「慈姑(くわい)を擦りおろしたものを、焼海苔でくるんで、油で揚げる。昔それを食べて美味しいとおもい、もう一度食べたいとおもっているうちに、五十年経ってしまった……。」

たいした名文だ。
俺の消去法からだと、幸田文。
そのあと五味康祐や椿実とおぼしき人物がでてくるが、椿と文枝さんが姦通するわけないし(笑)
書出しだけに虚構というのも十分ありうる。
案外あぐちゃまの言葉だったりして・・・