恩赦の対象者は約55万人にも上る。反省の有無や悔悟の程度などを問わないから、まさしく「棚ボタ」だ。

しかも、罪種や言い渡された罰金額に制限はなく、内訳を見ると
無免許運転や酒気帯び運転など道路交通法違反が65.2%、
人身事故に基づく過失運転致死傷等が17.4%、
暴行・傷害が3.3%、
窃盗が2.6%となっている。

それ以外の罪名が11.4%に上るが、これには
買収など公職選挙法違反に問われた約430人や、
脅迫、器物損壊、建造物侵入、名誉毀損、
賭博、威力業務妨害、海賊版配信、危険ドラッグ所持、ダフ屋、ストーカー、動物虐待といったさまざまな犯罪のほか、
痴漢や盗撮、
児童買春、
淫行条例違反、
児童ポルノ所持なども含まれる。