澁澤龍彦(1928-1987) Part 4
澁澤にとって最も必要なアレゴリーの才能が無くて、ただの下手の横好き
だった。 イコノエロティシズムというタイトルに釣られて借りてみました
美術品や絵画についての芸術論集かな 澁澤龍彦かっこよすぎだな。
誰か澁澤の志を継ごうという人はいないのか? http://www.amazon.co.jp/dp/4093797730
この本を読んだんだけど、なかなかつらいものがあるな。
三島みたいな超エリートが落ちこぼれ扱いされ馬鹿にされるという。
やっぱり自分に合わないものを無理にやろうとしたり、自分でないものに無理になろうとするべきじゃない。
自衛隊みたいな体育会系的世界っていうのは、筋肉を付けたからってなじめるもんじゃない。
その点、澁澤龍彦は自分の好きな世界を死ぬまで追求できたという意味では幸せだと思うよ。
もう少し長生きできた可能性はあるけどさ。 >>99
澁澤と三島は親しい。
石原と三島も親しい。
本人同士は知らん。 石原はアレゴリーは嫌いだろうね。直接性の人だ。
澁澤に関しては興味なかったろうな。
三島は文学的には許容範囲が広かったと思う。澁澤を優秀だとは思って
なかったろうが、認めてはいたんだろう。 澁澤は三島が切腹したあと、追悼で小林秀雄の「無常といふ事」にある
「人間は死んでからようやく形になる」って、そういうテーゼを引用していたねえ。 家畜人ヤプーがライトノベル化したのに語る場所がない ttp://www.amazon.co.jp/lm/R13094QAWARNAH
澁澤龍彦集成 ヴァレリーについてのエッセイ読もうかと思ったけど、以外にもヴァレリー単体では無かった。
貝殻のとことかで名前は出てきた気がするけど つくだにが俺が澁澤龍彦を批判してる、といってたが必ずしも批判してるばっかりじゃないんだぜ。
確かに澁澤は知識がめちゃくちゃ、ソースが古いというのはその通りだし。読むんだったらもっと優秀なテクノラートの著作を読んだり、海外から本を取り寄せて読んだ方がはやい、という佐藤亜紀の意見は正しい。
だが、それならばなぜ澁澤はこうも現在も読まれるのか。ほとんどの著作は復刊されてるし、新しい読者を獲得している。
対して優秀で知識も正確なはずのテクノラートの著作は限られた人にしか読まれない。
これは司馬遼太郎も同じだな。司馬の歴史知識の誤りはいろんな人に批判されてるし、正確な知識を求める読者からは批判も多い。
だが、にもかかわらず司馬の本は売れるし、新しい読者も増えている。
では、なぜそういうことになるのか。答えは簡単だ。
人は正確な知識よりも、喜ばせてくれる幻想を求めるから。
現実と向きあうということは刻苦勉励して正しい知識を身につけていかなければならない。
それは辛いことだし、普段の生活で現実と向きあって疲れている人はそこまではやれない。
幻想を求めるのだろう、せめて読書にだけは。
だから澁澤も司馬も学術本より遥かに読まれる。どんなに間違っていても、どんなに知識が古くても、な。
全ては語り口、わくわくドキドキさせてくれる語り口、幻想を見せてくれる書き方にかかってくるのだろうな。 そういう意味では今の書き手は澁澤や司馬には勝てない。どんなに声だかに批判しようと、美しい幻想を突きつけられると、どんなに正しくても沈黙させられてしまうからだ。
正しいことをいっていれば必ず通るというのは間違いだろう。真実、正しいことも美しい幻想の前では勝てない。
それでも正しい知識の方に進むというのならば、それはそいつのご勝手に、となる。
もちろんそれを求める人だっている。だが、美しい幻想を見ている人に、これが現実だ、正しい知識だ、と押し通しても全くの無駄なんだよな。
対抗策としては、彼らに負けないぐらいの美しい幻想を作り出すことしかないだろう。 堀辰雄についてのエッセイ読んだけど、翻訳とか文体についてで、作品にはあまり触れてなかった
残念だ ああごめんねマグナ、煽ったり刺激するつもりはなかったよ。
ただ芸術と批評スレでのみんなの意見が懐かしくなって、この間読んでいたんだよ
ここね。
http://www.logsoku.com/r/book/1196522666/
狸だった頃のマグナは、このスレでは澁澤を擁護してるというか、澁澤好きはださくない的な事を言っているね。
まあ色々複雑な思いを抱かせる作家ではあるから、叱咤激励したくなるのはわかるよ。
この↓ 武陽隠士さんに反論している( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSwはマグナでしょ?
393 : 吾輩は名無しである[sage] : 投稿日:2009/05/01 23:19:35
>>391
センスないか?
渋沢龍彦好きが恥ずかしいとわかる程度のセンスはあると思うお
394 : 武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s [] : 投稿日:2009/05/02 00:19:24
>>393
誉められてはいないようだが…
“澁澤好きが恥ずかしい”ってのは本当に賛成。
396 : ( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw [sage] : 投稿日:2009/05/02 00:37:29
澁澤好きが恥ずかしいというセンスのほうが恥ずかしいのでは(笑)
澁澤が好きだ、と言っておる方はそれはそれで宜しいではありませんか(笑)否定するのは単なるニヒリズムです(笑)
ここでイソップの喩えを借りれば、澁澤という葡萄が嚥下できなかった狐こと>>393が貶しているような印象を受けるのですよ(笑)おやはや(笑) このスレのオレガノ、ぜっとん、サウンドオンリーというのが私の哲板時代の大切なオトモダチで、
けんか別れ史て今は行方知れずになっている為、なつかしんで読んでいたんだ。 天文学って文学じゃね?
http://mimizun.com/log/2ch/book/1189126479/
このスレも公開してしまうか。
菜の花、オレガノが私の友達で、えびねが私の過去のハンドルだ。
一時期まで文学や植物の話をして盛り上がっていたのに、
ある時を境に険悪になって行くでしょう?
今でもなんでああなったのか、考える時がある。 >>115
アルフレッド・ジャリという人のか。澁澤訳だね。
こんな本があるとは思っていなかった!
さっそくぽちってみたよ♪
澁澤訳は豪奢で淫靡で、何とも癖になってしまう文体なのだなあ。
サドの二冊や他の本で、私はすっかり虜になってしまった。
この人が長生きして、あらゆる本を翻訳してくれて、読み切れない程の量を
残してくれたら、良かったんだけどなあ。 俺は19才で花田清輝に出会ってから、今まで澁澤を2度と顧みることが
なかったが、数十年ぶりで澁澤の『唐草物語』を読んだところ、各ページ
毎に数カ所以上の花田を表面的に真似た形跡を認めて苦笑を禁じ得なかった。
アイデアの借用も数え切れないくらいなことも。
この本の出版当時に、俺と同様の鋭さを持ち合わせた者が澁澤を
批判していたら、澁澤は恥ずかしさで自殺していたかもな。澁澤には花田の
ごく表面的な言い回しだけしか理解できなかったんだな。
他に何を書いてたか興味ないけど、『唐草物語』のようなものを書いちゃ、
すべてが終わりだろW 澁澤の私信が値段交渉次第で売ってる!どうしよう、欲しい!でもお金がない!
明日写真だけ見せてもらうつもり >>117
ぜんたいとして読書量が少ないのでみんな花田に引き付けて読めてしまうのだろうな。
若すぎるので仕方ないんだろうが・・・ タレントみたいになった作家は嫌だもんな。作家は基本、出ない方がいいよ う〜ん読んでない。
今急いで、マグナが勧めたタブッキ、ブルトン、丸谷を読んでいるから待ってね。
そんなに早く読めなくて焦っているよ。 なつかしいな…
すべては過ぎ去り未来は現在を土台にして築かれる >>133
日夏耿之介なんてどれも絶版なのに澁澤は次から次へと文庫化。よっぽど売れるんだな なんで日夏耿之介が引き合いにでてくるのか?
まったく関係ないのに、こいつよっぽどあたまわるいんだな。
>>133
わたしも笑いました。
下のほうでね。 澁澤の本は売れてるみたいだぞ
ほとんど文庫化してるし、現代の画家が挿絵書いてたり、出版社が再編集したの発売したり
澁澤って確実に日夏耿之介の影響受けてるよな 並び替えていくつも出すから文庫でかぶってるのがある >澁澤って確実に日夏耿之介の影響受けてるよな
トロいやつがいるもんだな(笑 澁澤は旧字で画数が多くてカッコいい。
日夏の本も画数が多い漢字いっぱいでてくるし、日夏の影響だよなあ(笑
という程度のアタマだよw 日夏ってどっか特殊な出版社から文庫がたくさんでてるんじゃないか?
5,6年前、京都駅のそばの本屋に大量にあるのを偶然見かけて、何冊か買った。
へええええ、東京じゃ売ってないよなあああああ、と思ったことがあった。 日夏耿之介が話題になってるんだな。
読んだことのないやつが、勝手に澁澤が影響受けたとか聞きかじりで言ってるのが笑える。 帰って来た。結局雨降らなかったよ。帰って来たらコクトーの「ポトマック」が置いてあって、
早速読んだ!これすごい変わった実験小説だね〜、すごく面白いよ。ぐんぐん読めるなあ〜。
澁澤訳の全てを読破しようと思っているんだけど、これはかなりの傑作。一番か二番ぐらい。 アマゾンから届いたのを家族がテーブルの上に置いたから。 じゃ、はじめからそう書くんだ。
日記だってもう少し考えて書かなきゃ一年後にはわけわかんなくなるぞ。
わかったか、ボウズ。 美しい二世代間の心の交流だべし。
夏目漱石なんとかスレのひとたちはみならったほうがいいのだべし。
そう青島幸男が国会で決めたのだ。 いつになったらシュペルヴィエルの翻訳は文庫化されるの? シュペルヴィエルはみんなFOLIOで読んでるから文庫は需要が見込めないそうです。
つまり、出ません。 原書で、という事だろ分かりやすく言ったら。かも猟と併せて何とか出せるかもしれんぞ。 エッセイを抜粋してまとめたの文庫で出すよりはいいよな 澁澤はシュペルヴィエル訳してるのか。
作品はなにがあるんですか? ああ、そうか。ありましたね。
ありがとう、ありがとうなら芋虫ゃはたち♪ >>160
それは安く入手したいってことなの?
それとも小さくて場所をとらないからとか? >>163
あなたは自分に正直になることから学びはじめないと。 どうせ裁断してスキャンしてから読むので、綺麗とか関係ない 出るじゃん。
『澁澤龍彦訳 暗黒怪奇短篇集』
珠玉のフランス短篇小説群をオリジナル編集。『澁澤龍彦訳 幻想怪奇短篇集』 の続編。シュペルヴィエル 『ひとさらい』 のほか、マンディアルグやカリントンなど、意表を突く展開と絶妙な文体の傑作選。 他の人が書けばなんでもないようなことを
マグナさんって人が書くとシラーっとした空気が流れてしまうのはなぜかしら。
緑色の背中をこっちへ向けて、斜めに振り返ったお顔、怒って口を尖らせているのかと思ったら
なんのことはない、じつは、くちばしだったの。
すぐに植え込みに駆け込んでよくは見えなかったけど、手足には水掻きがあった、と思う。 西遊記にでてくる沙悟浄は日本ではカッパだなんて言ってるけれど
ほんとはカッパなんかじゃないんだ。なぜなら中国にはメイヨウ・カッパだから。
しかし、日本でとなるとィアナ・ボク・ドゥ・カッパは間違いない。
こんど水木先生にお会いしたら訊いて見るつもりだけど、わたしはどうも、
このあたりにはカッパがいるに違いないとまえからにらんではいたのだ。 それは鮫肌みたいな冷たい感触と、生臭いにおいだ。
生魚を大量にマンジャーレするとふつうの人間でもああいう匂いがするようになる。
でも、ちがうんだ。匂いだけじゃない。あたしには、わかるんだ。 >>169でのマグナの登場のさせ方とその描写はうまいよねえ。感心するよ。
プロ作家でもかなりの人だよね。
>>170は単純に叙述的でうん、ここは普通。
でここで男言葉になる。
>>171は序破急の「急」。きちんと完結。
ストーリーテラーだね。で男言葉だけどここでは一人称が「あたし」になる。
男でこれくらいの能力のある作家が女を一人称にして文章を書いたなら、
女言葉と一人称に非常に神経質になるから、それらはちゃんぽんにはしないし、間違えない。
というわけで、>>169-171のレスは実力派の女流作家が書いたものです。誰?。あはは。 マグナ=カッパ説ですかな。これはまたうろんな。澁澤的な。あまりにも澁澤的な(笑) アジャパー!
これはかな〜りアウチなオヤジギャグをかまして、もうじょうだんはよしこちゃんですかな。
ほっほっほ。 もうじょうだんはよしこちゃん→忘れられた古典ギャグの発掘 私はうつろな目をして一部始終を見ているよ。
そして場の緊張感が高まったら、焔の天使をこのスレに使わす。
このスレを焼き尽くす。それでいいね。 さて。次はサドの閨房哲学だが…これも一筋縄ではいかないなあ。チラっとさっき中身を見たけどなあ。
今んとこ、ネットでもサド読者と話し合った事がないんだよな。サド読者っていうのは孤独なものなんだ。
サドオタの人がツイッターで言ってたけど、自分のフォロワーが少ないのは見る人を選んで制限してるから
って言ってたけど、どうなんだろうな。話す事を最初から諦めていては、学ぶ事も少なかろうと思う。 見る人を制限してるから、ってそりゃ負け惜しみだよねえ。
一見、えらそうな言い方で、じつはあんまり男っぽくないような気がする。 せっかくアンニュイな気分で、しかしすごみをきかせて綴ったのにのうたりんとは何だね? >>177
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< 馬 う l:::::::::::::::::::/ _,, `ヽ;l
) 鹿 .す !::::::::::::::::::| ヽ二二,、 ヾ、、 l!
< ! ! ら ';:::::/^ヽ;::| ミr_(;o゚;;〕 _ ヽ l
ノ ';:::i 入 ;リ (イ;;o゚)彡l
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ヽ i` ー---ァ /
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ヽ/ "∠ -'ー、 | `ヽ
/ '二ヽ ノ i マグナも津原も澁澤を何時まで読むつもりかねw
澁澤は現代においては価値ゼロだ。
澁澤の追随者である限り、津原は何百冊出しても、ゼロであるしかない。
ドラコニアきたん集『極楽鳥について』から、抜粋すると、
ヘルベルト・ヴェントのごときは、次のような大胆な仮説を述べている。
......中略・・・・・・・
しかし、私の印象を率直にいわせてもらうならば、このヴェントのいかにも
本当らしい意見は、どうにも眉唾物のような気がしてならないのである。
これは一見して、花田清輝の文体を真似たものと分かるが、ごく表面的にしか
花田の文体を澁澤は理解していないから、こんな醜態をさらすことになる。
ここで、澁澤がヴェントの「仮説」や「意見」を眉唾物のような気がする、と
言うが、仮説や意見は元々が相対的なものであるから
それに対して眉唾であるという言い方は有り得ないのだ。
花田が「眉唾物である」と、言う時は、歴史的常識に対してなのだ。花田だけで
なく、「眉唾物」の使い方はそうあるべきだと思うが。
澁澤は形だけ花田を真似するから恥を曝すことになる。
無論、澁澤の『ドラコニアきたん集』や津原の「不思議」は花田にとっては
まったく意味のないものであったし、花田以後を目指す俺にとっては
問題外の事だった訳だが。 相変わらず小谷野はバカだなあ。
だけどマグナはともかく、なんで津原なん? 友情か?
それとも単にマグナ・津原・小谷野で三バカ大将ってことか?(笑 >>183
おまえまだいたのか(笑
まずしい読書量からくる狭小な視野と守備範囲、からっぺたな文章、花田花田と
やかましい連呼、すぐにわかるな。
少しも成長しないところを見ると、すでにおっさんか? >>185
お前のようなバイキンにも生きる資格はある。 ツイッターでこの>>183を要約して呟いたら、とある映像作家から過去作の番組を紹介されたよ。
YOUTUBEで澁澤 NHKで検索すると出て来る。澁澤は時代に食いつぶされた人では決してない。 悪かった。
子供の玩具を取り上げるとか、俺も大人気なかったw
じゃなw そういうのは風の谷のナウシカについてわずかに書いてるだけだからな おれは『唐草物語』が澁澤龍彦の最高傑作だとおもっているけど、みんなはどう思っているかね?