お国のために、福島に移住したらどうなんだ

「昇一先生の美女対談 不幸からの贈り物が日本人を鍛える (渡部昇一、曽野綾子)」
『WiLL』2011年6月号
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曽野 「もう一つ言うと、私は定年制には大賛成で、ある程度、歳がいった老人は黙ってろ、と思うんです。
けれど、世の中には実にたくさんの体験を持つ高齢者がいらっしやる。今回のような場合、
そういう人たちの知恵を暫定的にどんどん使えばいいと思う。

 放射線の強いところだって、じいさんばあさんを行かせればいいんですよ。何も若者を危険にさらすことはない。
私も行きますよ。もう運転免許は失効していますが、あそこは私有地だから無免許でも構わないでしょう(笑)。

 ほうれん草からヨウ素が出たときも、ある人が「五年後に症状が出るなら、そのころは
八十五歳だからちょうどいい」なんて言っている人がいました。」

渡部 「養老院で使うとかね。」

曽野 「かえって元気になるかもしれません(笑)。水道水だって、ヨウ素は八日経てば半減するんでしょう。
私は空き瓶に水道水を詰めて日にちを書いておくことにしました。飲まないでいるうちに八日以上経ちましたから、もういいはずですね。」