賢太の作品を一番文庫で出しているのが、新潮だから
この作品に限って文庫化しないのはおかしいよ。
いよいよ来るべき時が来たってことじゃないかな。

「一私小説書きの日乗」を読むと新潮の編集長とは、
すでにお互いに不倶戴天の敵となって久しい。
文庫の担当部署とももめていた。
そこを何とか担当編集が取り持つ状況が続いている。
(もっともその担当編集者ともときどきもめ事を起こすのは、西村賢太のお約束)
「一私小説書き〜」を読むたびにこの担当がいなくなったら、どうなるのかと
ハラハラしていたんだよね。