0018吾輩は名無しである
2018/04/25(水) 22:15:14.35ID:rcHxpX/gBret Easton Ellis (著)
出版社: Picador USA (2011/4/1)
八十年代アメリカの醜悪文学。
投稿者tomomoriベスト100レビュアー2014年3月26日
九十年代になると、同年代のデイヴィッド・フォスター・ウォレスが
分析哲学者のハイパー知性を駆使して意志的にシニシズムを拒否し、
「誠意への模索」と「コミュニティの構築」を訴えて米文学界のプリンスになる。
しかしブレット・イーストン・エリスの悪意と厭世にだって哲理性はある、とちょっとばかり主張したいところだ。
ちなみに、ウォレスが自殺を遂げて数年後、
本書の作者がアメリカのウォレス崇拝を痛罵して全般的に顰蹙を買うという事件があった。
インテリ嫌いの不良オッサンっぽくて面白かった。