★震災後の日本: 

「率直に言うと、がっかりしています」――。日本国籍を取得した日本文化
研究者のドナルド・キーンさん(89)は、記者会見で「鬼怒」の雅号通り、
震災後の日本の状況にあえて苦言を呈した。

「日本人は力を合わせて東北の人を助けると思っていました」。会見では
終始朗らかなキーンさんだが、震災の話になると表情が引締まった。

そして、「東京は電気が明るい。必要のない看板が沢山ある。
忘れているんじゃないのか。まだやるべきことは、いっぱいあると思います」
と語った。