●観光業に救済資金、180億ユーロ、 (武漢ウィルス感染禍の支援)

フランスのフィリップ首相は5月14日、武漢コロナウイルス大流行による
猛打撃を受けた観光業の救済に180億ユーロ(190億ドル)の支援策を発表。

フィリップ首相は「大規模かつ先例にない」支援と説明。「「観光業はフランスの
経済に極めて重要な産業の一つだ、救済は国家の優先課題」と述べた。
武漢・新型コロナ流行とウイルス感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)の
影響で、国内のホテルの95%は閉鎖。首相は経営破綻と雇用喪失の食い止めが
政府の優先課題と述べた。

支援策には国営銀行による13億ユーロの企業向け直接資金注入も含まれる。
昨年・2019年フランスを訪れた外国人観光客は約9000万人と世界最高を記録。
観光業が同国の2兆3000億ユーロ規模の経済に占める比率は約8%となっている。