文筆家としての星野氏というのも、わかりやすいようで一癖あります。
氏のそういった部分は80年代から90年代にかけてのサブカル文化直系のように一見思えます。
90年代後半から現代にかけてのサブカルというのが、80年代のそれと断絶されているかのように見えるのに対して、
隔世遺伝のようでもあります。

しかし、それは正しくはありません。
現代のサブカルの主流が80年代から90年代初頭にかけてのサブカルの持つ業界臭、
スノビズムと決別しているかのようで、実は別の形のスノビズムを育ててしまったに過ぎなかったということがあります。

 しかし、星野氏の書くものはそういった旧世代のスノビズムと断絶しているかのように見えます。

ロマン 優光
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170202-00050843-gendaibiz-bus_all&;p=3