今更だとは思うけれど、ID導入は失敗だったと思う
雑談スレや純文雑誌スレのような人の集まるスレに書き込む人間が(同じ日に)ほかのスレに書き込む頻度は減ったように思う
自己顕示欲の強い人間をおいておけば、自分の読書傾向をさらすことに複雑な思いを抱く人間は多い

同じスレにおいて、識別のためにIDを利用するのは利便性がある
しかし議論をしたければそのつど名前を名乗ればいいだけで、どうしても成りすましなどが出て困れば一時的にコテをつければいいだけのこと
荒らし、はそもそも繰り返し書き込むような輩は見分けがつくし、IDがあっても気にせず必要があればIDを変えて書き込む
IPアドレス表示などという議論もあったようだけれど、とにかく書き込む人は減って固定化するだけだろう

過疎化への対策を出せないならID導入に反対するな、という意見が多かった
それは売り上げを増やせないなら「純文学は不要」という議論と同じで、無理なことを求められているように感じた
現状が過疎化しているから、自分の意見によって変えよう、という意見を否定するわけではない
ただ、そもそもコテをつけている人間が自分への粘着を減らしたい、という動機があって導入したように感じていた
そのコテも結局消えた(それは自由で、当たり前のことだ)
ただ、過疎化していることが悲しいことだというのと同じく、ID導入は失敗だったと思う