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【風流仏・五重塔】幸田露伴【運命・露団々】 [転載禁止]©2ch.net
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0001成行
垢版 |
2015/09/02(水) 01:36:23.93
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E7%94%B0%E9%9C%B2%E4%BC%B4
幸田露伴(ウイキペディア)

http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person51.html
作家別作品リスト:No.51 幸田露伴
今現在50作品がアップロードされています。

『露伴全集』全41巻・別巻2巻・附録1巻計44冊 岩波書店刊行

随筆や俳句の作品などもあり、非常に多彩な露伴。読まないのはもったいない。
0098(@∀@) 【東電 56.8 %】 ◆ANOSADJXD6
垢版 |
2017/12/11(月) 03:23:58.03ID:+ACzTKsL
「露團〃」は、とても面白いスタイルの読み物です。
登場するにんげんの多くはその名前が英語人ふう、その口調は三馬や鯉丈、魯文のような
江戸東京はなしことば。会話の表記は古代ギリシャ賢人の対話のような配置です。
地の文は漢文訓読調で、詩経から漢唐〜宋詩、史記や十八史略、明末清初に至る伝奇白話小説まで、
中華のあらゆる文章を引いて喩え要約解説する形をとっています。
ニンゲン以外にも動物が登場し語らうのですが、この名が道家の門人下僕といった気配。
各章アタマには毎回まず五七五の芭蕉の句、つぎに各回の内容に応じた題があらわれます。
また、活版印刷時代になっていた当時に、物語に対応させるかたちで図案口絵
(筮竹でなく銭を投げて易占をしたその相を星に描いている)が文中に配置されている。
……でもって、全編の底を流れるドローンは何かというと、真宗なわけでw。
古今東西のスタイルがちりばめられた、相当にぜいたくでにぎやかで、おなか一杯の、
これでもかの冒険心にあふれた作りなのです。

こんにち私たちは、賢治や白秋、劉生なんかをみて「オッシャレ〜♪」とか云うわけですが、
そんなもんの比じゃない豪華18段おせち料理みたいな小説が、明治22年に、23才の
ハイパーおしゃれ作家さん露伴によって書かれていたわけです♪
これをやろうとしただけでもすごいのに、ちゃんと完成されているという。
デビューなのに考証も技術もすでに大先生格。バッハが幼稚園に入園してきて、
サアお遊戯ですよ、むすんでひらいてをやりまちしょうねくらいの余裕綽々ぶりなんです。

はじめてお読みになるときには、ぜひ勉強机の正面に、マジックで画用紙に大きく
「これ、露伴23才の小説デビュー作だよ!」と書いて貼っとくことをおすすめします。
どんだけわかったつもりでいても、数行読むともう忘れちゃうんですから。ほんとに。

いさなとりのほうは、スタイル的にはかなり削ってシンプルにしてあります。
人物と舞台は現代明治日本。話しは括弧で括らずに表記されてます。
きっと読み手のレベルに合わせて手加減したんだろうな…と、私は個人的に思ってます♪
0099(@∀@) 【東電 81.5 %】 ◆ANOSADJXD6
垢版 |
2017/12/11(月) 08:16:26.42ID:+ACzTKsL
いま年譜を見ていましたら、
「いさなとり」が昭和29年8月、
「露團々 他三篇(一刹那、是は〃〃、あやしやな)」が昭和30年9月に、
どちらも岩波文庫に入っているようですよ。
私は見たことがありませんが、よおく探せば或は見つかるのかしら…。

戦中の、藁半紙でインキのノリが悪いやつほどまで貧乏ったらしくはないけど、
背が低くなってからでは最もボロっちい時期の岩波文庫のお終いあたりですね。
古本屋さんで探そうにも背表紙が読めない、表紙がクレープ状態に風化して
落ちてる率が高いw。
昔の古本屋さんは、表紙が無きゃ手製で帯や貼り紙をして売ってくれましたけど、
今は汚い文庫本なんて燃やすゴミ直行の時代ですからねえ…。
0100吾輩は名無しである
垢版 |
2018/01/14(日) 22:38:29.68ID:LHeGl+0R
>>97
石川淳編の露伴随筆が意地悪なわけではありません。
露伴随筆は、版面は全集と同じで、ノンブルを付替え篠田一士の解説を加えたものです。
露伴小説は手元にありませんが、多分同じ造りなのでは。
全集でのルビの多少は、ばらばらです。少年文学や水滸伝などは総ルビですし、随筆では少ない。
底本に従ったのでしょう。全集本の「露團々」には、かなりルビが振ってあります。
なお、昭和五十年代に刊行された全集は、昭和二、三十年代に刊行されたものに別冊と付録の巻
を追加した第二刷で、第四一巻までは基本的に同じものです。
0101吾輩は名無しである
垢版 |
2018/03/25(日) 20:11:14.07ID:rXCkG8rs
作家の読書道 第192回:門井慶喜さん

門井:キェルケゴールは好きでした。薄いから(笑)。でもマルクスの『共産党宣言』とかも読みましたよ、一種の歴史ものとして。
あれは大学の3回生か4回生の時かな、岩波文庫で近代文学を読んでいって幸田露伴が面白いなと思っていた時に
古本屋さんの店頭に幸田露伴の全集全44巻が並んでいるのを見まして。
さんざん迷った挙句、無理矢理買いました。たしか24万円で、当時の仕送りのほぼ2か月分でした。
それから向こう1か月半は食パンとマーガリンと塩だけで過ごしたんですよ。

――買った価値はありましたか。

門井:ありました。もう、読みまくりました。あんな幸せな読書はないですね。いまだにあれを超える読書体験はないくらい。
幸田露伴は最初ノンフィクションが好きで、小説はやっぱり『五重塔』から入ったんですけれども、
『ひげ男』という、ひげを生やした男が戦国時代に捕虜になって今にも首を斬られるという時に、
自分の弁舌の力だけで斬られるのを先に延ばす話があるんです。
でも彼は「自分は命なんか惜しくない」というのを、手を変え品を変え言っているだけ。
文体は古風なんだけれども内容は意外と現代的なところがあって、フィクションとしてはそれが好きでした。
0102吾輩は名無しである
垢版 |
2018/04/07(土) 13:23:21.63ID:QcFy6Dt2
雁の下たる筏ながるゝ 其角
これを鴈のさげたると訓みて、鴈の啣みたる木を落したると解せる曲齋の曲説陋釈に至つては、
如何に俳諧の式法沙汰をのみ恃みて、反つて詩の精神を尋ぬるに疎く、
格物の功たらずして、世の真実を把握するに遠しとは云へ、呆るゝのほか無し。
評釈炭俵/幸田露伴
0104吾輩は名無しである
垢版 |
2018/05/04(金) 18:06:25.83ID:4m0dTWUm
努力論
幸田露伴著 和田宗春訳 (著), 街から舎 (編集), 赤松陽構造 (イラスト)
出版社: 街から舎; 四六版 (2012/11/25)
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