0089吾輩は名無しである
2024/05/25(土) 23:32:52.23ID:MEmAdIHq古書部2024/05/13
活字をはみだすもの(第23回)開催のお知らせ
「檸檬」誕生の謎 ―梶井基次郎の直筆から再考する 講師 河野龍也 先生
◇開催 6月15日(土) 13:00〜14:00
梶井基次郎の代表作「檸檬」(『青空』1925年1月)は、詩形式の原型をノート上で熟成さ
せ、70枚ほどの中篇(「瀬山の話」)を目指して原稿用紙に書き始めたものの、完成を諦め一部
だけを短篇として発表した経緯が知られています。そのプロセスは長い間、全集編者であった淀野
隆三の翻刻と年代推定に依拠してきましたが、近年原資料の出現が相次ぎ、その見直しが始まって
います。定説のどこが、なぜ塗り替え可能なのかを詳しく検討します。