チャールズ・ディケンズ Part.2
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ディケンズの小説って、最終的に良心的な社会主義に向かっていってるよな
フェビアン協会が設立されたのはもっと後の時代だけど >>760
オリヴァー・ツイストの頃から、下層民の乱暴な生活に批判的だよ。労働階級の行動だって決して美化してない
ならず者や犯罪者の男たちに対しては竹を割ったような簡潔さで裁断している オリヴァーツイストって、気がつくと少年じゃなくて爺さんが話を進めて活躍してるからな
The Lord of the Ringsもそうなんだけど、なにかとジジイが前に出てくる。
リアリティなのか、当時の読者層が歳をとってる世代中心なのか ディケンズ小説は、今の都市世界の原型みたいのを提出してる。
よい意味でブルジョア小説というか、富裕な年長者が道徳的行動で社会を発展させる意志を表明するあたり。
19世紀だとまだまだブルジョア家父長制の段階だけど、21世紀現在に到れば女性セレブもたくさんチャリティしてるしね 『ピクウィック・クラブ』ユーモアの宝庫で面白すぎる 大いなる遺産も解説してくれ
イーサン・ホークのしか観たことない 今日大きな書店に行ったら、
岩波文庫の『荒涼館』箱入りを売っていたので、
思わず欲しくなり買ってしまった
筑摩の青木・小池訳をすでに読んで持っているのに
物欲恐るべし >>770
岩波文庫の箱は期間限定だからね
『ドン・キホーテ』箱入りを持っているが、今では売ってない ドストエフスキー、ポー、カフカ、ナボコフ、大江健三郎もディケンズの愛読者
自分のちくま文庫『我らが共通の友』に新聞の切り抜きがはさんであるが、
大江の「ディケンズびいき」という文章で、『我らが共通の友』における
印象的な細部(娘たちの可愛らしいユーモアなど)について書いている 岩波文庫の『ドン・キホーテ』箱入り
アマゾンなら入手可能 復刊情報
『〈線〉で読むディケンズ 速記術と想像力』
【著者】松本靖彦
【発行】春風社
【予価】3,960円(税込み)※予価の為、価格が変更する場合がございます。
ディケンズの作品世界で繰り広げられるドラマを〈線〉にまつわる問題として
捉え、人物造形における想像力の働き方を明らかにする。
▼目次
序章
第一部 ディケンズの速記と想像力
◇第一章 ディケンズの速記と人物造形
◇第二章 ディケンズとホガースの速記術
第二部 境界線をめぐるドラマ
◇第三章 大人と子どもの境界線-大人の中に子どもはいるのか
◇第四章 自他を隔てる境界線(一)『大いなる遺産』 -ピップは自分の人生
の主人公になれるのか
◇第五章 自他を隔てる境界線(二)『ドンビー父子』 -フローレンス・ドン
ビーは父親の宝となれるのか
第三部 境目の想像力
◇第六章 生きているのか死んでいるのか -見世物小屋としての『骨董屋』と
人形の死に様
◇第七章 いずれは死なねばならぬから -ディケンズの『骨董屋』『互いの
友』とフロイトの『快原理の彼岸』
終章 結論 -越境するディケンズ(の想像力) 誰かのディケンズ解説より先にディケンズの小説をぜんぶ読むべし ディケンズの小説をぜんぶ読んだ人間なんて、そんなにいないだろ
無茶な注文というものだ 『我らが共通の友』ちくま文庫を読み始めた
上巻150ページだが、すでに面白いよ
翻訳がいいので、ディケンズの皮肉とユーモアをたっぷり味わえる
こりゃ、この先が楽しみだなあ 『我らが共通の友』はディケンズの集大成だよね
貧富の差が激しい当時のイギリス社会の世相を反映させつつ、
愛、金、生きがいをめぐる波瀾万丈の男と女のドラマが展開される
現代日本に翻案ドラマ化してほしいくらいの感動的な傑作 ジョン・ハーマンが創業した会社が「ガス器具のハーマン」
TVドラマ放映の際は提供は「ハーマン」でお願いします ディケンズ作品はどれも長ったらしいからね
誰も読まないよ
『我らが共通の友』も重版されないし 長いから読まないとは自分はバカだと告白しているようなものだ むかしの作家はなまけもので作品の数が少ないね
大江健三郎などは長編だけでも膨大だ。ディケンズより格上といえる そもそも大江自体がディケンズの骨董屋に影響受けてキルプの軍団書いてるし ディケンズは2000枚から3000枚の長編を15作も書いている
30年間に15作だから大した量産といえる
これをなまけものとは頭が空っぽかよw >>791
翻訳の枚数に決まってる
面倒くさいヤツ 翻訳の枚数にしても2000枚超えの作品は8作に留まるね
>>790はただの嘘つきです そんな細かいことはどっちでもいいんだ
肝心なのはディケンズがよく働いた作家だということ レスの流れを無視し些細なことにこだわるアホはディケンズを読む資格なし 作家の価値が書いた文章の量で決まるって考えすごいなw >>790が平然とでたらめ書いたところから本題から逸れた ディケンズの小説だと端役の小悪党だね、大ボラ吹いていきがるやつw >>797
その考えが間違いだし、ディケンズと大江の作家活動期間の違いを無視している
また二人の執筆枚数も正確に比較されていない
頭が悪いんだよ そうそう、だからディケンズが長編何作書いたとか関係ないんだよね
バカ同士の張り合いは見てられない エドウィンドルードって全集以外で読めるのって白水のやつだけ?
こないだ新刊書店で見つけたんだけど面白い? 『エドウィン・ドルードの謎』は創元推理文庫を持っている
訳者は小池滋で、ディケンズの遺作、未完に終わった
その一つ前の『我らが共通の友』が面白い
ちくま文庫3巻は古本で1万円くらいなら買いだね >>783
むしろ長いからいいんだよな
短編や中編では書ききれないのだろうし、物語をしっかりと書くにはやはり長編がいい
アメリカ人もやはり長いのがお好きだし
そしてディケンズの良い文章は長編を読ませられる力がある >>805
その通りだね
ディケンズの悠長な展開はじっくりと文章の味を堪能するのにもってこいだ
筋書きだけ追う読み方ではこの作家の魅力は半分しかわからない 文章の味などと言い張りたければ原文で読むべきだろうね
翻訳を読み比べるだけではこの作家の魅力は部分的にしかわからない ディケンズの原文は難物で有名、ヘミングウェイを読むようにはいかない
英語を読めるというだけでは、あの長い小説を読み通せないだろう >>803
あんまり面白くない
よほどディケンズ好きじゃなければ買わなくていい ディケンズ、バルザック、ハーディ、ゾラは毎年どれか一作読むことにしている 骨董屋は電子化されてるのね
リトル・ドリットや我らが共通の友も入れてくれないかなあ 『我らが共通の友』はいいよなあ
文豪が最後にこの世に残してくれた贈り物というべき物語
二人の貧乏な美女のそれぞれの恋愛が描かれている 『大いなる遺産』は、村上春樹の『ノルウェイの森』とか『国境の南、太陽の西』に雰囲気が似てる エステラは島本さんぽいよね。聖杯というか実体を感じない ドストエフスキーの『虐げられた人びと』を読むと、ディケンズを愛好し、
その作品に近づこうとしたことがよく分かってほほえましい >>783
無駄に長い作品もあるから一概には言えんな
>>805
俺は短い作品が好き
5行ぐらいの作品とかたまらん >>818
棠陰比事:5行で手に汗握るミステリー
聊斎志異:長いのもあるが5行ぐらいのもある怪異談
果樹園:イスラムの説話集
天狗の落とし文:筒井康隆の最高傑作
夜のくもざる:10行ぐらいあるが春樹の最高傑作
夢十夜:30行ぐらいあるが漱石の最高傑作
フィラメント(漫画):4とか6ページの作品集
この辺が好きだ ありがとー!じゃねえよタコ
ディケンズと無縁の話すんなカス ディケンズを読むと、人間にとって幸せとは何かを考えさせられる
貴重な作家だと思う 全作読んでいる人なんて稀だからどの作品が特に好きかとなると意見が割れるんだろう
驚くべきことにだいたいどれも傑作なんでしょう 一冊8800円だけど、全集全巻買うの?
それとも図書館かな? 現在入手困難な
『ピクウィック・クラブ』
『骨董屋』
『ハード・タイムズ』
『リトル・ドリット』
『互いの友』 いくつかは「溪水社」で買えるものもあるけれど
全集出版に際し改訂されるから、それを買いたい 最も入手困難なのは、こびあん書房の『ニコラス・ニクルビー』と『ドンビー父子』だろう
自分は新本販売中に購入したが、都内のどの大型書店でも店頭に置いてなくて、取り寄せしてもらった
1000部くらいは印刷したのだろうか? 本があまりに少なすぎる 入手困難と言っても全集の定価よりは安く集められるんじゃないの?
新訳がいいのかな >>837
ディケンズの難解な英語を読めるのかよ
>>838
本が古本屋にも出回らないくらい少ない
たとえあったとしても数万円はする >>839
amazonってサイト知らない?全部あるよ
ハードタイムズだけは高いけど他はどれも1万以下だよ >>840
『ニコラス・ニクルビー』『ドンビー父子』はamazonではどちらも上巻しか
売っておらず、しかも3万円台だぞ 文学とかチャイコフスキーとか美術芸術とか
あんた話できんの?
オカは否定VS肯定だし
みたところ持っているのは技術
テクニックだ
それ以上のものはない
深いものが無い
ほうやら電子系統そんだけだろ
電子系統の入り込みとかすごいけどそんなもんできても誰も褒めてくれへんわな 来月、ディケンズ全集から『ドンビー父子』が出るらしい 面白いのだろうけど
オレの読書計画のなかでは優先度が低い
多分購入しない作品だな ドンビーって日本じゃ聞かない名前だが、海外の名作ランキングなんかでは上位に来るし名作らしいね
訳が不味いらしいから、買わないけど 素人のゴミ訳はタダでも読みたくないな
別の作家の本読んだ方がいい 自分の目で見ないうちから全否定できてしまう典型的な精神異常者 2000年刊行のこびあん書房『ドンビー父子』田辺洋子訳を持っている
その訳文を一部転載しよう
第2章の冒頭「「ええ、我ながらよござあましたよ」とチック夫人は言った。
あんなことになるなんて思ってもみなかった時に―何かほら、ムシが知らせた
ってんでしょうかねえ―これでかわいそうなファニーの何もかも水に流せそう
だって言ってやったのは。何はともあれ、せめてもの慰めってもんざます」
チック夫人は階上で、一家の喪の支度に大わらわの仕立屋の視察を終えた後、
客間に下りて、こう思い入れたっぷりに宣った。 >>854
きっと大正時代あたりに訳したんだろうな >>854
違和感なく読める行の方が少ないんだけど こんなもんだろ
この程度の言い回しの独特さに文句言ってたら柳瀬訳のフィネガンズ・ウェイクや佐藤訳のピンチョンなんか読めない
>>854は読了しただろうけどディケンズのキャラクターと物語の起伏を堪能する分には問題ないっしょ? >>854
チック夫人のプライドの高さが解るいい翻訳だね
面白そうだから買おうかな 最近は翻訳の文章に不寛容な人間が多いと感じる
北川訳『骨董屋』や宮崎訳『ペスト』を貶す人間には違和感しかない
田辺訳のディケンズもクセのある登場人物の特徴を明確にした文体だ ディケンズって、おはなしの筋、プロットということでは全て網羅してると思うよ。
読者を味方につける救済法だろ。
弱い者の味方で売れる筋だろ。 全然ディケンズ読んでなさそう
予想だけで作風を語るとか頭大丈夫? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています