心理学者(専門は言語獲得・発達認知神経科学)ゲアリー・マーカスの
『心を生みだす遺伝子』という本があるのだがこのスレとだいたい似たような話をしている

どうして人間は人間の言葉を読み書きすることができて動物にはできないんだろうか?
……みたいな謎は以前から議論の対象にされていてやはり「氏か育ちか」大論争が起きるわけだ
言語学者のチョムスキーは「人間は言語能力を生まれつき持ちあわせている」と述べただけでなく
生得的な普遍文法が存在するという結構大胆な仮説まで立ててたんだけど(立てたらしいんだけど)
ゲアリー・マーカスはさらに考察をすすめようとして「遺伝子と環境の相互作用」という観点から
詳しくそのあたりの分析をすすめようとしてる、そういう意味では>>23の意見は結構鋭いとおもた
1遺伝子:1能力を備えるわけではないことやらなんやら色々と勉強になることも書いてあるし
かなりおもしろいかったきがするからオススメ(AMAZONのレビューだけでも結構勉強になる)

ま〜個人的に気掛かりなのはこの本の最後のあたりで、(ここからかなり覚えがきなんだけど)
「遺伝子操作による遺伝子治療には倫理問題がある(リスクがやらなんやら)」と言いながらも
「技術が進歩すれば病気や性格の治療含めて真剣に考えることになるだろう」と述べてたとこ
結局のところ遺伝子云々を解明していけばいくほどそういう方向に流れざるをえないんだよな