ノーベル文学賞候補となっている中国の女性作家・残雪とは??中国メディア
https://news.biglobe.ne.jp/international/1009/rec_191009_1833519907.html

残雪の本名はトウ小華。1
953年に湖南省長沙市で生まれ、70年からある工場に勤務。
医療衛生業務に携わったり、裁縫の店を営んだりした経験もある。
1985年に初めて文学作品を発表し、「新実験文学」というジャンルの文学作品を合わせて700万字以上著作してきた。

残雪は現在、中国で最もパイオニア精神を持ち、独創的な作風が際立つ作家と言える。
米国や日本の文学界でも、彼女は「20世紀中期以降、中国文学で最も創造性に富んだ作家の一人」と称されている。

米国の作家・スーザンソンタグは、「もし、中国でナンバーワンの作家を選ぶとしたら、私は迷うことなく残雪を選ぶ。
中国で彼女の名前を聞いたことがある人は1万人に1人くらいだろうけど」と語ったことがある。

日本の河出書房新社、文藝春秋、米国のノースウェスタン大学出版社、ハルト出版社、イタリアのセオリア出版社、
フランスのガリマール出版社、ドイツのルール大学出版社、湖南文芸出版社など、
著名な出版社10社以上が残雪の作品を出版してきた 。

残雪は、中国国外で翻訳され出版された作品が最も多い中国人女性作家で、
その小説は米国のハーバード大学、コーネル大学、コロンビア大学、東京中央大学、国学院大学などの文学教材になっているほか、
米国や日本などで何度も世界の優秀な小説に選ばれている。
2015年、その長編小説「最後の恋人」(英文版)がブックエキスポ・アメリカの最優秀翻訳文学賞を受賞した。

代表的な作品には、「山上的小屋」、「蒼老たる浮雲」、「突囲表演」、「黄泥街」などがある。
最新作は「赤脚医生」となっている。