カトリックと言えば、何故神がこの世のすべてを創造したのに悪がいるのはなぜか? 神は悪も創造したのか? 
というのがキリスト教神学上の重要な問題・論点としてあるらしい。
これは、戦国時代の日本発なんだそうだ。
バテレンが日本人に「あんたらの神様も全能でなくて不完全なんじゃね?」と質問されて多いに困ったそうな。
それまでそんなこと考えたこともなかったらしい。
こういうのもあって、当時の文化レベルは東アジアの方が欧州よりも高かったというのが、もはや定説。

その中の傑作な答え(屁理屈)が、「神に対する人間の信仰を確かめるために悪も創造した」。
要するに悪魔の誘惑に負けるような人間か否かを神様がテストするんだそうだ。

この答えの応用が、創造説を否定し進化論を補強する化石が地層からぼこぼこ出てきたときの、
「化石は、創造説に対する人間の信仰を確かめるために神が創造した」という屁理屈。
曽野綾子はどうか知らんが、欧米にはいまだにこれを信じているやからが少なからずいる