光文社古典新訳文庫15
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
ずっとノーマン・メイラーの「裸者と死者」の新訳文庫を待ち望んでいるが出る気配がない
あるいはもう忘れ去られた作品なのかもしれない >>869
古典になりそこねた作家だからもう出版はされない ダーウィンのミミズによる腐植土の形成なんて本をよく出版したな。驚いたよ プルーストがあるならジョイスのユリシーズも出さないかな
丸谷永川高松訳は読みにくい所もあるし柳瀬訳は中絶しちゃったし >>364 とまったく同じ事書いてた
とりあえず『ダブリン市民』か『若い芸術家の肖像』でもいいや デフォーの方のペストなら新訳が出てるな
文庫じゃないけど カミュ『ペスト』既訳を軟弱なゆとりが読めないんだよ >>877
https://twitter.com/hitoshinagai1/status/1249145327308939266?s=21
カミュの『ペスト』がよく読まれていると聞くが、新潮文庫版だとすれば(それしかないと思うが)翻訳が酷くないですか? 大昔に文庫化される前に同じ翻訳で読んだことがあるけれど…。
https://twitter.com/hitoshinagai1/status/1249196586594381825?s=21
なにしろ70年前の翻訳だから。昔のフランス語フランス文学の翻訳水準は酷かった。まともな仏和辞典も無かったし。今なら大学院生でも遥かに精確で含意をくみとった翻訳ができると思うが。今から新しく翻訳しても(残念ながら)機を逸しないのでは?
哲学者の永井均先生を軟弱なゆとり呼ばわりですか
君はさぞかし偉い先生なんだろうな
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) >>877みたいな間抜けが既訳を無意味にありがたがってるから ドイツなどは100年前と小説の文章がほとんど変わらないそうだ
日本は異常なほど文章が変わっていく
1000年経つと古文になってしまう 英語もシェイクスピアからそれほど変わってないやろ?
ヨーロッパでは建物も100年前のものが普通に建ってる
日本だと一昔前のものは現代語訳が出るが
ユダヤ人もヘブライ語を復活させたし
なぜ日本人は昔のことばを大切に保持しないのか? 昭和期の翻訳本や日本人が書いた小説、随筆なんかも今の感覚からすると古い表現や普段使われない言葉がたくさんあるが
そういうのを辞書でひいたりして自分の語彙を増やしていくんだよな
新訳はたしかに読みやすいが、そういう出会いがない >>885
そういう問題ではない
既訳は単純に誤訳が多い
新訳は既訳を踏まえて訳し直すので
既訳を乗り越えていることが多い >>886
新訳が先行訳より良いというのは先入観にすぎない
河出から今刊行されているゴーゴリ『死せる魂』新訳は評判が悪い
翻訳者の力量が全てだよ 力量のある翻訳家を選んで、新訳を依頼すれば良いということ。ただどれだけ適者がいるかが課題。 >>887
名翻訳者で知られる中野好夫は
翻訳は後から訳す方が圧倒的に有利で
それは翻訳者の力量を軽々と乗り越える
とエッセイで書いているよ 小山太一辺りにトリストラム・シャンディとかお願いしないかな
唐戸ディケンズシリーズは骨董屋とか他にも色々やるべき
あとドン・キホーテも岩波新訳から約20年経ってるし誰か若手のスペイン文学者に依頼したら(他社から新訳があるがどれも一般向けではない) >>889
先人の遺産をうまく活かして、いい翻訳をお願いしたいものだ。 日本語が下手な人は解釈が的確でも読みにくい翻訳になる
新訳で不評な理由はそれ >>893
ゴーゴリ『死せる魂』なら、岩波文庫の平井肇・横田瑞穂訳がお勧め
またいろんな世界文学全集に入っている中村融訳も問題ない
前者は品切れ中、後者は絶版だから、どっちも古本しかない
新本がいいなら、集英社ギャラリーの川崎隆司・中村喜和訳しかない
他の作家も色々入っていて5000円超える分厚い本だけど 一九八四年も、新訳の評判は悪いね
新訳しか読んでないから比較はできないが いや1984年の新訳は問題ないよ
旧訳に思い入れのある人が文句言ってるだけ
若い人は気にする必要ない 基本的に古い訳のは読みたくない
日本語はなぜこうも古びるのか 日本人のメンタリティが新しいもの好きなんだよ
ヨーロッパでは築数百年の石でできたマンションを手入れしながら住み続ける
日本人は新築を好み、古い住居を取り壊す
文章も古いものに価値を認めない人が多い イギリス小説でも古い訳だとコーヒー茶碗とか三国一の美人とかでてくる レールモントフの新訳が出るんだね。渋いな。この機会に読んでみる Les Misérablesも講談社文庫を超えるものが出てきていない そうはいってもレミゼラブルは岩波新潮平凡社の三社で完訳読めますし 『レ・ミゼラブル』
講談社の辻昶訳は自分も読んで名訳だと感心した 読み比べして語りたいけど長いからねえ。つかここでは光文社新訳文庫の話題をしよう
今月の新刊がもう本屋に並んでた ハックルベリー・フィン買った。上下で2500円ほどとハードカバー並みの値段なのは驚いたけど満足
ハックの一人称が「おいら」で伝法な語り口で好き
ハックは「ぼく」や「わたし」より「おいら」か「おれ」であって欲しい 読後は新潮選書の「謎ときハックルベリーフィン」を読むと楽しさ2倍だぞ 最初と最後にトムソーヤが出てくるけど
あれいるかなって思ってた
なんか不愉快なんだよ 名作は解説本も多くて楽しいね。ハックは柴田元幸が新訳だして、さらに解説本も出してたね ひらがなだらけのぶんしょうってすごくよみにくよな
こどもむけにかくのならふつうにかんじをかいてるびをふればいいのに 読みづらいけど、ハックの学の無さは読んでてけっこう痛切だからひらがなだらけにしたくなる気持ちは分かるな
トムから見ると自由人だけど、ハックから世の中を見るとホント気の毒で >>912
マジでこんな感じだからな
正気の沙汰とは思えないw 失われた時を求めてはちゃんと完結するのかな。間が空いちゃってて心配だよ >>915
高遠訳を全部読んだなら吉川訳を7巻から読めば完読できるぞ >>916
途中から訳を替えて読むのはどうなんでしょうね
リズムが変わりませんか あとがきで吠えてた高遠を信じろ
運命感じてるらしいからやり遂げるだろ このスレ、というか、
2ちゃんねる全般の視聴者の属性から言っても
残りの生きられる年数が分からないものね
「完結するのか」という心配は分かります >>917
プルーストはどの訳で読んでもそこまで変わらないと思う
高遠訳の方がセンテンス区切って読みやすくはあるけど吉川訳も流麗で素晴らしい
トーマス・マンとかもだけど元々癖の強い文体を持つ作家は新訳しても劇的な変化は少ない 翻訳の印象ってのは大事だな。若きウェルテルの高橋訳でロッテに出会ったときの告白を友人にするかなり重要な手紙で
「天使、かな。」と訳している。これが5chの匿名の書き込みとかミサワの絵が脳裏に浮かんでそれだけで読む気が失せた
他の部分は高橋訳だから当然まともに訳されてるんだが、ロッテに会った時の感想だからやはりそこは慎重に訳して欲しかった
他の戦前戦後の訳では「一人の天使!」「ひとりの天使を。」「一人の天使を!」 それより「戦争と平和」と「失われた時を求めて」を
読まないうちに寿命がきそうな気がする
入院でもしなきゃね
学生時代に読んどきゃ良かった
ドストエフスキーは大概読んだんだが たとえ読了しても間もなく死んでしまうのに、
読了に何の意味が
という問題が次に控えるだろう そんなことをいったら人間のすべての行いが無意味だということになるぞ
実際そうだとしてもそこに意味を見いだすのが人間なのだが >>923
文学板にいる人間が基本であるその2作を読んでないとはね 10年以上前の記憶だが、たしか村上春樹は
「失われた時を求めて」は読んでいない
「戦争と平和」「カラマーゾフ」「細雪」は作家になる前の
暇な時期に3回づつ読んだそう
「罪と罰」なんかヴォリュームが足りなかったとのこと 高遠先生は何に手こずっているのかな?
完結するのか甚だ疑問 戦争と平和は刊行予定が明記されているのにプルーストは何にもなし。具合でも悪いのかな 集英社の翻訳の評判がよいのだけれど、
どの翻訳がいちばん良いの? >>931
そこを読み比べてぜひ語っていただきたいのです
自分は無理です。レ・ミゼラブル四冊でさえ手こずっておりますので 読んだ、という事実が重要なのです
そこに意味を求めてはならない
人間の精神活動のために重要なのです
そしてそれは人類のために必要なのです 今まで読んだ一番長い小説て
キングのITかも知れないw >>933
必要とか重要とか言われると途端に読みたくなくなる不思議w
なんでなんだろうな。 義務と感じると興ざめしてしまうね
長編はなにか惹き付けられるものがないとなかなか始められない
山登りみたいなもので道中楽しいことばかりではなくて、つらかったり止めたくなることもあるけど読み終えた時の達成感がスゴい >>931
訳文自体は高遠訳が一番いいが途中
鈴木訳も明解でいいけど訳注が後ろにあるのと図版が一切ない
井上訳はマニア向け
吉川訳は高遠鈴木より一文が長めだけど注が文の横にあるのと図版や解説が一番充実している
登場人物一覧があるのは鈴木訳と吉川訳
だから途中まででいいなら高遠訳
思いきって全部読みたいなら吉川訳か鈴木訳 吉川訳は全巻揃えたが、書棚に並べただけでまだ読んでない
井上訳は数十年前に完読したが、文学的香気あふれる高踏的な訳で素晴らしい
これを完読できれば、一流の読者といえる 老後の楽しみにと思って俺が買った時は、まだ井上訳だけだったように思う(充分歳をとったが未読)。買い直すなら、高遠訳? >>941
>>642らしいんで、どうしようか迷っている。 >>943
私は読んでおりませんが定評があるのなら読んで損はないのではないですか 岩波と被る場合は世間の皆さんはこなとどちらを買うのだろう 知らなかったけど、ピノッキオやロビン・フッドなんかも出てるんだね。岩波少年文庫のほうと競合になるのか
どの作品でもいつも新訳と旧訳と、どちらを選ぶか迷うんだよな あの手抜きの表紙絵でなければ、もっと買うんだがな
若者は好きなようだが、おじさんとしては眺めて楽しくない シンプルな方が味があって飽きないんだけど
新潮みたいにぜんぶヘミングウェイやドストエフスキーの肖像で済まされるほうがイヤ おっさんだけどあの表紙は好き
スカスカの活字は大嫌い 光文社が版権持っててこの文庫でしか読めない作品ってあるの 統一された表紙とか色で物欲は刺激されるんだがピックアップが古臭い
どこでも今では読めないようなものもってこい
例えばピエール・ルイス、ハウプトマン、アンリ・ド・レニエなど非常に評価の高い作家たち
日本の古典「神皇正統記」の現代語訳、茅盾、胡適など中国の近代文学先駆者の翻訳 >>960
『女と人形』じゃないかな
今まで5回も映画化されている
最新はスペインの巨匠ブニュエルの遺作になった それは是非とも出版してほしい。ブニュエルの映画は、キャロル・ブーケがよかったね。情報ありがとう。 この文庫は売れてますかね
少ししたらすぐ品切で二度と重版しないというパターンだと後で欲しいときに買えなくなるので困るのです 大ヒットしてるカミュのペスト新訳どうすかね
と思ったが権利があれか キップリングのキムが出た。これを機会に読んでみようかな このスレで何度もノーマン・メイラーの「裸者と死者」が出ないかと書いてたけど、
とうとう我慢しきれずアマゾンで古本を買って読んだ。
確かに古典になるほどの傑作ではないけれど、ジッド、ワイルド、コクトー、キップリング
が今でも読まれるのなら、代表作である「裸者と死者」くらいは文庫で出ていてもいいと思う。 >>963
ここのは数年前に出たのを取り寄せても初版と書いてあるのがほとんど あんまり売れている感じはしないね。この文庫に限った話ではないけど
カラマーゾフはたくさん売ったらしいけど、メジャーなもの以外はやはり数は出ないだろう
マンシェットの『愚者が出てくる、城塞が見える』を今日買ったが、2009年に出て2015年にニ刷となってた
初版で終わりにしないでくれてよかった レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。