ミラン・クンデラ
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>>164
今や古本しかないが、みすず版を手に入れれば、チェコ語版からの邦訳を読める。
ただ、みすず版も70年に出た初版とそれを全面改訳した92年版(2002年版はカバーが変わっただけ)がある。 ミラン・クンデラ 『小説の技法』 西永良成訳 岩波文庫 5月18日刊 842円
セルバンテス、カフカ、プルーストなど、誰もが知っている名著名作の作者たちと
その作品に言及しながら、「小説とは何か」 「小説はどうあるべきか」 を論じる
クンデラ独自の小説論。2011年刊行の改訂版を底本とした新訳決定版。 田舎で最も大きな書店の極小さな洋書コーナーに毎週通う人間が初めてクンデラのペーパーバックを世間の評判も全く知らないまま、立ち読みして「これはすごい」と、躍り上がって喜ぶような場合以外、本は読まれるのべきではない。
文痴にはスマホのゲームがある。 クンデラの「キッチュ」の定義が引用されることが多いのは、彼の表現の明晰さを証明する?一端でもあるかもしれない。 『冗談』面白いけどページ数が長すぎて食指が動かないんだよな クンニデラと書くことのどこが面白いのかさっぱりわからん チェコ事件の事を調べているときに気になったクンデラの『存在の耐えられない軽さ』を初めて買ったら、あまりにも面白くて一気に読んじゃった!
他の作品も読んでみたい。 クンデラの本が一冊も電書になってないのはどうなのか >>191
印刷本でしか出版できないような契約を結んでいるそうだ。
著作権が切れないうちは正規の電子本が出ることはないだろう。
for several years, he's insisted on a clause in his contracts stipulating that his books only appear in 'traditional' (i.e. printed) form -- no e-book versions. And, indeed, you won't find any Kundera titles on Kindle (etc.).
http://www.complete-review.com/saloon/archive/201207b.htm#ct1 『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ 西永良成訳
たびたび、ドゥプチェクがモスクワから帰国してラジオでおこなった演説のことを考える。
彼がなにを話したのか、もうなにも思い出せないが、彼の吃音はまだ耳に残っている。
彼女はそんな彼のことを思ってみる。外国の兵隊たちが主権国家の指導者である彼を彼自身の国で逮捕した。
彼らは彼を連行し、ウクライナの山のなかのどこかに幽閉し、
十二年まえに彼の先駆者のハンガリー人、イムレ・ナジが銃殺されたのと同じように、
いずれ彼を銃殺することになるだろうと思い知らせた。
それからモスクワに移送し、入浴させ、髭を剃らせ、着替えてネクタイをつけるよう命じて、
おまえはもう銃殺執行隊に差し出されることはないと告げた。
そして新たに自分を国家指導者と見なすよう厳命し、ブレジネフの正面のテーブルにつかせ、交渉するよう強制した。
彼は辱められて帰国し、辱められた国民に話しかけた。彼は話すことができないほど辱められていた。
テレザは文言のあいだの、あの恐ろしい間のことをけっして忘れないだろう。
彼は力尽きていたのだろうか?病気だったのだろうか?麻薬を打たれていたのだろうか?
それとも、あれはたんなる絶望にすぎなかったのだろうか?
かりにドゥプチェクについてなにも残らないとしても、ラジオに張りついていた全国民のまえで彼が呼吸もできずに、
肩で息をしていた、あの長い沈黙の間だけは残ることだろう。
あの沈黙のなかにこそ、国を襲った恐怖のすべてがあったのだから。 存在〜を読み始めたけど、とんでもなく退屈だぞ
これ文学賞のロボトミーだろ 思想的ゴタクが多いからね
基本的に祖国を追い出された亡命者の愚痴だから クンデラが尊敬するムージルの『特性のない男』の途方もなさに比べたら
『存在の耐えられない軽さ』の思弁癖も可愛く思える
チャーミングな哲学的恋愛小説だね クンデラの「キッチュ」の定義はアートの世界への影響もあったように、クンデラはファッショナブルなんだよ。
クンデラの思弁癖が可愛いとか、どんな大物の辛口野郎なんだよw ムージルとの比較では、ということでしょう
つまりムージルには到底及ばないという意味だと思う
たしかにそうなんですけどね ムー汁は読まれてないし、当然美味くないw
具が最悪だからw >>201
君も読んでないと
あれは読者を選ぶ高貴な作家だからね >>202
俺より上の読者は日本には一人もいないはずだが。
浅田や柄谷、蓮實なら俺よりはるかに下位だが。
君は? http://www.jiji.com/jc/article?k=2018111100286
ミラン・クンデラ氏の国籍復活を=チェコ首相が提案
【プラハAFP時事】チェコのバビシュ首相は10日、旧チェコスロバキア出身で
フランス在住の作家ミラン・クンデラ氏(89)の国籍復活を提案したと明かした。
1968年の民主化運動「プラハの春」への支持を表明したクンデラ氏は
共産体制への抵抗者とみなされ、79年に国籍を剥奪されていた。
初の長編小説「冗談」(67年)で高い評価を得たが、
「プラハの春」弾圧以降は国内で発禁になり、75年にはフランスに亡命。
84年に発表した「存在の耐えられない軽さ」は世界的ベストセラーとなり、映画化もされた。
バビシュ首相は10日、訪問先のパリで、チェコ通信に
「彼は再びチェコ国籍を持つに値する」と指摘。
首相によれば、クンデラ氏は89年の共産政権崩壊後に何回か戻ってきたが、
最後の訪問は22年前だという。
(2018/11/11-14:45) 「存在の耐えられない軽さ」と関連があるんじゃないかと頭にメモしておいた小説が全く思い出せない
悲しい どこにメモしようがかまわん、ただ自分の頭の中にだけはするな…すぐになくなるから
by俺 クンデラはもう90歳くらいか
いつ亡くなってもおかしくないね
『冗談』はわが理想的な小説で、敬愛に値する作家だ 「不滅」
図書館で借りて読んで、よかったから文庫買おうと思ったけど値上がりすぎ
当時952+税
今1,650 19歳の夏だったと思う。
ダニエル・デイ・ルイスが医者を演じてた。
プールサイドにいたんだけど、泳いでた女は喫茶店でウェイトレスをしてた。
コニャック――口パクで頼んだ。
いつのまにか寝てしまったから覚えてないんだけど、戦車がプラハの街にやってきて大混乱してた。
女の名前はサビーナとテレーザ。
それは覚えてる。テレーザがカメラマンだったかな。ベッドシーンしか思いだせない。 残念ながらクンデラは味が薄い
ムージルやブロッホなどの読書体験を経た後では小綺麗さが鼻につく >>216
自分は92年に出版された単行本を当時買ったけど、2600円だった
>>217
タルコフスキーの映画なら寝てもおかしくないが、カウフマンの
あの面白い映画で寝ちゃうなんて、すごい才能だな
>>218
私見では、クンデラはムージルより劣るが、ブロッホよりは上だ クンデラ逝去か
91歳なら全く不自然じゃないけど、90代とは思ってなかった と思ったらフェイクニュースらしい(ともにツイッター情報) いま『無知』を読んでいる
『緩やかさ』『ほんとうの私』よりはいいな 『存在の耐えられない軽さ』
カレーニン涙
不思議な作品だった。トマシュ、テレザ、サビーネ、フランツがまるで友人のように思える… ミラン・クンデラ『小説の技法』西永良成訳
しかし、フローベールの愚行の見方において、もっともショッキングでスキャンダラスなのは次のこと、
すなわち愚行は科学、技術、進歩、現代性などを前にしても消えることなく、
逆に進歩とともに、愚行もまた進歩する!ということなのです。 >>216
ブックオフで200円くらいだった(単行本)。外で読むには重かった。 一般に共産主義化の東欧を描いた小説によくある特有の重厚さから見て、「軽さ」というのはフランス・パリでの生活から
クンデラが感じたことではないか。 俺はその「軽さ」というものを感じることが出来なかった。まだ読み方が浅いのかもしれない。 フィリップ・カウフマンの映画はとてもよかったが、
ミラン・クンデラの小説はさほどでもなかった
クンデラは『冗談』と『不滅』がよい 確か人『存在の...』と比べても『不滅』の小説としての成熟度、完成度は凄いと思う。 クンデラはkitschキッチュについてのエッセイでも有名だが、この言葉を割合、頻繁に使っていたのが少し前までの
浅田彰ではないか? ミラン・クンデラ死す
94歳
最高傑作は『冗談』
次いで『不滅』が優れている ご冥福をお祈りします。先日菅野昭正氏の訃報に接したばかりなのに 『存在の耐えられない軽さ』で知られ、ロシアの危険性を警告した小説家ミラン・クンデラさんが死去した。94歳だった。
チェコスロバキア生まれ、共産党から除名処分を受けた後、フランスに亡命したクンデラさんが11日、ほぼ隠遁生活を送っていたパリの自宅で亡くなったことを、
生誕地ブルノにあるクンデラさん専門のアーカイブを誇るモラヴィア図書館が発表した。
同図書館の声明には「世界で最も翻訳された作家の一人であるチェコ系フランス人作家のミラン・クンデラが、2023年7月11日にパリの自宅で亡くなりました」と書かれている。
クンデラさんは1975年フランスに亡命、1979年当時の共産政権下でチェコスロバキア国籍を剥奪され、1981年にはフランス国籍を取得、その後2019年にチェコ国籍を改めて獲得した。
https://yorozoonews.jp/article/14956616 クンデラが死んでらになったか。
世界でトップ級な翻訳需要の高い作家だが、ノーベル賞受賞に反対する人が多いんだろうな。
村上春樹もクンデラですらノーベルなしで死んでいったから、アキラメロンw
反スタ研究の盛んな日本でクンデラの作品を映画化するのも良いと思うが。 ジョイス、プルースト、カフカ、ムージル、ナボコフ、ピンチョンが
受賞していないノーベル賞など、どうでもいい
クンデラの小説が素晴らしいことは読者が実感すればいい
『存在の耐えられない軽さ』邦訳はチェコ語からの集英社版と
フランス語からの河出書房版があるが、後者は版元品切れらしい 『存在の耐えられない軽さ』河出の翻訳を好む人が多いが、増刷しないのかな
この小説の邦訳版権は集英社が持っているから、河出文庫にはならない
集英社の翻訳もギャラリーと文庫で相当改訳されている 『存在の耐えられない軽さ』河出版
古本も結構品薄入手困難のようだね クンデラは文芸評論『カーテン』のなかで、大江健三郎の『人間の羊』を論じている
バスでアメリカの兵士たちから日本人乗客がひどい目にあう短篇
クンデラはこれを占領軍告発の政治文書になっておらず、
実存の謎を追求する小説として褒め称える
左翼ではない自分が大江の小説に惹かれるのも、まさにその点だ 10年以上前のレスに「文体が退屈」だとかあるけど、原文で読んでる人いるってことだよね。凄いね。翻訳もんで語っていたら噴飯ものですが。 文学は心に余裕がなければ、なかなか読めないよね
まあ、根っからの本の虫は暇のあるなし関係ないけどね 文学は心に余裕がなければ、なかなか読めないよね
まあ、根っからの本の虫は暇のあるなし関係ないけどね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています