>>3
ウィリアム・ジェイムスの弟のヘンリー・ジェイムスもその1人なんだろうなあ
(まだ読んだことなくて、岩波文庫の漱石「文学論」注の受け売りですが)

「意識の流れ」って、ものごとを知覚した順序に記述する、プルーストについて
ベケットが「印象主義」と名づけた手法とも共通するんですよね。
この手法の方はおそらく古びないような気がする。モダンとか前衛といったものと
違う、もっと自然なものに思われるし。

>(印象主義とは)彼が現象を述べる際の非論理的なやりかた、一連の因果関係のなかに
強引に押しこめるために現象をゆがめて、 明瞭なものにするよりさきに、まず現象を知覚
した順序にしたがって、知覚したとおりに正確に述べる、その非論理的なやりかたのことである。

ひとつの文でも単語が知覚した順序で出てくるので、翻訳者はなんとか日本語でもその語順を
崩さないで、しかも日本語として意味が通り、リズムの文章にしようと腐心することになる。