三島由紀夫Part54 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>829
三島はファンも関係者も大切にしたんだってね。
なんだか悲しい・・・ 戦後日本文学ではこれ以上の才能は出ていないな。とてつもない才能なんだが、読後の後味の悪さが自分には性に合わない。 >>834
それほどではないよ。
島尾や大江にはとてもかなわない。 >>835
たしかに一般的にも小説はそれほどでもないと言われているが
島尾? >>837
私は急いでそこに眼をやると何やら昔の年号が彫ってあった。その年号こそは、たれも知ることの出来なかった重大な秘密の鍵の符号ではないか。
私はそう思った。すると、私の眼の前に「つろ」という物質と「おま」という物質がすっと現われてすっと消えた。
「つろ」も「おま」も、どんなものであったかは、ちょっと説明が出来ないが、そのときに私は、その前後して出て来た二つの物質の名前が「つろ」と「おま」」であることを了解した。
(「石像歩き出す」)
三島もこんな文章を書きたかったんじゃないかな。
なお、「つろおます」というオチもついてる。 最後の自決はファンの間でも評価してるの?
自分はファンだけどダサい死に方だなあと思っちゃうけど。 左翼の大物リーダーが
自分達には一人の三島もいなかったことが敗因だと言ってるな
あそこまで体を張った奴はいなかったと >>842
そんなバカは左翼じゃないよねw
左翼は体を張るんじゃなくて、頭を使うんだよ。 火炎瓶投げたりゲバ棒振り回したり公共物破壊したり総括させたり
結構体張ってるじゃん >>844
ほんとだねえ・・・
それなら、やっぱり>>842の大物リーダーは左翼じゃないってことだね。
「あそこまで体を張っ」てるんだもんねw 自決の欠点だけをも語り継いでもいいが、過程でミシマを読んでいくのもいいだろう。
ま 散文読みの方がお薦めだけど。 小説家としての自己評価は低かった、評論や劇でなく、小説が注目されるのは三島には皮肉? >>848
評論や戯曲が三島の真骨頂であることに異論を唱える人は少ないだろう。
ただ、その評論や戯曲と現実社会での行動があまりに適合しすぎていることに、多くの人が違和感を持つ。 三島の小説読んで次にラディゲや川端など三島の好きな作家、身近な作家読んでいって
太宰嫌いだったそうだからあえて避けてたんだが意外と読めるな
三島の彩られた文章や川端の一瞬の美しさをとらえた文章みたいなのは無いんだけど決してつまらなくはない
ファンがいるのもわかる読みやすさ 太宰治については「稀有の才能は認める」としているので評価自体はしている
文学作品とくに私小説を処世の道具として利用したことが許せないとしているだけ
ただ、三島自身が作品と実人生の境界が曖昧になって
ああいう死に方をしたので結局は太宰に過ぎないとも言われている
実際、そうだろうね
ただ、太宰のようにキリストや神を引き合いにして
自分の弱さや劣等感を人間一般のものとすり替え
これをキルケゴール的強さに転換するのではなく
決死の努力で克服して世間に勝とうとしたところが三島の凄いところ
普通の人間は太宰のように自分をごまかして傷を舐め合うんだよ
それを少年のような潔癖さで拒んだところが三島らしい
でもまあ、もののあわれを感じさせる生き方であり死に方だね
三島の哀れさをよく分かっていた同時代人は武田泰淳だろう 三島はトーマス・マンの「小説家は銀行員のような外見をしていなければならない」という戒めを中期くらいまでは実践していたが、あんな派手なパフォーマンスをして、節度ある人は去ってしまった。 >>851
>私小説を処世の道具として利用した
三島がそんなこと言ってるの? 体を張ったというより虚勢を張ったというほうがいいと思うな。
葉隠あたりから死に物狂いの虚勢の張り方を覚えたのだろうか。
そういうところが戦後日本人を集約しているようで興味深い。 三島ファンと太宰ファンは、正反対のようでいて、精神年齢はおなじ幼い >>860
三島ファンの精神年齢が幼いというのは、なんとなく納得できるところがあるな。
軍隊とか組織愛とかの規則性に憧れるのは子供の心理だから。
太宰ファンはどうだろうね?
自分の感性を大切にして小さな日常に価値を見出すというのは、大人の心理じゃないだろうか? >>839
これ読んでみたけど
よくわからなかった
公房とかカフカなのかなと思ったけど
昭和22年って兵隊から戻ってすぐだし
複雑だなあ >>858
実は、三島より太宰のほうがデカくてパワーがある。
三島のパンチは届かないかもw 三島の小説は文体が装飾されてあるだけで中身がない
まさに昭和の森鴎外 鷗外の文章にああいう過剰な装飾はないよ
やはり三島は川端の弟子であり
20世紀モダニズムの潮流の中にいる
太宰治はもちろん三島が評価する私小説作家の川崎長太郎ですら
この流れに属している
三島の場合は若い頃の太宰治のように筆が滑りすぎないように注意しているので
端正で美しい古典的美文だと評価されることがあるが
実際は師匠の川端と同じく前衛文学なんだよ >>866
従四位下左近衛少将兼越中守細川忠利は、寛永十八年辛巳の春、よそよりは早く咲く領地肥後国の花を見すてて、
五十四万石の大名の晴れ晴れしい行列に前後を囲ませ、南より北へ歩みを運ぶ春とともに、江戸を志して参勤の途に上ろうとしているうち、
はからず病にかかって、典医の方剤も功を奏せず、日に増し重くなるばかりなので、江戸へは出発日延べの飛脚が立つ。
これのどこが簡潔? >>867
それは一文が長いだけだろう。
現代人にとっては馴染みのない言葉が多いから若干読みづらいけど、
装飾的な要素は「花を見すてて」と「春とともに」くらいで十分すぎるくらいに簡潔。
この僅かな装飾にしたって書き出しの一文だからあるようなもので、そのあとには退屈なくらいシンプルな説明が続いている。 阿部一族 堺事件とか読むと武士とは何者かというのが少し分かる気がする >>868
よそよりは早く咲く領地
晴れ晴れしい行列
南より北へ歩みを運ぶ春とともに
修飾語のオンパレードだけどな。 「鏡子の家」だけども三島はドストエフスキーに匹敵すると言えるだろう。 先月オペラ「班女」
演出がどんなに頑張っても音楽が見事な原作レイプじゃーねぇ・・ >>877
三島自身にも、愛国レイプ、愛国ポルノの趣があるからねえ・・・ 三島が今アルマーニの制服で話題になった小学校のニュースみたらすぐコラム書いてそう 三島は友人のチンポをくわえて満足しているのが1番似合ってる。 >>879
自分がのがれやうもなく国の内部にゐて、国の一員であるにもかかはらず、その国といふものを向う側に対象に置いて、わざわざそれを愛するといふのが、わざとらしくてきらひである。 三島ファンはやっぱり川端も読むの?
今「山の音」読んでるけどなかなかいいかも。
新潮の絶版になった「天授の子」は良かった。 以前、NHK-R1の番組の投稿者に、「平岡公威」というラジオネームの人がいた。しかし、番組内でメッセージを読んだ人も、5ちゃんねるの実況スレッドにいた人も、誰も名前の由来に気づいていなかった。 >>886
三島読み終わるとあの年代の作家読んでみようってなった
「山の音」は三島が書いたんじゃないかって噂どうなんだろ、当時は名前貸すの多かったみたいだし 川端は敬遠してたけどなかなかいいね。
「女であること」なんて三島が書きそうな感じよ。 三島由紀夫から政治性を取り除いて、純粋に文学作品として読んでいる人は、三島ファンの中にどのくらいいるんだろう? 読んでいる人は、安倍内閣の中にどのくらいいるんだろう? >>895
どこの新聞社のことか知らないけど、新聞社に入ろうというくらいの知性があれば、三島の2、3作は読んでいるだろう。
君たちが罵倒する新聞社の人間なら、なおさら知性が高い。 政治性は逆にすごい邪魔。
普通に文学者、哲学者でいてほしかった。 >>897
哲学者ではないが、官僚を志したくらいだから政治性は三島の資質にあるのだろう。
右に行ったのはある意味でのジョークだったとしても。
文学だけを取り出せば(?)、太宰に憧れた普通に面白いエンターテイナーだが、戯曲は太宰を凌ぐ。 ハルカマニアの腰痛治療法。
https://youtu.be/iLhJuI4akTk
腰痛の権威・ハルク・ホーガンに勝ってはならない。
I fear no man. >>898
どこが太宰に憧れてるの?
ただ二人は似てるところがあるだけでしょ
三島もそれを認めてる >>898
三島ほど太宰を嫌っていた事実を知らないのかw >>902
事実上の処女作「仮面の告白」は太宰の「晩年」。
「潮騒」は「走れメロス」。
戯曲を手掛けたのも太宰の影響。
他にもあるけど、このくらいで十分じゃない? >>903
諧謔の塊である三島の話を真に受ける人も珍しい。 >>908
三島の苦悩はウェイトでも武道でも治らなかった・・・ 「精神は滅びる、最後に勝利するのは肉体だ」
ライ王のテラス 異常な目立ちたがり
それも自覚がないのだったらしい
横尾忠則が一緒にレストランに入った時
客の誰も気づかなくてワイワイ食事してたら
急に公衆電話のところに行って
大声で「三島由紀夫だけど…」と
どうでもいいことを話したんだって
結果店内中がシーンとなってあとは
三島の一挙一動に注目しだして当人は大満足
切腹した理由の一因がここにもありそうだ >>915のエピソードもそうだけど、
三島ってなんか可愛らしいよね・・・笑 >>914
井伏鱒二の何かのパーティーで司会者が「文豪井伏鱒二先生」と
言った瞬間客席に居た三島が例の高笑いで笑ったらしいww >>915
たけし母ちゃんも公衆電話でビートたけしの母ですがとか聞えよがしに言って注目を浴びたがってたんだっけ >>918
三島の高笑いというのは知らないんだが、三島を知る人の間では有名だとか書いてる人もいる。
まあ、このスレに直接三島とあった人がいることもないだろうが、どんなときにどんな笑い方をするのかな?
ソースになる映像や録音があれば見てみたいんだけどな。 >>924
見ると高笑いというより場繋ぎの笑いだね。
三島は踏ん反り返ってるけど、二人にすごく気を使ってる。
一番若いから、当たり前といえば当たり前なのかな? 三島がなぜ太宰を嫌ったか
太宰は弱みをさらけ出して弱みを武器にした
三島は弱みを隠し仮面をつけて強い人間を演じ続けた レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。