読書が趣味ってやつでも、紋切り型の感想しか出て来ないんなら、話は合わない。
いろんな書評が出ているけれど、それを読んで、その本を読んで、同じ見解だったことがない。
鑑賞辞典なんてのがあるけど、ああいうのも読むのは好きなんだけど、あれの劣化コピーの感想を
えらそうに吐かれると、ちょっと困ってしまう。

主要な文庫や新書の目録を読むのも面白い。あれ書いてる人は結構すごいと思う。何人位で書いているんだろうか。

あと、岩波の図書みたいな業界誌や全集の月報なんかも結構いい。

高校生のころまでは、次から次へできるだけ多くの本を読みたいと熱望していたけれど、
大学生になって反芻することが多くなった。
同じ本が、出版者違いとか装丁違いとかも含め、何冊かあるな。

読書はバーチャルな体験。作家の体験がそのまま書かれるわけではない。
こんな言い方は好きじゃないけれど、作家がどう読者をだましてくれるか、そんなことも考える。

辞書も好き。あれはコスパがダントツだしな。