澁澤龍彦(1928-1987) Part 4
一応このスレらしく解説しておくと、澁澤は「玉虫物語」という自作の構想もしている。その作品のメモも残っていた。
友人の出口裕弘はそれを以て澁澤の生涯が完成されきっている、とか言う風に見る事に否定的だった。傍目からはそう見えるが本人から見ればまだ生きたかったのだと。
宮沢賢治観についても、こいつは賛美してるくせに吉田司的なんだよな。あの本はあれで面白いが。
>平成に比べると重厚で絢爛豪華、ドラマティック
というのも笑える。平成文化もそれはそれで豊かなんですが。受け付けられなくなってるのかね、ご老体。 澁澤は当時ではサブカル扱いだっただろう。「文壇」人と交流はありつつも、没後読売文学賞を与えられつつも、メインカルとは認められてないところはある。
事実今でも「文壇」に入り浸ってる輩は、澁澤をたまに褒める事はあってもそれに入れ込んだ姿勢を見せることを拒んでる(そういうのは所謂サブカル、エンタメと見られる作家に任せてる)のはそういう流れがあるからだろうな。
長生きしてたら事情も変わっただろうが、筒井のように。 澁澤は三島のことを「一番親しい友達だ」みたいに言っていたけど、三島は澁澤のことをどう思っていたんだろう? 三島にとったら多くいる「友人」の中の一人的な感じだったのでは。チワワ情報だが三島は文壇には友人はいないといっていたようだ。 >>341
澁澤は文壇人として認められていないと自分で言ったばかりなのに・・・
もっとも土方だのシモンだの澁澤グループの中に加わったとき、やはり三島は敬されつつも
浮いていて、からかいの種になったということはあったようだね。 三島の中では「文壇」だったかもしれねえからな。三島は例外的に澁澤には高待遇だったんじゃね。
と言うか三島にとったら、自分以外は全部敵だったのかもしれないが。
俺の中で>>341で「文壇」と言った時、念頭にあったのは、ずばり中上、柄谷、蓮實、渡部、スガ、以下ぞろぞろと現代まで続く文芸誌連中を指してだった。
丹生谷なんかは違うようだが。 丸谷はよく言われるけど文壇を牛耳っていたわけじゃないよ。
実際にはそういう感じじゃなかった。
丸谷が澁澤に言及したのは私は見た覚えがないな。
澁澤がロエブ叢書なんかでラテン文学などをコツコツ読んでることを
中村が褒めていたことはあったな。中村と澁澤は縁戚関係があるんだよ。 丸谷才一は文芸時評で胡桃の中の世界を一度取り上げていたことがある
三島由紀夫が澁澤をどう見ていたかというのは、集成の推薦文を見るとわかるような気がする
悪い意味ではなく、文壇の人間とはちょっと違うという位置づけ 別スレの話題だけど、中村真一郎が今は読まれなくなった作家として取り上げられたが
振り返ってみると、海外の作家の影響が直接出ているような作家や作品は風化しやすいのかもな
澁澤もそのタイプなのだが、そのわりには読まれている 中村が海外文学の影響を受けたという意味では澁澤はそういうことはないだろう。
それと中村は読まれなくなったとはいえないだろう。
まあ、もともと中村の小説の読者は少なかったけど、今でも中村の研究誌が定期的に
出されているし、少ない読者、愛好者は継続しているのだ。 >354
谷崎=足フェチ
てゆーか「じゅんいちろう」っていう顔?
澁澤様は「たつひこ」なお顔なのだ 四谷シモンは今Twitterをやっている
正月に澁澤家に行った写真を上げていますね こないだ高岳親王航海記読んだけどこれ素晴らしいなこういうまだ知らない小説がたくさんあるんだろうな この時代の作家にしては?
なにか勘違いしているんだろうな・・・
しかし何をどう勘違いしているのかは、なぞだ。 ツイッターのフォロワーにNHKスタッフが居て、澁澤特集の番組制作の取材したとかで、
いろいろ貴重なお話をしてくれた。その人も読書家で、澁澤周辺の作家のお勧め本を、
勧められるまま読んだ、本当にいい読書体験をしたと、今思い出した。
粗方読んで、気持ちも一段落してみると、この人は、小説エッセーより翻訳の方が、良いような。
翻訳では他の仕事より段違いに才気を発してる気がする。 翻訳から段違いの才気を感じるってどういうとこだろうな。
確かに澁澤は翻訳うまいし翻訳の作業が大好きと言っていたけど段違いの才気って
ちょっとピンとこないな。
エッセーでたとえば夢の宇宙誌だとか胡桃の中の世界とかも読んだのかな。 というのになんなんだい?
昨晩たまたま滞欧日記が目に付いたので読んだんだけど
澁澤はよく酒を飲むだけでなくよく食うねえ。
パリでも連日、中華や日本食レストランで食ってるのをまたよく書いてる。
食うことが中心の日記だね、こりゃ。
それで、食ったあとホテルにもどり「排便」してから出口のアパルトマンへ行く、とか
クソをしたことまで書く。
いかにもパリくんだりで米のメシをいやしく食いまくり、大グソをたれてる感じが
よく分かる。 イノキュウって
プルーストがいついつに糞をしたことまで知っている
って学生に言われてたとかだから >>389
じつにいい。
イノブタの串焼きに「キューバ」をたつぷり付けてはうばる。
これにまさるアテはなかなか思ひつかない。
ビールによし、ワインなら赤白どちらでも、ウイスキー、コニヤツク、焼酎。
紹興酒でもいいが、清酒はちよつときびしいかな。 中井英夫の新刊が本屋の目立つとこに置いてた(それでイイのかよ?)ので手にとって読んでみた。
晩年のエッセイは今まで読んだことがなかったがナカナカ、って4000円は高すぎですよ。来月までそこで俺の事をまってろよと(笑) 澁澤龍彦は偉大だ
中卒サブカルの僕にも丁寧に文学芸術を教えてくれる
本当に偉大な師匠だよ 自動人形
複雜な裝置のある時計
噴水
花火
オルゴール
びっくり箱
パノラマ
…わたしたちの生産社会に対する隱微な裏切りにも似た、ふしぎな欺瞞の快楽…
ピントの合わない視界をもどかしく思っていたところへ、突然いいルーペを差し出された感覚、と言おうか。
いゝ眼をしている澁澤。 >>376
おいおい、おまえはルーペなしで一人歩きしちゃいかん(笑 実は >375 の左耳にTachinidaeの亜種の蛆を三つほど仕込んでおいたのだ。
こいつは生體膜を食い敝る強力な頤を持っていて鼓膜から大腦まで蠶食していくだらう。
>375はまあ、今とあまり変わらないのだが、人格破潰がさらに進み、周に今以上の害惡を齎らすだろう。 社会ってのは常に有為転変するものだ。若い連中はそれに合わせて、ちゃんとやっていけるけど、年寄りはそうはいかない。だもんだから「今の若いものは……」なんて批判する。
口で言うだけならまだいいが、伸びる芽まで摘んでしまっちゃ駄目だよね。そうなったら、「老害」以外の何物でもないからね。
そう考えたから、俺は第一線から身を引いたんだ。人間、はじめるよりも終りのほうが大事なんだよ。
本田宗一郎 つたゐ@千丈ヶ嶽
澁澤龍彦って時代がかぶさってくる小説じゃなかったなあとおもう。
リアルタイムでそれを読んで、時代背景と重ねてなにか衝撃を受けるような、そんな作家ではないなと。
翻訳だけど、裁判になったサドも。なんていうか、そのひとの積みかさねてきたものにかぶさってくる小説だなとおもう。
2016年1月12日
デグーのすあま&よもぎ@まー
麻耶雄嵩とかね、小野不由美とかさ、長野まゆみだとか菊地秀行やら京極夏彦やら、あの辺は学生時代の青春なんですよ。
だから有栖川有栖も当然のように嗜んでましてね、好きなんです。
そこから入って江戸川乱歩だの夢野久作だの澁澤龍彦だの寺山修司だのですよ。
厨二こじらせてますよ、現役で。
2016年1月13日
高山文彦
澁澤龍彦のエッセイで「ちょろぎ」なるものの存在を知った。ネットで画像を見たが、食べたいと思う外見ではなかった(ナウシカの王蟲を連想した)。
食い物の好き嫌いは環境依存が大きいので仕方が無い。
南九州の家庭で作るお菓子の「あくまき」、知らない人は外見を見て拒絶反応を起こすのではないか。
2016年1月18日 あなたは40代ロサンゼルス府警工場作りですか?ドーハの悲劇「横浜衝撃イヤフォン」「横浜悪夢イヤフォン」ですか?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん? >>392
どういう意味ですか?マゾヒストには堪らないということですか? 斉同動詞
90年代地下現象学講義 #6「90年代、テロへの道」(5)
それは青山正明が澁澤龍彦の影響を受けていると聴いたときに頷けたように、
60年代からのサブカルチャーの暗部が反転してしまって、その暗部だけが肥大した95年ということなのかもしれない。
2016年5月6日 vobo
澁澤龍彦を入り口にアートに関心を抱いた自分みたいなのにとってイオネスコは当然通る存在で、
EVAについてもベルメールやモリニエの作品集と並んで書架にあったりした。
で、無邪気にその耽美を賞賛したりしてたわけだけど、『ヴィオレッタ』を観てがつーんと凹まされるわけです。美ってなんだ、と。
2016年5月12日 古書ドリス
奥の深い澁澤龍彦の世界を、彼の著作ではなく、あえて雑誌の特集記事から読み解きたい方にお勧めの三冊。ヴィジュアルに特化した内容です。
「鳩よ!」は、スワーンベリやクロヴィス・トルイユなど若干クセのある美術と、エロティシズムの思想を紹介。
アサヒグラフは、有名な澁澤邸の書斎を彼の幻想王国として取り上げる。
太陽は、怪物、鉱物、貝殻など、澁澤のヴンダーカンマー趣味に焦点を当てる。
様々な側面から見ることができる澁澤龍彦の世界。
ビジュアルではなく文学から彼の思想を読み解きたい方には、ユリイカや幻想文学や別冊新評をお勧めします。
https://www.instagram.com/p/BFdWZknwtt_/ 金子 國義(1936年7月23日 - 2015年3月16日)
1966年、『O嬢の物語』の翻訳を行っていた澁澤龍彦の依頼で同作の挿絵を手がける。
翌1967年、澁澤の紹介により銀座の青木画廊で個展「花咲く乙女たち」を開き画壇デビューする。
世紀末的・デカダンスな雰囲気を漂わせる妖艶な女性の絵を得意とする。
活動・表現領域は幅広いが、一般には「富士見ロマン文庫」(富士見書房)、
『ユリイカ』をはじめとする多くの書籍・雑誌の装幀画・挿絵を手がけたことで知られた。 芸術人類学研究所(IAA)多摩美術大学
安藤礼二所員のお知らせ。太田出版より8月上旬に『松山俊太郎 蓮の宇宙』を編・解題 安藤礼二が出版予定!
インド、法華経、ボードレール、そして蓮。無限をおそれえぬ探究の果てに独自の学問を築き上げた伝説の碩学・松山俊太郎の”集大成!
2016年6月1日 昔、俺が唐草物語の文体は花田清輝の下手くそで惨めな猿真似だという意味のことを言ったら、生意気にもハンドルネーム「狸」が(笑)で否定しやがった。
あんな鈍感な阿呆は文学など一切、読むな。 「渋沢龍彦氏のひとみ座批判(新しいクリエイティブ・ディレクション発見へのプロセス―その1)」
清水浩二
http://ningyonoie.com/zukan/12shibusawa.html 澁澤龍彦入門
河出書房新社編集部 (編集)
出版社: 河出書房新社 (2017/5/17)
没後30年、澁澤が甦る。東雅夫篇コレクション、平野啓一郎、ヤマザキマリ、山崎ナオコーラ、嶽本のばら、三原ミツカズなど。 書店で見かけたけど、確かに入門用だった
そこそこ売れてる感じ 平野啓一郎なんか載せてるのに 佐藤亜紀は載せてないの?まぁ他のも(ry 澁澤龍彦ふたたび、澁澤先生の珍しい写真が見れたので良かった 「暗黒のメルヘン」読んでるけどこれ面白いなあ。
澁澤のひとこと解説もいい! ユイスマンスの"A rebours"を「さかしま」と訳したのは誰なんだろう?
澁澤だとばかり思っていたのだが、昭和15年に出版された本には既に、「さかしま」と紹介されている。 上田敏じゃね
一応日本で初めてユイスマンスを紹介したのはこいつだから 翻訳物は悪徳しか読んだことないのですが、さかしまと城の中のイギリス人どちらが面白いですか。 ヤフオクにポトマック全原稿200万円というのが出てますね。博物館レベルだなあ。 澁澤龍彦の
極楽鳥とカタツムリ
買おうとしたらイラストがキモすぎてやめた 南が丘文庫
http://www.minamigaoka.info/BOOKS/
Official Homepage
横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。
横浜市立南が丘中学校OB会 世田谷文学館の展示のニュースを見て思い出したよ
30年前亡くなった時に今はもう無い近所の本屋で追悼特設コーナーが作られてて
そこで初めて澁澤龍彦を知った
毒薬の手帳と黒魔術の手帳を買って帰ってどハマりした厨房の思い出…
色々読んだけどエッセイがやっぱり好きだったな
貝殻とか植物とか虫とか石とか 男子小学生が好きそうなもののエッセイが特に秀逸だったように思う 『澁澤龍彦のアヴァンギャルド―異端から生み出される聖なるもの―』 Bunkamura Gallery(東京都) - 全国のイベント情報 : CINRA.NET //www.cinra.net/event/20171201-shibusawatatsuhiko >>425
高校生の頃だったか夏休みの宿題の読書感想文で推薦図書の一覧が載ってるプリントに
「城の中のイギリス人」が入ってたw なんという高校なのかw
いろいろ書店を巡ったんだけど どうしても「城の中のイギリス人」が売ってなかった
今はネットで買えるから便利になったものよ・・・
澁澤の本に酒井抱一を扱った文章があるけど
西洋絵画の批評が圧倒的に多い澁澤作品の中で日本の絵画を取り扱ってるのは珍しと思った 20年位前に放映されたNHK日曜美術館の澁澤特集のビデオが掃除してたら出てきたので
久しぶりに見たら凄く良かった
特にシモーネ・マルティーニとピエロ・ディ・コジモと酒井抱一を紹介されてる部分は涙が出そうなくらい感激した
ところで四谷シモンさんっていつも同じことばっかり言ってるね
「濡れた和紙に澁澤色というインクが染み渡るように影響を受けた」って言ってたけど
別の番組でもそれ言ってた 違う番組で4回くらい同じセリフだと思った >>436
すでにUPされてるよ
「澁澤龍彦」「幻想の王国」のキーワードでyoutubeで検索してみると
トップに出てくるよ 久しぶりに古書店のぞいたら澁澤の古本ってバブルの頃よりかなり安くなってるね。若い頃は手が出なくて文庫本で我慢した思い出。 「ところで、三島由紀夫が、「絶対を垣間見んとして」死んだのだという紋切り型は、澁澤龍彦のこのエッセイに始まる。
信じがたく単純なこのエッセイを読んで感じるのは、澁澤龍彦というのがたかだか高度成長期までの文学者だったというこ
とだ。近代社会のタテマエがそれなりにしっかりしていたから、それにちょっと背をむけてみせれば、「異端の文学者」を
気取ることができた。それに、ヨーロッパがまだまだ遠く、洋書を手に入れるのも難しかったから、あの程度でも素人は眩
惑できたという事情もある。だが、さすがに僕の世代ともなると、澁澤龍彦が面白いというのはよほどナイーブな人間ということになった」 浅田彰 新しいムック本が出たりして、また状況は変わってきてますよ なんだこれ? ラノベかよ
http:// images-fe.ssl-images-amazon.com/ images /l/51G8uqogqL.jpg >>438
今は評価低いからね
サブカル大学生すら読んでない >>441
ちゃんとその本の説明文を見れば書いてある 高丘親王航海記 (文春文庫)
澁澤 龍彦 (著)
出版社: 文藝春秋; 新装版 (2017/9/5) 澁澤龍彦の記憶
菅野 昭正 (編集), 巖谷 國士 (著), 養老 孟司 (著), 池内 紀 (著), 中沢 けい (著), 酒井 忠康 (著)
出版社: 河出書房新社 (2018/4/12)
没後30年を記念して開催された「連続講演」から生まれたエッセイ集。
記憶から甦る澁澤さんの生きた姿がわかるとっておきの一冊。 分家の人間がお札になったし、この次の改鋳では本家の龍彦がお札の顔になるかな(無理) 少女達と無敵の人による或る秘めやかな「性的儀式」
無敵の人3.0 POST HUMAN SEXと
量子的シンギュラリティに関する最終報告
https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n3344fs/ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3) 『サド侯爵の生涯』新版が売られていたから買ったぞ
1540円だったが、なかなか高いな 高校の図書館に希望図書としてソドム百二十日を出したら、すぐ入れてくださると言われた。誰の訳がいいかまで聞かれたので澁澤を希望した。
序章しか読めないなんてその時は知らなかった......。
ともあれ、こういう本も図書館に置けるとはいい学校だと思った。 ソドム百二十日はサドが原稿無くしたんだけど後で発見されたってことかな
例の精神科医訳版では全訳だった気がする 数研出版「語彙力と読解力をつける現代文単語」で
高丘親王航海記が引用されている。
高校生向けの教材で澁澤龍彦が引用されるのはめずらしいね。 犬狼都市のファキールって、ガンディーのことかよ、、? 主人公の女性とセックスする感じの犬の名前がファキール(行者)。 最近嫌になった宮内勝典の小説で読んだけど
ガンディーはセックス好きだったっぽいから
あと、澁澤ってウソついて三島由紀夫の友達になったのかな?とかも思ってしまった
失礼だけど、三島由紀夫はちょっとバカっぽい感じするから
漢ってか、きちんとした戦いみたいなのをしたかった人、みたいな感じする 親戚の渋沢栄一は、パリ万博に行っている。
エリファス・レヴィが生きていた頃だけれど、なにかあるのかな? マンガとか、澁澤とかが用意してたとこあるんじゃないかと、最近疑ってる。 どんな著者かは知らないけれど、龍彦という名前までオマージュしてるくらいだから
当然サングラス、或いはパイプくらいは燻らせているに違いないw あまり頭は良くない人だが、元妻には愛されていたが、彼女を虐待していた。
こんな馬鹿男のどこが良かったのかと思うが、初印象が「物凄い美少年」なんだから、しょうがないかw >>478
浅田は自分の意思で芸術批評から身を退いたんだろ。
彼が本をずっと出してない件については、最近の柄谷の承認欲求の強さを皮肉った文に見る
虚無感が影響してるような。浅田より少し上の世代のスガ秀実や千坂恭二らを見ても、本を
出すことが虚栄や売名でしかない。 >>439
渋沢の唐草物語に登場する、秦の始皇帝の博山炉(boshan-lu)について中国文学研究家の中野美代子が
エッセイを書いてるが、面白い。博山炉は即ち、香炉の一種なんだが、香炉は考古学的には
世界的に共通性の高い品種で、日本の縄文時代の出土品にも香炉は多く出る。中野はエッセイの中で博山炉の
造形デザインの西方の起源や、そのデザインがどのように東に伝わり、アレンジされ、さらに西に逆輸入され
過程を想像している。
異端の文学というか、異端の絵画でも良いけど、異端の良い所は主役あるいは正統への注目を幾分かは弱めてみせる
効果ではないか?それだけでは多分ないが。
酒井抱一や彼の私淑した尾形光琳などの琳派の絵の構成には明確に中心を空白にしようという意図や、華やかで無意味な
装飾で主題をぼかす意思が伺えるような。それは対極に狩野派がいたからこそ、出来たことなのかもしれないが。 渋沢の紹介した中国・漢時代の博山炉は遠くはギリシャあたりのmelqartメルカートのコインに見る浮島伝説に起源があるんだろうが、その浮島が
現代の洋上風力発電や浮体式LNG基地などの浮体式エネルギー生産や貯蔵、エネルギー形態の転換の拠点になって、その技術がますます
発展する可能性を秘めてるのが面白い。 菅野和明
#今日買った本・届いた本
昭和62年の今日は奇才又は鬼才澁澤龍彦の命日。
24冊3万7千円で昨日ヤフオクにて落としたのが夜届く。
調べると今日は澁澤龍彦の忌日。
当初の計画より別巻が一冊多いらしい。
さて、猛暑の中、本の整理がつかない
今夜は彼の靈と語り明かすか
#読書好きさんと繋がりたい
2023年8月5日
澁澤龍彥全集(全22巻・別巻2) 河出書房新社 マグナが御執心の津原が澁澤の愛読者で「自分は澁澤龍彦の息子と思われたことがあった」と自慢してたような。
津原はああいうのがカッコイイと思っていたようだ。
現実的には、澁澤らの幻想世界はその後の考古学の進歩で消滅してしまった。
俺的な幻想的世界としてはプロスペル・メリメの「エトルリアの壷」みたいなのは何時までも古びない。
メリメ自身が知られた考古学者だった。 澁澤龍彦の時代 幼年皇帝と昭和の精神史
浅羽通明 著 青弓社 刊
1993年8月9日 第1版第1刷発行
https://jp.mercari.com/item/m18902626371 高丘親王航海記、確かに独特な世界観で、初めて読むと戸惑ってしまう人も多いよね。でも、だからこそ面白い!現代作家とは違う、深みのある文体と、想像力を掻き立てるストーリーは、まさに澁澤龍彦ならではの魅力なんだ。
文豪かどうかは、人によって意見が分かれるところだろう。確かに、大衆的な人気作家とは違うかもしれない。だけど、コアなファンから熱狂的な支持を集めているのは事実。澁澤龍彦の作品は、一度ハマると抜け出せない中毒性があるんだよね。
現代の読者にとって、澁澤龍彦作品は新鮮な刺激を与えてくれる存在だと思う。彼の作品は、現代社会の様々な問題を鋭く洞察し、独自の視点から描き出している。だからこそ、現代を生きる私たちに、多くの示唆を与えてくれるんだ。
もし、澁澤龍彦作品に興味があるなら、まずは『高丘親王航海記』から挑戦してみてはどうかな?彼の代表作の一つで、比較的読みやすい作品だから。きっと、その魅力にハマること間違いなし!
澁澤龍彦は、現代の枠にとらわれない、自由な精神を持つ作家だった。だからこそ、彼の作品はいつまでも色褪せることなく、多くの人々を魅了し続けているんだと思う。