太宰治 [無断転載禁止]©2ch.net
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太宰治に関するスレです。
楽しく語り合いましょう。
タイトルは変えてみました。
前スレ
【生誕103年】太宰治イベント第2巻【没後64年】
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/book/1340951612/ >>80
マジレスすると、太宰が軽く見えるのは、文体のせい。
人間はなぜ自分の思いと違ったことを言ったりやったりしてしまうのか、といったとても重い課題を繰り返している。
佐藤春夫がどう読んだかは知らないけど、それが見えなかったのかな。
女や子供(といっても思春期の少年少女)が太宰に惹きつけられるのは、女や思春期の少年少女のほうが、自分の身体と心のアンバランスに苦しむからだろう。
うさぎさんは醜いものが嫌いな美に生きる純真な心の持ち主だし、狸さんは、ただ人を愛しただけの純情青年だ。
不幸なのは、この二人が出会ってしまったこと。
大人の男というのは、醜くなった自分を偉くなったと勘違いするからね。 >>81
全然違うよ、文体だけの問題じゃないから。単なる中2病だよw
ちなみに佐藤は坂口安吾との比較で安吾の方を「太宰を卒業して大人になったら読むべき文学」と書いている。 三島の特徴を挙げた>>31に対して
>そう。軽すぎる。
とか言ってる時点で読解力や所謂日本語力なんてお察しだし、人の評論に頼るしかないんだろうね 佐藤春夫はそういうところが今一歩信用出来ないというか甘い
いい人だから仕方ないけどな
太宰は卒業すべきというのはまだ分かる
それで読むのが坂口安吾というのが…
安吾は文学史には残る作家だと思うが
太宰はそれ以上に昭和を代表する作家の一人だ
いくら中二病と言ってもな >>85
太宰は中二病が読む卒業すべき作家というところには同意するんだね?
なんで? >>86
太宰が中二病なんだよ
中二病の文豪なんだよ
性格と文才は別だから 佐藤春夫なんて読まれない作家なんてどうでもいいじゃん。
結果は太宰は今でも漱石と並んで読まれる文豪でしょ。
長編小説が無いのが少し残念。
「人間失格」も「斜陽」も中編(?)ぐらいの短さでしょ。 佐藤春夫は不遇時代の太宰に親身に相談に乗ってやった恩人だよ それがどうしたねん
むしろ親身になってた分、純粋な作品評価が出来るのかと怪しまれてもおかしくないぞ 第1回芥川賞は選考委員の一人だった佐藤春夫が一生懸命推してくれたものの
結局届かなかった。 >>85
佐藤春夫も坂口安吾も全く知らないのがバレバレwww >>85
三島由紀夫に笑われるぞw
「太宰は甘口の酒だ。坂口はジンだ。ウオッカだ。本当のアルコール分はこちらの方にあるのである」 太宰信者のダメなところは他の作家を全く読まないのに文学を語ろうとするところだな。
音楽でいえば矢沢永吉の信者みたいなもん。
お前は矢沢しか聴いてないだろとw
どちらの信者も低学歴が多いのも似てるよね 晩年の三島由紀夫「そうだよ、俺は太宰と同じだ。同じなんだよ」 >>95
ググって見たら原文出てきた。
「本当の」じゃなくて「純粋な」だね。
坂口安吾も死後10年ぐらいまではあまり読まれない、そのまま忘れられそうな作家だったらしいね。
何たる悪い世相だ。太宰治がもてはやされて、坂口安吾が忘れられるとは、石が浮んで、木の葉が沈むやうなものだ。
坂口安吾は、何もかも洞察してゐた。底の底まで見透かしてゐたから、明るくて、決してメソメソせず、生活は生活で、立派に狂的だつた。
坂口安吾の文学を読むと、私はいつもトンネルを感じる。なぜだらう。
余計なものがなく、ガランとしてゐて、空つ風が吹きとほつて、
しかもそれが一方から一方への単純な通路であることは明白で、
向う側には、夢のやうに明るい丸い遠景の光りが浮んでゐる。
この人は、未来を恐れもせず、愛しもしなかつた。
未来まで、この人はトンネルのやうに、体ごと、スポンと、抜けてゐたからだ。
太宰が甘口の酒とすれば、坂口はジンだ。ウォトカだ。
純粋なアルコホル分はこちらのはうにあるのである。 >>99
安吾は三島と正反対の完全合理主義者なのにね。
三島は自分に最も欠けてる部分を安吾に見たのかもしれない。 安吾は戦後直後は大変な人気作家だよ
新戯作派/無頼派って奴 >>101
捕物帳なんかだと、ただの大衆作家だけどね。 >>103
ここは太宰スレで、太宰と安吾と、そして三島との対比の話なんだけどな。 太宰の不倫相手に対する対応とか普通のこっすい中年オジサンなんだよなあ >>102
甘いなw
あれは大衆文学の仮面を被った純文学なんだよ。
花田清輝は安吾の生前、この作品を読まずに安吾論を書いたことを大後悔していた。
花田清輝が誰か知らないなら調べてね。 >>102
石川淳が安吾の「真書太閤記」を読んで
「坂口ほどの芸術家が書くと悲しいほど浪花節にならない」
小林秀雄
「彼の作品の外見上の乱脈が、この作家が必須としたアイロニーであったことを合点するであろう」
一流は一流を知る、ってこういうことだと思う。
あと壇一雄が大衆紙に連載小説「石川五右衛門」を依頼されたとき、
迷った壇が安吾に相談に行ったら、
「どんなテーマだろうと自分なりの文学が書けるはずだ」みたいなことを言って後押ししたらしい。
これは壇の「太宰と安吾」というエッセイ集に載っている。
太宰なんかとはスケールが違う、太宰は日本的風土から生まれた単なる私小説作家だろうね。 坂口安吾が好きなら好きで構わんけども安吾スレ行けばいいのに
太宰の会に出席して文句言ってる三島とそっくり >>107
花田清輝は知っているが、安吾論もそれについての後日談も知らない。
ただ、花田というのは、レトリックこそ文学みたいに思ってる人だから、なにを言ってても、額面どおりに受け止めるのはどうかとは思う。
安吾捕物は簡単に読めるから読んでみるといいと思う。
一般的な言葉の概念に頼った大衆文学だということがわかるだろう。 >>108
石川淳にしろ壇一雄にしろ、そして安吾にしろ、文学史に登場するレベルの作家ではないだろう。
太宰は、文学史に輝く、彼らの遥かに上の存在だ。
なにが違うと思う?
人間の洞察力が違うんだよ。 >>112
で、あなたは安吾捕物帖を一作でも読んだことあるの?
同じく花田清輝もねw
まあ花田は「捕物帖を愛するゆえん」で「白痴」より「火」より「信長」より上だと言ってるが、
単なるレトリックと片付けるほど読み込んだんですかあ?
推理ゲームの要素を除けば過酷な運命に翻弄される人間の姿を描いた作品なんだがねw
>>112
釣りですかあ?www
で、あなたは坂口安吾を読んだことあるの?
知ったかぶりは止めようね。
柄谷行人も安吾は太宰などと比べものにならないスケールの作家と評してますが?
ノーベル文学賞は安吾にこそ贈るべきだったとね。 訂正
ノーベル文学賞云々を言ったのは栗本慎一郎ね。
柄谷は太宰は「無頼派」などではない、
と斬り捨ててるね。
「無頼」が「頼るものの無い」という字義に基づくものならば、
群れいていて親分子分のヤクザも無頼でない、
太宰も同じで、一生他人を頼り続けていた、
共産党に入って活動していたし、
死ぬ時も他人の力に頼っていたとね。 面倒臭い奴
安吾スレ行くわけでもなく他スレで否定してそんなに反応が欲しいのかね う〜ん、太宰と安吾って同系統の作家だよね?
スケールは両方ともそれほど壮大なこと書いてないと思うけど。
よく言われる三島の太宰嫌いだけどこれってキャラ的に三島は
太宰をボロカスにやらなきゃダメだから無理やり書いてたりしてると
思うな。 同じ時代に活躍がかぶっただけで全然違う作家だよ。一つでも読んだことあるの?
佐藤春夫先生もほとんど三島と同意見の模様。
「坂口安吾の文学はいささか奇矯で反俗的なところがあっても、
文学としては少しも病的なものではなく、高邁な精神をひそめたすぐれたものと思ふ。
その点、太宰治のどこまでも退廃的でいぶしのかかったセンチメンタルなものより
わたくしは坂口の文学の方が文学の本筋と思っている」
「自分を眺め入るしつこさと生活感情の充実を貪って飽きない点で
彼ほど特色ある生粋の芸術家も珍しい。
彼に比べる時、太宰治などさへ通俗作家のように見えて来る。
彼は健康な知性を持った狂人であった。」 「太宰のものが現代青年のものであるのに対比して
坂口の文学は将来のおとなの文学とも思へる。」 同じ無頼派でくくられても
かなりタイプが違うからなあ
両方好きだけどどれほど個性的かだとか
その個性を追求したかではかるべきで
違うものをどっちが上かとかどうでもいい
ふたりとも1流だと思うぞ >>119
違うでしょ
太宰は素人受けするだけで実態は通俗大衆文学だよ
中高生の簡単に読めるし内容も軽い中似病
だから三島や佐藤みたいな同業者から見れば厳しい評価にならざるを得ない その大衆向けとやらがそこまで嫌われる意味もわからんね
海外の大衆向けとはとても言えない所謂難解な作家も大好きだけど、それとは別の方向で太宰は好きだし、素晴らしい作家だと思うよ
作家自身はもちろん執筆にあたって信念等があって、それを基準に他の作家を批評するだろうけど、一般人がそれを鵜呑みにしてどうこう語るのは何だかな
悉く誰々はこう言った、誰々はああ言ったとか自分の基準はないのかと >>113
少しではあっても読んだから言ってるんだよ?w
たくさん読むような重さのある人たちじゃない。
安吾は、社会の風潮に流されない強い精神力が面白いだけ。
もちろんそれは弱い精神といっても同じだ。
花田は、どうすれば共産主義を拡大できるのか、という目的を持ったレトリックの達人。
どちらも文学(批評)として陳腐だ。
陳腐というのは、時代とともに消えるべくして消えたということ。
人の好みを貶すつもりはないが、文学としての評価については明確にしておきたい。 >>114
君のお勧めの花田清輝も共産党員だったんだぜw >>118
人がどう思うのも自由だけど、他人の力に頼るのはどうなの?w >>123
具体的に何を読んだか言ってみw
ハッタリかましてるのがバレバレですよwww >>123
>>124
無知丸出し。
花田は作品中で共産思想のプロパガンダなんかやってないんだが
むしろそういう作家を嘲笑していたのに
「24の瞳」の人とかね 太宰ファンなんてのは太宰しか読まない馬鹿だからな
駄菓子屋で飴しゃぶってるガキみたいもん >>121
まっ要するに太宰は下らないと言いたいらしいけど
別にそんな人がいてもいいと思うが
わざわざ太宰スレに書き込むのがダメだな
それで構われたいのかもしれないけど
下らない作家が死後70年近く経って
本が売れたり こんなところでアンチが湧いたりしないな 東大って神田あたりで何か古書でも探ってたかなあ。
出版物も私大は規制が多いし繊細、人間失格で売れたんなら、ホワイトタウンB
聞いたら、もう読まなくてもいいはずだけど。 >>127
>花田は作品中で共産思想のプロパガンダなんかやってない
えー?
君は、なにをどう読んでるの?
花田は社会主義リアリズムの信奉者だし、社会主義リアリズムというのは共産主義の拡大を目指したもの。
花田のアバンギャルド(前衛)というのは、(あるべき)共産党だよ?
君は、花田のレトリックに幻惑されちゃってるんじゃないかな。
花田は、実は単純明快。
文学(芸術)は人民のためにある。
それだけ。 >>129
売れてる作家=価値ある作家とは限らないよ。
村上春樹が売れてるから最高!と言ってるようなもん。 >>133
死んで70年残ってるのとは意味が違うよ
これだけ残ってて価値がないという方が無理があるだろう 太宰が70年たっても忘れられてないのは地方の金持ちのぼっちゃんという産まれなのと破天荒な生き方あってのものだとおもうけどな
作品は他の人の日記の書き写しみたいなもの多数なんだし それも一部あるかもしれんが三島の批判だってそれも含めてやんけww
否定ありきの色眼鏡で読むなら信者と変わらんよ? >>135
はーぁ
もうちょっと色々読んでから出ないとな >>133
村上春樹は、売れてても売れてなくても最高だろw >>135
元の日記と比べたことある?
斜陽は斜陽日記が出ているから、一度読んでみたほうがいいよ。 >>135
ボンボンが共産党にオルグされてなかったら太宰の文学はああいったものにはならなかった >>135
> 作品は他の人の日記の書き写しみたいなもの多数なんだし
太宰は常に題材を浪漫的脚色で変えてる
自分の浪漫的願望を題材に見てる
見ざるを得ないというか
「惜別」なんかもそうで
これには元になった小説を書いた竹内好の分析がある そういうところがセンチメンタルで甘いんだよ。
いつも自分を甘やかし拗ねたりふてくされたり。
大学生になったら卒業すべき中2病作家。 >>142
>自分を甘やかし拗ねたりふてくされたり
具体的にはどういうところ? >>143
読んでたらわかるだろ
ほとんどがそういううじうじメソメソした私小説じゃん >>144
全然わからないw
どこが「うじうじメソメソ」しているのか引用してみて。 結局自分が気に入らないからってだけだろ
それでいつまでもうじうじめそめそ大学生になったら〜とかそれこそ滑稽だわ
そう言うのやめた方がいいよホント でもまあ「太宰読んでます」って他人に言えるのは中高生までだよね。
それ以上の年齢はかなりこっぱずかしい。 >>147
そりゃあ子供だからだろ
いろんな小説読めば
太宰の唯一とも思える才能に驚くしかない 色々な文芸評論家や文学者が太宰について書いたアンソロジーを読みたい。
あの技巧派っぽくない文章が逆に太宰の魅力だと思う。
本当に海外の文豪に匹敵する日本の文学者は太宰と漱石ぐらいしかいないな。
ノーベル賞取った川端と大江はもう読まれないし、なによりもつまらないんだよ。 >>149
何だよその才能ってwww
古くさくてついていけんわ >>150
猪瀬直樹「ピカレスク」を一冊読めば充分 文学に限らず色んな分野に言えることだけど、最初に好きになるタイプのものって半可通の奴に嫌われやすいよな
ネットとかの匿名性の高い場では特にそれが顕著 >>151
じゃあ
馬鹿すぎてついていけんといっておこうか
変に粘着質で気持ち悪しお前 >>152
野平健一「人間太宰治」も追加でw
てかここガチ信者がいるんだな、
「いい歳してまだ太宰なんか読んでます、テヘッ」
みたいなスタンスならまだ好感持てるんだが、ドン引き・・・ わざわざ専用スレに来てうだうだ煽り続けてる方も大概だよ
元太宰信者の反動って感じ 『恋の蛍』は凄い本だった。
太宰の女の敵ぶりがよくわかる一冊。
>>155
『人間太宰治』は山岸外史では。
地元の図書館にあったので読んだ。 >>157
話はそれるけど、女の敵ってなに?
モテる男のこと? https://www.goodreads.com/book/show/194746.No_Longer_Human
何故か太宰だけ世界で読まれてる不思議
No Longer Human(人間失格)
4.07 ・ Rating details ・ 8,780 Ratings
三島でさえここまで読まれてない >>152
あれは山崎富栄に関する記述が独断すぎて感心しない
共産主義の影響も低く見積もりすぎてる
古い書籍だが新文芸読本太宰治の方がまだバランスがいい
新しい研究結果を網羅した伝記はまだない >>142
そういうところも含めて
何故なのか考えるために読むというのも読書の一つのあり方 太宰の作品は反面教師とし読むべきだろう。
そういった意味では非常に優れた作家だと思う。 太宰さんは、Twitterではあ、ブスで辛い…って呟いて否定待ちしてる女子のような…なんとも言えない感がある
この人は作家になるより大手出版社にコネ就職して名物編集者やってるくらいの方が合ってたし長生きしたと思う
昨夏としての感性や才能のいったものが、三島や川端とはやはり違うんだよなあ >>166
作家としての才能は、たしかに三島や川端とは違う。
太宰の方が遥かに上だね。 太宰さんはね、どの作品読んでも結局自分大好きで自分にしか興味がないんだな、っていうか
川端や他の評価されてる作家にはそれがない
そのなんとも言えない自意識が、好き嫌いが別れるところなんだと思う >>169
それは君の読み方の問題だろうね。
太宰の文体は話しかけるような文体だから、君のように妙な読み方をする人もたまにいる。 エッセイみたいなのはよく書けてると思うけどね
なんで芥川賞取れると思った?的なね
良くてエッセイスト大賞でしょう、みたいなね >>171
佐藤春夫が太鼓判押したからや!
晩年に自信もあったろうし
>>172
第二回は晩年だけど第一回は逆行だからなあ… >>173
「逆行」も入っている『晩年』は面白いから読んでみるといいよ。 第二回は晩年じゃない
何だったかは俺も知らん
候補にすらなってないw
晩年は後の作品集単行本で芥川賞の対象外
単行本にする時に結構書き換えてるが
成立過程は未だに分かってないところがある 自身が中二病を完全に卒業出来ていないが故の同族嫌悪にしか見えんよ
何かを評価するには基準が必要だけれど、その基準を全方位的に設定する事は難しいから、結果好みに由来した自分勝手なものになる
そうしてその自分勝手な基準からズレたものを自分勝手に否定してるだけ
文学に限らず一定以上のクオリティならあとは好みでしかないよ 第二回は候補に挙がっていない。第三回は予選の段階で名前が挙がったものの
この回に限って「第一回、第二回で候補に挙がった作家は除外する」ということになって
太宰の命運は尽きた。正式に太宰が芥川賞の候補になったのは第一回のみ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています