>>970
手法自体が間違っていれば、「その手法による論理の正当性」などを問うのはまったく無意味。
それを、哲学を否定する哲学者ウィトゲンシュタインは指摘した。
もし君が自然科学を経験しているなら、そのことは直感的にもわかるはずだ。

イーグルトンには、手法自体をあざ笑うシニカルなところがあることも、読み取れたほうがいい。
小林秀雄には論理などないことも、読み取らないといけない。
それは「理系脳」だろうが「文系脳」だろうが訓練しだいで、つまり読書量しだいでできることだ。

残念ながら、君は読書量が足りないようだ。
正しい間違い以前に、「文系」の文章を理解するには一定量の読書が必要だということを知っておいた方がいい。