というか、文部省による歪んだ国語教育に洗脳されてるだけだろ。
作品には作者の「イイタイコト」があって、それを読み解くのが読書、という。

それと、春樹は『ノルウェイの森』により一般的に認知されたことが不幸だった。
というのも、『ノルウェイの森』のようなリアリズム小説は、春樹の作品群の中ではむしろ特殊な作品。
しかし、一般読者はここから入ったためそれが春樹文学を測るモノサシになってしまっているため、
『ねじまき鳥…』とか、『海辺のカフカ』などの、春樹作品の主流であるノンリアリズム小説に対して、
拒絶感、違和感を持ってしまっている。