川端がノーベル文学賞を受賞する前年の選考で、三島も有力候補として名前が挙がっていたことが判明した。スウェーデンアカデミーが資料開示した。

選考委員会は、三島を「多才な作家」と高く評価したが、谷崎が死去した後では「川端に絶対的な価値がある」と強調、さらに「三島よりも年配者である」として最終候補に選んだ。
最終候補は川端のほか、英国のグリーンや詩人オーデンらで、最終的にグアテマラのアストゥリアスが受賞した。