復活を読んだ。ネフリュードフとラゴジンスキーの論争が面白かった。
主義としてあなたには賛成できないと理路整然と自説を展開するラゴジンスキーに
ネフリュードフはいささか感情的で有効な反駁ができなかった。
この小説でいろいろな事を知った。文章の美しさ、人間の深さ。
ラストは罪と罰に酷似しているという翻訳者の解説を読んで、久しぶりにラスコーリニコフ
の物語を読んでみるかという気持ちになった。