太宰治 [無断転載禁止]©2ch.net
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太宰治に関するスレです。
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タイトルは変えてみました。
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【生誕103年】太宰治イベント第2巻【没後64年】
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/book/1340951612/ >>459
うわ〜〜 ・・・
アイドル追っかけクラスのバカだった・・・w >>459
この万年筆で「人間失格」を書いたんだと想像したら、ワクワクしますよね。 >>461
しないよ。
太宰のオッカケなんかやめて、韓流スターに握手でもしてもらえよw ダス・ゲマイネが一番好きなんだけど同じ人いない?
次点で正義と微笑、パンドラの箱 >>463
読むと、上野公園で甘酒を飲みたくなります。 太宰治は、綴方が上手かった。
「綴方は、自己を綴ることである」 太宰というのは学校時代は神童。
そのくらいじゃないと歴史に残る作家にはなれない。 太宰は人間的には嫌いだけど文章は読みやすくて好きです。 その學校は男と女の共學であつたが、それでも私は自分から女生徒に近づいたことなどなかつた。
私は欲情がはげしいから、懸命にそれをおさへ、女にもたいへん臆病になつてゐた。
私はそれまで、二人三人の女の子から思はれたが、いつでも知らない振りをして來たのだつた。 私は風景をスケツチしたり昆蟲の採集をしたりして、野原や谷川をはしり回つた。
水彩畫を五枚ゑがくのと珍らしい昆蟲の標本を十種あつめるのとが、教師に課された休暇中の宿題であつた。
私は捕蟲網を肩にかついで、弟にはピンセツトだの毒壺だののはひつた採集鞄を持たせ、もんしろ蝶やばつたを追ひながら一日を夏の野原で過した。 太宰さんはメンヘラ男だったんじゃ…異邦人の主人公に似てる。 >>470
太宰というのは、生涯、正義とはなにか優しさとはなにかを追及したんじゃないのかな。 葉蔵はボダ、ムルソーはシゾイドっぽい
メンヘラと言っても違ったタイプに見える 私はあの人を愛していない。
愛するとは、もっと別な、
母の気持も含まれた、
血のつながりを感じさせるような、
特殊の感情なのではなかろうか。
私は、あの人を愛していない。 「まっくろぐろの四足獣」っていう表現に鳥肌がたったの覚えてる。どの話だっけかな。
人間失格の吐血シーンの美しさも異常 太宰ほど抵抗感のない文章を書く人を知らない
それは語りの距離が近くて、
文体を客観的に意識しないからのように思う 太宰周辺の関係者でも最高傑作に津軽を挙げる人が多かったと思う。
佐藤春夫「これ一作だけでも太宰の名前は後世まで残るであろう」とのこと。 人間は恋と革命のために生まれてきたのだ
…最高です >>481
>太宰周辺の関係者でも最高傑作に津軽を挙げる人が多かったと思う。
長い作品がそれほどないからね
その中ではいちばん優れている >>483
技術的な面を含めて、右大臣実朝が近代文学の最高傑作かと。 時により過ぐれば民の嘆きなり・・・
この夏にこれほどふさわしい歌はないな。 >>484
>右大臣実朝が近代文学の最高傑作かと。
それは過大評価 >>488
あなたが評価する近代文学の最高傑作はなに?
「実朝」との評価の差の内容も触れてくれるとありがたい。 >>489
これを完成したら
自殺するつもりで
晩年としたんだね >>490
>「実朝」との評価の差の内容も触れてくれるとありがたい。
それはあなたが言うべきことなんじゃないの?
普通はかくかくしかじかの観点より
太宰作品中1番であり近代日本文学でも1番と言わないと
だれも納得しないよ >>492
実朝は古典を引用しながらその古典時代の物語を進めていく。
その物語の中に、現代に通じる人の心を生き生きと浮かび上がらせている。
さらに中世の付き人の視点からのナレーションを加えて時代と人となりの解説をさせる。
重層的かつ立体的な構成をもって、実朝像を構築することができたということで、近代文学の最高峰と位置付けた。 >>491
版元の関係者である浅見淵に「早く晩年出して。そしたらもう思い残すことないから」
という趣旨の督促状を再三送ったとか。
当時は心身ともに最悪だった時期だから気持ちとしては晩年だったのだろう。 普通に仕事してるだけだろ。激しいテンションの出世でもないし。 >>495
「晩年」は、私の最初の小説集なのです。
もう、これが、私の唯一の遺著になるだろうと思いましたから、
題も、「晩年」として置いたのです。 >>497
本人は謙遜のつもりでそう書いてるけど、これが文学というものだ、という並々ならぬ自負があったから、集大成という意味で「晩年」にしたんじゃないかと思ってる。
選ばれてあることの・・・ じゃないだろうか? >>498
そう言う自負はあっただろうけど
1936年6月に出版
その時すでに1年以上麻薬中毒になっていて
10月には人間失格のねたになった入院があったり
それ以前に3回自殺して3回目では女だけ殺していたり
左翼運動に挫折したりと
とても前途洋々たる処女作とは思えない
むしろ>これが、私の唯一の遺著になるだろうと思いましたから
というのが正直なところに思える >>499
あれだけの作品は、よほど落ち着いた精神状態になっていないと書けない。
自分が終わった人間だと思っているなら、恍惚も不安もないんじゃないだろうか? >>502
終わった人間と言うんじゃなくて
死ななくちゃいけない
せめて死ぬ前に1冊残したいみたいな。
それは恍惚と不安と矛盾はしなくて、
むしろ相互依存的に共存するものだと思う。
よく言われることだけど太宰文学は敗北の美学で、
破れたもの滅びるものこそが美しいという中心テーゼがあり、
それゆえ創作者の冷徹さというものも、さきのレスで書いたような
悲惨な精神状態の中でも可能なのだと思う。
というか、一般的には悲惨な状況こそが、
太宰が望む場所みたいな部分があって、
そこで冷徹に自分を見て、また自分に甘え
創作が可能だったように思える。
またこれは別の話で、もしかしたら覚醒剤的な中毒だったら、
末期になるまでは、その名の通り覚醒作用があるらしいので、
そのせいもあったのかもしれない。 99 名前:もしもし、わたし名無しよ :2018/08/12(日) 03:35:45.57 ID:VHjGvrQt
いまパリからです
突然話が進んでその日に速攻でチケットを買いその日に飛んで来ました
今回は少し滞在する予定です
また今回はたぶん17億円程使う予定です
正直もう今年になってアンティークドールだけに60億程使ってます
仕方ないですね好きなんですからw
また報告します 昭和22年10月8日付の三島由紀夫の手紙
・・・・・・
太宰治氏「斜陽」第三回も感銘深く読みました。
滅亡の叙事詩に近く、見事な芸術的完成が予見されています。
・・・完成の一歩手前で崩れてしまひさうな太宰氏一流の
妙な不安がまだこびりついています。
太宰氏の文学はけっして完璧にならないものなのでございませう。
しかし叙事詩は絶対に完璧であらねばなりません。
「斜陽」から、こんな無意味な感想を抱いたりいたしました。 しかし、三島由紀夫は、太宰治の才能に嫉妬していた。 >>503
>太宰文学は敗北の美学で、破れたもの滅びるものこそが美しいという中心テーゼがあり
太宰にそんな美学無いだろ。
明るさは滅びの姿、といった表現はあるが、それを美としているわけではない。
美しさを追及するために自殺を繰り返したわけでもない。
太宰の美は、人を信ずること。
人の信頼というものが脆いものだと思っていたのが前期。
信も不信も、社会の関係の中にしかありないことを理解したのが後期。 99 名前:もしもし、わたし名無しよ :2018/08/12(日) 03:35:45.57 ID:VHjGvrQt
いまパリからです
突然話が進んでその日に速攻でチケットを買いその日に飛んで来ました
今回は少し滞在する予定です
また今回はたぶん17億円程使う予定です
正直もう今年になってアンティークドールだけに60億程使ってます
仕方ないですね好きなんですからw
また報告します >>509
色々な読み方があって当然なのだけど
たぶんオレのほうが一般的な太宰の読み方ではあるだろう。
>美しさを追及するために自殺を繰り返したわけでもない
訳ではなく、まさに滅びの美の完成のために自殺が必要だったのだと考える。
ここらへんは滅びということを除けば、三島と同じになるのだろう。
君のは走れメロスとかそう言うのかなあ。それは子供向けの童話みたいなもんだしなあ。
どっから君の言ってるような太宰の美が出てくるのか、まるっきりわからんなあ。
たとえば人間失格だと「そんな事は世間が許さない」といわれて
世間とはお前のことじゃないかと言っていて印象的だけど、
これだと君の言う後期とは真逆の考えになる。 >>511
あなたは太宰の主要作品を読んでないんじゃないかな?
信頼の疑わしさなら、晩年はもとより戦争前の作品には頻繁に出てくる。
走れメロスは転換点だとはいえるかもしれない。
そして、信頼は関係の中にしか成立しえないことを理解したというのは、津軽に代表させれば十分だろう。
戦中の作品では、太宰の安定した精神が、関係の中にしかないという信頼の在り方を達観(諦観)させているが、戦後はそのあまりの関係の強さに絶望した。
パンドラの匣にはその変化がよく見て取れる。
人間には関係抜きの信頼がありえないと思い込んだ時に、義のために飲む、という自らの破滅に進んだ。
滅びの美学とか、通俗的な、あまりに通俗的な、ネット太宰観というのがあるのだろうか? 国民であれば、国民作家を読まなければいけないかというと、そういう義務は
大学の形態が私学や公立大学ができて様変わりしているから、国民的国立作家は
読まなくていいようになっていくと思うよ。 希望者だけに編集梱包するのも手だよ。いつ始めても止めてもよく。 信仰面とか、テキストの外部の空間になるなにがしかとか。 >>512
主要作品ってのは、もしかして津軽とかパンドラのことかね?
残念ながら中期の作品ってのはどうでもいいような作品ばかりにしか思えないなあ
走れメロスとかも単に教科書に載せやすいだけの、どうでもいいものだしね
また「太宰 敗北」「太宰 滅び」でそれらしい作品などがいくつも出てくるが、
「太宰 信頼」では何も出てこないのだが。
これは別にあまりに通俗的なネット世界のせいということではなく、
ネット以前からあまりに普通に言われていたことだよ。
こんなことも知らないというのは、評論とか一切読まず、
中期作品だけを読んで独自の太宰感を生み出したということかな。
>太宰の美は人を信じること
こんな子供っぽいことを『美』というように太宰は考えたのだろうか?
>信頼の疑わしさなら、晩年はもとより戦争前の作品には頻繁に出てくる
ということなので、漠然と言い合ってても仕方ないので、『晩年』の
どこの部分が、君の言及する部分に当たるのか示してくれ。
信頼が疑わしいなんてのは、あたり前のことなんで、
これがどのように美として表現されているのか興味が湧いてきたわ。
久々に復刻版の晩年を開いてみよう。 >>517
読んでみる気になったのなら、こちらが余計なことを言う必要もない。
『晩年』にとどまらず、中期、後期へと読む対象を広げればいい。
特に中期(戦中)の作品は、太宰自身が、大作家というものをお目にかけて上げようと嘯いたくらいの傑作ぞろいだ。 >>508
嫌ってたんじゃなかったっけ
最後は認めてたの? >>520
人間の弱さを隠してきた三島と違って太宰はそれをさらけ出すから嫌ってた。
でも三島は自分の内の弱さを知ってた。
だから結局のところ同族嫌悪ってやつ
実力は始めから終わりまで認めてたようだよ
ソースはYouTubeのインタビュー動画 テーマ設定に語りがかかりすぎているなあ。
しかしま、私大には関係ないけど、国立関係者には死活問題なのか。 テーマ設定に語りがかかりすぎているなあ。
しかしま、私大には関係ないけど、国立関係者には死活問題なのか。 テーマ設定に語りがかかりすぎているなあ。
しかしま、私大には関係ないけど、国立関係者には死活問題なのか。 官製の大学の多い名言集などを見たが、旧制大学といった趣で、出版物
も当時は重宝されたんだろうけど、最近は、私立関係の新学歴もあって、
書店にはあまり目立たず残るぐらいだよなあ。ルーツや年代論、家系の血統の仕込みから
間違えず書に届いたら、いいのだろうがね。京都と東京の文体の違いは感じれたけど
あまり時間がないのですよ。日本の学歴表示指定の出版物を読むことには。 三島の太宰論みたいなのないですか
全集で呼んだ時は大嫌いだったみたいなことしか書かれてなくて
最後には認めたんですかね? >>527
最後もなにも、「仮面の告白」は、太宰のへのオマージュだろ。 10 マジレスさん[sage] 2018/08/23(木) 15:08:27.03 ID:
こういう人は病気なんですよね
だから人生を途中で降りたんですよね
ダメです、こんな考え方はダメです
でも、病気なら仕方ないのかな
――――――――――――――――-
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。
綿で怪我をするんです。
幸福に傷つけられる事もあるんです。
太宰治 >>519
太宰は生涯シコシコしたことはなかったらしい たぶん太宰はiconoclastで海外の文学者の間でも有名?なぐらいだから、マスターベーションはしなかったかもな。少なくとも男のマスターベーションには何らかの、ポルノ・イメージは不可欠だから。
作品の「駆け込み訴え」とか見ても、絶え間ない言葉の連結によってイメージの喚起はできるだけ排除されてる。
あまり太宰に関心ない俺が言うのもナンダガ、そこは三島と正反対のような。
太宰は実物のストリッパーを愛したw
パンピーでブサ面の我々にはストリッパーの万個写真があれば大満足だがw 太宰治全集買ってみました
太宰治読むと自殺したくなるってほんと?(根も葉もない噂ですが) 太宰治 『思ひ出』より抜粋
…下男がふたりかかつて私にそれを教へたのだが、
ある夜、傍に寢てゐた母が私の蒲團の動くのを不審がつて、なにをしてゐるのか、と私に尋ねた。
私はひどく當惑して、腰が痛いからあんまやつてゐるのだ、
と返事した。母は、そんなら揉んだらいい、たたいて許りゐたつて、と眠さうに言つた。
私は默つてしばらく腰を撫でさすつた。…
…帝展の入選畫帳を父の本棚から持ち出しては、その中にひそめられた白い畫に頬をほてらせて眺めいつたり、
私のの飼つてゐたひとつがひの兎にしばしば交尾させ、
その雄兎の脊中をこんもりと丸くする容姿に胸をときめかせたり、
そんなことで私はこらへてゐた。私は見え坊であつたから、
あの、あんまをさへ誰にも打ちあけなかつた。その害を本で讀んで、
それをやめようとさまざまな苦心をしたが、駄目であつた。… なるほど、太宰が書くと自慰も高尚に見えるw
まあ、少年時代は日本人なら誰でもやるだろw 新潮CDの「駆込み訴え」買った
朗読で聞くと改めてリズム感があっていいな >>538
奥さんの話では、駆け込み訴えは太宰が奥さんに口述筆記させたそうだ。
言い直しはまったくなく、一気に書き上げたとのこと。
朗読とは違うが、太宰の口述が再現されたら聞いてみたい。
わずかでも音声が残っていれば、サンプリングすれば簡単なことだから、誰かやってくれないかな? 神様みたいにいい子でした
これってバッドエンドなのか?個人的にはこれでゾワっと怖くなった バッドエンドとは思わなかったけどな
むしろあれが救いになってると感じたけど、なんでゾワッとしたの? >>542
救いにはならないよ。
人は環境と関係の中でしか生きられない。
その環境と関係に適応できなければ、生きていくことはできない。
現代の自殺する若者に繋る悲劇そのものだから。 自殺を駄目なこととしか捉えられないと違うな
太宰にとって自殺が完成だと考えると
普通の終わり方だろう >>544
自殺を駄目とか自殺が完成だとかいうのは無意味だな。
自殺でも自然死でも、死は避けられない、という事実に過ぎない。 中公文庫で太宰の手紙みたいなやつ出たけど
これは角川文庫のやつとは結構違うの? グッドバイが笑える楽しい作品で好きなんだが、これを書きかけで自殺する意味がまったくわからん
最後まで読みたかった >>547
作家あるいはその人間にとっての
という意味だな
事実を自慢げに言うところが残念すぎる >>552
気違いの行動は普通の人には理解できません。 >>553
作家であろうがその他の人間であろうが、死は必然として、また偶然としてあらわれる。
三島の死をなぜ完成だと思う? >>555
作家あるいはその人間にとっての
という意味だな
事実を自慢げに言うところが残念すぎる >>556
こちらも繰り返すしかないのかな?
三島の死をなぜ完成だと思う? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています