デイヴィッド・ロッジ「小説の技巧」(白水社、柴田元幸・斎藤兆史訳、1997)での
「内的独白」のイメージがなるほどと思わせる。
テープレコーダーを持ちだしている点は時代を感じさせるけど。
ロッジは「意識の流れ」と「内的独白」を同じものとしている。

>読者は、ちょうど誰かの頭の中にコードを差し込み、肉体的刺激や観念連想によって
被験者の脳裏に呼び起こされる印象、思考、疑問、記憶、空想などを無限に録音し続ける
テープをヘッドホンで傍受している格好になる。