>>730
だいぶポンコツになりましたよ♪毎日10時間は眠ってる…というか気絶状態。
で、10時間はボンヤリしたり痛がったりシクシク泣いたり、薬を飲んだり
放射能を浴びたり。骨転移が見つかったので抗がん剤も再開(なんか気休めっぽいと
思うでしょ?私もそう思ったんですが、聞いたら、今でさえ悲鳴が出る
この痛みが赤ちゃんにしか思えないほどトンでもない、痛みの大魔王様が
ジャジャジャジャーンと降臨するので、なにがなんでも進行を抑制せにゃ
ならんそうです。想像しただけでチビりそうなので、考えないことにしてる)。

残った数時間を、比較的ニンゲンらしく過ごしています。カシオトーン弾いたり
(重い楽器は持てなくなっちゃいました)、動画を観たり本を読んだり。
最近は家族や知人のことよりも、コドモ時代のことが頭によく浮かびます。
記憶とか想像力てのはふしぎなもので、何十年ものあいだ思い出せなかった、
コドモ時代によく見た夢の何本かが、ぼんやりしてる時に脳内で再放送
されたんですよ♪近頃は薬のせいだと思うんですけど、寝てるときに夢を
まるで見なくなっちゃってさびしかったんですが、そしたら夢のほうから
昼間に訪ねてきてくれたみたいな気配で、ちょっと感激です♪

こうして文字にするとなんか哀れっぽく読めるかもしれませんけど、
本人的にはちっとも悲しくないんですよ。痛いのは嫌だけど、痛すぎると
気絶しちゃうのでそれもヘッチャラになっちゃった。
感情心持ちのうちに、残念とか心配とか、怨みつらみとか、カウントダウンに
ともなう劇的な感激が、よくも悪くも無い。長らく自分で思いこんでてたより
はるかに薄情な奴なんだなあ私は…とちょっとだけ呆れてます。

私ね、ボケ老人になることがもう怖くてこわくてたまらないニンゲンだったんです。
ですから、脳の損傷よりさきに心肺がイカれちゃうことが確定したいまは
とにかく安心しちゃってるんですよ♪このうえ何か望むのは贅沢てもんです。

幸いガキどもは健康に成人しましたし、いまの家内は30代、元気に働ける頭脳と
結婚して妊娠出産できる頑健な体を持っている。
私はツイてます。すごく運がいいと思いますね♪