チャールズ・ディケンズ Part.2
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いいんだよ。小林秀雄だって埴谷雄高だって、ドストエフスキーを翻訳で読んだんだから 翻訳の妙味いいこと言うなあ
出過ぎる人は軽薄、硬すぎる人も日本語が死ぬ ウソばっかり!と釣られてやる。
ぱっと思いつくだけでも、ピクウィック氏(挿入されたいくつかの物語部分を除く)、
オリバー、二都物語、リトルドリット・・・
それからクリカロも三人称だろ。 原書厨は出てこなくてよろしい。ここは研究者のサロンでなく、愛好者が集う場だ。
翻訳で外国文学を気軽に楽しめばいいのだ。 ディケンズを原書で楽しめる人は貴重だし偉いよ。
どんどん語ってちょ。 英語が古いからきついわ。
オースティンとかディケンズを原書で読める人は尊敬できる。 11月 岩波文庫
『大いなる遺産(上)』(ディケンズ/石塚 裕子 訳) とうとう新訳がでるのか。
いままで出なかったのが不思議なくらいだ。 出てたけど硬い訳だったのよ、決して悪い訳じゃなかったけどさ
今回は石塚訳だしすげえワクワクしてる どうしてディケンズに限っては新訳は『大いなる遺産』や『二都物語』、「クリスマスキャロル」ばかりを出してその他の長編作品の新訳を試みないのか…
絶版や北川の悪訳ばかりの他の長編をあえて翻訳しようとしないのか…?
翻訳者の怠慢だろうか?
いい加減、腹が立ってくるわ… 「ディケンズの全作品を翻訳してやるぞ」くらいの気概が欲しいものだ 自分でやればいいんじゃないかな
やろうと思えば誰でもできることだし >>311
そうだそうだ。
自分の訳を読んでどうする。
他人の訳を読みたいんだよ。 お前等がそれぞれ訳せばお互いの訳が読めるぞ、がんばれ 松本恵子訳で、全集と銘打っているものがあるけど、あれは抄訳なの? このスレに常在している人たちってみんな英米文学を原文で読んでるの?
院生さんが多い? 短編だったら挑戦することもあるが、原文は辛い。
おいらはretold版や日本語訳と併読する感じだな。 デイヴィッド・コパフィールドをアニメにしてほしい
面白すぎるのに周り誰も読んでない 読書家レベル中の下を自負する俺だが、ディケンズは素晴らしい作家だと思うよ リトル・ドリット、相当な時間を費やしてやっと残り30p。
楽に読みこなせていないというストレスから最後まで解放されなかった。
ディケンズ様の長編(原文)6冊目にして初めてのショック。
むう。 船遊
影法師
伊太利の囚人
黒頭巾
雛嫁
小児星を夢む
内と外
牢帰り
酔魔
童児の星の夢
盲妹
逝きにしネル
従兄弟
海の嵐訳
小桜新八 堺枯川訳
みんなディケンズ作品の邦題なんだが、「逝きにしネル」以外はさっぱりわからん。 >>326
今『二都物語』を読んでいますが、なかなか宜しいんじゃないでしょうか
個人的には『オリバー・ツイスト』もお薦めです コパフィールド三週間前くらいから読み始めてたった今読み終えました
面白かったし良い作品を読み終えたなという満足感はありますが最終巻は大団円にするためにご都合主義的な展開多すぎって感じ
まあエミリーがおじさんと再会した話はよかったけどアグネスと結ばせるために都合よくドーラ病死の展開にした感が否めません
あと主人公にとって宿敵ともいえる二人がそろって刑務所にいたのにはギャグかよwと内心つっこみました、まあ笑いどころとしてはよかったけど。
一巻で消息不明だった人が最終巻では外国で幸せになってるらしい説明が申し訳程度についてたり
全てが主人公にとって上手くいきすぎていて、だったら最初に主人公とその母親を虐めてた姉弟を路頭に迷わせるくらいの展開にもしてほしかったですね ディケンズ自体が日本では全集が手に入らない作家ではないのか
スタンダールやバルザックには全集がある
しかしディケンズはない
どこかが出すべきだろう ディケンズもハーディもエリオットも気軽に全集を読めないけど
日本は翻訳大国(笑) 日本が翻訳大国だってのは事実だと思うんだけれど、それなら翻訳をきちんと体系化すればいいのにね。
翻訳者が個人と連携して、気に入ったものを単発的に翻訳するのではなく、システム化すべきだと思う。
まず、翻訳者協会を作る(今あるかどうかは知らない
そこで、主要原語別時代別に翻訳者を養成する。当然希望だけだとばらつくので、ある程度義務化して、均一化する。
出版者は時代や原語にターゲットを絞って、学校やメディアを通じ、宣伝工作をする。
学校が翻訳協会の役目をすればいいけれど、現状では難しそう。
で、出版者は利益の一部を翻訳協会に還元して翻訳業界を回していく。
●文和訳だけでなく、和文●訳を積極的に行い、日本の文化発信に寄与することと、
あらゆる学問分野を視野に入れること、を考えれば、ニーズは高まる。
文化庁や政府にも関係するから、うまく乘せられれば、資金も確保できるかも。
パッチギなんて反日映画に文化庁は3000万円もつぎ込んでいるんだしね。 大いなる遺産。一部二部はつまんないし主人公はいらっとするし
これが最高傑作と言ってる人もいるのが謎だったけど
三部から急に面白くなったな…
でも総合的にはコパフィールドと二都物語の方がやっぱり好き 大いなる遺産の、文体からにじみ出るようなあの偉大な、
馥郁たるユーモアセンスは、おそらくほとんど
翻訳に反映されておるまい、と想像する。 >>342
ほう、それはいいな
大いなる遺産の原書講読会でもやる? 「おそらくほとんど・・」は言いすぎか。
きっと十全に伝えられてはいないだろう、と想像する。
銀河ヒッチハイクガイド(禿藁)のごときスラプスティックはまだしも、
ディケンズやオースティン(の特にエマ)のような、
精神の一部分をなす大いなるユーモアが地の文そのものにすでに
分かちがたく染み込んでいるような偉大なコメディを、
日本語に置き直す作業は難しいのだろうねえ。
なんとなれば言葉は人格だからな。
ためにディケンズもオースティンも、
日本では不当に軽んじられているのではあるまいか。 ジョージ・エリオットを女性と見抜ける男、それがディケンズ。 石塚裕子の訳はかなり良いと思うよ
他の作品ももっと岩波から出して欲しい ディケンズ愛好家求む!
週一で本を決め皆であーでもないこーでもないと明るく盛り上がろう。
第一回は『大いなる遺産』。
おれはエステラが好きだ! エステラの魅力さっぱりわからん
あとピップも散々エステラエステラ言っといて見込みが無くなったら
ビディとつきあおうとしたり何だこいつ
ジョーとビディがすでに結婚してたのにはざまあだったが
その後都合よく落ちぶれたエステラとくっついてもやった
この二人が幸せな夫婦になる未来は予想できない
今までが今までだし エステラって生まれからして幸薄いんだよね
それであの育てられ方でしょ
性格も歪んでいる
でも美しい
本人もそれを知っていて
その美しさをシニカルに利用する
このリアルさがたまらないんだわ 利用して何か得ようとしてるわけでもないし中身空っぽじゃん
そのくせ自分が腐ってるの何もかも育ててくれたババアのせいにしてるし大嫌い 骨董屋がベストだと思うんですけど
ポーも褒めてるし 幸せとは何か、などと言うとドン引きされてしまうのだろうけど
『大いなる遺産』の素晴らしいところは
この幸せというものについて
物語の力を借りて真正面から読者に問いかけてくる率直さにあると思う そろそろ『大いなる遺産』を切り上げて次行こうか
『荒涼館』なんかどうよ 『骨董屋』がもっともよく出来ていると思うね。
北川悌二訳しかないのが残念だ。そろそろ新訳を期待する。 新訳がどんどん出るのは、古典を多くの人が読めるようになる、って点ではいいことだ
と思うけれど、原典を無視したような意訳に走らないようにしてほしいな。
英語を学ぶ人にとって、翻訳のアンチョコになるような翻訳がいい、と思う。 >『骨董屋』がもっともよく出来ていると思うね。
よかったらその理由を聞かせてね >>362
書いてもいいが、必ずすれっからしが揶揄してくるのが嫌なんだよな。 ニコ動一位の動画で、まさかピクウィックのジョーにお目にかかるとは。 >>758
単なる間違いだったんだね
さっき試しに「花岡村子」で検索してみたらひとつだけ2ちゃんのスレ(朝ドラ関係)がひっかかったからどうなのかと思ってw
以前花岡って書いてるのを見たのはディケンズスレだった 荒涼館良いね
小説内じゃヒドイ扱いされてるがガッピーはそこそこ良い奴だと思った >>346
ディケンズとジョージ・エリオット。19世紀英文学の双璧だな。
『骨董屋』と『フロス河の水車場』が忘れがたい。 ディケンズの邦訳、一応全作持っています。何か質問ありますか? Martin Chuzzlewitのペーパーバックの新品
(800頁、オリジナル挿画付き、きれいなジャケットデザイン)
がアマゾンで300円、送料なし。
信じられない値段設定だ。
ディケンズ長編はこれが英語で9冊目。
年内に読み切るぞう。 『骨董屋』読みたい気持ちは強いけど、最後がかわいそうな結末みたいなので、
決心がつかない‥ くそ田舎にある最寄りの書店にデビコパ全巻が置いてあって、意表を突かれてビックリした ディケンズって、粗筋を読んだだけでも感動してしまう。 わかる
地元の本屋でかくないのに岩波文庫とかちくま文庫とかやたら品揃えがよくて好感度大 Bleak House
積年の裁判沙汰の結末と
グッピーにファイナルアンサーが下される場面と
おフレンチ女中の暗躍が鮮烈な記憶。 『荒涼館』確かに作品の構成はすごい。天才でないと書けない内容だ。
しかし、この作家の持ち味であるユーモアとペーソスは乏しい作品だと思う。 「大いなる遺産」読んだ
次はなにがおすすめか教えてください >>384
『骨董屋』か『ピクウィック・クラブ』がいい。 『骨董屋』皆さん評価高いのですね。
自分はいま『リトル・ドリット』の途中です。 次に読んでみようかな。
女の子が主人公というのも好きなので楽しみ。 『骨董屋』とか『ピクウィック・クラブ』は特別な何かがディケンズの頭に降りてきた感じがする、復刊しないかな
『デビコパ』や『荒涼館』は堂々たる名作だけど初期作品の魅力も捨てがたいと思います 『骨董屋』ちくま文庫を持っているけれど、さすがに北川悌二訳は古い。
評判のいい石塚裕子訳で新訳出てほしいな。岩波さん、お願い。 >>362
ディケンズは人物の個性の描き分けに秀でた作家だが、反面ストーリーが停滞して
退屈になってしまう傾向がある。『骨董屋』では、両者のバランスが絶妙に保たれ、
大団円に至るまで興趣が途切れることがなかった。傑作だと思う。 抱腹絶倒のPicwick Papers は偉大なる、おそるべきヒューマンコメディである。
古今東西小説中の最大傑作に推戴するのもやぶさかではないぞ。
ディケンズ若干24歳だ! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています