【素粒子】ミシェル・ウエルベック【地図と領土】
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なんだ野崎君やらないのか、じゃあ、オレがやるかな「服従」。 ウエルベックは堂々とイスラモフォビアを表明しているから
ちょっと政治的に(人間的に?)ヤバい感じになってるんじゃなかろうか。
プレスク・ラシストをあまり称揚するのは問題があると。 仏検3級で読めそうですか?
まだ5級も取ってないですが。 3級では辞書を引く回数が多すぎて読書にならないだろう。
ウエルベックは語学的に難しくは無いが、最低仏険なら2級のレベルじゃないと
つらいだろうな。 あれだけ表現の自由を擁護した浅田彰が訳すべきでしょう。
J-J・グーよりは楽でしょうからね。 『服従』 ミシェル・ウエルベック 著 大塚 桃 訳
単行本 46変形 320ページ 発売日:2015.09.18(予定) 予価2,592円(本体2,400円)
英語版に先駆け、日本語版9月発売
2022年のフランス大統領選。既成政党の退潮著しいなか、極右・国民戦線党首マリーヌ・ルペンと
穏健イスラーム党党首モアメド・ベン・アッベスが決選投票に挑む。投票当日、各地の投票所で
テロが発生、郊外には死体が転がり、全土に報道管制が敷かれる。不穏な空気に覆われた2度目の
決戦投票で、知的エリートのベン・アッベスが大統領に就任する。西欧の個人主義の果てにはなにが
あるのか。シャルリー・エブド事件当日に発売された新たな予言の書。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309206783/ なんで佐藤がって感じだね。
ほかにいっぱい仕事あるじゃないか、やりすぎだよ。
やや畑違いの気味もあるし、だれかに譲ればいいのに。
だいたい佐藤はウエルベックなんてフランス語で読んでないだろうし・・・
まあ、佐藤は毎月300冊読むっていうからウエルベックも翻訳では読んできてるんだろうけど。 ウエルベックに群がって帯書く連中がいかにも・・って感じで萎えるね この場合は出版社が佐藤に書かせることで読者層を広げようとしたんだろうね。
佐藤が自分から手をあげる物件じゃないだろうし。 佐藤もウェルベックと同じくらいイスラムフォビアじゃなかったっけ じゃないだろ。
むしろそういう動きには批判的。
だからウェルベックなんか単純に評価はしないはず。 東浩紀なんて批評家(笑)より萱野稔人みたいなフランス在住経験のある哲学者の方が的を射たこと書きそうなのに 『悪魔の詩』
1991年7月11日 - 日本語訳を出版した五十嵐一が勤務先の筑波大学にて殺害され、
翌日に発見された(悪魔の詩訳者殺人事件)。他の外国語翻訳者も狙われた。
イタリアやノルウェーでは訳者が何者かに襲われ重傷を負う事件が起こった。
1993年 - トルコ語翻訳者の集会が襲撃され、37人が死亡した。 ピエール・クロソウスキー『バフォメット』 小島俊明訳・浅田彰解説、ペヨトル工房、1985年
柄谷 行人『内省と遡行』(講談社学術文庫)解説浅田彰、1988年
島田 雅彦『未確認尾行物体』(文春文庫)解説浅田彰、1993年
山田 詠美『ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨』(新潮文庫)解説浅田彰、1996年 地図と領土、プラットフォームが文庫化するんか…
この勢いで闘争領域もがんばって欲しい いやいや、素粒子が読めるのに、買えるのに
ある島の可能性が読めないのは可哀想だ
あれこそ文庫化してくれ
角川。。。。 「服従」の出版当時は、シャルリー・エブド事件に配慮し、
フランス国内での販売プロモーションを自粛していたウエルベックだが
(とはいえ出版からたった1ヶ月で、フランス(35万部)イタリア(20万部)、ドイツ(27万部)と、3か国で売上第一位になっている)、
スキャンダラスな発言でも知られるこの作家がいつまでも大人しくしているわけはない。
この8月、フランスの二大新聞、『フィガロ』紙と『ル・モンド』紙が、
それぞれウエルベックについての連載を一週間掲載し、夏の話題をさらった。
対するウエルベックは、『フィガロ』紙には、インタビューに応じるなど協力的だったのに対し、
『ル・モンド』紙には、自身への取材を拒否しただけではなく、彼の周囲の人間にも同紙の取材に応じないようにと箝口令を敷いた。
さらに、「裁判はアミューズメントだ」と、彼独自の表現で、訴訟も辞さない姿勢を見せたので、
他の雑誌までもがこぞってこの二紙の記事を取り上げるという波及効果をもたらした。
まさにウエルベックの思うつぼ、メディアの姿勢を逆手に取った戦略だったと言えるだろう。
『ル・モンド』紙は、フランスの風景(ウエルベック自身も住むパリ中華街の高層住宅や、フランスの地方色豊かな地域など)、
作家とマスメディア、訴訟やスキャンダル、宗教、社会的身体、そしてシャルリー・エブド事件やその影響を取り上げることにより、
作家とこの作品、そして現代フランス社会の様々な現象が有機的な関係を造り上げていることを示した。
【著者】ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq)
1957年生まれ。1998年『素粒子』(ちくま文庫)が大ベストセラーとなり、世界各国で翻訳・映画化される。
現代社会における自由の幻想への痛烈な批判と、欲望と現実の間で引き裂かれる
人間の矛盾を真正面から描きつづける現代ヨーロッパを代表する作家。
『ランサローテ島』(2000、弊社)、『プラットフォーム』(2001、弊社より2015年10月文庫化予定)、
『ある島の可能性』(2005、弊社より2016年1月文庫化予定)、『地図と領土』(2010、ゴンクール賞受賞、筑摩書房)など。 >>150
欧米人の多くはCanonとかNikon、Sonyを使ってるけど日本のメーカー
だということを知らないってこと? 地図と領土、もう文庫化されるんだ
ウエルベックもういいかなとか思ってたけが、それなら読むわ >>201
こういうときの決まり文句はそれだよね。あたまいいね(笑 そうやって顔真っ赤にするからもっと頭悪そうに見えるんだよなあ
スルーしとけよ 文学板って子供っぽく意固地になる奴多いよね
言い返さないと気がすまないみたいな
そんなことより服従の話しようぜ
もちろん読んでるだろ 佐藤優に解説頼む編集部の知的センスってやばいな
翻訳者も名前変えて暗殺されないようにしてるんだろうけど
編集部に押しかけてくるんじゃないか 佐藤の解説、どうせ駄文だろと思って読まなかったけど案の定みたいだな 杉江松恋@せ14a @from41tohomania
ミシェル・ウエルベック『服従』(河出書房新社)、むちゃくちゃおもしろかった!(佐藤優の解説以外はすべて) ディストピア小説としても、
転向文学としても素晴らしいが、語りのスタイルが内容と不可分の形になっている。実におもしろかった(佐藤優の解説以外は)。 この松江とか豊崎とか分かったようなフリしてるけど何にも分かってなさそう 服従を読んでて思ったんだがこの作者って肛門性交にこだわってる人なの?
ほかの作品を読んでないんだけれど
小説としてはそれなりに面白く読めて、ユイスマンスのカトリック転向を読み直したいと思った
フランスの教育と宗教についての「三日月と十字架」を読んでから読むとよくわかるところが大きい
実在の政治家の固有名詞をたくさん出していて彼らの7年後を書いてもいる
一番興味深かったのはカトリックへの私学助成を解禁しようとしたバイルーを首相にしたくだり
日本で読むとフランスの宗教系学校へのアンビバレントな歴史がわかりにくく、イスラム系学校ができることへの複雑さが伝わりにくかった
そもそもなんでベールつけて学校に行っただけで大問題になったかとかについての解説があっても良かったように思った
佐藤優のイスラエルの友人に仮託した他国からの評価も興味深くはあるのだけど、そのような意味での訳者解説が欲しかった ↑
こんなへんてこな文章しか書けない人にほんとに日本語の本読めるの?
フランス語で読んだのかな、と一瞬思ったけど、佐藤優の解説に言及してるしねえ。 >>215
主にドイツ語で読んでた(英・邦訳が出る数ヶ月前だったもので)
セックスの件になるたびにArschおよびMundにぶち込もうとする主人公なもんで気になった
フランスはカトリック系教育機関に補助金を出そうとするたびに数十万人規模のデモが起きて政権が潰れている
そんな国でイスラム系教育機関ができることとパリ大学がイスラム化されることには大きな差異がある
正直なところ「服従」というタイトルの意味は物語の3/4が進んで唐突に出てくる「O嬢の物語」に言及されるまでわからなかった
フランス語でSoumission、ドイツ語でUnterwerfung、英語でsubmissionなんだけどムスリム系大学の認可→公立大学のムスリム化が一読するとすごく薄っぺらい論理で正当化されている
それを徹頭徹尾「知識人の無力」で押し通そうとするのは確かに帯を書いてる知識人の言うとおりではある
ただシャルリ・エブドの後の数百万人の行進はウェルベックはどう思ったのかはこの7年後の小説には当然記載はない
シリア難民の問題も出現した現在ではさらにイスラム政党が妥協の上勝利する可能性は低くなっている
未来のフランス1国内部の描写しかないのだけれどもしイスラム政党が政権をとっていれば難民はドイツでなくフランスに一極集中するだろう
今EUで難民を受け入れると謳うのがドイツだけであるのと同じように
あえて言えばたった半年ではあるけれど時代遅れな小説になっていると思った
時代遅れにした原因の大きな部分を小説自体が背負ってしまったという意味で非常に読む意義のある小説なのだけれど
なんとなく他国との比較がなく、主人公も若手の気鋭の大学教授とされるくせに歴史に無知であることを公言するなどなんか自閉していて薄っぺらいという印象を受けた
シラクを救世主として待望するパリ大学のユダヤ系女子大学生とか面白いといえば面白いのだけれど >>214
『プラットフォーム』では漫湖漫湖って連発してるけどな。
サドの影響もあんのかもな。
そうかユイスマンスね。どうせなら『彼方』読めば? >>217
そうなんか、ありがとう
食わず嫌いしていたけどウェルベックすこしずつ読もうかと思っている
ユイスマンスは今「さかしま」読んでるからそれ終わったら「彼方」も再読するわ
一応服従主人公のフランソワ教授に習って発表順に読もうと思う
さかしま→彼方→キリスト教文学で先は長いがね >>219
日本人だろ。
ただちょっとアタマがゆるいからへんな文章になる感じだな。 長い間外国にいて久しぶりに日本語で長文書いたとかじゃないの >>219
感想を書くのが下手なだけの日本人だよ〜
ウェルベックは読んだことがほとんどないので、聞いてみたかったんだ
自分の興味があるのがフランスの宗教改革と世俗主義のあたりでその観点から読んでいたらやたらと注釈には書いていない政治家のこれまでの主張とかが興味深く思ったんだ
たとえば7年後、現在(2015年)のフランス首相が政権を明け渡すんだけど、じゃあ就任したばっかりの彼はこれまで宗教について何を発言してきたのか?
FNのマリー・ルペンは何を言っているのか?注釈なしでわかる日本人って少ないと思う
オランド大統領は「何もしなかった」と総括されているけれど現実には中東に関与を強めていることには言及されない
バイルーは3回大統領選に負けた男として書かれるけれどそれが教育省長官の時にカトリック系私学への助成を行おうとして失敗したことはwikiにも載っていない
背景を知っているフランス人、あるいはドイツ人とかが読む場合と日本人が注釈・解説なしで読む場合とではすごく印象が違ってしまう小説だと思う
こういう現実世界(作中の7年前の現在)というか固有名詞にもたれかかっている作風の人なのか、興味深く思った
2年後の2017年、いろいろな理由でルペンが支持を伸ばし、オランドが再選され、現首相も留任し、シラクは政治を引退するってのが作品の核にあるから、少し現実が動くだけで2年後、ひいては7年後の世界が変わって見える
彼らは宗教分離やイスラエル問題・シリア問題・アルジェリア問題に対してどういう立ち位置にいるか?っていう解説が欲しい 215、219、220
こういうレスに一体何の意味があるんだろうか
中身も内容もない。やっていることは他人に突っかかるだけ。
本当に本を読んでいる層なのかすら疑問だ。 オルハン・パムクの「雪」と比較すると、後世で読まれうる小説か微妙なんじゃないかと思う
現実の移民の問題などはサウジの資金が「解決してしまう」ようなイスラムが一枚岩かのような描写は疑問が残る
主人公の視点から大学内の意見とわずかに政府諜報員の意見だけからの「ボタンの穴から見るような」世界のため一般民衆が本当に変化を受け入れるのか
大学教員や知識人の体力が衰退して下衆なものになっているという描写はいいとして、ちょっとそれを敷衍させて一般民衆まで迎合するかのレトリックはどうかと思う
いろんなごまかしがあるように見えて、政教分離の歴史を見ると荒唐無稽なファンタジーではないように見えて結局荒唐無稽であるように思う
パムクの「雪」は西洋かぶれのトルコ人の観点からイスラム教が復権する様を描いていて、西洋視点に偏りすぎに見えてその後10年たってもアクチュアリティは失っていない
あの不気味な善人のイスラム宗教指導者たちの存在感は悪行をなすイスラム国にあっても説得力をいささかも失わない
下衆な主人公と転向する大学教授たちが究極的にカトリックでなくイスラム教に服従する理由が性欲に負けてな時点でイスラム教の強度が「雪」と全然違う
誰か読んだ人おらんか? >>226
読んだがおまえと意見交換する気にはなれない(笑
そしてだれもいなくなった・・・ ある島の可能性の文庫
来年1月に河出から予定されてるって。
読書会のウエルベック回に書いてあった 角川はなんで闘争領域を文庫化してくれないんだよおおーーーー 文章はともかく、平均1頁に1つってくらいにおびただしい割注があるのが気にくわない
ひどく汚い紙面だよこりゃ。どうでもいい注釈ばかりだ。翻訳家には美意識がないんかね? 野崎訳より中村訳のほうが断然好きだねオレは。悪態や救いの無い世界にウンザリしてるような描写がイキイキしてる。 翻訳なんか読むやつら自体レベルが低いから、いいも悪いもわかりゃしないよ。
わかったようなフリしてグズグズ文句たれるだけ。 その釣り飽きたんだよなあ
露文スレで「盛り上がらないつまんねー」とか捨て台詞吐いて逃走したやつでしょ?w 今日素粒子を読む予定だったのにテロのせいでネットに張り付いてるよ。 なんとなく避けてたけど服従はやっぱり読むべきなのかな 服従の訳どうなんだ?
地図と領土の野崎訳つまらん。 素粒子を五年以上前に読んで、その間小説とかほとんど読まなかったけど
ふと思い立ってある島の可能性を読んだ
素直に感情を揺さぶられた
素直に面白かった
小説も捨てたもんじゃないなと思ったよ マニュエル・ヴァルスのインタビュー
「これは戦争です。私たちは戦争状態にあり、緊急事態宣言を行う。我々は、これらの攻撃を犯した者たち、フランスとヨーロッパで彼らを破壊するためにこの敵を攻撃し、行動します。
また、シリアとイラクで私たちは等しくこの攻撃に応答します。」
服従の中ではこのヴァルスは2014年に首相に就任し、2022年までリーダーシップをとれずに首相に留任し続けており、ムスリム同朋団の大統領に政権交代をする。
社会党のオランド大統領も8年間移民においても経済においてもリーダーシップをとれずに存在感を失う
現実には両人とも経済政策には失敗することは同じでありながら、社会党でありながら強硬政策をとりシリアやアフリカへの介入を推し進めることで支持を固めようとしている
2015年1月と11月の現実に起こったテロは服従に書かれている穏健派イスラムの進入を許す弛緩した空気感と程遠いものにしてしまっている
ローマ教皇すらこれはもはや断片化された第三次世界戦争だと発言する現状ではフランス内の穏健派は過激派から距離をとっており政党を作る動きは出てきそうにない
それは服従の中で政権交代したイスラム同朋団が魔法の杖のように過激派を抑え、オイルマネーを引っ張って経済問題を解決することなど出来ないことでもある
たぶんウエルベックの服従はシリア内戦に「フランスが介入せず」テロが起こらなかったフランスにおいて起こりえた近未来小説として読まれることになると思う
やっぱり服従は今年でた中で読む価値のある小説だとは思う テロ犯人の中にはフランスで生まれてフランス育ちの若者もいた
服従は読んでるだろうな 地図と領土のp64に
『野心的な若者が<女性の力を借りて出世する>という内容のフランス19世紀リアリズム小説』
とあるけどここでどの本が思い浮かんだ? 服従読み始めたけど、過去の作品よりはるかに読みやすい 読みやすいが、読み進めにくいのはある。飽きてしまう。 しのどれい
ウエルベック『服従』の紹介文、アマゾンだと著名人のコメントのなかに「中原昌也」氏のものがあるのだが、
出版社のHPからも帯文からも削除されてて笑った。一番いいこと書いてるのに。
2015年9月16日
mold
「文明の真の終焉を知らしめるのは、普通の小説でなく文学作品であることに、
それでもわずかに希望を持ってしまうのは、単なる悪あがきに過ぎないのだろうか。」中原昌也
2015年9月17日 >>258
ダメでしょ
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