梶井基次郎part1 [転載禁止]©2ch.net
梶井基次郎は好きな作家だ
とくに「檸檬」は好きだな 「桜の樹の下には」、名作だね
屍体のイメージとか、ゾクッとくる 「檸檬」、また読んでみたが
どういったらいいのかわからない突き動かされ方をするんだな、心が
読み手の僕が進歩していないというだけのことなのだろうけど
僕にとってこの作品は定期的に摂取する必要のあるサプリメントのようなものだ 「冬の蠅」を読むと少しくらい暑くても我慢しようという気になるな 『ある崖上の感情』のラスト
あの生と死の対比は凄く感動した 暗いと言えば「闇の絵巻」
真っ暗闇だかんね
でもこの暗さは清潔で深いんだな 梶井基次郎は擬音語をたくさん使うね
檸檬の色彩を「カーン」と表してたのは感心した 高校生だけど現代文の論説文の中で梶井基次郎についての記述があった
死生観とか宗教観についての文章だったけど、梶井基次郎の「桜の樹の下には」が生死は表裏一体のものであるとして引用されてたよ
生の絶頂である花盛りの桜の樹の下に屍体が埋まってるなんてすごい発想だよね 前店閉店のときに檸檬置いていく客が続出とか書いてあったけど、本当かな。 得体の知れない不吉な塊が始終私の心を抑え続けていた焦燥と言おうか嫌悪と言おうか酒を飲んだ後に 高校時代に読んだものだ
社会人になってから全集買ったけど読んでないね >>24
そうだね檸檬は梶井作品でちょっと他と違うとは思っていたが
いろんな読み方があるんだなあ >>26
たしかにレモンは少し違う気がする
知性のある泉鏡花である、って安岡 章太郎が言ってておおって思った
なんか路上を歩いているけど幽霊のようなものがまとわりついてくるような・・・ 檸檬は、梶井が進学やら引っ越しやら妹の病気やらで忙しくて途中で投げ出した作品だと思う
当人からすれば失敗作だが、他人が読むと傑作という、奇跡のような一作 ,...::::::::‐::‐::::.:::.::::.::.、
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l | ー-一 '' / リ レッド・ツエッぺリンの「the lemon song」は梶井『檸檬』への
オマージュだという説もある。 はにゃーは夏目漱石より梶井基次郎を一段高く評価してるんだよな ・三高必死の卒業
・東大入学
・京都から東京へ引っ越し
・妹の看病と病死
・三重県行き
この間を縫って瀬山の話を編集、失敗 >>28
レモンは檸檬と書かなければ梶井基次郎にならないよ。分かる? 吉行淳之介はれもんでもいいんじゃないかと言っていたな
「レモン」では困るが「れもん」ならいいと 不治の病人にはよくわかるよ
こういった心情
暗闇の山中を歩き回るとかさ 樋口一葉なんてもっと早く結核で死んでるのに
いちいち未練がましいことなんて書いてない
梶井は女の腐ったようなやつ 「課せられているのは永遠の退屈だ。生の幻影は絶望とかなさなっている」
この言葉を繰り返しながら何年間もすごしていた。 物凄い憂鬱な時、あの檸檬の黄色が鮮烈に感じられるようなことはある
何となく共感できる作品だからたまに読みかえす この文章に女子高生はやられてしまう
「檸檬」より
ルイズ……、お前、可愛かったんだな……。
が、頑張ればできるじゃねえか
なにそれ。可愛くなんかないもん
か、可愛いって。 まるでレモンちゃんだ
レ、レモンちゃんじゃないわ。
というかレモンちゃんてなによ
肌がすべすべで、レレレ、レモンちゃんだ
夢中になって、ルイズの首筋に唇を這わせながら、才人は呟く。
脳内は既に花畑なので、自分が何を言ってるのか、 才人自身が理解していなかった。
ばかぁ……。こんなことするサイトなんてキライなんだから……。 ちょ、や、やめ……
わ。 ここはもっとレモンちゃんじゃないか。
こ、ここなんかどうしようもないほどにレモンちゃんだ
はう。 ……わ、わたし、よくわかんないんだけど、 ほんとにレモンちゃんなの?
そうだよ。 とりあえず、
レモンちゃん恥ずかしいって言ってごらん
沸いている、というレベルを光年の単位で超えている才人の茹だったセリフだが、ルイズも根は相当なアレなので、なんだかそれがロマンチックな響きに聞こえた。
というか一旦こうなったら、結局ルイズはなんでもいいのだった。その辺の趣味は、才人よりある意味ひどい。
レ、レモンちゃん恥ずかしい…… 梶井基次郎氏『檸檬』のオマージュを書いてみた。読んでもらえると嬉しい。
結構ふざけたので、梶井氏が生きていたら怒られるかもしれないが…。
『檸檬テロ』
http://shortshortnovel.com/archives/4839965.html 結核で死んでる作家は数多くいるが
なぜこいつはこうも病気のことばかり書いてるわけだ 病気自体ではなく
自分の感覚について述べてるのが多いな 梶井がジャズ嫌いだったっていうネット上の素人の口コミを読んだんだけど、ソース分かる人いる?
『ある崖上の感情』にそういう描写あるけど、梶井本人がジャズ嫌いだったのか、だとしたらなぜなのか分かる文献とか知ってたら教えてほしい
割と外国かぶれなところあったみたいなのに、気になる 梶井はむしろジャズ好きだろ。
青空で「ある崖上の感情」をよく読めばわかる。
カフェのウェイトレスが良くかけるジャズ曲を
止めさせる客が相手の勧め通り、崖上に登って
崖下の下層民たちの暮らしぶりを見て感じる思い
が描かれてる。
それはウェイトレスの風貌の描写「彼女は断髪を
して薄い夏の洋装をしていた。しかしそれには少
しもフレッシュなところがなかった。むしろ南京
鼠なんきんねずみの匂いでもしそうな汚いエキゾ
ティシズムが感じられた。そしてそれはそのカフ
ェがその近所に多く住んでいる下等な西洋人のよ
く出入りするという噂うわさを、少し陰気に裏書
きしていた。」
この記述が当時の日本人のジャズの表象でなくて
何だろう。つまり、ヨーロッパの下層民。
それに対して梶井は共感を抱いていた。 >>76
ありがとう
そのウェイトレスの描写を好意的な思いで書いたのか侮蔑的な思いで書いたのかによってジャズに対する思いが見えてきそうではある
金がないことへのコンプレックスすごそうだし、必ずしも下層民に対して共感していたとは言えないんじゃないかとも思うんだよな
反骨精神という面では共感していた可能性ももちろんあるけど。
ただ、梶井の伝記的なものや友人たちのインタビューを読んでも、クラシックを聴いてたって証言はあってもジャズを聴いてたって証言がないのが謎なんだよな
友人の家で流れてた蓄音器の音楽を止めさせたっていう話はあるみたいだけど、それがジャズだったかどうかはわからんかった
そういう具体的エピソードのソースがあったらいいんだが 佐賀の嬉野という温泉地の旅館、たまやみたいな名前のところに、
梶井の、猫の耳を爪切りで切るやつ、書いた人がいたとか聞いた。
明仁みたいなやつが、ゴッホの真似して、猫の耳を切ることが多くて、
あれくらいだったら、まだいいのかな、とか思ったとか。 檸檬ってテロリストの妄想を賛美した小説とかいわれたことある?? ちくま文庫の全集買った!
青空文庫でもだいたい読めるとはいえ紙がいいよね >>77
>>友人の家で流れてた蓄音器の音楽を止めさせたっていう話はあるみたいだけど、
武智鉄二の話では、彼の母など(明治半ばころの生まれ?)昔の人には西洋音楽を聴くと気分が悪くなる人が結構いたという。
梶井も身体的に受け付けなかった音楽があるかも。
>>79
縄文系の人間は動物を食い物か、虐める対象かと思ってるだろ。
現代人のペットという感覚はないだろ。
地域的に、子供が子犬や猫を虐めるのが普通のところがあるわな。 >>77
梶井は1919年のロシア歌劇団の公演を見に行こうと思って果たせなかったが、当時のディアギレフのバレェリュスはジャズの影響を
振付に宛てていたというが、バレェリュスはしばしばオペラ作品も扱っていた。日本公演のオペラがどのようなものだったのか、詳しいことは
分からんが。 01 檸檬 約13枚
02 城のある町にて 約54枚
03 泥濘 約18枚
04 路上 約11枚
05 過去 約5枚
06 雪後 約18枚
07 ある心の風景 約21枚
08 Kの昇天―或はKの溺死 約15枚
09 冬の日 約32枚
10 筧の話 約5枚
11 蒼穹 約6枚
12 器楽的幻覚 約7枚
13 冬の蠅 約27枚
14 ある崖上の感情 約31枚
15 桜の樹の下には 約5枚
16 愛撫 約8枚
17 闇の絵巻 約10枚
18 交尾 約15枚
19 のんきな患者 約46枚