三島由紀夫Part54 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>746
三島は、なにをやろうとした、あるいはやりたかったんだろう? 自分にはごく個人的な欲望に負けたように思えるけれど、
もっと深い理由があったのかなあ… いまから20年前、警備員のバイトしてたんだけど、研修で会社の顧問の大塚さんという人がいて、
何でも元警視庁の偉い人なんだとか 眠気覚ましにいいものを見せてやるといって三島由紀夫の生首の写真を出した
三島事件のとき、あの現場にいたそうで、こっそり自分のカメラで撮ったらしい クビと胴体が切れた状態の構図で、
これはどこの雑誌にも出てないものなんだよ、って自慢してたわ 薄気味悪い人だったなぁ クビレてるんじゃ 三島は特殊に。
調理師が詳しいだろうな。その他殺体は。 厚遇慶碁 も役に立つかなあ。事後的にだけじゃなく。 >>754
猪瀬直樹の評論読むと、自分の思い込みばかり強くて、客観性が全然ない。
都知事時代の言行もそのままだったな。
そういう性格と知能だから、都知事になりたがったんだろうが。
石原と馬が合った理由も納得できる。 >>755
なるほど
俺は都民じゃないから政治は気にしなかった 続編ね
オー!!マイ神様!! 2018年01月15日 誰も知らない三島由紀夫SP第2弾!自決に隠された衝撃事実とは
http://www.dailymotion.com/video/x6d5pp2 2月の博多座は、中村勘九郎・七之助といった花形揃い踏みで上演。一目惚れの恋をテーマにした三島の喜劇歌舞伎「鰯賣戀曳網」といった名作揃いだ。 西部邁さんが亡くなりました。
三島の自死に、「生きることを第一の価値にすると、何でも許されることになる」「大事なものを守るために、いざとなったら死なねばならぬ場面がある」と言及していた。 >>766
そんなこと言ってたのか・・・
つまらない人だな。 >>768
生きるためなら、何をしても許されるのは当然だよ?
社会的な制裁はあるとしても。
自分に大事なものが、他人にとっては害悪かも知れないよ?
死ぬことと守ることは無関係だし。 >>769
三島由紀夫にとって最も大切だったのは、彼自身の理想の死を遂げることだったのは、言うまでもないと思う・・・。
となると彼の自害は、彼の思想を守るためであって、無関係とは言えないのでは?
誰がどう見ても彼の最期は自己中心的だったけど、俺には無理してまで自分の理想を成し遂げた三島が凄くかっこよく見える。 >>772
仮に三島が死を望んでいたとして、それは思想ではなくただの感情。
自分の感情のままに行動する人間は、自殺者もいれば痴漢もそうだ。
なにかを守ることと感情のままに行動することとは、なんの関係もない。
死にかたへのこだわりがあったとして、たとえは悪いが、それが痴漢の対象探しとどこが違うというのか? 感情と思想を同列に語ったらダメだと思うな。そしたら哲学者全部痴漢になる。 >>774
死にたいということであればそれは思想ではなく、感情だよ。
三島自身、左翼は理論右翼は感情といった発言もしてる。
哲学者は理論を追究し感情を否定する。 なんか理由があり、何かを達成する方法として死を見い出した上で死ぬのなら、思想になるのでは
ただの自殺だけどねw自決だとか拘るのはオツムの低い右翼だけさ
三島の死んだ理由には共感はできない 三島の死に方は子供の頃はかっこよく思えたけど
今はただ自分の身勝手さにしか見えない
西部さんのはあまりに投げやりで
病気的で可愛そうな気がする >>776
>なんか理由があり、何かを達成する方法として死を見い出した上で死ぬのなら、思想になるのでは
思想とは共同性としての理念であって現実ではない。
死によって表現されるのは、思想ではなく、個人の思いに過ぎない。
究極の死の方法であった特攻もまた、強制的にであれ積極的にであれ、さまざまな個人の思いによって実行された。 君の理論だと、共同体に影響が生じるなら思想に成りうるということになりそうだが。
例えば、共産主義者が他の共産主義者を目覚めさせる為に死を選び
それによって他の共産主義者が影響を受けるならやはり思想になるのでは
断っておくが俺は死に意味を見出す右翼系の考えとは真反対ね >>779
>共産主義者を目覚めさせる為に死を選び
それが支離滅裂な思考だろ?
思想と死になんの関係があるの?
無関係なことを関連付けるのは、論理ではなく感情。 >>783
根本に老いることへの恐れ
さらに選ばれ感信仰
昭和とともに生まれ20歳で戦争が終わり
どうしても45で死にたかった
そこに天皇信仰がシンクロして行った >>787
「どうしても45で死にたかった」理由が、なにかあるの? 一緒に死んだ若い男が親がいないとかで三島に心酔していて
先生が死ねないなら殺しますみたいなこと本人にいってなかったっけ
三島にとってはこれ以上ない相手と時だと思ったんでは
仮面の告白書き上げた日?を命日決めていて自決したって初めて知ったわ >>789
1970年と言う三島45歳のキリのいい年は安保の年で
一大決戦みたいな感じがあって
その年に死ぬみたいな思い込みみたいなのがあったように思う
武装した左翼学生の中に切り込むみたいなこと言ってたし
それがあっさり収まって斬り死する場がなくなり
自分でその場を作ったようなところがあったように思う >>790
仮面の告白書き終えたのは4月27日で違うので
最後の作品のことかな
ただこれも実際には数ヶ月前には書き終えていてでも
自決の当日に書き終えたように演出したみたいだ
それを気付かれて顔色が変わったとか証言があったな >>793
>>761の番組で仮面の告白に合わせた命日だったって言ってたよ
執筆開始日かな記録が残ってるらしい >>794
そうみたいだね開始日みたいだ
でもなんだろね
単純に文壇への出発と考えるのが良いのか
でも三島名義では2作目だし
となるとそれを書き始めた日自体が何かの意味を
となるとその小説の題材となった恋人に振られて
泥酔した日あたりになるのだろうか >>791
それは猪瀬説なのかな?
三島が反米反自民だったのは有名だけど、そのわりにはアメリカも自民党も好きだった。
70年安保に反対もしなければ賛成もしていないようだ。
70年の安保自動更新を指標にするには、根拠が薄そうだ。
左翼運動は、69年1月に、加藤総長が依頼した機動隊による東大紛争制圧で事実上幕を閉じてる。
まして、東大での討論会では、終始和やに進行して最後は言霊談義で三島は満足している。
とても切り込む相手との訣別の場とは思えない。
体を鍛えだしたころからの自身の思いと、行動を共にした人たちの状況が熟してきたのが70年ということじゃないのかな? >>794
三島の処女作は『花盛りの森』だろうし、自身の思いも詰まっているように見える。
『仮面の告白』は、いかにも太宰治の影響が強すぎる。
その執筆開始の日に合わせたたとすれば、まるで太宰への後追い心中だ。
さすがに、一度しか会っていない、嫌いだと公言してきた相手の後追いはしないんじゃないだろうか? >>796
何説か知らんなあ
猪瀬のは確かに読んだけど
昔あるだけいろんなのを読んだから
て言うか年号的なものを自身の人生と重ねた信仰的な
思いがあったというのは周知の事柄ではないかな
東大の討論は見る人にもよるんだろうけど
かなり馬鹿にされてる感じがしたし
最後に、現場で対決だなみたいなことを言いあっていて
俺にはとても和やかには見えなかったな
また政治的な立場云々ということよりも
当時の騒然とした中、愛国心で殉死する自分の姿
みたいなナルシズムが根底にあったということ
そうした中で機があっけなく去ってしまい
自分で強引に機会をつくりだしたというのが俺の解釈
これは思想的なことを否定するものではなく、重なりながら
互いを強めながら現実の行動を推進して行ったのではないかと >>798
>年号的なものを自身の人生と重ねた信仰的な思いがあったというのは周知の事柄
そうなの?
まったく知らなかった。
出典は?
>かなり馬鹿にされてる感じ
学生が三島をバカにするのは当然だが、三島自身は百も承知というか、自分で右翼三島をバカにしてたと思うよ。
知識人には左翼が多いから、自分は右翼になったと公言してたくらいだから。
これも、太宰の『パンドラの匣』の一節を思い起こさせる。
>とても和やかには見えなかった
中には本気で三島を右翼だと思って敵対する学生もいたけど、大半は三島の右翼は冗談だと受け止めていた。
三島自身は学生たちに、天皇という言葉が飛び交ったことこそが言霊の力だとか言って煙に巻いていた。
学生の主流は、そうだよね、天皇という指標さえ外してくれれば共闘できるんだよな、といった感じ。
どこをどう見ても、闘いではなく和気あいあいの慣れ合い討論。
僕は三島が愛国心で死んだとは全く思わない。
もっとずっと個人的な感覚にとらわれていたんだと思う。
その意味では、三島は最後まで、太宰の後を追ったといえるかも知れない。 >>799
無理に話を合わせようと思ったけど
やっぱ無理だわwww >>800
なんだかわからないけど、無理しなくていいよ。 要はさ、裸の王様になりたくなかったわけよw
だって、あれだけ時代を批判してるのに、その実、そこからゼニ貰ってるわけだから >>802
>時代を批判してるのに、その実、そこからゼニ貰ってる
論理的にいうと、どういうこと? 口では何とでも言えるけど、行動としての死は難しいからな 人が自ら死を選ぶのは、現実的な困窮や恐怖からでなければ、生育環境を含めた周囲の状況の関係によるんだろうな。
三島は、第一には自分の成育環境への反逆かな。 ノーベル文学賞は、はじめ八〇人が選ばれさらに六人に絞られていた。その中に三島がいる
選考委員は「宴のあと」を英訳で読んでいる。日本文学を理解する人はおらず、一冊の英訳本(しかも都知事選に関連した作)は代表作にはほど遠いもので、その文章までを評価しようとしている。大丈夫か、心もとない。 11月25日から49日が自分の誕生日になる
だからこの日を選んだ説のが好き、豊饒の海読んだ後だと
全集でコラムとか日記読んだけど三島のイメージがいい意味で軽くなった
小説や太陽と鉄だけ読んだり三島研究家の本だけだと重く固いイメージのままだと思う >>810
小説でも太陽と鉄などの評論でも、三島に重く固いイメージはないけどな。 >>812
全く三島知らない頃、初めて見た画像がふんどしに刀、映像だと自決前の演説だったからかも
自分の作品が映画化したの見てつまらなかったとか日記が自分のイメージとはちがって面白いです >>814
三島の右翼的な言動というのは、どこまで本気だったんだろうね?
行動を共にした人たちは、本気そのものだったんだろうが。 思想は人を殺さない
誰も真似が出来ない虚栄心 それが三島だよ 大江健三郎が
三島がアレに失敗して例えば
腹は切ったけど首は大きな怪我ぐらいで終わって
何年間も刑務所に入り首と腹に傷跡を残して出所して
また同じ運動をはじめたら今度はクーデターが成功する可能性が
生まれたんじゃないかと言ってたのはちょっと面白い
多分ヒットラーを下敷きにして言ってるんだろうけど
確かに人を動かすカリスマ性を備えたろうと感じる 三島の小説は意外に登場人物が薄味。
ニーチェみたいなすごい捻くれたようなのとか
嫌いな太宰みたいな弱虫とかがあまりいない。
「美しき星」はなかなかキャラが良かったけど他は・・ >>824
薄味なのしか読んだことないんだね。
代表作からして濃厚なのにな。 >>827
代表作なら金閣寺は屈折した主人公の内面と自己愛、偏執的なこだわり、
見ること、見られること、主人公の孤独な疎外感と懊悩が柏木や鶴川との対峙によって歴然とするだろ。
米兵の女の腹蹴り倒したり、どうあがいても破滅へと向かわざるをえない主人公のどこが薄味なんだよ
仮面の告白なら、セバスチャンコンプレックス、生と死、死を見つめることで生が浮かび上がる
糞尿汲み取り人のわきの下を腋窩の青い草叢とか繁みとか言って興奮したり、
聖殉教図見ながらシコる様を緻密なエクフラシスで描ききってるのにどこが薄味なんだよw
他にもいっぱいあるわ。沈める滝とか盗賊とか。
代表作で薄味っていったら潮騒だな。あれだけはつまらん。 三島小説の登場人物ってセリフの言い方でああ三島の書いた人だってわかる
セリフが綺麗すぎるというか、キザときも罵るときもなんか三島らしさがある
サイン会はもちろんファンには街でもサインしてたらしいけどサイン持ってる人います? >>829
三島はファンも関係者も大切にしたんだってね。
なんだか悲しい・・・ 戦後日本文学ではこれ以上の才能は出ていないな。とてつもない才能なんだが、読後の後味の悪さが自分には性に合わない。 >>834
それほどではないよ。
島尾や大江にはとてもかなわない。 >>835
たしかに一般的にも小説はそれほどでもないと言われているが
島尾? >>837
私は急いでそこに眼をやると何やら昔の年号が彫ってあった。その年号こそは、たれも知ることの出来なかった重大な秘密の鍵の符号ではないか。
私はそう思った。すると、私の眼の前に「つろ」という物質と「おま」という物質がすっと現われてすっと消えた。
「つろ」も「おま」も、どんなものであったかは、ちょっと説明が出来ないが、そのときに私は、その前後して出て来た二つの物質の名前が「つろ」と「おま」」であることを了解した。
(「石像歩き出す」)
三島もこんな文章を書きたかったんじゃないかな。
なお、「つろおます」というオチもついてる。 最後の自決はファンの間でも評価してるの?
自分はファンだけどダサい死に方だなあと思っちゃうけど。 左翼の大物リーダーが
自分達には一人の三島もいなかったことが敗因だと言ってるな
あそこまで体を張った奴はいなかったと >>842
そんなバカは左翼じゃないよねw
左翼は体を張るんじゃなくて、頭を使うんだよ。 火炎瓶投げたりゲバ棒振り回したり公共物破壊したり総括させたり
結構体張ってるじゃん >>844
ほんとだねえ・・・
それなら、やっぱり>>842の大物リーダーは左翼じゃないってことだね。
「あそこまで体を張っ」てるんだもんねw 自決の欠点だけをも語り継いでもいいが、過程でミシマを読んでいくのもいいだろう。
ま 散文読みの方がお薦めだけど。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています