外界が荒れ狂っている時、人は心のうちに向かう
心が安定し力が充実している時、人は外に向かう

フライの時代は世界の破局を思わせるような大戦が立て続けに2度も起こった時代
彼は外の世界があてにできず心の内に永遠の世界を求めたんだよ
これはイーグルトンも『文学とは何か』で述べている通り

とすればプロティノスも同様でなかったろうか
そう思ってラッセルを調べてみるとやはり同じことが書いてある

フロイトにも同じ傾向が認められる
'(A group) wants to be ruled and oppressed and to fear its masters.'
内に向かう能力のないものは権力に盲従することで心の安定を図るのだ