とにかく吉行淳之介 [転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
http://www16.ocn.ne.jp/~yoshiyk/
語れ。
『暗室』『不意の出来事』『手品師』 恐怖対談の田中小実昌の回。
最後に小実さんは「最近、神が気になってしょうがない」と発言。
その少し後に、あの連作短編『ポロポロ』が発表された。 最晩年の『葛飾』や『鋸山心中』も味があってすきだな 『葛飾』には大塚か高山のことがそれとなく、がしっかり触れられた箇所がある。おまえら気づいてた?
『出口』は渋いっていうか、ある意味吉行の抽象的人工短編の頂点だな。
・・・しかし久しぶりスレ上がったね。まあ気軽に書きこんでくれ。春樹さんの好きな日本作家は漱石と吉行だそうだ。バーで春樹さんをまえにした吉行のふるまいは丸谷も面白そうに発言してたな。 『出口』も良い短篇だが、
『寝台の舟』など、枕に童謡を持ってきたたものがいくつかあるじゃん。
>>1が挙げてる『不意の出来事』もそうだが。
おれは、あのシリーズが最も好きだな。 村上春樹が書いてたが
吉行は、人生の早い時期に、絶望、したんじゃないか。
それで、あの乾いた文体。 「戦中少数派の発言」はかっこいい。
これほどかっこよく、隙のない、老成した若書きは奇跡的だとさえおもう。 『闇のなかの祝祭』いいタイトルの割に中身がイマイチだな。 『闇のなかの祝祭』
あれはあれで、いい作品だと思う
根が生真面目な吉行らしさが出ている
本当の意味で、生真面目な者が恋愛すると、ああいう形になる 掻爬2回・・・事実とすればややショック
文枝さん可哀そス・・・
淳ちゃんのゴム嫌い知ってるし俺もそうだけど
2回はないだろとチョト思た・・・ 確か埴谷も五木も奥さんに何度か中絶させている。
吉行は子供がいるが、上記2作家は子供を持たない主義。 吉行は孫もいるな
高山とのほうにもいるかもな
高山は美人だし文才あるからエイスケー吉行の凜質を継いで作家デビューしてほしい
おれはKAT-TUN田口のことを一瞬勘違いして疑ったが、調べたら母親が吉行ファンで兄の隆之介は芥川からとったそうだ。ミーハーだな 春樹さんはエッセーにバーでの吉行の凄味(笑)とかカリスマ性をかいてるけど
丸谷の証言では店の女にバナナみせて、おまえ好きだろう、こういうの好きだろう
ってからかったり酔えば酔うほどジョークがくだらなくなるんで驚いてしまったと
のこと。他で「吉行さんはうまいんですよね」とこたえてるが芸風にはかなりの幅
があったということか。
つけくわえると三浦朱門によれば吉行は高級バーのCAみたいな女の尻を撫でてし
まい激しく面罵され「長年きたえた尻撫での技術を彼女は評価してくれなかった」
とかいってこぼしたそうだが失敗談として書かれたこのエピソードに川村二郎が異
を唱え「はたして意図せざる失敗であったか」と。要するに店の上品ぶりが気にい
らなければ吉行ならあえておこなった愚挙である可能性を否定できないという。こ
こから川村は吉行の性格論や文学論へ発展させ言及していく。 吉行は、川村二郎のことを
頑固極まりない批評家、と書いてるねw >「はたして意図せざる失敗であったか」と。
こういうばかばかしい吉行神話がたくさんあるのが吉行なんだ。
妙に買いかぶるやつが大勢いる。
むかし、ずいぶん愛読したことがあって殆ど読んだけれど
周囲の人間たちのへんな買いかぶりみたいなのが、鼻について嫌になってしまう。 蓮実とおなじこというな(笑)
まあ一理あるんだが、『夕暮まで』大ブレイク後、恒例としての反吉行・やっかみキャンペーンが吉行を身近に知らない作家・文化人らによって展開された。あなたの反論はそん中にあとかたもなく吸収される
ではなぜ「吉行神話」なのか。「自然体」吉行を買いかぶる周囲の過剰な人気は何に由来するのか。それはやはり人間としての豊かすぎる魅力からというしかない
編集者、新人作家のほとんどが吉行に会うとやられてしまう。野坂がこれを「吉行ショック」と名づけた。麻雀仲間の黒鉄、陽水などはメロメロだ
無名時代から卓ごしに吉行を観察していた色川武大さえも一番尊敬する人と公言した。
おれは吉行の声をラジオで聞いただけだが、実は、吉行過剰人気の正体をさぐろうとけっこう懐疑的に耳を傾けた。テープで何度も検証した
その結果、やられかけてしまった(笑)
味のある渋声、感情の襞が不思議にわかる繊細な抑揚、受身でありながらインタビュアーへの気遣いがうかがえ、いっぽう愉快な無頓着さも感じられた
人に魅了されることは珍しいことじゃない、おれも身近にそんな先輩を持つ
なお川村の意見は単なる前ふりで、危険な素材へあえて手をだしてしまう性癖という本質論である。 「まともな本をあんなに少ししか読んでないのに、あれほどすぐれた見識
をもってるのが不思議だ」という意味のことを丸谷が書いてるけど、ほんとに
徹底して本を読んでない感じがするんだよね。
それでいて澁澤龍彦みたいな人からも兄貴分として慕われていたのがフシギ。 >人への評価と作品への評価
文は人なりというからね
吉行の随筆は実生活とからめたほうがよい
あまり知られてないが吉行は百閧相当に読み込んでいる
同郷のよしみ以上に、何かを摑みとろうとしていたフシがある >>30
いやー、シブタツはアンサーズ時代吉行にバイトたかってたから(笑)
ただし後にシブタツ訳「グラン・デ・カール」は読んでて
ここから重要なキーワードを得ている。「ダイヤモンド」
ところが川村はこれを吉行のオリジナリティと勘違いして吉行批判への批判とした
もっとひどいのは吉行自身がこれをコクトーから引用したと自分で書いてんのに忘れておりあとでシブタツから指摘されるまで二人ともわからなかった始末
結局引用を忘れるくらいだからもはや本人の言葉だとかさすがに評論家泣かせだとか無茶苦茶ないいわけしてた。 吉行も百閧熨蜊Dき。
『件』も『鞄の中身』も素晴らしいと思う。
だから、岡山、はおれにとって、特別な土地
出張で、岡山を訪れた際
駅前の食堂で、名物の「鮒飯」を注文したが
ものすごく不味かった思い出がある 吉行短編マイベスト3
@娼婦の部屋
A公園にて(「夕暮まで」第一章)
B食卓の光景 >「グラン・デ・カール」(苦笑)
まあ、なんのことかはわかるけどね。
「モダン日本」でアルバイトしてた「から」じゃないんだよ。
おまえはアルバイト先の店長だというだけで、自分の試作原稿を
見てもらったり、生涯慕ったりするのかっての。 >>27
俺は決して蓮実信者ではないが、結構蓮実と好みがかぶるようだ。
志賀、大江、中上を好む点では共通する。 >「モダン日本」でアルバイトしてた「から」じゃないんだよ
あたりまえだ(笑)ネタにからんでどうする・・・とここまでかいて
この出会いのインパクトは渋澤にとって存外に大きかったろうと気づいた
白線浪人ではじめてのお仕事、たしか三つくらいしか違わないのに大人びたカリスマ吉行の優しさと貫禄の萌芽にふれる
あの世代同人でありながら娯楽雑誌の店長格、しかもお勉強してたダダイズム当事者の息子、父親のことはともかくチューリッヒ・ダダにくわしい、卒論に考えていたのはダダの元祖・Lスターン
・・・とここまでは埒外にせよ話題につきない頼れる先輩であり『路上』を読んでたとすれば習作を評してもらうのに不足ない相手である 吉行にヤラれたのは、若手作家や編集者ばかりではない
読者だって、ヤラれることもあるのだ
エッセイを読んで唸り、短篇を読んでまいった、ってことになる
おれは五十過ぎのオヤジだが、二十歳前後のころに吉行に耽った
最近涙もろく、吉行のことを考えると
つい涙ぐんでしまう
あんなにも魅力的な男がいたとはなー >>39
ちがうぞ
おまえここ来るなら狸に化けろよ 吉行なんて会ったことも無ければ話したことも無いから、
こんなに人を魅きつけていた人だった、と親しかった人が言ってるなら、はあそうですか、と言うしかないけどな。
だけどどれもこれも裏づけが取れない伝聞証言じゃん、全部w
さらには、「読者だって、ヤラれることもあるのだ・・まいった、ってことになる」ってなんだよw
本読んでメッチャ思い入れをしてるってだけだろ、ただの読者が、バカクサw 第三の新人ってのは仲間同士でぺろぺろ舐めあう、
べったべたのべたべたな馴れ合いで褒めあう文壇政治をしてたからな、
割り引いて読みなよ、読みのプロ?ならさw 全集の第1巻、療養所の話ばかりで、読み進めるのが苦痛だった。 >>41
>ただの読者が、←ゲロワロタ
>>42
マグナさん、どうかしました?おやはや(笑) しかし吉行厨ってのもいるんだなw
まあ作家厨の中でも最低の厨房だけどなw
吉行なんてちょっと離れたところから見ていた人にはタダの色キチガイだとしか思われてなかったよw
それが「魅力的な人」だって? オッサン、アンタも好きねえ、ドスケベがwww 吉行の全集なんか読む奴がいるんだな
真面目に尊敬するわ 荒らすにしても少しはスマートにやってくれんかな。
いい齢こいて、眺めてるこっちが恥かしいわ。 恥ずかしいなんて言葉を知ったからって喜んで使うなよw
吉行厨なんだからその意味知らんだろ?
意味教えてやるわw
吉行読んでるなんてことが人に知られるってことさ、ドスケベジジイwww ドスケベをスタイリッシュに文学作品として昇華した手腕とその姿勢を尊敬しているので何の問題もない
まあインポ爺には吉行なんか辛くて読めないだろうな いまどき吉行読むとドスケベーなんて
なんと鋭いご指摘でしょう。心から感服しました。私たちは厨なので麻痺していたのですね。
これに懲りて私はもっと健全なスレに移動します。もう吉行なんて読みません。
ところで赤い玉出ましたか?煙はシュ〜て立ちましたか?私は毎日ほとばしってます。
これから川上未映子のパイオツでシコります。4回はいけます。詠美や柳ではいっかいが限度ですがなるべくがんばって気持ちよく寝たいです。 >>55
女子高生の乳首が立つ、なんて話を高校の授業で読んだの? 本当に授業で読むのかどうかは知らないが、「蠅」は、
筑摩の『高校生のための文章読本』に収録されているよ。 『蠅』は、イメージが強烈だよな。
学ラン男子学生の背中にびっしりたかる蠅の群れ。
女子学生は、吐き気がしたりするんだっけ? 菓子祭り、とかな
吉行は印象的な掌編をいくつか残しているよな ここ見てたら短篇をいろいろ思い出してきたよ。
けっこう初期のものだと思うが、
梅原龍三郎夫人に汽車の中で会って…とか。 >>62
エッセイじゃなくて、そんな短編があるのか
作品名か、収録されている単行本名か、わかります? 吉行は、初期のころから、完成された書き手だといわれるが、
『水族館にて』とか、あまり巧くないものもあるよね。 >>63
横レスで悪いが、「薔薇」という小品だろう
(実質的デビュー作の「薔薇販売人」ではない。念のため)
>>64
特に初期は玉石混交感が強い気がする
正直、目次の題名を見ても全く内容が思い出せないようなのもあるし、
反対に、(一部なりとも)記憶に鮮やかなものもある 巧くないどころか、唖然とするのもあります。
『三角砂糖−ショートショート20人集』の中の
「コーヒーをどうぞ」にはまいりましたね。 小説やエッセイのほかに「対談」も吉行の業績のひとつだと思う。
のちに恐怖対談シリーズになったやつ。
俺は星新一の回が印象的だったね。
なんか、星が不機嫌なの。
当時、純文の極北といわれた吉行に対する僻みのようなものを感じた。 >純文の極北といわれた吉行に対する僻みのようなものを感じた。
いわれない、いわれない(笑
星だってそうとう評価がたかかったので吉行を僻むいわれなんかないよ。 俺も吉行の対談はよく読んだな
対談数も膨大だろうし、追っかけて全て読むようなものじゃないが、
現行の書籍で読めるのはごく一部なんだろうね
新品を買える文庫だと、ちくまで1冊、講談社文芸で2冊? ひところ、山口瞳とならぶ対談の名手といわれたね。
ただ、これは業績というほどのもんじゃないな。
吉行の対談はべつにロクな準備もせずにやらかすわけで、
(そこがいいんだ、と本人は言うだろうが)週刊誌などでやたらに対談
やってると、ふうむ、楽して荒稼ぎしてる、と思わないではなかった。 対談相手にエロ体験を話させる名手だったな。
北杜夫がそれでそれがトラウマになったのか、ある時
「結核患者ってのはみんな色情狂だ」
って吐き捨てるように言ったことがあったな。 山口百恵との対談で吉行のギャラは百万
「初老男との交際は?」「ちょっと・・・」
とかいうやりとりに、当時十代の中沢けいが憤慨した感じで
自分なら絶対ОKするのになどと書いてた
百万は特別にしてもたしかに荒稼ぎだったろう
宮城まり子が五億円横領された騒ぎのとき
これは吉行の印税だろうか
そんなにベストセラー多くないし・・・とふしぎだった
対談の直接ギャラ遺産をわすれていた
宮城は補助金とこれで悠々とねむの木(吉行は役員もしてた)をやって
天皇皇后から何度も褒められている 宮城と皇后さまは長年のお友達。宮城の天真爛漫さに皇后さまの胸はキュンキュンするらしい。したがって補助金が打ち切られる心配はありません(静岡県職員)。 講演とか対談とかってギャラいいんですよ。
百万程度なんて特別とはいえない。
佐藤優が書いていたが、講演は楽して金が入りすぎるので、
自分はそんなくせがつかないように、講演等はなるべく断っていると。
講演はわれわれがたまにやっても、ん十万は包まれるくらいで、
亡くなった落語の五代目円楽なんか自分の一門の寄席を作るための膨大な借金を
返済するため、数年間は講演で稼ぎまくった。その時期は落語の高座からは遠ざかったという。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています