>>503
>太宰文学は敗北の美学で、破れたもの滅びるものこそが美しいという中心テーゼがあり

太宰にそんな美学無いだろ。
明るさは滅びの姿、といった表現はあるが、それを美としているわけではない。
美しさを追及するために自殺を繰り返したわけでもない。

太宰の美は、人を信ずること。
人の信頼というものが脆いものだと思っていたのが前期。
信も不信も、社会の関係の中にしかありないことを理解したのが後期。