ノーベル文学賞を予想するPart 6
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>>197 ぱくりようがないほど、難解な文体だし、社会、国家、歴史への洞察力がいるから、 このタイプの作家は滅多に出てこない sound and fury 響きwww noiseな 「ざわめき」 >>206 シェイクスピアが出典だってことは知ってるよね?さすがに 人の生涯は動きまわる影に過ぎぬ。あわれな役者だ、 ほんの自分の出番のときだけ、舞台の上で、みえを切ったり、喚いたり、 そしてとどのつまりは消えてなくなる。 白痴のおしゃべり同然、がやがやわやわや、すさまじいばかり、 Told by an idiot, full of sound and fury, 何のとりとめもありはせぬ Signifying nothing だからこの小説は白痴の語りで始まる アメリカ南部というのはエリザベス時代のイギリスに奇妙なシンパシーを感じている 産業社会後のイギリスを代弁する北部ヤンキーに対して騎士道だったり、「筋は通す」みたいな任侠気質がある 資本主義に圧殺されていた南部が文学的に復活するのが20世紀前半、「新批評」ってのは南部の知識人が始めたものって事は忘れちゃいけない 彼らは古臭い、シェイクスピアの韻文をもとにして、こっそりモダニズムを導入して新しい文学を作り始めた このような異種混交性をさして、豊穣だと20世紀は評価し、ほかの地方でも旧い伝統と新しい形式という流行を世界中にもたらしたわけだね >>205 ムジールは、エルンスト・マッハの理論を文学に応用していたりするわけだ 人間の心理というのはどのように動くのか、そこが重点であって、奇妙なドイツ語を作り始める そしてそれは珍しい事ではなくて、奇妙な心理を引き起こすためには奇妙なドイツ語が必要だ、と考えている lこういうExpressionismは印象派Inpresshonismの逆なのだけれど、脈々とした文学的水脈を持っている ギュンター・グラスもこっちの路線で、いうなれば大陸系哲学と英米系哲学みたいな違いがある フォークナーとは違う水脈もあってこちらも豊穣極まりない 大江健三郎もフォークナーでいいのか?ムジールなどの方向がいいのか?いろんなところを行き来しているからこそ面白い 12月号は、イシグロの特集は少ないな、 間に合わなかったのか、あるいは、 関心がないのか、あるいは、研究者がすくないのか? 「文学界」のインタビュー記事は数年前の再録だしな、 ハヤカワが純文学の雑誌を持っていないから、ミステリーマガジンででも取り上げるか? あげそこなうというのはあるな ボブ受賞後に見渡すと サイードは病歴に鑑みてサッサと 出すべきだったと思う 本国でも評価されてないらしいよ チェコの物理学者と話したらクンデラは欧米に顔を向けた作家で 国内では冷ややかに見られてるとか 日本人学者が聞いたと そうなんかー、意外だ。 じゃあ平野啓一郎はどうだろう? そういえば現代に右翼の大作家ていないのかな トムウルフとかか 右翼というかレジイズムと親和性の高いウエルベックはどないでっしゃろ 右翼左翼の判断基準が分からない 日本共産党とか最右翼って呼ばれることもあるし 日本の右翼作家と言えば三島由紀夫だろうけどあの人も今の自民党シンパとかネトウヨがブチギレそうなことたくさん書いたり言ったりしてるんだよな まあ知性のレベルが桁違いだから比べるのがおかしいのかもだが アモス・オズは右寄りじゃないの 呼んだことないからはっきり言えんけど 右寄りっちゃ右寄りだな 『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』なんか安保反対の人は読めないと思う 日本からだと左翼フィルターで見えない人だと Alain de Benoistとかもいるな 小説家じゃないけど 学歴を離れてからの年齢層雇用形態性差、女性の孤立、歳の差セクハラ被害、などがひどいよな。学校も歳の差セクハラあるし。 花がいけられるように育つなら 、自治に移行も大事だけど、優秀な教員もロリータ体形になり勝ちで、 やはり教職、社会教育主事 などもいい仕事じゃないかなと思うんだけど。 改革が大事かもれないね。人事革命みたいな。 レイプ疑惑のノーベル賞関係者、受賞者を女性に漏らす? http://www.asahi.com/articles/ASKD52C6HKD5UHBI003.html この大手紙は4日、今度は被害を訴えた女性の一人が、2014年のノーベル文学賞の発表の2日前、 当時の勤務先だった男性が運営する文化施設で、男性から 仏作家パトリック・モディアノが受賞すると告げられた、と報じた。 実際にモディアノ氏は14年の文学賞を受賞した。 他の女性たちの証言では04年と05年にも、男性は発表前に受賞者を示唆する発言をしていたという。 男性は本来、選考状況を知りうる立場にはない。 取材を受けたアカデミーのエングルンド前事務局長は、 男性はアカデミーのメンバーである妻から聞いたのだろうとの見方を示した。 2004年 エルフリーデ・イェリネク 2005年 ハロルド・ピンター カズオ・イシグロのノーベル賞受賞記念講演録刊行! http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2017-12-08-110104.html 英語原文および日本語の翻訳を収録した対訳講演録を、2018年2月に早川書房より刊行します。 翻訳者は土屋政雄さんです。どうぞお楽しみに。 川端(1899)、大江(1935)、石黒(1954)…20〜30年置きにノーベル賞級の作家が 出る、次は1970〜1980の世代、今40代〜50代の作家の中から出る可能性がある、 大江が新人賞に応募したら一次で落選したみたいな話だな しかも十分ありえそう 川端康成1968年、大江健三郎1994年、 石黒一雄2017年、この調子だと、 次は20年から30年後だな、2040年代くらいに なりそう イシグロは日本人ではあるけど日本の作家じゃない もしも日本だけにいたらあれほどの才能を花開かせることはなかっただろう >>238 そうは言うけど、処女作は長崎の女性を描いたもの 二作目も長崎を連想させる街や日本人を描いたもの 日本という存在が彼を作家としての題材を提供したわけでね 一方的に切り捨てた言い方は妥当ではない だから日本人ってことは否定してない 外側から日本や日本民族を見ることができたからこそ凡百の日本人作家を超えたってはなし 日本の環境だけで大成したとは思えない俺には カズオ・イシグロはイギリス人 中村修二や南部陽一郎はアメリカ人 日本国籍を捨てたんだよ 村上春樹なんかも三分の一くらいはもうアメリカ人みたいなもんだしな >>241 公的証明はそうなるが、何人かはそんな簡単なもんじゃない 本人の自意識がどうなっているか 本人が自分を何人と思っているか 本人のアイデンティティがどうなっているか これが重要である 捨てたと言ってるが、国籍が変わったことはアイデンティティを捨てたこととイコールではない 例えば、格闘家の秋山は、帰化して国籍は日本だが、「俺は韓国人だ」と公言している いくら国籍が日本だろうと、彼は自分を日本人だと思ってないし、日本人の自意識は無いし、アイデンティティは韓国人である 本人が韓国人と言っているのに、「いや、おまえは日本人だ」と日本人が言うことほど滑稽なことはない イシグロ、中村、南部についても同様のことが言える イシグロ、南部は日本人 中村はアメリカ人 ということでいいとみている 社会生活上、便宜的に国籍を変えることはよくあることを考慮すべきだね 教授として募金収集活動をする上で市民権が無いと不味い状況があったりするしな 現代文学の最前線 ミラン・クンデラ フィリップ・ソレルス JMGル・クレジオ トマス・ピンチョン ジョン・バース フィリップ・ロス ドン・デリーロ 大江健三郎 古井由吉 サルマン・ラシュディ 村上春樹 ウラジミール・ソローキン ミシェル・ウエルベックカズオ・イシグロ ノーベル賞とブッカー ピュリッツァーあたりでコーパス作ってる 今200冊くらいかな 主要作品は全部ある 山陽新聞デジタル カズオ・イシグロ氏のスピーチの要旨 http://www.sanyonews.jp/sp/article/639739/1/ スピーチ Nobel Banquet speech by Kazuo Ishiguro, Nobel Prize in Literature 2017 https://youtu.be/NRWMiHlhcew パブロ・ネルーダはガンじゃなくて 毒殺の可能性があるらしいとか 村上春樹以外で日本人作家が文学賞とれる可能性があるのって誰? 中村文則や小川洋子とか? いない まあヒーローを決めていない近年の 翻訳戦略もあるだろうな なんかの英訳シンポで読んだわ 昔よりもマンガ的なエンタメは読まれているかな 東野とかmoribitoとか そういやそうだね 苦海浄土は谷崎と同じ不毛さがあって それは方言や位相といった話し言葉の豊かさが 英訳だとゼロになっていることだね 国際的に評価されたとしても文学的には残念だな これは英訳の必要のない例えばアメリカ黒人文学と 比べて絶望的 なにか方策を考える必要があるが難しい 67年の文学賞候補総数70人のうち、有力候補は7人。 選考委員会のエステリング委員長(当時)は、三島を「多才な作家」と高く評価した。 しかし、川端の存在を理由に最終候補からは漏れた。 委員長は三島の小説「午後の曳航」を挙げ「成熟味を増している」とたたえた。 だが、65年に谷崎潤一郎が死去した後の日本人作家の中では「川端に絶対的な価値がある」と強調し、 川端の繊細で美しい文体を称賛して「三島よりも年配者である川端に軍配を上げたい」として川端を最終候補に選んだ。 過去ログ見てたらカズオ・イシグロの名前を挙げてた人結構いるね。やっぱり実力は評価されてたんだ。 ただ寡作だから現実には難しいとか、まだ若すぎるとかいう意見が大勢だった。 67年の賞についてさらに。候補に挙がった中にはベケット、ベロウ、 ローレンス・ダレル、フォスター、ジョルジュ・シムノン、エズラ・パウンド、 トールキンなど。最終候補にはミゲル・アンヘル・アストゥリアス、 ボルヘス、グレアム・グリーン、オーデン、そして翌年に受賞する ことになる川端がいた。 選考委員長はグリーンを推していたが結局受賞したのはアストゥリアスだった。 https://www.theguardian.com/books/2018/jan/08/nobel-archives-show-graham-greene-might-have-won-1967-prize Who wins the Nobel Prize in Literature 2018? ttps://sports.ladbrokes.com/en-gb/betting/tv-specials/specials/other-specials/2018-nobel-literature-prize/225820315/ Ngugi Wa Thiong'o 5/1 Haruki Murakami 8/1 Margaret Atwood 10/1 Javier Maras 16/1 Ko Un 16/1 Philip Roth 16/1 Martin Amis 50/1 Salman Rushdie 50/1 韓国人が入ってるのに違和感 かなり幼稚な詩を書いてる詩人だからね >>264 さては読んでないな 韓国人すらろくに読んでないし中身を知らないというのに 韓国では村上春樹のほうがよっぽど読まれてる >>265 読んでないのはお前だろ 高銀は日本語訳出てるんだからちゃんと読めよ 2016年の記事がnew yorkerに 上がっているから今日はそれ読むか >>269 その場合、私家版の形で選考委員のためだけにスウェーデン語翻訳を依頼する カールフェルトが死後受賞した前例あるし もしかしてル=グウィンもワンチャン? 石牟礼道子は本当にノーベル賞にふさわしかったと思うよ 50年経たないと候補に入ってたかは分からんけれど、ロングリストには入ってたんじゃないかね 実際に、近い筋から、翻訳数とか必要な要件は全て満たしてアプローチもしていると聞いていた 昔はあまりこのスレでも名前が上がってなかったけど、俺がそのことを書き込んだあたりからはよく名前があがってたね まあ、賞なんてどうだっていいけれど。安らかに ヤフーニュースの見出し 水俣のジャンヌ・ダルク って書いてあるけどマジなん? >>280 具体的に書くと身元がバレちゃうからな 察してくれ 石牟礼道子にやるんなら、中上健次や大西巨人にやるべきだったとは思うわ 中上は早く死んだから無理 大西はろくに翻訳が出てないから無理 石牟礼道子はこの両方のネックがクリアできてた 基本的には5作品以上が英訳されてないと候補にはしてもらえないらしい 石牟礼道子は5作品は翻訳されている(ソース:近い筋) 中上はもちろんその条件はクリアしてるが早く死にすぎた 大西巨人は代表作の神聖喜劇が翻訳されていないと聞く 近い筋に聞いたけど今年はマリリン・ロビンソンかイスマイル・カダレになるらしい meredith mckinney 観念的なのも会話も かなり翻訳上手いな あらあら まあどのみち歳が歳だから次のアジア枠まで頑張るのは大変だったろうけど アジア枠は閻連科と村上春樹しかいないじゃないどうすんだ 余華とかハンガンは? 今年はほぼ確実に女性作家だと思うが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる