フランツ・カフカ Franz Kafka 10
カフカってすごい研究されてるけど
そんなに深い思想とかあるの??
著作も少ないし、ほとんど寓話だし。 カフカはアマチュア作家です。しかしお笑いの元ネタになったりしていて研究もアツいと思われる。お笑いのパターンなんかをまねてる人は多いわけで、決してハッピーエンドで終わらない物語などが、カフカの生活をほうふつとさせます。思想的になら
城の官僚機構の分析が有名で嫌何やら思想なんかに負けていない、以外に深層をついたことを上っ面で語っているような当時としては、画期的な書体になっていますよ。 カフカはアマチュア作家です。しかしお笑いの元ネタになったりしていて研究もアツいと思われる。お笑いのパターンなんかをまねてる人は多いわけで、決してハッピーエンドで終わらない物語などが、カフカの生活をほうふつとさせます。思想的になら
城の官僚機構の分析が有名でいや何やら思想なんかに負けていない、以外に深層をついたことを上っ面で語っているような当時としては、画期的な書体になっていますよ。 カフカは情報量を簡素な文体に載せていて、読者の創造が膨らめば寓話のようで文学は
豊かですというような不思議なところが好まれるのでしょう。 カフカのような短い断章では有名な売れている作家がいないことを考えれば、ずば抜けた存在
であることの例証となるでしょう。 時間を取らせず面白味を伝えることがカフカの神髄で後世の文学者にアマチュアプロ問わず
未だなお影響を与え続けています。社会保険事務所で同僚に小品を発表していたことが
カフカのスタイルを限定し、冗長で退屈な文学が多い中それが功を奏したのでしょう。 カフカは悲劇と喜劇の共存を書きたかったんじゃないのかな。 カフカの長く煩わされた鬱の原因となる悲劇が、カフカのコメディー性の源泉だと
本質的には思うわけだが。ただ面白い人はいなくて、憂愁の憂いがあるからそれを見せずに笑い飛ばすカフカは強く繊細に暮らし僕らの中に笑いの種として生きているんだろう。 平凡社ライブラリーのカフカ内容どうですか?
日記と手紙が読みたいです 年上男性の書籍は許可を得て多人数で男女で開けてください。手紙というかラブレター
もそういう面があるけど、恋文の手習いにもいいでしょう。 久々に審判読んだけど思ってたより面白かった
ラストの死が唐突すぎるから、最初と最後を先に書いたからこそ
最後への繋げ方が思いつかず完成しなかったんじゃないかと思った 城キツイな…
初めて読んだときはファンタジーっぽい世界観と、システムに立ち向かうヨーゼフの姿に
冒険小説的要素や神秘性があったんだが今読むとタルイだけだ
審判に書いてあった要素を、独特の世界観に移し変えて引き延ばしてるだけに思える
しかもその要素を最初のボスらしきクラムを攻略する前に使い果たしたような印象すらする 掟の門の文学のほうが動いている。それを重ねて城を読むとよい。 妙な日本の若者達が勝手にカフカを名乗るのを止めさせてくれないかな 芸人、シシド、朝霧……
他にも色々いた気がするけど思い出せない カフカの意匠を継いでいるならまだしも、そうでない方々が多そうなのがなんとも……
よく知らんけど カフカで一番好きなのは前田敬作訳で読んだ『城』だ
一方、世界的な評価では『審判』が最高作とされている
『審判』はかつて原田義人訳で読んだが、訳文が
合わなかったかもしれないので、次は中野孝次訳で
読んでみるつもりだ
中野訳のノサック『弟』は良かったから 角川のは読みづらいんだけど
読みづらい方が何だかカフカ作品の神秘性が増すような気がしたな 前スレの『審判』8種類の翻訳比べは面白かった
また別の箇所をやってくれないかな >>204
同一箇所の中野孝次訳
Kは部屋のなかを見まわした。部屋は完全に元の状態に戻っていて、今朝窓ぎわの小机に
のっていた朝食器類もすでに片付けられていた。「女の手というものは実際こっそりと
多くのことをしとげるものだ」、と彼は考えた。
原田義人訳
Kは部屋を見まわしたが、また完全に元どおりになっていて、朝には窓ぎわの小さな机の
上にのっていた朝飯の道具も、すでに片づけられてあった。「女の手というやつは、
こっそりと多くのものを片づけるものだ」と、思った。 最近新潮社の12巻揃のカフカ全集(1980年版)を思い切って買ってしまったんだが、
文庫で読んできた今まで以上にカフカに思い入れが強くなってきた
本というのは人に及ぼす不思議な力があるんだな 白水社の、池内紀のコレクションってブロートの編集が入る前の生の原稿をもとにした最新の全集から翻訳してんだよね?
以前のものと短編なんかはかなり違ってくるの?あとこれはカフカのすべての書いたものが入ってるんだろうか。池内さんは全集だと言っていたが日記などはすべて収まっているのか >>604
白水社版は小説全集になっているから、小説はすべて網羅されている
しかし、新潮社版には入っている日記、手紙、ノート類は含まれない
ブロートによる編集(新潮社版の底本はこれ)は別に悪いとは思えないんだがね 新潮社版全集第3巻には8冊のノートが収められている
そこではカフカの有名な箴言を見つけることができる
「おまえと世界との闘いにおいては、かならず世界を支持する側につくこと」
彼はなぜそう書いたのか、その思索をたどるのは興味深い 白水uブックスのカフカコレクションも各サイトで品切れが多い
近いうちすべて新本は手に入らなくなりそうだ >>394
追加
新潮社決定版カフカ全集第1巻「変身」川村二郎訳・1980年
「朝、胸苦しい夢から目をさますと、グレーゴル・ザムザは、ベッドの中で、
途方もない一匹の毒虫に姿を変えてしまっていた。」 多和田葉子が馬鹿ってのくらいは俺でも分かったぞ
バカでかいとか途方も無いと訳してるなか池内さんが途方も無いって訳してるのは独特だがさすがだなあ。日本語に移すのがうまい >>605
訂正
白水社の池内紀訳ではノートとミレナへの手紙は訳出されている 集英社文庫のカフカ、多和田以外の翻訳が評判いいね
買おうかな コロナ肺炎が世界中で猖獗を極めているこの状況をカフカならどう観察するだろう カフカは肺はつぶれて変異したから結核とか親和性はあるかもな。 >>610
八つ折り半ノートの有名な箴言とか手紙でも一番重要なミレナへのはあるんだね
日記はカフカを知る上で重要なだけに翻訳してほしかったなあ、量が多いか
池内さんの最後の仕事だとおもってコンプリートしるかな・・・ >>615
有名作家でもない限り、そう思った理由を書くべきではないか。
「うーん、カフカは何でそう思ったのか?」とかは、ありがちだが。
このスレではカフカが主役であって、主役は君じゃない。 >>616
カフカならお前みたいなくだらない価値観他人に押し付けてくるようなことはしなかっただろうな >>617
もっと単刀直入に分かり易く言ってくれ。 >>617
カフカには「彼が何でそう思ったか」推測する糸口が既に存在してる。 何故、俺が凄いのか、それは世界で唯一俺だけがコントラポストを理解してるから。
walter paterもdavid summersも理解できなかったが。 >>619
すでに完成とみなした変身の解釈すらあいまいに濁したのがカフカ 集英社文庫ポケットマスターピース『カフカ』を購入した
「訴訟」川島隆訳は今後スタンダードになっていくのではないか 幻想小説の面白さって紋切り型のクサいキャラクターや情景描写を出しても怒られないところだと考えている
月の光を浴びる乙女みたいな
だからとにかく地味なカフカの面白さが理解できない
ロマンチズムが感じられない
唯一『狩人グスタフ』は面白かった 随分狭い文学観なんだな
それじゃカフカは楽しめない 間違えた「狩人グラフス」だ
確かに俺みたいな素人が楽しめるほどわかりやすい作家じゃないんだろうな
カフカの影響下にある村上春樹、ボルヘス 、ガルシア=マルケス、安部公房は大好きなんだが... 『城』は男女の機微がわからない人間にはさっぱり面白くないだろうな
まさにそこを描いた小説だから そういう面もあるんだけど
それが主と言われるとなあ サルトル、カミュによる実存主義に即した読み方は
そういう風にも読めるというだけで、
それにとらわれる必要はまったくない
文学をどう読むかは読者の自由だから 初めてのカフカで変身を読んでるんだけど、何か翻訳が直訳みたいでそこが引っかかる。
高橋訳読んでる。 カフカはアメリカが本当にいいですね。
最初に変身を読んでから最後にアメリカにたどり着くまで10数年かかりましたが
初めてカフカを心から面白いと思いました。 『アメリカ』は俺も一番好き
しかし残念ながら冒頭の文書の訳がどれも間違っている アメリカはカフカ唯一の希望ある小説では?
他の作品は行動しようとして挫折してばかりのアキレスと亀みたいな話ばかりだがアメリカは一応アメリカにたどり着いてはいる 変身を読んでいいなと思い、城を読んですごいと思い、
審判を読んで分からんと思い、火夫に手を付けて途中で放棄
数ページの短編集を読んでがっかり
城を読んでから小山田の工場を読んで、カフカを下敷きにしたなと思った 『アメリカ』は翻訳を二つ持っているけど、まだ読んだことがない
『失踪者』なら読んだが、カフカならではの作品とは感じられなかった
やはり彼は『城』『審判』『変身』の作者として偉大だと思う
この3作はカフカにしか書けない独創的な小説だ 中途半端な未完成品ばかりカフカが書いてるってんだから
珍しく完成品があれば「らしくない」と思いますよええ >>646
あんたが俺よりずっと頭良いことは認める。 >>650
ポケットマスターピースってダイジェスト版じゃないの?大丈夫? 訴訟は全編収まっているみたいだよ
俺もあのシリーズ、長編は全て縮刷版だと思い込んでいたわ
訳者の業績にしかならんような抄訳ばかり収めた糞シリーズだと決め込んでいた
といっても一編も抄訳がないのはカフカだけ
ポーもだが、なぜか桜庭一樹がポーの短編2編を「翻案」したオリジナル小説が入っているので気にする人は気になって仕方ないだろう 審判ならオーソン・ウェルズの映画の方が好きだな、最後クソ笑える。
カフカはドイツ語で作品を書いたけど無国籍、無宗教の極めて現代的な作家なので
よほど酷い翻訳でさえなければそれによって真価がそこなわれはしない作家だと思っている。 >>652
自分はあのシリーズの文庫、カフカとバルザックのみ買った
バルザックは『ゴリオ爺さん』の新訳(全訳)が評判よかったので
ただ、いくつか書店を回ったが、あのシリーズあまり置いてない 抄訳がなければポケット世界文学全集として売れたと思うんだけどな
手に入りづらい本の抄訳だけやってハイ後はご自分でってのはな
「ラテンアメリカの文学」シリーズの扱いもだが集英社文庫は中途半端よな ディケンズなんか3つとも抄訳だな
おれは3つとも全訳あるからいいけど あのシリーズだとカフカ・ポー・スティーヴンソン・ルイスキャロルは買い
ブロンテ姉妹も一番手に入りにくいアンの作品が全訳だしトルストイも戦争と平和のダイジェスト+短編集でなかなかいい
ダメなのはディケンズとドストエフスキー、よりにもよって一番魅力的な作品(「ステパンチコヴォ村」と「骨董屋」)を抄訳にして読みたい人は絶版本を探さなきゃいけなくするという キャロルってもしや「シルヴィーとブルーノ」かよ即買いじゃん
と思って尼見たら完結編収録!(抄録)っておいおいおい
テレビ的な引き伸ばし商法なの?
カフカのように未完の夢を追い続けろと? 決定版カフカ全集全12巻を買ってあっちこっち読んでいるが、
カフカはじつに興味深い人物だね
日記や厖大な手紙も読まないと、小説の魅力もわからない >>660 日記や厖大な手紙も読まないと、小説の魅力もわからない
当たり前の話だがそんなことはまったくない。とはいえカフカの日記は作家の日記と云うジャンルで最高に知的な部類に入るでしょうね。 決定版カフカ全集の日記はオススメ
高くても是非買うべし ここにいる皆さんは「強いカフカ」についてどんな意見をお持ちですか?最近そんなことが書いてある本を読みました。「強いカフカ」とはつまり社会に上手く順応できるカフカのことです。カフカにはそういう面もあったとか。社会をうまく欺きます カフカは絶望的な性格で日記も創作態度も厳しいが、朗読会ではおふざけしながら自作朗読して皆を笑わせてたぞ
池内紀の講演がyoutubeにある カフカの場合なんか朗読して見せたら突然みんなが爆笑したので引き攣り愛想笑いで場に合わせて
それがカフカのキャラっぽいよね〜っていつの間にか定着してしまった
って勝手に想像してしまう
どうしてもそっち方向に行っちゃう カフカを読んでみようと思うんだが
なんかおすすめとかないかな とりあえずふたつの短編集
長編のほうがいいという人と短編のほうがいいという人がいるからめんどくさい
でも短編が気に入らなければ長編も気に入らないだろう ふたつて言うても、いまは池内訳(白水社もあるよ)とか
ちくま文庫のとかたくさんあるから分からんと思うよ 短編は短すぎてよく分からない
ある程度長いほうがいいかと 皆さんおすすめありがとさん
一番入手しやすそうな変身の名前が挙がっていないけど
初めて読むひとには難しいのかね >>676
文学オタにありがちで通ぶりたいだけ
変身と岩波文庫のカフカ短編集を読んでおけば間違いなし ぶるーむふぇるとは、現代的だよ
未婚の中年男性の幻想
少女の描写とか
20歳年下の女性と付き合ってたロリコンのカフカらしい