梅崎春生〜戦後派作家〜 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>17
そりゃ梅崎の冗談って話しだったと思う。
悪戯で有名な遠藤周作だけど、その遠藤に
輪をかけて変人だよね、梅崎は。
子供騙しな悪戯つーか嫌がらせ
みたいな事をさんざん遠藤もされてる。
奥さんがまとめた追悼本に遠藤が書いてたな。
でもずっと亡くなるまで親交はあったし
むしろ仲良かったみたいだ。 梅崎の全集を買ったよ。
じっくり読んで行くつもり。
「幻化」は好きだったなぁ…圧倒されたな。
第一次戦後派の中でも、
最も第三の新人に資質が近いと思う。 幻花だけは細々とでもずーーっと残るんじゃないだろうか たしかに
幻化は日本で一番いい小説だと思う
初版本 福武 講談社 3冊もある 20だがね。
梅崎の奥さんや遠藤周作の手記を集めた
「幻化の人 梅崎春生」に出てた気がするんだが、
遠藤に「これが小説、ってのを見せてやる」
って「幻化」執筆の時に言ってたそうだ。
「幻化」は梅崎が亡くなる直前に脱稿して、
死後に掲載されたんじゃなかったかと記憶してるが…
梅崎本人は死期が迫ってる事が
分かってたんじゃないかね。
これが最後の作品になると分かっていて、
渾身の力を込めて生命を賭けて執筆した、みたいね。
それが、生き永らえた戦後を経て坊津へ回帰していく、
自分の総決算みたいな構成になった理由かな、と。
あの鬼気迫るような緊張感もね。 おかしくなった軍医を暗殺しにいく地獄の黙示録のような小説が面白かった。 武田百合子の富士日記を読むと
新聞の訃報記事にあの助けてくれえ、というような顔写真がのっていた、とか
弔問のために自宅にいくと奥さんが廊下の電話の前で吐く様にないていた、といった
非常に生々しい描写があります
また、生前親しく付き合っていた遠藤周作のエッセイによると
「梅崎さんの死は、我々もいずれ死ぬのだという事をまざまざと突き付けるものだった」
とあり、同世代の友人たちに与えた衝撃はすさまじかったようです
「風宴」に書かれたどこか飄逸な「死」の風景とは別物です
「桜島」「狂い凧」「幻化」などで必死に生にしがみついてきた者の
「敗北」であり「破滅」ですね
ユーモアで蔽ってきたものがその敗北で噴出したとでもいうか それはどうだろ。
必死になって蔽ってきたものが統御できなくなり、
噴出して「敗北」し「破滅」したのは
三島由紀夫だろw
梅崎は必死になって蔽ってないだろ。
デビュー作から丸見えだ。
分かった上で、周りにも分かられた上で
道化ていただけだろ。 南が丘文庫
http://www.minamigaoka.info/BOOKS/
Official Homepage
横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。
横浜市立南が丘中学校OB会 怠惰の美徳 (中公文庫)
梅崎 春生 (著), 荻原 魚雷 (編集)
出版社: 中央公論新社 (2018/2/23) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています