郎宅爆破事件。忘れられていた二つの事件が突如スト指導者の大量検挙事件に変貌した裏には何があったのか。手に汗にぎる裁判劇と真珠湾にいたる時代の前夜を克明に描ききった傑作ノンフィクション

ハワイ移民史。日本人からさらに低賃金の中国人に乗り換えようとするハワイ糖業者、黒人を使うルイジアナキビ糖業者、メキシコ人を使うカリフォルニアビート糖業者(全て白人)の露骨な利害と力関係で移民政策が左右されていく過程が生臭すぎて失笑を禁じ得ない。それも自由と民主主義の国らしく民主的かつ合理的な屁理屈を色々こじつけながら。
0781吾輩は名無しである
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2022/09/14(水) 08:50:41.93ID:e3+UP1Bq
四川省で マグニチュード 6.8 の大地震が起きた。 

90名の死者、1400棟の建物の倒壊を、中国メディアは公表した。だが、
中国メディアが発信する死亡者数、負傷者数は
実際の数値に0.1をかけている。
 大災害になると、0.01 も掛けた数値で公表されるそうだ。

何事も拡大、縮小の、ウソ数字が出てくる
0782吾輩は名無しである
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2022/09/16(金) 14:30:27.35ID:ezWB7e4V
大佛次郎論壇賞、   アジア・太平洋賞特別賞
日中国交正常化 - 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦 (中公新書) 2011/5/25
服部 龍二 (著)
一九七二年九月、戦後三〇年近く対立していた中国と国交が結ばれた。この国交正常化交渉は、その後も続く歴史認識、戦争賠償、台湾問題、尖閣諸島など日中関係の論点が凝縮されていた。
また冷戦下、アメリカとの関係維持に腐心しながら試みられたものだった。本書は、外交記録、インタビューなどからこの過程を掘り起こし、政治のリーダーシップに着目し、
政治家、官僚たちの動きを精緻に追う。現代史を探る意欲作

第31回2001年度吉田茂賞
東アジア国際環境の変動と日本外交 1918-1931
服部 龍二 (著
第一次世界大戦後の東アジア国際政治においては、アメリカの理念外交、ソ連のイデオロギー外交、中国の革命外交など、新外交が錯綜し始めていた。
現代国際政治の幕開けともいうべきこうした状況に対して、原敬や幣原喜重郎、
田中義一などの外交指導者に率いられた日本は、懸命の適応を試みた。第一次大戦終結から満州事変に至る「戦間前期」を通じての、国際変動と日本の選択とはいかなるものであったか。
新進気鋭の外交史家が、日米英はもとより、中国や旧ソ連の外交文書をも用い、極めて実証的に新解釈で描く。
新たなるグローバル・スタンダードに日本はいかに対応したのか。第一次大戦後の東アジア国際政治に向けての日本の選択を、日米英はもとより、中国・ロシア・台湾での現地調査を通じて新解釈で描く

広田弘毅 「悲劇の宰相」の実像 (中公新書)
佐藤栄作 最長不倒政権への道 (朝日選書)
中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡 (中公新書)
田中角栄 昭和の光と闇 (講談社現代新書
外交ドキュメント 歴史認識 (岩波新書)
日中歴史認識―「田中上奏文」をめぐる相剋 1927‐2010
「支那を征服せんと欲せば、先づ満蒙を征せざるべからず。世界を征服せんと欲せば、必ず先づ支那を征服せざるべからず」
日本版『我が闘争』として知られ、時代の荒波に翻弄された怪文書「田中上奏文」。いったい誰が作成したのか?なぜ世界中に伝播したのか?
0783吾輩は名無しである
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2022/09/17(土) 01:09:59.43ID:LQyhxPPD
人間の条件1942 ― 誰が中国の飢餓難民を救ったか 新書 2016/1/28劉震雲 (著), 劉燕子 (翻訳)
天災と人災が重なりあい、1942~43年に人口3000万人の河南省で300万人(一説では500万人)の餓死者と300万人の難民が出るに至りました。
事態は絶望的でしたが、この大飢饉を終息させたのは、何と、軍糧を放出して難民を救済した日本軍でした。
しかし、中国では日本軍は絶対な悪とされ、この史実はタブーの如く封印されてきました。
このタブーを突き破ったのが、このルポルタージュ小説『温故一九四二』(原題)です。

省の飢餓民衆に対して中国全体を扱う国民党政府が相対的に些末な事として冷淡であったという事実と、

黄河決壊事件(こうがけっかいじけん)は、日中戦争初期の1938年6月に、
国民革命軍が日本軍の進撃を食い止める目的で起こした焦土作戦である。黄河を氾濫させ犠牲者は数十万人に達し、農作物に与えた被害も住民を苦しめた
それまで黄河によって潤されていた北支の田畑は夏になると乾燥して水飢饉となり、反対に中支の新黄河流域地方は毎年洪水に苦しめられることになっ
堤防決壊の後、旱魃による1942年末の飢饉・1943年夏のイナゴの被害と続き、その時期に河南の西部、南部、東部の順に伝染病の被害があり、
これらの時期に死者300万人、土地を捨てた者300万人、救援を待つ飢えた人々は1,500万人を数えたと指摘している
それが農民を屡々共産党側に追いやったとしている

小麦に代えて日本側による米の作付け強制等が行われ水の流れが変わり小麦生産が激減
日本軍はその洪水で失った分の食糧貯蔵を農民からあらたに徴発している

日本人が河南の被災地区に入り、軍糧を放出して多くの人々の命を救ったという。
この結果、河南省の人々は日本軍を支持し、日本軍のために道案内、
1944年春、日本軍は河南省の掃討を決定した(一号作戦
河南の戦闘において数週間の内に約5万人の中国兵士が自らの同胞に武装解除させられた[44]。
すべての農村において武装暴動が起きていた。日本軍に敗れた中国兵がいたるところで民衆によって襲撃
0784吾輩は名無しである
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2022/09/17(土) 11:45:19.79ID:LQyhxPPD
天幕のジャードゥーガル』秋田書店 (2022/8/16)(トマトスープ著、

後宮では賢さこそが美しさ。13世紀、地上最強の大帝国「モンゴル帝国」の捕虜となり
、後宮に仕えることになった女・ファーティマ・ハトゥンは、当時世界最高レベルの医療技術や科学知識を誇るイランの出身。
その知識と知恵を持ち、自分の才能を発揮できる世界を求めていたファーティマは、
第2代皇帝・オゴタイの第6夫人でモンゴル帝国に複雑な思いを抱く女・ドレゲネと出会う──。
歴史マンガの麒麟児・トマトスープが紡ぐ、大帝国を揺るがす女ふたりのモンゴル後宮譚!

イスラム教圏での慣習や文化とモンゴル人の慣習や文化の違いも対比して描写

ファーティマ・ハトゥン
イラン北東部のラザヴィー・ホラーサーン州の州都マシュハド出身の女性。モンゴル帝国第2代皇帝オゴデイ・カアン没後に
皇后ドレゲネの側近として活躍、後に失脚し「呪術使い」として凄惨な処刑を受けたことで知られる

13世紀のモンゴル人が毒物などによる暗殺と魔術による呪殺を明確に区別せずに警戒していたことが窺える。
このようなモンゴル人の魔術に対する忌避感が、ファーティマ・ハトゥンへの凄惨な処刑に反映されたのではないかと指摘されている

シーア派のムスリムにとって、巡礼地「富者はマッカへ、貧者はマシュハドへ」
マシュハドは長らく宗教教育の中心地として機能してきた。保守強硬派の牙城
また、世俗的にも芸術・科学の中心地であった
0785吾輩は名無しである
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2022/09/18(日) 20:37:28.44ID:RuwhsaIW
乾と巽―ザバイカル戦記―(1) (アフタヌーンKC) コミック – 2019/4/23
安彦 良和 (著)
今から100年前、大正の日本が選んだ「シベリア出兵」という道の中、ロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽。
日本軍の命令で反革命軍側についた乾だが、虐殺を繰り返す反革命軍と圧政からの解放を望む市民の声に、自らの立場に疑問を持ちはじめるのだった
!日本軍の命令で反革命勢力のセミョーノフ軍側についた乾だが、虐殺を繰り返す反革命軍と圧政からの解放を望む市民の声に、自らの立場に疑問を持ちはじめていた。
ウラジオストックでは各国の首脳が集まりシベリア情勢について会談をするが、それぞれの思惑が一致することはなかった。そして乾は小さな村で少女と出会う。
部下を失う激しい戦闘の末、革命派とのゲリラ戦を勝ち抜いた乾。一方、巽はウラジオストックの阿片窟で、私欲を満たそうとする反革命派のカルムイコフの襲撃を受けた。
そのことを記事にしようとするも圧力を受けた巽は、組織の壁に直面する。乾と巽のふたりは、日本という組織に属する事の限界を感じるのだった。
反革命勢力セミョーノフ軍に協力する乾は少尉に昇進。ザバイカルの独立をうたうセミョーノフ討伐に向かうコルチャーク軍を食い止めるため、
イルクーツクでチェコ軍団の装甲列車と対峙する。一方巽は、新聞社という組織の限界を感じ浦潮日報を退社。この戦争の真実を見ようと、元同僚の珠子とチタへ向かった。
0786吾輩は名無しである
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2022/09/18(日) 20:38:03.39ID:RuwhsaIW
日本のシベリア出兵は初めての冬を迎えた。セミョーノフ軍で少尉に昇進した乾はコルチャーク軍の攻勢に備えザバイカルの国境を守備していたが、ある麗人を護衛する任務につく。
一方巽は通信社の特派記者として反革命政府の拠点・オムスクに到着したが、いきなり拘束されてしまった。
日本軍がシベリアに出兵して半年余り。乾はセミョーノフ軍の砲兵大隊長としてウラル戦線に参加することになったが、その前に一時期帰郷を認められる。
一方、ロイターの契約記者となった巽は、反革命政府の首都・オムスクで本格的に活動を開始。乾と巽はそれぞれに新たな道を歩み始めた。
その二人をかつて魅了した麗人・エヴゲーニャがトルヴェツキー商会の代表としてオムスクへ到着した。彼女の真の目的は想い人・ミーシャに会うこと。だが、反革命政府に協力する彼女と革命派のミーシャの再会は、望まぬ形で実現するのだった……!
0787吾輩は名無しである
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2022/09/25(日) 15:16:24.40ID:dKC5aZum
ハッピータイガー
小林源文

1939年(昭和14年)、大日本帝国陸軍将校を父に持つ主人公の川島正徳少尉はノモンハン事件にて対戦車砲部隊を指揮していたが、
戦力で圧倒的なソ連軍の前に部隊は全滅、行き倒れていた所をモンゴルの遊牧民の一家に救われる。
バートルと名づけられた彼はしばらくモンゴル人として遊牧民一家と共に生活するが、独ソ戦が勃発。
バートルはソ連軍の強制徴兵に対して遊牧民一家の身代わりとして志願して、かつて敵側であったソ連兵としてソ連に侵攻していたドイツ軍と戦うことになる。

作風としては、戦争劇画ともいえる作風で、戦争を題材とした劇画を描く漫画家としては第一人者とも呼ばれる。小林自身は元々は漫画家を志していたのではなく、
挿絵画家を目指していたこともあり、緻密な画風を得意とし、スクリーントーンは使わず、薄墨による独特のタッチを用いている。
昨今才能があるイラストレーターが誰も育ってないと危惧しており

小林源文の架空戦記漫画作品。梅本弘による小説版、およびその続編もある
太平洋戦争中のビルマ戦線における大日本帝国陸軍航空部隊の戦闘の実態を調査した『ビルマ航空戦』、
中国戦線における『陸軍戦闘隊撃墜戦記』を発表。また、2010年(平成22年)には一式戦闘機「隼」のエース・パイロットの活躍を纏めた『第二次大戦の隼のエース
『第二次大戦の隼のエース』は本書を読んだ宮崎駿より激励・賞賛されている[
0788吾輩は名無しである
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2022/09/26(月) 20:07:04.18ID:6HYniM6p
満蒙独立運動 (PHP新書) 新書 – 2001/2/1
波多野 勝 (著)

1932年、満州建国に至る道は長く険しかった。辛亥革命以後、三度にわたる独立工作の挫折、1916年の張作霖爆殺事件など、日中外交の舞台裏には意外な真実が隠されていた。
本書では、明治末期から大正期を中心に、満州問題に生死をかけた政治家、陸海軍将校、大陸浪人たち、さらに中国の革命家たちの姿を丹念に追っている。
崩壊しようとする清朝に対し、日本は彼らの独立を支援するようなかたちで、その実、傀儡政権をつくることを画策していた。その中心人物が、大陸浪人、川島浪速であった。謎多き人物、川島と粛親王との出会い、さらに溥儀との関係は、満蒙独立運動の象徴であった。又、孫文、袁世凱に対する日本側の巧みな駆け引きは、外交の醍醐味でもある。
さらに本書は「奈良武次日記」「上泉徳弥メモ」など未公刊史料も駆使しており、歴史ファンのみならず研究家たちにも一石を投じる。満州事変から七十年、歴史に埋没した史実を掘り起した渾身の作。
0789吾輩は名無しである
垢版 |
2022/09/29(木) 12:34:11.14ID:h85oduMY
高橋 義夫 (著)
北緯50度に消ゆ (新潮ミステリー倶楽部) 候補第103回直木賞1990年
樺太の凍土に、マリアはやっと安住の地を見出したはずだった。ロシア革命の惨劇を辛くも逃れ、満州から海を渡った記憶喪失の少女が、
列強の情報部に狙われるのは何故なのか。東亜同文書院の卒業旅行を血に染めた陰謀は、ペレストロイカの現代にも尾を曳いていた…。
0790吾輩は名無しである
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2022/10/04(火) 10:57:39.97ID:4WF4nMR1
無国籍 (新潮文庫) 文庫 2011/8/28
陳 天璽 (著)Chen Tien-Shi、ちんてんじ 解説:楊逸
日中国交回復により、「台湾籍」が認められなくなった結果、「無国籍」という身分を選んだ人たちがいた。そんな家庭に生まれ、横浜中華街で育った
著者は、ある日、台湾への入国も日本への帰国もできず、空港から出られない衝撃的な経験をする。国籍とは? 民族とは? アイデンティティの基盤とは何か? 国家と家族の歴史に向き合い、深く掘り下げた体験的ノンフィクション。

無国籍と複数国籍 あなたは「ナニジン」ですか? (光文社新書) 新書 2022/6/14
陳 天璽 (著)
現代のようにグローバル化が進み、国境を越える人の移動が増える中、個人の国籍やアイデンティティはどんどん複雑化している。外国に移住する人、移動を頻繁にする人、
国際結婚する人が増え、複雑化する国籍の問題はすっかり身近な現象になっている。そんな今日、これまで気にとめられてこなかった無国籍や複数国籍が、いつ自分の子や孫、そして友人に発生するかわからない。そんな時代に私たちは生きている。
0791吾輩は名無しである
垢版 |
2022/10/06(木) 15:53:33.31ID:mu5yafzS
朱紈(しゅがん): 倭寇の海 英傑列伝 倭寇の海 英傑列伝
大薗治夫 (著
16世紀の中国沿海で吹き荒れた倭寇の嵐、いわゆる嘉靖大倭寇に最初に挑んだ英傑、朱紈の物語。義に従い、おのが身に迫る危険を顧みず、
東洋一の密貿易基地で海賊の巣窟、双嶼を攻略する。 嘉靖大倭寇期を駆けた名将・海賊・海商等を描くシリーズ『倭寇の海 英傑列伝』の第一弾中編歴史海洋小説。

瓦氏夫人: 倭寇に勝ったスーパーヒロイン 倭寇の海 英傑列伝
大薗治夫 (著)
日本では川中島の合戦がおこなわれていたころ、上海近郊の海岸で倭寇軍と明軍とが激突した。勇猛な倭寇の大軍に対し連戦連敗を喫した明朝は中華一精強といわれる「狼兵」の投入を決める。狼兵を率いるのは「私もう決めたから。あとはやるだけ」が
口癖の天真爛漫な美女将軍、花蓮。中国南部チワン族(壮族)の覇者だった夫の不幸な死や、その後の激しい後継争い、知の巨人王陽明との出会いなど、波乱万丈の半生を生きてきた彼女は、
無双の弓術と卓越した戦術、自ら鍛え上げた兵により、「胡蝶の陣」を駆使する日本人軍師を打ち破り明朝に初めての勝利をもたらす。
0792吾輩は名無しである
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2022/10/11(火) 12:11:52.06ID:BNMDDT2Y
日本探偵小説全集〈11〉名作集1
羽志主水はし もんど「監獄部屋
当時の北海道の労働環境を題材とした『監獄部屋』で、複数の作家や評論家たちから絶賛を受けた
川本三郎「恐怖小説の傑作」
0793吾輩は名無しである
垢版 |
2022/10/11(火) 12:46:08.85ID:BNMDDT2Y
旅路〈上〉 (角川文庫) 1989/1/1
平岩 弓枝 (著)
大正14年11月の朝、北海道手宮駅で貨物掛をしている室伏雄一郎は、真新しいラシャ服に身をかため、父と母の二つの骨壷を持って函館本線の乗客になった。雄一郎は小学校を出ると無給の駅員見習をし、
やっと本雇になり、今、故郷の南紀州の室伏家の先祖代々の墓に両親の骨を納めるために旅立つのであった。広大な原野を突っ走るSL。北海道の鉄道を舞台に、大戦をはさんだ激動の時代を力強く生きる人々を描く、愛と感動のドラマ。
室伏雄一郎は、両親の故郷、南紀州尾鷲の素封家中里の次女有里と結婚した。雄一郎は小樽から釧路へ転勤し、妹の千枝は釜たきの岡本良平と結婚。
雄一郎に長男秀夫が誕生し、千枝にも7か月遅れて長女雪子が生まれた。昭和6年満州事変、翌年早々には上海事変が起こり、平穏な北海道の日々も、時代の暗雲の中に包み込まれていった
昭和9年12月丹那トンネルが開通、室伏雄一郎は助役になった。蘆溝橋事件以来、中国大陸における戦火は拡大の一途をたどっていた。そんな中で、姉はると伊藤栄吉の婚儀が北海道で挙げられた。
しかし、これが北海道での明るい最後の祝事であった。新婚早々の伊藤栄吉が、妹千枝の夫岡本良平が、そして雄一郎が、次々に出征し、大陸に渡って行った。
戦火が、室伏の平和な家庭を幾十万の平和な家庭をずたずたに引き裂いていったのである

NHK連続テレビ小説1967年(昭和42年
旭川市郊外の神居古潭カムイコタン(神の住む場所)を舞台に、国鉄職員とその妻の愛情を中心に、大正・昭和を生きる人々を描く。
前年放送された『おはなはん』に続いて大変な人気となり、連続テレビ小説を不動のものとした。
最高視聴率は、『おしん』(1983年)に次いで歴代第2位である。

国鉄9600形蒸気機関車「キューロク」、「クンロク」
独創的な発想で日本の国情によく合致する性能の機関車となった
出力の割には軸重が軽く運用線区を選ばないのが特長
各地の亜幹線や支線に分散した
決定的な代替能力を有する機関車がなかなか開発されなかったため、古い形式でありながら蒸気機関車の運用末期まで残った。
0794吾輩は名無しである
垢版 |
2022/10/13(木) 16:35:45.96ID:1ehvO/LO
芸術選奨文部大臣賞
龍秘御天歌 (文春文庫) 文庫 – 2004/10/8村田 喜代子 (著)
徳川の世が定まって五十年。秀吉軍に強制連行され、北九州の地に生きた朝鮮人陶工の頭領が亡くなった。
すると、ゴッドマザー百婆が「クニの弔いをやるぞ」と宣言して、村中は大騒ぎに。火葬か土葬か、読経か哭踊か朝鮮式と日本式がことごとくぶつかる
。涙と笑いの渦の中、荒れ狂う骨肉の策謀。「哀号!」の叫びが胸に響く歴史物語の傑作

谷崎潤一郎賞受賞作品
飛族 (文春文庫 む 6-6) 文庫 – 2022/1/4村田 喜代子 (著)
日本海のはずれ、朝鮮との国境に浮か養生島。 かつては漁業で栄えていた離島で暮らす三人の老女のうち、ナオの死で、いまはイオとソメ子のふたりが取り残されている。
九十二歳でひとり暮らしのイオの娘、ウメ子も六十五歳になった。 イオは海女をなりわいとして、八十五歳までアワビを獲るほど、心身ともに丈夫ではあるけれど、娘のウメ子としては心配でならない。
二十五年前の海難事故で命を落とした夫を供養するイオとソメ子。 異国からの密漁船による侵略や、地球温暖化など、不吉な未来を予感しながら、泰然と暮らしを守り続ける老女たち。
そんな島に、おそろしい台風が近づいてきて……。 名作映画「八月の鯨」のように、海辺での厳しい暮らしとシンプルに生きようとする姿に胸を打たれる。 いまの時代こそ、こんな世界に浸りたくなる。解説・桐野夏生

ゆうじょこう (新潮文庫)2016/1/28村田 喜代子 (著)
貧しさゆえ硫黄島から熊本の廓に売られた海女の娘イチ。廓の学校“女紅場”で読み書きを学び、娼妓として鍛錬を積むうち、女たちの悲哀を目の当たりにする。
妊娠する者、逃亡する者、刃傷沙汰で命を落とす者や親のさらなる借金のため転売される者もいた。しかし、明治の改革の風を受け、ついに彼女たちはストライキを決意する―過酷な運命を逞しく生きぬく遊女を描いた、読売文学賞受賞作。
0795吾輩は名無しである
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2022/10/19(水) 14:01:36.08ID:DJI/0COT
第十七回の芥川賞作品「纏足(チャンズウ)の頃」(石塚喜久三)も中国種の作品だ。この作品の出所はおもしろく、昭和15年当時、日本軍部が華北、蒙古などを占領し、
そこに日本が傀儡政府を置くのだが、実質的には日本支配である。こういった奇妙な国が中国のあちこちに誕生するが、
そこもまた新天地を求める日本人で溢れ出す。国内で小学校の教員をしていたこの作者は、異色ながら、この地の鉄道会社に就職し直す。そこの文藝好きの
日本人ばかりが同人誌「蒙古文学」を立ち上げるのだが、その発起人にこの作者はなり、この「纏足の頃」を発表している

纏足(てんそく)という木靴の習慣を嫌がる、混血のモンゴル人少女の物語であるが、主人公は女性ではなく、その兄の、中国人との同化のアイデンティティ的戦いの物語である。
日本人の描いた、中国人に支配される蒙古人の物語なので、ここには日本人は描かれてはいないのである。農業に向かない蒙古人が、支配され中国農民へと同化していくなかで、地主が中国人、搾取される小作が蒙古人家族という図式になった小説である。
「纏足」は中国の習慣だが、この効果は女の将来を保証する。だから、子沢山の蒙古家族に女の子がいれば、この纏足をさせようとするのだが、子供たちは、それに馴染めないのである。こういう状況の中で、主人公は次第に蒙古人の誇りを見出していくという物語である

芥川賞受賞作品を読む日々
https://kasegi.hatenadiary.org/
0796吾輩は名無しである
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2022/10/23(日) 16:40:45.19ID:BdYHeK/W
台湾、あるいは孤立無援の島の思想 単行本 2021/1/19
呉叡人 (著)
台湾は近代以降、清、日本、中華民国、アメリカという複数の帝国による連続的な支配を受け、またその複雑な民族構造のために統一的なナショナリズムや共通の歴史認識の形成を阻まれてきた。台湾の主体化を達成すべく、人々は歴史を紐解き、過去の国家暴力や不正義をただして内部的な
分断を乗り越えることを通じて民主化を推し進め、生存空間を共にする者たちの同盟としての「台湾民族」と、多元・民主・平等に基づいて同盟を強化するためのイデオロギーとしての「台湾ナショナリズム」を志向した。しかしそうした内部的な努力にもかかわらず
、国際社会においては、主権国家体制からの排除や、新興の中国を含む諸帝国の狭間にあるという地政学的構造に起因する現実政治の桎梏を自力で克服することはできず、その命運はいまなお強権によって掌握されている。
台湾の市民社会はそうした賤民(パーリア)的境遇を自覚的に引き受け、新たな帝国と資本主義による支配に対抗することを通じて逆説的に民主主義を深化させた。そしていまや普遍的価値を台湾社会に体現することに世界への回帰の道を見出し、行動している。
政治学者による20年におよぶ思想的格闘の集成。
0797吾輩は名無しである
垢版 |
2022/11/01(火) 21:51:59.39ID:rp7ceVHD
過去からの追跡者 講談社文庫)
著:土居 良一 解説:北上 次郎
世界各国の重罪人や危険分子が幽閉された、酷寒の監獄島。無法状態の中で、莫大な報酬目当ての少年探しが始まる。娼婦、元将軍、武器商人、
テロリスト、女暗殺団など、さまざまなアウトローたちの欲望がからみあう殺戮の果てに……。
大恐慌の果てに監獄島と化した近未来の旧サハリンを舞台に展開する、凄絶な新冒険小説。卓抜な構想と強靭な描写力が創り上げた、スリリングなドラマ。(『ネクロポリス』改題作品)

石原莞爾 その虚飾 著:佐高 信
ずばぬけた頭脳を持ち、日本陸軍史上最大の知謀と評された石原莞爾。いわく時代を先読みしていた、東条英機を批判したなど、平和主義者のように偶像視され、「石原讃歌」は今なお続く。
しかし、この風潮に対して、真っ向からその欺瞞性を批判し、石原の行為は「放火犯の消火作業」と喝破する、野心的力作評論。満洲国の夢を煽った「名参謀」を撃つ! 「英雄伝説」を剥ぐ!
0798吾輩は名無しである
垢版 |
2022/11/04(金) 11:05:48.84ID:WKsIYQn1
陶晶孫とうしょうそん / タオチンスン その数奇な生涯 もう一つの中国人留学精神史
厳安生 著岩波書店
大佛次郎賞(朝日新聞社),アジア太平洋賞(毎日新聞社)の両賞を獲得し,大きな話題を呼んだ『日本留学精神史──中国近代知識人の軌跡』の続編.前著が,
清朝末期の日本留学第1世代の,反清革命に燃えた激動の青春群像を論じたのに対し,中華民国建国後の郭沫若ら悩める青春群像を,陶晶孫という,忘れさられかかっていた人物を軸に浮かびあがらせ,
大正デモクラシーの影響を強く受けつつ現代中国の形成および日中交流史に大きな足跡を残した留学第2世代の姿を描き上げた,きわめてオリジナルな意欲的考察.
二〇世紀前半の中国文化界における「大正教養主義」ないし西欧的ヒューマニズムの正負の影響―後に文化大革命という極端な形の反動を生み出すことにもつながった―を論じ、激動の時代の精神史を捉えた力作論考

日本留学精神史 近代中国知識人の軌跡
日清戦争から辛亥革命にかけて,中国から日本に大勢の男女学生が渡来した.東アジアの歴史変動のなかにあって彼らはいったいいかなる
精神のドラマを体験したのか.数多くの例に即し,その意味を内在的に明らかにする

抗日戦回想録 (中公文庫BIBLIO20世紀) 文庫 郭 沫若 かくまつじゃく / クオモールオ(著
日中戦争初期、武漢で抗日宣伝活動の中枢を担った文学者自らが語る国民党抗戦陣営の内幕。蒋介石、周恩来をはじめとする人間模様や、愛国的文化人の悲哀が、風刺と感傷を交えつつ軽妙に描き出されている。

日本への遺書 単行本 – 1995/8/1陶 晶孫 (著)
ユーモアとユーウツが同時になくなったのが日本だ」 戦後、日本に定住し多くの文壇人と親交を重ねた著者が語る珠玉の日本語文集。昭和27年刊の再刊。

続 昭和史のおんな (文春文庫) 文庫 – 1986/8/1澤地 久枝 (著)
三児を育てあげた後、情死をとげた初代女性アナ。四角関係の果てに起きた猟奇殺人事件の人妻の罪と罰。留学中の郭沫若、陶晶孫に嫁して日中の懸橋となった日本人姉妹。
日本の「国家」と称えられたプリマドンナの死。小林多喜二への愛に生きた女など、昭和という時代をときには激しくときにはひっそりと生きた女たちの愛の軌跡
0799吾輩は名無しである
垢版 |
2022/11/04(金) 11:30:16.31ID:WKsIYQn1
もうひとつの満洲 (文春文庫) 文庫 – 1986/1/1
澤地 久枝 (著)
日本人とにって、中国人にとって満州とは何だったか? 
反満抗日ゲリラの領袖・楊靖宇よう せいうの事跡を追いながら、著者自らの郷愁の思いを問い返す哀切な<旅>のすべて

1927年に中国共産党へ入党し、確山県の農民暴動を指導して確山農民革命軍総司令となる。
1939年、日満軍警による討伐が開始され、次第に追いつめられる。1940年2月に濛江県三道崴子で包囲され、投降を拒否して射殺された
楊靖宇を記念して濠江県は靖宇県に改称された
靖宇県のような「革命烈士」にちなむ地名には他に志丹県、子洲県、子長市、左権県、黄驊市、尚志市がある
0800吾輩は名無しである
垢版 |
2022/11/05(土) 11:36:52.42ID:Zo7x2imZ
被弾、亡命、総統選……知られざる台湾裏面史
彭明敏ほう めいびん:蔣介石と闘った台湾人 単行本 白水社– 2021/5/21

李登輝と同時代を生き、民主化運動のシンボルと言われた人物の波瀾万丈の人生を貴重な証言と史料で再現したノンフィクション。
彭明敏と李登輝はともに1923年生まれで台湾大学時代からの友人だったが、一方は亡命者、もう一方は総統と両極端の道を歩んだ。
民主化以前、国民党一党独裁の権威体制に立ち向かって投獄・処刑された人は数知れない。なかでも注目を集めてきたのが、台湾大学教授だった彭明敏が64年、二人の教え子とともに「台湾人民自救運動宣言」を作成・印刷して逮捕された事件である。「自救宣言」は、台湾と中国は別々の存在だとする主張が現在の「一中一台論」の原点となっており、
その先見性とともに、特赦で釈放された後、当局の厳重な監視をかいくぐって海外に脱出するという決死の行動も相まって、民主化運動のシンボルとなってきた。22年に及ぶ亡命生活ののち、台湾に戻って初の総統選で当時の野党・民進党の公認候補になるなど、彭明敏の人生そのものが台湾の民主化を象徴しているともいえる。
関係者の回顧録や関連資料のほか、当事者の証言から事件の顛末と亡命の一部始終を再現し、さらに李登輝との友情や二人の対比なども盛り込んで、彭明敏の人物像をくっきりと浮かび上がらせる。台湾の民主化運動と知られざる日台交流史に光を当てた労作。
0801吾輩は名無しである
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2022/11/18(金) 16:12:30.64ID:z/7mTmW2
湖南省と日本の交流素描
石川 好【著
今から100年以上も前、湖南省と日本の間には深いつながりがあった。それは日中2000年の交流史の中で最も友好的な時代であった―。この事実を果たして今どれだけの人が知っているだろうか。日本に学び「中国の西郷隆盛」と呼ばれた中国の若き湖南人革命家黄興、
湖南人の熱い気質に憧憬の念を抱き自ら長沙を旅した文人芥川龍之介、毛沢東は辛亥革命を支えた革命家宮崎滔天に直筆の手紙を送っていた…。歴史の片隅に追いやられていたこれらの意外な事実から、これまで知り得なかった日中交流の新たな側面が浮かび上がる。
本書には、忘れ去られてしまった湖南省と日本の魂の交流にスポットを当てることで、読む人に改めて日中交流のあり方を見つめ直してもらい、両国間に再び美しい友好の花を咲かせたいという願いが込められている。
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