立場上、おとぎ話という形式・建前がどうしてもほしかったんだろうね
「えっ、あのオザケンが糞サヨク運動家になっちゃったの?」の直球を正面からは避けたかった
どっちにしろレッテル貼りはされちゃうけど一応の逃げ口上にはなるし
「俺は分かってる・私だけが彼の本質を理解してる」みたいな批評家気取りの勘違いバカが
「いや〜、一見物凄い転向に見えるけど彼は相当高度でデリケートなことをやってんだよね」
なんて具合に知ったかぶりでフォローしてくれるだろうと予測してたんじゃない?(実際そうなった)
環境的には東大卒という略歴や両親が児童文学研究・心理学研究をしてるという面でもともと凄いと思われがちで有利だしね
これまでのミュージシャンとしての道も残しておきたいという安全策のためにもおとぎ話形式を採用する必要があったはず
「うさぎ!」が失敗しても「ああ、またなんかよく分からない変なことしたのね」で済ませたいだろうから